ZXION ボードゲームディープ

トナカイ不在?ちょっと遅れたサンタさん『サンタクルーズ』

公開日:Zxion

毎度!
ゼクシオンことぜっくんです。

良い子にしてた皆様の所にはサンタさん、来ましたか?
なぜか僕のところには来てくれませんでした。
おかしいなぁ。

え?お正月?
やだなぁ、何言ってるんですか、サンタさんがこないとクリスマス終わんないじゃないですかぁ。

 

というわけで、今回は『サンタクルーズ』というゲームを紹介します。
ここまでサンタサンタ言ってましたがあのサンタさんとは完全に無関係です。
じゃあなぜこれを今回選んだかというと、サンタクロースとサンタクルーズの響きが似ていたからです。
テヘペロ☆

 

1.サンタクルーズ

サンタクルーズ箱

『サンタクルーズ Santa Cruz』
プレイ人数:2~4人
対象年齢:8才~
プレイ時間:45分~

 

『サンタクルーズ』は2012年に発売されたゲームで作者は「マルセル=アンドレ・カサソラ・メルクル」、メーカーは「ハンス イム グリュック出版」。プレイヤーは、サンタクルーズ島に殖民するために他のプレイヤー達とともに資源を集め、建築を行っていきます。
ゲーム終了時に最も獲得した得点の高いプレイヤーが、このゲームの勝者です。

 

2.ゲームの準備(セットアップ)

A:建物の受け取り 
各プレイヤーは、好きな色の建物コマを受け取ります。
使用せずに余った色は使用しないので箱の中に戻しておきましょう。

プレイヤーが受け取る建物コマは以下の通りです。
 灯台×2
 教会×3
 住宅×8

建物コマ
左から順に、灯台・教会・住宅となっている。

 

B:ゲームボードのレイアウト決定 
3種類のタイルをそれぞれシャッフルし、ゲームボードに裏向きのまま置いていきます。
 火山タイル(赤:六角形)→火山スペース
 通常タイル(黄:四角形)→通常スペース
 沿岸タイル(青:楕円形)→沿岸スペース

タイル配置
配置場所は決まっているが、内容はランダム。

沿岸タイルだけは、配置した後すぐに表向きにして内容を公開します。

 

C:鳥チップの準備 
すべて裏向きにしてよくシャッフルします。
ボードの横に積んでおいてください。

鳥チップ
1~3点の追加得点が得られる素敵チップ。 ガチャ大好き☆

 中身が見えない小型の袋をお持ちならその中に適当にチップを入れ、都度ランダムに引くことにしてもいいでしょう。

 

D:50点マーカーの準備 
ボード上の方位磁針の上に置きます。

50点マーカー
好みの色なんですけど、プレイヤー専用じゃないんです。

 

E:得点カードの準備 
得点カードをすべてまとめてシャッフルし、プレイ人数に応じた枚数を配ります。
2人なら4枚、3人なら3枚、4人なら2枚ずつ、各プレイヤーに裏向きのままで配ります。

得点カード
プレイ人数によって配られる枚数が異なる。

余ったカードは裏向きの山札としてボードの横に置いておきます。

 

F:スタートプレイヤーの決定と建築カードセットの選択 
スタートプレイヤーとなるプレイヤーを決定します。
そして、建築カードをプレイ人数に関わらず、下記の表の通りに決められた内容で4セット準備します。

得点カード

 ダブルムーブ
川セット1231
道セット1411
船セット3211
バランス2221

スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーから反時計回りに、好きな建築カードのセットを選んでそれを受け取ります。
4人プレイの場合はスタートプレイヤーとなる人にセットの選択権はありませんが、2~3人プレイの場合は選ばれないセットがあるため、スタートプレイヤーでもセットを選択することができます。
選ばれずに余ってしまったセットは使用しないので、箱に戻します。

もしこのゲームを初めてプレイする人がいる場合はカードセットはランダムに配ることが推奨されています。

これで準備は完了です。
スタートプレイヤーから時計回りでゲームは進行していきます。

 

…ところでこの記事をご覧の皆様はマイカラーを決めていますか?
僕は普段はボードゲーマーにはお馴染みのあの人リスペクトで緑推しです。

フリードマン・フリーゼ

Friedemann Friese(1970/6/5~)

ドイツのボードゲームデザイナー。
緑色に染めた髪の毛がトレードマーク(?)の人。
氏の作るボードゲームは頭文字が「F」で統一されている。
「ボドゲといえば緑」的なイメージは大体この人のせいだと思う。

最近の作品で有名なのは、
「フリードマンフリーゼのフォッペン」
「フリードマンフリーゼのサンドキャッスル」
とか。
箱の色も緑が多い。

 

 

まぁ、そんなわけで結構競合しやすい色なので、ぶっちゃけ何色でもいいんですけどね。
あまり見かけないですが、木材の色味を残したままのコマがある時はそれを優先して選びます。

木材の色味を残しているやつ
これこれ、こういう色が良いんだよ…。

 

3.ゲームの流れ ラウンド1

各プレイヤーは「上陸」をした後、カードをプレイして「建築」「得点」を行ないます。
カードのプレイを繰り返していき、各プレイヤーが手持ちのカードをプレイし、全て無くなったらラウンド1は終了します。

 

A:上陸 
各プレイヤーは、最初の手番で島に上陸します。
スタートプレイヤーはまだ建物が建っていない好きな沿岸タイルを選び、対応する建物を建てます。
これが「上陸」です。

上陸
沿岸タイルならどこでもOK。

「上陸」ではカードのプレイは行ないません。
対応する建物の配置が終わったら時計回り順で次のプレイヤーが同じく上陸を行ない全プレイヤーが「上陸」を行ないます。

 

B:カードのプレイ 
上陸後の手番(2手番目以降)では各プレイヤーは必ずカードを1枚プレイしなければなりません。
ラウンドの終了まで「カードのプレイ」を繰り返していきます。
カードのプレイには建築カードをプレイして行なう「建築」と、得点カードをプレイして行なう「得点」があります。

得点カードと建築カードは、他のプレイヤーが判別できるように分けて手札にしておきます。
手札の内容を公開しておく必要はありません。

また、カードのプレイで使用したカードは、内容とプレイ順、各枚数がわかるように区別して自分の前に並べていきます。

 

C:ラウンドの終了 
各プレイヤーが手持ちのカードを全てプレイし終わったところでラウンド1は終了します。

 

3-1.建築について

ボード上のタイルの上に自分の建物コマを配置することを「建築」と呼びます。
「建築」は、建築カードのプレイによって行なわれます。
(ラウンドの最初に行なう「上陸」の時にはカードはプレイしません。)
プレイしたカードに対応したタイルの上に建物を「建築」することができます。
建築をするコマはそのタイルに書かれている建物になります。

タイルの上に建物を建築する場合、後述する例外を除き1)下記、「「建築」の特殊な状況内の建築ルールの例外」を参照、他の建物が建築されていないことが条件です。

 

・建築カードのプレイ
カードによって建築を行なえるタイルが異なります。

《船カード》
船カード
上陸で置いたコマに隣接している必要はないです。
《船カード》は沿岸タイル上に建築ができます。
まだ建物が置かれていない好きなタイルが選べます。

 

《川カード》
川カード
ちょっとわかりにくいけど、ボードの絵を見れば大丈夫。
《川カード》をプレイした場合、自分が建築済みの建物が最低1つ存在する川に建築ができます。
川と接していたり、川の上にあるタイル上に自分の建物が建っていればOKです。
自分の建物が建っている川と同じ川の上にあるタイルであれば、どれだけ離れていても建築可能です。

 

《道カード》
道カード
こちらはボードを良く見ればすぐにわかりますね。

《道カード》をプレイした場合、自分の建築済みの建物と道によってつながっているタイルの上に建築ができます。

 

《ダブルムーブカード》
ダブルムーブ
スタートダッシュに使うか、ここぞの場面の為に温存するか、とても悩ましい。
《ダブルムーブカード》をプレイした場合、最大2ヶ所のタイルに建物を建築することが可能になります。
このカードは1手番で上記のカードいずれかを2回使用したものとして効力を発揮します。(船×2 or 川×2 or 道×2 いずれかとして扱う)
手番をまたいで効果を持ち越しすることはできません。
また、《川カード》として使用した場合、条件次第では建築ができない場合もあります。

 

・建物の配置 
建物を配置するときは、タイルに書かれている建物コマを使用します。
建物コマは自分の手持ちのコマから使用しなければなりません。

タイルとコマ
灯台が建築できるタイルは沿岸タイルしかありません。

 

・建築による得点 
タイルの中の白い数字が得られる得点です。
建築を行なったら即座に得点し、ボードの得点マーカーを進めます。

タイルの得点
左から2点、3点、3点が獲得できます。

タイルの中には「+X」のように数字が書かれている場合があります。
この数字は「魚ボーナス」により獲得できる得点です。

魚付きタイル
ボーナス大好きィ!!

「魚ボーナス」は、建築により得られる得点とは少し違うので一旦無視してください。
詳しくは後述の「3-2得点カード(資源)による得点」の《魚》で解説しています。

 

・鳥チップの獲得 
タイルには「鳥チップアイコン」が書かれているものがあります。

鳥チップアイコンタイル
ボーナス大好きィ!!(2回目)

このアイコンが書かれたタイルに建築を行なった場合、鳥チップをランダムに1枚獲得することができます。
獲得した鳥チップの内容は自分だけが確認でき、獲得した鳥チップは裏向きで手元に置いておきます。

 

・タイルを表向きにする 
自分が建築を行なったタイルと道や川で隣接しているタイルを表向きにします。
(もし、この処理を忘れてしまっていたなら、気づいた時でよいので必ず表向きにします。)

これで、「カードのプレイ/建築」は終了です。

 

「建築」の特殊な状況

  • 建築ルールの例外
    通常、既に建物が建築されているタイルの上には建築できません。
    ただし、各ラウンドにおける最終手番のプレイヤー(スタートプレイヤーの右隣)は、各ラウンド1度だけこのルールを無視できます。

    建築の例外
    ラウンド中に1度だけ許されている最終手番プレイヤーのとっておき。

    建物を建築するための条件がしっかり揃っていれば、他のプレイヤーの建物が既に建築されているタイル上であったとしても自分の建物を建てることができます。

  • 建築ができない
    プレイヤーは必ず建築を行なう必要があります。
    しかし、建物コマの不足や手札・ボード上の状況などにより建物の建築ができない場合があります。
    そういった状況になってしまったら、カードをプレイして、何もせずに手番終了となります。
  • 裏向きのタイル
    《川カード》をプレイした際に裏向きのタイルに対して建築を試みることがあります。
    この時、建築したいタイルを表向きにします。
    表向きにしたタイルに書かれている建物を建築しなければなりません。
    何らかの理由で建築することが不可能な場合は手番終了となります。

 

3-2.得点について

上記の「B.カードのプレイ2)3.ゲームの流れ ラウンド1」参照」で得点カードをプレイした場合、カードに書かれている条件を満たしていたら即座に得点が獲得できます。
得点を獲得したら得点トラックのコマを動かして得点を加算してください。

得点カード
カード上部左右の白抜き数字が獲得できる得点となります。

注意してほしいのは、カードを使用したプレイヤーだけではなくカードに書かれた条件を満たしているプレイヤー全員が得点を獲得できるという点です。
このゲームで有利になるためには、自分だけが得点を獲得できるようなタイミングで上手く得点カードを使っていく必要があります。

 

・得点の種類 

いくつかのタイルには資源(や動物)が描かれています。
そのタイルに建物を建ててあるプレイヤーは、タイルに書かれている資源を持っていることになります。

資源タイル
資源自体は全部で5種類。

 

得点カード(資源)による得点

得点カードが使用されたとき、全てのプレイヤーは対応する資源を持っているか確認します。
対応する資源を持っているプレイヤーは全員カードに書かれている得点を獲得します。
このとき、対応する資源を複数持っていたとしても、得点が倍になったりすることはありません。

得点カード/資源

《羊》:建築されたタイルに羊が1匹でもいるプレイヤーは7点獲得。

:建築されたタイルに魚が1匹でもいるプレイヤーは5点獲得。
さらに、自分の建物が建築されたタイルに書かれている「+X」の数字も全て加算して「魚ボーナス」として追加で獲得できます。

《木材》:建築されたタイルに木材が1つでもあるプレイヤーは6点獲得。

《砂糖》:建築されたタイルに砂糖が1つでもあるプレイヤーは7点獲得。

《羊+魚》:建築されたタイルに羊と魚が最低1匹ずついるプレイヤーは7点獲得。
どちらか片方しかいない場合は、3点獲得。

《木材+砂糖》:建築されたタイルに木材と砂糖が最低1つずつあるプレイヤーは7点獲得。
どちらか片方しかいない場合は、3点獲得。

《金(6)》:建築されたタイルに金が1つでもあるプレイヤーは6点獲得。

《金(10)》:建築されたタイルに金が1つでもあるプレイヤーは10点獲得。

 

得点カード(建物)による得点

建物の数や、建築したタイルの位置によって得点を獲得します。

得点カード/建物1

《4つの住宅》:既に4つの住宅を建築しているプレイヤーは6点獲得。

《バラエティ》:少なくとも3種の建物を1つずつ建築しているプレイヤーは6点獲得。
(灯台・教会・住宅をそれぞれ1つずつ以上建築している)

《街道》:少なくとも4つの建物を隣接させて建築しているプレイヤーは7点獲得。
一筆書きで連続している必要はなく、分岐していても4つ以上の建物が隣接していればOK。
ただし、川でつながっている建物は隣接とはみなされないので注意。

 

得点カード/建物2

上の画像にある5種類のカードも建物についての得点カードですが、こちらは対象の建物の数だけ得点が増減します。

《沿岸》:各プレイヤーは沿岸タイルに建築した自分の建物1つにつき3点獲得。

《川》:各プレイヤーは川の上のタイルに建築した自分の建物1つにつき3点獲得。

《火山》:各プレイヤーは火山タイルに建築した自分の建物1つにつき3点獲得。

《鳥チップ》:各プレイヤーは自分が所持している鳥チップの「枚数」1つにつき2点獲得。

《噴火》:各プレイヤーは火山タイルに建築した自分の建物1つにつき-2点され、火山タイル上の建物をすべて一時的にゲームから取り除きます。
一時的に取り除かれた建物はラウンドの終了時に手元に戻ります。
建物が取り除かれたタイルには次の手番のプレイヤーから(可能であれば)通常通り建物の建築が可能です。

 

3-3.得点の優劣(順位)について

ゲーム中に得点を獲得し得点トラックにある自分のコマを動かす際に、動かす先に他のプレイヤーのコマがあった場合、順位がわかるように動かします。

得点トラック
順番は大事!

得点が増加したときでも減少した時でも、動かした所に先にいたコマの方が順位が上になります。
そうでない場合、純粋に得点が高いプレイヤーの方が順位が上になります。
順位が非常に重要なゲームですので、区別がつくようにしておきましょう。

 

4.ゲームの流れ/ラウンド2

ラウンド1で受け取った手札を全てのプレイヤーが使い終わったらラウンド1が終了します。
ラウンド2もラウンド1と同様に「上陸」から始まります。
しかし、ラウンド2ではいくつか異なる部分があります。

 

4-1.ラウンド2の準備

ラウンド2を開始する前に、各プレイヤーはボード上に配置してある建物コマを全て回収します。
この時「得点カード:《噴火》」によって取り除かれてしまった建物コマも戻してください。

鳥チップはそのままゲーム終了時まで手元で保持しておきます。
プレイしたカードには触れずにそのままにしておいて下さい。

ラウンド1で獲得した得点が最も少なかったプレイヤーから順番に、ラウンド2で使用したいと思う手札のセットを選択し、受け取ります。

手札のセットは各プレイヤーの前に置いてある、まだ選ばれていないカードの列から選ぶことができます。
選択したセットは、建築カードだけでなく得点カードも含めた全てのカードが手札となります。
この時、もし残っているならラウンド1で自分が使ったカードセットを選択し、手札としてもかまいません。

全てのプレイヤーが手札を受け取ったら、各プレイヤーは得点カードの山札から1枚引き、手札に加えます。
その後、手札の中の得点カードから1枚を選択して捨て札にします。
捨て札にする得点カードは他のプレイヤーに見せないように裏向きで捨て札にします。

ラウンド2のスタートプレイヤーは最も獲得した得点が低いプレイヤーです。
最も得点が低いプレイヤーが複数いる場合、より順位が低いプレイヤーです。

 

4-2.ラウンド2の開始

ゲームの流れはラウンド1と変わりません。

 A.上陸 
 B.カードのプレイ 
 C.ゲームの終了 

となります。

各プレイヤーが手持ちのカードを全てプレイし終わったらゲーム終了です。

スタートプレイヤーから順にこれまでに獲得した鳥チップの点数を加算し、勝敗を決定します。
最も得点が高く、最も先頭にいるプレイヤーの勝利です。

 

5.あとがき

サンタクルーズ、「ラウンド2からが本番」感があってすごい良いです。
もうラウンド1が半分チュートリアルみたいな感じ。

前半で出遅れても強かったプレイヤーの手札を選択して使えば追いつけないこともなさそう。
ボード上のタイルも見えている部分はそのままというのがまた…。
言語依存もなし。
良き。

ちなみにそこそこゲーム慣れしてる4人の初回プレイ、インスト込みで1時間ちょいといったところ。
カードのプレイとコマの配置だけと言えばそれだけなので、プレイ感はとても軽い。
広そうに見えて意外と狭い島なので他のプレイヤーの動向を少し気に掛けつつカードを使っていかないと割りと詰む。
プレイしてみた感じ川セットがキツそう。
あれは馴れてる人向けじゃなかろうか…。

 

あ、サンタさんこないならもうクリスマスとかいいんで、僕にお年玉ください。
あけおめ!
ことよろ!
ほら、さあ、…お年玉ください!!!

 

今回はここまでッスー。

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

脚注   [ + ]

Zxion

ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。

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