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【ボードゲームディープ】GM2018秋で買ってきたもの紹介 <ハピエストタウン第2版>

公開日: / 更新日:Zxion

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毎度!
Zxionことぜっくんです。
いやー、既に次のゲムマが待ち遠しいです。

今回はいろんな意味で今更ですが、GM2018秋で買ってきたハピエストタウンというゲームをご紹介・レビューしたいと思います。

 

幸せな街を作ろう! 『ハピエストタウン』

ハピエストタウンパッケージ
生きているからはっぴーだー!

『ハピエストタウン』
企画:さとーふぁみりあ
製造販売:ホッパーエンターテイメント

ハピエストタウンの初版はGM2018春でした。
2018秋で第2版を販売。
初版と比べてコンポーネントがかなり変更されています。

 

  初 版 第2版
コイン 25mm木製チップ 20mm厚紙チップ
スタPマーカー 木製コマ 紙製カード
箱サイズ 141×101×28 134×101×36
カード枚数 83枚(プロモ8枚含む) 85枚(スタPカード除く)
カードサイズ 44×63 44×63(変更なし)
価格 2300円 1600円

 

初版よりも第2版の方が価格が安くなっています。
価格が下がったことで非常に手が出しやすくなりました。
その代わりにコンポーネントの一部がダウングレード。
個人的には第2版の内容で十分だと思っています。
気に入らなければ自前のコインやスタPマーカー使うでしょうし、入っていないわけではないので。

さらに、初版でプロモ扱いだったカードが通常収録されており、インフラカードが2種類追加されています。
初版でも収録されていたインフラカードに「港」というカードがあるのですが、こちらのカードは効果が調整されています。
多分箱裏に書かれている「港」が調整前のものだと思います。

 

箱裏と港カード
ちょっとぼやけてますが…調整前(箱絵)と調整後(カード)。

調整前の効果は、獲得者自身が即座に3金得るのと同時に、他の各プレイヤーも即座に1金得てしまうというデメリット付きでした。
調整後は獲得者自身のみが即座に3金得て、幸福度1のカードとして自分の場に建てられます。
港を獲得すると他のプレイヤーが得をしてしまうデメリットがなくなったので、気軽に取れるようになった感じですね。

 

『ハピエストタウン』遊び方

手持ちのお金を使い、公開された施設カードを購入していき、誰よりも幸せな街を目指すのが目的です。
建物を建てて、人口と幸福度を増やすことで幸せな街を作っていきます。

各プレイヤーは自分の場に初期配置カードとなる「コンビニ」と2金を受け取ります。
全体の場には購入していくべきカードや条件を満たせば獲得することができるカードを並べていき、適当なところに銀行(お金置き場)を作ります。

セットアップ画面
セットアップした状態。上から順に、インフラ・住宅・施設山札・公開施設。適当なところに捨て札置き場を作る。

 

スタートプレイヤーは「はじめの市長」と書かれたカード(スタPマーカー)を受け取り、ゲームを開始します。
まず自分の場に置かれている施設全てのお金のマークを確認し、書かれている数字分のお金を銀行から受け取ります。
最初は3金スタートみたいなものですね。

初期カード
コンビニなら1金でる。

 

その後、公開されている施設カードの中から任意枚数捨て札にして、3枚になるまで3種類の好きな山札の組み合わせからカードを公開していきます。
1枚も捨て札にしなくてもかまいません。
ターンプレイヤーは、公開されている施設と住宅カード(以下建物カード)のいずれかから手持ちのお金で購入可能な建物カードを購入し、自分の場に置くことができます。

建物カード
左上がカードの価格・名称、その下に施設タイプ、カード下にはその建物を建てることで得られる効果が書かれている。

ただし、既に自分が持っている建物と同じ名前の建物カードを購入することはできません。
建物カードを購入する際に使ったお金は銀行へ戻します。
どれだけお金を持っていても1ターン中に購入できる建物カードは1つまでです。

 

建物カードを建てることで公開されているインフラカードの条件を満たすことができたら、該当するインフラカードを自分の場に建てることができます。
(複数のインフラカードの条件を満たしたとしても自分の場に建てることができるインフラカードは1軒のみ。)

インフラカード
カード上部左側が条件で、下部が得られる効果。

インフラカードは複数種類を建てることができません。
つまり、ゲームを通して1人のプレイヤーは最大で1枚しかインフラカードを獲得できないという事になります。

 

ざっくりとした流れは

お金の獲得

場のカードを捨て札にする(任意)

場にカードを3枚になるまで補充

購入可能なカードを購入する(任意)

インフラカードの獲得判定

次プレイヤー手番

これを繰り返していくだけです。
非常に簡単な手順とルールなので、悩ましいながらもサクサク進めていくことができます。

 

ゲームの終了条件は、いずれかのプレイヤーが自分の場に10軒以上の建物/インフラカードを建てることができたらです。
最初に受け取るコンビニも含めます。
10軒建てた瞬間即座に終了ではなく、スタートプレイヤーの右隣まで手番をプレイしてから終了です。
最後のプレイヤーの手番が終わったら、得点計算となります。

 

得点は「人口の合計×幸福度」で算出します。
同点の場合、所持金が多いプレイヤーの勝ち。

10枚のカード
この場合、人口が6の幸福度が7で合計得点は6×7で42。

ちなみに、お子様向けルールでプレイする場合は得点計算が掛け算ではなく足し算になります。
(人口の合計+幸福度)
それと、インフラカードは使われません。

 

『ハピエストタウン』感想とか考察・レビュー

僕個人の主観とかが多分に含まれていますので、「そういうのもあるのか…」くらいの気持ちでお願いしまぁす☆

プレイ感は非常に軽く、ダイスを使わない「街コロ」っぽいなと感じました。
ダイスを使わないので運の要素が少なくなり、序盤のプレイミスやカード運が中~終盤にそこそこ響くため常に最高の動きをしていきたい、割とつらいゲーム。
…が、多分そこまでガチガチにやるゲームではないので気にしたらいけないのかもしれない。

個人差があるかもしれませんが、すこし不親切かなと感じる部分がありました。
港についての説明(箱裏は調整前のものが掲載されているにもかかわらず、入っているのは調整後版)は欲しかったですね。
紙片とかでも良いので入れておいていただけると入っている港は正しいコンポーネントであるということが分かりやすかったと思います。
説明書には調整後の方の効果が書いてあるのでまぁ、正しいのだろうなとわかるのですが…。
後は他のプレイヤーがカードを購入した場合に補充があるかないか。
補充せずに次のプレイヤーにまわして、残っているカードから任意枚数の捨て札を行い3枚まで補充の流れで間違いないと思うのですが、明記してあるとよりよかったと思います。

ちょっとした考察として、より勝利点を高めるポイントについて。
通常ルールでのポイントは、人口と幸福度をバランス良く(±1くらいで)獲得することだと思います。
可能な限りどちらも多く集めつつ、なおかつ同じ数字にできれば最高。
人口3/幸福度5の状態で、どちらかを「2」増やせる選択肢があった場合。
人口を増やせば5×5=25になるのに対して、幸福度を伸ばしてしまうと3×7=21と4点も低い。

5x5
この後どれくらい建設できるのか…

3×7でも、その後にまだターンがあり、6×7にできるなら5×5→5×8よりも得点は伸びるが、カード運が悪く3×10とかになるリスクも。
選択肢の幅は5×5の方が当然広いが、プレイ中にどうするかは流石にプレイヤー次第。
高みを目指すなら最終的なバランスは常に考えておきたい。

あと、お金はすごく大事。
最初のターンでお金を生み出さない建物(公共タイプ)は取りに行かないほうが無難。
1~3金のローコストは全28枚で、その内8枚が公共タイプ。
前手番プレイヤーの嫌がらせなどにより3枚めくりしなければならなくなった際に、運が悪いと全部公共とか、1金の-1付き建物と公共の3枚がめくれることも。

運が・・・
1金建物と公共が合計14枚で、総数の1/2なので意外と発生する。

別のパターン
こちらの方が見かけることが多い…気がする。

そうなってしまった場合、前手番プレイヤーや自身の運に怨嗟の言葉を投げかけつつ、パスするか1金建物の獲得が比較的安定かと。
プレイ人数とインフラ次第ではパスするよりも1金建物を獲得する方がいいかもしれない。

何で初手公共に行かないほうが無難かというのは、単純に序盤でのお金のやりくりがしんどいからです。

 

あとがき

今回は軽めなゲームの紹介でした。
軽いゲームは気軽にリプレイできるのでいいですね。

基本的にハピエストタウンでは殴りあうこと(直接攻撃)はなく、やりたいことはある程度思い通りにできます。
あまりゲームに慣れていない人、ボ育てとか家族でプレイする際に接待プレイもできるのでオススメ。
ゲーム会などの時間調整にも活躍してくれそうです。

プレイする際にちょっとだけ気にしておいて欲しいことがあって、プレイ人数による難易度の変動があります。
プレイ人数によってプレイ感が変わるのはよくある話なので、それ自体は別段問題ないのですが、あまりゲームに慣れてない人とやるとかの場合には気にしておきたいです。
プレイ人数2~3人の場合、インフラ・各住宅を全プレイヤーが1枚(種類)ずつ獲得することができるので、特に問題ありません。
問題は4人でプレイする場合。
誰か1人は確実にインフラを獲得できないし、誰かが住宅のどれかを獲得できない場合があります。
(インフラは3枚公開で補充なし、住宅カードは3種類各3枚のため)
ゲーム慣れしていない人が1人だけ混ざって4人プレイとかするなら、ある程度空気を読んだほうがいいと思います。

さて次回はボードゲーマーなら誰でも知っているあのゲームの亜種をご紹介したいと思います。
デジタルゲーム方面に明るい人もちょっとだけ楽しめるかもしれません。

次も是非読んでね!
よろしくお願いしまぁす☆

 


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