ボードゲーム遊び方紹介 第15回 Dixitで遊んできました。
ボードゲーム遊び方紹介 第14回 DiXit(ディクシット)
またまた神保町にあるボードゲームカフェ・アソビcaféさんにて、今回はDixitで遊んできました。
プレイヤーは、男性4人、女性2人。全員、初対面の方々です。各自、首からお名前の札を下げています。本名でもニックネームでも、どちらでも構いません。
私は「のりりん」と名乗りました。本格ミステリ作家クラブ前会長の法月綸太郎さんを意識したわけではありません。もともとのあだ名なのです(ご本人も承知しています)。
次のゲームが始まるのを待っている方もいらっしゃったので、点数を通常の半分の15点にしたショートバージョンでプレイ開始です。ウサギのコマは黄色を選びました。
まず、一番手の方です。タイトルは、「涙」。
自分の手札から「涙」っぽいカードを選んで伏せて、一番手の方が置いたカードの上に重ねていきます。皆さん、それっぽいものを選んでいます。投票トークンは、みんなで「せーの」と言って置きます。正解は2番でした。私は正解できたので、3点プラスされました。
この場で使ったカードは捨て札に行きます。山札から、1枚ずつ全員にカードが補充されます。
二番手の語り部は、「四人の容疑者」で一緒に遊んだ方です。タイトルは、擬音でも雰囲気でも構わないそうです。その方の出したタイトルは、「旅」。全員が4に投票しました。語り部以外に2点が入ります。
次のタイトルは、「名探偵コナン」です。自分の手札にそれっぽい絵がありません。でも、置かないとなりません。正解は6番。赤いネクタイに黒い人たちが書いてある絵が正解でした。当てた人には3点が入ります。なんと、私は順調に進んでいました。
次は、「疲れた」。この時点で、1周する頃には誰かがゴールに到着しそうです。
スタッフさんの説明を入れて、所要時間は20分でした。正解は4。当てた人には3点入ります。私は6に入れたので外してしまいましたが、ほかにも投票者がいたので、3点もらいました。
5番手は、「何が出るかな」。「ごきげんよう」のサイコロでしょうか。それとも、コロゾーでしょうか。自分の手札には、なかなか該当しそうな絵がありません。語り部の出された絵を当てていくしか、勝利のチャンスはありません。正解は3番。なんと、全員が不正解でした。語り部以外に3点が入ります。
最後は、私でした。1枚補充して、1枚選んで、決めたタイトルは「バレンタインデー」。ちょうどそのシーズンです。全員がカードを出したので、シャッフルして並べました。分かりやすいので、バレちゃったかなあとちょっとハラハラしていました。
私の絵は6番。全員正解ではなかったので、3点いただきました。3番にも点数が入りました。
1周したので、終了です。二番手の方がちょうど15点に達成したので、ゲーム終了になりました。
この日はイベントがありましたので、参加される方はすぐに移動されました。所要時間はルール説明の時間も含めて20分弱。タイトルを「ミステリ」などの縛りを入れたら、ミステリオフ会でも楽しめそうです。
ボードゲーム遊び方紹介 “スピンオフ” リアル謎解きゲーム(前編)へ続く。
1973年生まれ
作家。2007年に宗形キメラ名義で二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』で作家デビュー。2009年には『マーダーゲーム』で単独デビュー。近刊は「少女ティック 下弦の月は謎を照らす」(行舟文化)
ボードゲーム好きで『人狼作家』の編集も手がけ、羽住典子名義でミステリ評論活動も行っている。
記事一覧はこちら