りょをた

罠を張ってドボン!「神楯と天門と正義の決断」採用 光デーモン・コマンド

公開日:りょをた

あけましておめでとうございます!(もう2月)
りょをたです。

今回も、デュエル・マスターズのデッキ紹介記事を書かせて頂きます!
前回、私のフェイバリットの1つ《サイバー・J・イレブン》を現環境のカードプールで使うデッキをご紹介しました。
今回ご紹介するのも、私の大好きなクリーチャーのデッキです。

それがこちら!


偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》です!

2012年に登場したこのカードですが、最近、これは相性がいいんじゃないか!?と思えるカードが登場しました。


それがこの《神楯と天門と正義の決断》(パーフェクト・ライト)です。

今回は、この2枚がコラボレーションする「光文明デーモン・コマンド」デッキをご紹介します!

…光文明なのにデーモン・コマンド!?

 

1:光のデーモン・コマンドとは?

そもそもデーモン・コマンドといえば闇文明の目玉種族。
《悪魔神バロム》《混沌の獅子デスライガー》などはご存知の方も多いのではないでしょうか。

ダークで、いかにも闇の住人といった風貌の彼らですが、実は光文明にもデーモン・コマンドが登場していたのです。

2012年発売のエキスパンション「大決戦オールスター12」で登場した彼らは、レインボー獣でもない純粋な光文明でありながら、種族はデーモン・コマンドに属しています。

命名は「推理小説」「ミステリー」をモチーフとし、自分のシールドに関係するクリーチャーが多いのが特徴です。

男の子って、いわゆる、「闇堕ち」が好きですよね。
あとは、「相反するふたつの属性を併せ持つ」みたいな・・・。
「光文明」で「デーモン・コマンド」というそれだけで、だいぶくすぐるものがあります。
特に《アガサ・エルキュール》は、デュエル・マスターズには意外とないマッシブさが特徴的で、それが闇文明ではなく光文明の黄色いカード枠に収まっているアンバランスさが魅力的です。

戦略の中心となるのが、この《偽りの羅刹(コードファイト) アガサ・エルキュール》です。
相手がクリーチャーを召喚すればクリーチャーを、呪文を使用すれば呪文を、それぞれ自分のシールドの中から使用できるという効果を持っています。
このカードの効果で、相手の行動に応じてカウンター的に対応していくというのがこのデッキの基本戦術です。

今回のデッキレシピでは、この《アガサ・エルキュール》で使用する呪文の1つとしてこのカードを採用しています。


2020年1月発売のエキスパンション「超天編第4弾 超超超天! 覚醒ジョギラゴンvs 零龍卍誕(ゼーロンばんたん)」で登場した《神楯と天門と正義の決断》です。

  • シールドを1枚増やす。
  • 「ブロッカー」をノーコスト召喚する。
  • 相手のクリーチャーを1体タップし、さらに次のターンアンタップできなくする。

という3つの効果のうち、好きなものを2回まで選択して使用できるという効果を持っています。
同じものを2度選んでもよいので、状況に応じて柔軟に対応できるカードです。

このカードの能力を存分に生かすデッキとして、

  • シールドを操ることができ、
  • 光文明のため重量級のブロッカーを出すうまみがあり、
  • これらの効果を「アガサ・エルキュール」の効果で相手のターンに使用することができる。

という噛み合いがある、光デーモン・コマンドデッキが選ばれました。
それでは、具体的なデッキ構築に参りましょう。

 

2:デッキレシピ

メインデッキ

偽りの羅刹 アガサ・エルキュール ×4
神楯と天門と正義の決断 ×3
クリスティ・ゲート ×4
犯罪紳士 カンゼンクライム ×1
懐疑の虎狼 ミラーズホロウ/汝はアンノウンなりや? ×2
悪魔聖霊フンボルト ×4
悪魔聖霊バルホルス ×2
「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード ×2
エメラル ×1
アクア・スーパーエメラル ×2
プロテクション・サークル ×4
超次元ブルーホワイト・ホール ×3
超次元ドラヴィタ・ホール ×2
シークレット・クロックタワー ×4
目的不明の作戦 ×1
龍素知新 ×1
失われし禁術の復元 ×4

超次元ゾーン

時空の不滅ギャラクシー/撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー ×1
時空の精圧ドラヴィタ/龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ ×1
時空の雷龍チャクラ/雷竜の覚醒者グレート・チャクラ ×1
時空の霊魔シュヴァル/霊魔の覚醒者シューヴェルト ×2
アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉
   /弩級合身!ジェット・カスケード・アタック ×1
勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレ・ドラゴン ×2

 

3:各カード解説


《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》 ×4

このデッキのキーカードです。
相手の行動に応じて、対応するカードを自分のシールドからプレイする効果を持っています。
相手がクリーチャーを召喚してきたら後述する《フンボルト》を召喚してそのクリーチャーを封じたり、呪文を使用してきたら《神楯と天門と正義の決断》をプレイしたりできます。
これが機能しているだけで、相手には「カウンターされるかもしれない」という大きなプレッシャーを与えることが可能です。

自身がT・ブレイカーでもあるため、もう1体デーモン・コマンドを並べればそれだけで相手のシールドを破壊しきれるパワフルさも魅力的。
またその際、相手の「S・トリガー」にも反応することができるため追撃の要員も用意しやすく、攻守ともに優れたカードと言えます。

 


《神楯と天門と正義の決断》 ×3

今回のコンセプトカードの1枚です。
「シールド追加」「ブロッカー召喚」「タップ」の中から合計2回まで好きに使えるという細やかなカードです。
これを《アガサ・エルキュール》から経由して発動するため、相手からしたら何か呪文を使っただけで大惨事です。

後半になると自分のクリーチャーも数が多くなってくるため、このカード自身の持つ「シンパシー」によって手札から普通にコストを支払ってプレイすることもできるでしょう。総じて使いやすいカードだと言えます。

 


《クリスティ・ゲート》 ×4

自分のシールドを裏向きのまま1枚選択し、それが光のデーモン・コマンドであればノーコストでバトルゾーンに出すことができます。

このデッキはできるだけ早く《アガサ・エルキュール》を場に出してプレッシャーを与えたいため、序盤は「シールドにアガサ・エルキュールを仕込む」クリスティ・ゲート》という動きを最優先で行います。

 


《犯罪紳士 カンゼンクライム》 ×1

召喚時に墓地の「S・トリガー」呪文を全て回収することができます。
これによって《クリスティ・ゲート》や、後述する《目的不明の作戦》《失われし禁術の復元》の再利用が期待できます。

攻撃面でも優秀なカードで、相手が「S・トリガー」を使用すると、自分も手札から「S・トリガー」を使用できるのです。
これによって、たとえ相手の「S・トリガー」《アガサ・エルキュール》が除去されてしまっても、《カンゼンクライム》の効果で《クリスティ・ゲート》を使用してシールドから2枚目の《アガサ・エルキュール》を用意するなどでき、戦線維持が非常に楽になります。

活躍させるには「墓地にS・トリガー呪文がある」「相手にS・トリガーを使ってもらう」など条件の多いカードのため、枚数は絞っています。

 


《懐疑の虎狼 ミラーズホロウ/汝はアンノウンなりや?》 ×2

《ミラーズホロウの人狼》《汝は人狼なりや?》と、上下ともテーブルゲーム「人狼」をモチーフにしたこのツインパクトカードは、使いやすい手札補充。
特にクリーチャー面の《ミラーズホロウ》はブロッカーでもあるため、《神楯と天門と正義の決断》で召喚する選択肢にもなります。

 


《悪魔聖霊フンボルト》 ×4

召喚すると相手のクリーチャーを1体選び、その同名のカードをシールド送りにする除去カードです。
選ばれた1体はもちろん「同名カード」に含まれるため、最低1体は除去することができます。2体以上いた場合はさらに強力です。最近はGR召喚によって同じクリーチャーを大量展開されることが少なからずありますので期待値は高め。

 


《悪魔聖霊バルホルス》 ×2

いわゆる「無限ブロッカー」。ブロック後にアンタップされるブロッカーです。
さらに相手クリーチャーに攻撃を強制する効果もあるため、低パワーのクリーチャーは全てこのクリーチャーに激突していきます。
《フンボルト》と同じくGR召喚が主流の今だからこそ活躍が見込めるカードです。GRクリーチャーは高パワーのものは少ないため、これ1枚で制圧することが期待できます。

 


《「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード》 ×2

自分のクリーチャーに、シールドを犠牲にして耐性を与える効果を持っています。《アガサ・エルキュール》を場に維持したいデッキのため、手札に加えたいシールドを犠牲にして生き残らせましょう。

 

《エメラル》 ×1
《アクア・スーパーエメラル》 ×2
《プロテクション・サークル》 ×4

軽量の、シールドを手札から仕込めるカードです。
序盤は《アガサ・エルキュール》を仕込んで《クリスティ・ゲート》に繋げたり、それ以降は相手の動きを見て《アガサ・エルキュール》でカウンターに使うと機能しそうなカードを仕込んだりします。
使い所は難しいですが、それだけに相手を罠に嵌めたときの爽快感はひとしお。

 

《超次元ブルーホワイト・ホール》 ×3
《超次元ドラヴィタ・ホール》 ×2

超次元ゾーンからクリーチャーを呼び出す「超次元呪文」です。
このデッキでは相手ターン中、状況に応じて好きな超次元クリーチャーを呼び出すことができるので非常に柔軟なカードです。
《ブルーホワイト・ホール》はシールドを追加することもできるため更なるカウンターのサポートをしたり、最近殿堂入り(デッキに1枚しか入れてはいけない公式ルール)が解除された《ドラヴィタ・ホール》は墓地の呪文を回収できるため《クリスティ・ゲート》などを再びプレイしたりできます。

 


《シークレット・クロックタワー》 ×4

このデッキは《アガサ・エルキュール》《クリスティ・ゲート》「何かシールドを仕込むカード」が手札に揃ってこそ動くことができるデッキのため、こういった手札補充カードが必要だと考え採用しました。

《プロテクション・サークル》など3マナのカードでを3ターン目にプレイすることで動き始めるこのデッキでは、2ターン目・2マナ目でそのために準備するのがスマートです。
そのため2マナで、さらにデッキの上から3枚ものカードに干渉でき必要なカードに手が届きやすくなるこのカードをチョイスしています。

 

《目的不明の作戦》 ×1
《龍素知新》 ×1
《失われし禁術の復元》 ×4

墓地の呪文をノーコストで使用できる呪文です。
《アガサ・エルキュール》の効果で、墓地にある呪文を使用することができるも同然になるため、選択肢が非常に広がります。

 

《時空の不滅ギャラクシー/撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》 ×1

場を離れる代わりに覚醒する(裏返って別のクリーチャーになる)というカードです。
「除去に対する耐性がある」とも言えますので、超次元呪文からとりあえず出す、という使い方が多いです。覚醒すると《キング・オブ・ギャラクシー》になり、自軍の全てのクリーチャーをブロッカーにします。

《アガサ・エルキュール》でシールドからカードをプレイする性質上、シールドは資本です。ブロッカーが増えることで、「ブレイクされ尽くしてしまう」という状況を防ぐことができます。

 

《時空の精圧ドラヴィタ/龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》 ×1

相手が呪文を唱えると相手クリーチャーをタップするという、これまたカウンター効果を備えたクリーチャー。
バトルに勝つたびにアンタップできる効果もあるため、自身の効果や《神楯と天文と正義の決断》などでタップした低パワークリーチャーを壊滅させることができます。

 

《時空の雷龍チャクラ/雷竜の覚醒者グレート・チャクラ》 ×1

《チャクラ》自身は特別な効果を持たないのですが、放置すると覚醒条件の「シールドの数が相手以上である」を満たしてしまい、《グレート・チャクラ》に覚醒してしまいます。
こちらはT・ブレイカーのブロッカーで、「解除」(場を離れる代わりに《チャクラ》に戻ることで生き残る)効果があるため、一度覚醒してしまうと処理が難しいうえ、そのまま勝負を持って行きかねない強力なクリーチャーです。

相手としては《チャクラ》であるうちに処理したいところですが、そうして行動を起こすと《アガサ・エルキュール》によるカウンターを踏んでしまう恐れがあるため、心理的にプレッシャーをかけられるカードです。

 

《時空の霊魔シュヴァル/霊魔の覚醒者シューヴェルト》 ×2

コスト6以上のデーモン・コマンドかエンジェル・コマンドが2体以上いれば、《シュヴァル》《シューヴェルト》に覚醒します。このデッキのクリーチャーはほとんどがそれに該当するため、条件を満たすのは容易でしょう。

《シューヴェルト》もまたカウンタータイプのカード。相手がクリーチャーを出せば自分のシールドが1枚増え、相手が呪文を使えば相手のシールドが1枚ブレイクされます。シールドが資本のこのデッキには嬉しい効果です。

 

《アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック》 ×1

自ターン最初のドローを2枚に変えてくれます。
これが生き残っているだけで膨大なアドバンテージが期待できるため、「とりあえず出す」カードです。
自分を含めてハンター種族がアタックされない効果をもっているため、火文明や自然文明に多い、「アンタップクリーチャーを攻撃できる」カードから逃れられるのも高ポイント。

 

《勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレ・ドラゴン》 ×2

召喚すると相手クリーチャーのアタックとブロックを封じる効果を持っています。《アガサ・エルキュール》を経由して相手ターンに召喚できるため、相手の攻め手を狂わすことのできる、出番の多いカードです。

 

 

4:改造するなら?

デッキの性質上、自分のシールドが少なくなればなるほどプレイが苦しくなります。つまり、《アガサ・エルキュール》《バルホルス》の召喚前に、軽量の攻め手の速いデッキなどにシールドをブレイクされ尽くしてしまう展開にはついていけなくなってしまう恐れがあります。
これを防ぐためにはやはり、「S・トリガー」の増量が妥当でしょう。

相手クリーチャーを全員タップしつつシールドを増やしてくれる《DNA・スパーク》や、最新弾「謎のブラックボックスパック」で登場した類似カード《AND・スパーク》は、このデッキに必要なところを埋め合わせてくれていて好相性です。

 

また、定番の《光牙忍ハヤブサマル》ももちろん有用です。
アプローチを変えて、《青守銀 シルト/解体事変》による手札破壊で、相手のやりたいことを妨害することで攻め手を遅らせのも効果的と言えるでしょう。

数ある手札破壊カードの中でもこのカードは、クリーチャー面が3マナのシールドを仕込む効果のカードのため、自分のしたい動きに貢献してくれるところが相性がよいと言えます。

 

5:終わりに

いかがだったでしょうか?

相手ターンに罠を張って適したカウンターを決めるような動きの「光デーモン・コマンド」。デュエル・マスターズの他のデッキには中々ない使い味が魅力的です。

どちらかといえばコントロールデッキを好む筆者ですが、相手の呼吸を読んで罠を張るこのデッキは、相手との丁々発止といった感じのやりとりのようなものがある気がして非常に気に入っています。

ご興味が湧いた方、ぜひお試しください!

それでは!

 

画像出典(一部)デュエル・マスターズ公式サイト

 

 

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