ボードゲーム遊び方紹介 第26回 DOS
UNOのきょうだい版・DOSを紹介します。
まずは各自カードを1枚ずつ取ります。特殊カードは0とみなし、数字の一番大きい人が親になります。
カードはよくシャッフルして、1人につき7枚ずつ伏せて配り、残ったカードは山札にします。山札からカードを2枚めくって、センターカードとして、ゲームスタート。
順番は親の左隣にいる人から時計回りです。
手札にセンターカードの1枚と同じ数字のカード、あるいは2枚足して同じ数字になるカードがあれば、そのカードをセンターカードに重ねます。
画像のセンターカードは緑の10と赤の10です。この場合、手札にある赤の10と青の10をそれぞれのセンターカードに重ねて捨てることができます。
センターカードの赤の10の上に、手札の赤の10を捨てられたら、シングルカラーマッチといって、順番の最後に手札から1枚好きなカードを選んで、センターカードにできるボーナスを得られます。
2枚足すと同じ数字になるカードの色が、2枚ともセンターカードと同じ色だったら、同じように順番の最後にダブルカラーマッチというボーナスを得られます。シングルカラーマッチと同様に、手札から好きなカードを選んでセンターカードにすることができ、さらに他のプレイヤー全員に山札から1枚カードを引かせることができます。
ボーナスによってセンターカードは増えていきますが、場には最低2枚は必要になります。
カードを出したくなかったり、数字のあうカードが手札になかったりする場合は、山札から1枚引きます。
1周したら、出したカードとセンターカードをすべて、捨て札置き場に捨てます。山札から2枚めくって新たなセンターカードとして、次の周が始まります。
特殊カードは2種類あります。ひとつは、全色と数字の2が大きく描かれたワイルドDOSカードです。数字は2のみですが、持っている人の好きな色にできます。センターカードがこのカードの場合も、カードを出す人が好きな色を指定できます。例えば、センターカードが赤の10の場合、赤の8とワイルドDOSカードを持っていたら、8と2を足して赤の10としてダブルマッチカラーボーナスを獲得することができます。
もうひとつの特殊カードは、シャープの描かれたワイルドナンバーカードです。好きな数字を選ぶことができるので、シングルマッチカラーボーナスを得られやすくなります。センターカードがワイルドナンバーカードの場合も、次の人は自由に数字を選べます。手持ちの同じ色のカードと足してダブルマッチカラーボーナスを狙うこともできます。
手札が2枚になったら、「ドス!」と言います。言い忘れたときは、誰かに指摘されたらペナルティとして山札からカードを2枚引かないとなりません。スルーされたら、そのままで構いません。
最初にカードがなくなった人が勝利者となり、ゲームは終了です。
センターカードの数字が小さいとマッチしにくくなり、手札がどんどん増えますが、大きい数字から捨てていき、特殊カードを使いこなすと勝ちやすくなります。
1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
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