ワーカー置いたらダイスを振ろう ワカプレ入門?『クリーチャー・コンフォート』
毎度!Zxionです。
「ぜっくん」って呼んでね☆
みなさん、ボドゲ、買ってますか!?
僕は買ってます!!(謎の報告)
もうすぐゲムマだというのに、欲しかったものが安売りされてたり新作出たりで、色々買ってしまいました。テヘペロ☆
ということで、色々買ってしまった中のひとつ、『クリーチャー・コンフォート』をご紹介。
ワカプレなのにワーカー置いてもアクション出来ないことがあるとか、ワカプレ初心者におすすめかもとか言われています(諸説あり)。
ダイスがあって楽しそうだったので、持ってる人に遊ばせてもらいました。
遊ばせてクレメンス
りょ
[プレイ終了]
楽しい!お手頃価格で入手できそうだったら欲しい
それ
みたいなやり取りをして数ヶ月。
いい感じの値段で購入できたので紹介しようかなと思った次第であります。
前文考えるのしんどぉい。
それでは本編へどうぞ。
目次
1.クリーチャーコンフォート
プレイ人数:1~5人
プレイ時間:60分
対象年齢:8歳以上
内容物
・森林タイル:8枚
・牧草地タイル:8枚
・春:3枚
・夏:3枚
・秋:2枚
・快適グッズカード:72枚
・プレイヤーボード:5枚
・旅人カード:15枚
・ワーカー:各色4個(計20個)
・コテージ:各色4個(計20個)
・種族ダイス:各色2個(計10個)
・生活改善設備カード:34枚
・生活改善設備用マーカー:2種各2個(計4個)
・コイントークン:20枚
・河川ダイヤル:1個
・丘の上タイル:1枚
・教訓トークン:21個
・物語トークン:20個
・親マーカー:1個
・村ダイス:4個
・素材トークン:114個
-木材20個
-石材20個
-果物20個
-キノコ18個
-毛糸18個
-穀物18個
・倍数マーカー:12個
2.クリーチャーコンフォート 概要
【概要】
あなたは、片田舎にある、実り多きメープル渓谷に住む動物のひとりになって、次の冬ごもりを快適に過ごすため、さまざまな準備を行っていくことになります。
冬ごもりを楽しく、温かく過ごすため、さまざまな快適グッズで家の中を満たしましょう。
フクロウ先生の家では、そんな快適グッズの作り方を惜しみなく教えてくれます。
また、役に立つ生活改善設備を作るため、あなたはいつでも村の工房を利用することもできるでしょう。快適グッズや生活改善設備を作るためには、いろいろな素材が必要です。
それは豊かなメープル渓谷で集めることもできますし、にぎわう村の市場で他の住人や、村を訪れる様々な旅人と交換して手に入れることもできます。
冬になって、ねぐらの中で何不自由なく快適に過ごすために、あなたはいったい何を集め、料理し、縫い、作り出せばいいのでしょうか?
https://arclightgames.jp/product/300cre/
『クリーチャー・コンフォート』では、複数の「ラウンド」を繰り返してゲームを進めていきます。
1ラウンドは1ヶ月に相当し、6ラウンド目が終わるとゲーム終了です。
ゲームボードには様々なエリアが描かれており、各エリアはプレイヤーに恩恵をもたらします。
ただし、その恩恵を得るためには、まず自分のワーカーを配置しなければなりません。
そしてその後、エリアごとに決められているダイスを割り振ることができれば、そのエリアの恩恵を受けることができます。
各プレイヤーは、ワーカーを送り出す前に自分の種族ダイスを2個振ります。
種族ダイスの結果により、自分のワーカーがどのエリアで恩恵を得られそうか、ある程度予測することができます。
全てのワーカーを配置した後に、村ダイスを4個振ります。
各プレイヤーは種族ダイスと村ダイスを使って、恩恵を最大限受けられるように手番を実行します。
手番では、種族ダイスと村ダイス合計6個のダイスを自分のワーカーが置かれているエリアに割り振り、配置します。
そうすることで資源を集めたり、有用な生活改善設備を設置したり、快適グッズを作ったりすることができます。
冬が訪れて初雪が舞う前に、十分な設備やグッズを揃えて、最もくつろげる巣穴を準備できたプレイヤーがゲームの勝者です。
(ルールブックより)
3.クリーチャーコンフォート セットアップ
『クリーチャー・コンフォート』のセットアップは、プレイ人数やヴァリアントによって一部異なる部分があります。
それほど大きな変更ではないので、そちらも併せて紹介していきます。
全体共通セットアップ
まずは全プレイヤー共通、場のセットアップを行います。
1.ゲームボードの準備
テーブルにゲームボードを広げ、《河川ダイヤル》を河川に配置します。
ダイヤルに描かれているダイスの位置はどこでも構いませんが、ゲームボードとダイヤルのイラストが重なるように配置します。
そして、《丘の上タイル》をゲームボードに描かれている丘イラストの上に重ねて置きます。
2.渓谷タイルの準備
《渓谷タイルの山》を2つ作ります。
渓谷タイルの山は、《森林タイル6枚》で作る森林の山と、《牧草タイル6枚》で作る牧草地の山です。
どちらの山も構成は、春・夏・秋がそれぞれ2枚ずつの計6枚となります。
ルールブックの通りに準備すると少し面倒というかややこしいので、先に春と夏のタイルを1枚ずつランダムに取り除くと良いと思います。
その後、ゲームボードの渓谷タイルの山置き場に、秋を2枚置き、その上に夏を2枚、そしてその上に春2枚を重ねましょう。
こうすれば、上から順番に1枚ずつ見ていくと春2→夏2→秋2の順番で並んでいるはずです。
長時間ゲームヴァリアント
ゲームに慣れ、より長くゲームを楽しみたい場合、春と夏のタイルを取り除かず山を作ります。
こうすることで、タイルの枚数が6枚から8枚になり、ラウンド数も6ラウンドから8ラウンドとなります。
3.素材・資源トークンの準備
6種類の素材《木材・石材・果物・キノコ・毛糸・穀物》をそれぞれひとまとめにして、ゲームボードの近くに置きます。
そして、非素材の《コイン・教訓トークン・物語トークン》も同じようにゲームボード付近に置いておきます。
4.快適グッズカードの準備
《快適グッズカード》を全てよく混ぜ、伏せて山札にします。
上から4枚取り、ゲームボード右下、フクロウ先生の家にあるカード置き場スロットに1枚ずつ表向きで並べます。
5.生活改善設備カードの準備
《生活改善設備カード》を全てよく混ぜ、伏せて山札にします。
ゲームボード盤外左上あたり(渓谷タイル置き場の近く)に置いておきます。
上から6枚取り、ゲームボードの縁に描かれているダイス目アイコンの横に1枚ずつ表向きで並べます。
そして、生活改善設備の山札付近に《生活改善設備トークン》(ねこ車と年鑑)を用意します。
6.旅人カードの準備
《旅人カード》を全てよく混ぜ、伏せて山札にします。
ゲームボード中央左側の宿屋の上に裏向きのまま配置します。
7.スタートプレイヤーの準備
何らかの方法でスタートプレイヤーを決定します。
スタートプレイヤーは、最初の親となります(親はラウンドごとに移動する)。
《親マーカー》と《村ダイス4個》を受け取り、自分の近くに置いておきます。
なお、ルールブックに書かれているスタートプレイヤーの選出方法は、「早起きのプレイヤー」となっています。
個人セットアップ
全体共通セットアップが終わったら、各プレイヤーは個人セットアップを行います。
1.個人コンポーネントの準備
各プレイヤーは、自分が担当する種族を1つ選び、その種族に対応する以下のものを受け取ります。
-プレイヤーボード1枚
-ワーカー4個
-コテージ4個
-種族ダイス2個
2.個人ボードの準備
受け取ったプレイヤーボードに、コテージを配置します。
プレイヤーボード左上、ハートが描かれたマスの上にコテージコマを配置します。
3.手札の準備
各プレイヤーは、快適グッズの山札からカードを3枚引き、自分だけが内容を確認します。
このうち2枚を手札としてキープし、残りの1枚は快適グッズの山札付近に表向きの状態で捨て札にします。
4.バランスの調整
プレイ人数 | 通常のゲーム (6ラウンド) | 長時間ゲーム (8ラウンド) |
2人 | なし | なし |
3人 | なし | 3手番目のプレイヤー |
4人 | 3・4手番目のプレイヤー | なし |
5人 | 親以外全員 | 4・5手番目のプレイヤー |
ゲームバランスを考慮して、プレイ人数やラウンドの長さによって、一部のプレイヤーはコインを受け取ります。
親プレイヤーが1手番目のプレイヤーで、そこから時計回りに2手番目、3手番目…と数えます。
これでセットアップ完了です。
4.クリーチャーコンフォート ゲームの流れ
『クリーチャー・コンフォート』は、6ラウンド(または8ラウンド)で、ゲーム終了。
最終的に最も多く勝利点を獲得したプレイヤーが、ゲームの勝者となります。
各ラウンドは6つのフェイズで構成されており、順番に処理していくことでゲームが進行します。
フェイズ1:旅人の到着
旅人の山札の一番上のカードを公開し、山札の一番上に置きます。
ここで公開されたカードが、このラウンド中、村に滞在する旅人です。
旅人は様々な特殊能力を持っていて、プレイヤーに何らかの効果をもたらします。
また、そのラウンド中にワーカーを配置(かつ判定に成功)したプレイヤーに対して恩恵を与えます。
旅人を公開した時、特殊能力を読み上げます。
読み上げた特殊能力に《ただちに~~》という表記があった場合、その内容を即座に適用・実行します。
※上記画像の旅人カードが公開された場合、即座に各プレイヤーは「素材2個(異なる素材)」を手番順にストックから取り、左隣のプレイヤーに渡します。
フェイズ2:種族ダイス
各プレイヤーは、自分の種族ダイスを2個振ります。
振ったダイスは出目を変えずに、プレイヤーボード右上にあるダイススロットに配置します。
このラウンド中、出目が変わらないように注意してください。
フェイズ3:ワーカーの配置
フェイズ3の時点では、プレイヤーはダイスの出目すべてを把握することができません。
自分の種族ダイスの出目だけをヒントにして、どのエリアにワーカーを配置するか決める必要があります。
全プレイヤー同時進行で、以下の処理を行います。
自分のワーカーをゲームボードの《任意のエリア》に配置します。
このとき、どのプレイヤーも各エリアに自分のワーカーを1個までしか配置できません。
自分以外のワーカーは、同じエリアに何種類あっても構いません。
また、「ワーカーを配置する順番」はありません。
全員同時に、(配置ルールを守れば)自由にワーカーを配置できます。
他プレイヤーの配置を見たあとで、一旦配置したワーカーを別エリアに移動しても構いません。
全員が納得するまで、これを繰り返します。
なかなか決まらない場合は制限時間を設けるのも良いでしょう。
※どのエリアも、ワーカーを配置するだけでは恩恵を受けることはできません。
ここでワーカーを配置したうえで、この後のフェイズで適切なダイスを割り振る必要があります。
ほとんどのエリアで手番順は意味がなく、基本的には誰でも他のプレイヤーと同じように恩恵を受けることができます。
しかし、工房とフクロウ先生の家においては、先手番プレイヤーが、後手番プレイヤーの欲しいカードを先に取ってしまう可能性があります。
この2カ所にワーカーを配置するつもりなら、少しだけ手番順を意識しておくと良いでしょう。
フェイズ4:村ダイス
全プレイヤーがワーカーを配置し終えたら、親プレイヤーは村ダイスを全て振ります。
村ダイスは出目を変えずに、ゲームボード上、丘の上タイルに配置します。
村ダイスはラウンド中、全プレイヤー共通で使われ、手番プレイヤーがあちこちに動かすことになります。
出目が変わってしまわないように十分注意しましょう。
フェイズ5:プレイヤーの手番
このフェイズがメイン部分と言っても過言ではないでしょう。
手順が少し多いので、処理の順番を間違えないように。
親から時計回りの順で、各プレイヤーは手番を行います。
手番プレイヤーは、以下のA~Fの内容を順番に実行していきます。
A.ダイスの確定
種族ダイスを(出目を変えずに)丘の上タイルに移します。
(村ダイスと合わせてダイスは6個になります)
丘の上タイルに置かれているダイスを「ダイスプールにあるダイス」と呼びます。
B.ダイスの割り振り
ダイスプールにあるダイスを、自分がワーカーを配置した各エリアに自由に割り振ることができます。
この時、《種族ダイス》と《村ダイス》は自由な組み合わせで割り振ってかまいません。
割り振ることに決めたダイスは、ダイスプールからそのエリアの近くに移してください。
エリアの基準を満たした状態で次の手順「C.エリアの解決」に移り、《エリアの解決》をすることで、そのエリアの恩恵を受けることができます。
ダイスを割り振っただけでは恩恵を受けることはできません。
「《森の空き地》(一部の生活改善設備カード置き場みたいなもの)」に生活改善設備カードが配置されているなら、(ワーカーが配置されていなくても)そのダイス用スロットに種族ダイスを割り振ることもできます。
※森の空き地に配置されているカードに、村ダイスを割り振ることはできません。
この例外と、特定のカードによる指示がある場合を除き、プレイヤーは自分がワーカーを配置していないエリアにダイスを割り振ることはできません。
「B.ダイスの割り振り」の間であれば、割り振ろうとしたダイスの再割り振りができます。
この後の、「C.エリアの解決」に進んでしまった場合、割り振ったダイスは動かせなくなります。
注意したいポイント
手番プレイヤーは、保有している《教訓トークン》を使用し、ダイスの出目を変えることができます。
トークンを1個使用するたびにダイス1つの出目を「+1または-1」できます。
このとき、絶対にダイスの出目を動かさないようにしなければなりません。
ダイスの出目を動かす代わりに、該当ダイスの横や上下にトークンを配置し、現在の出目に対してどのような補正をいれたのかを表します。
(プラス補正なら「+の面」を上に、マイナス補正なら「-の面」を上にするなど)
1つのダイスに対して複数の教訓トークンを使用することもできます。
ただし、出目を0にしたり、7以上にしたり、トークン1個で「1→6や6→1」はできません。
C.エリアの解決
ダイスの割り振りが終了したら、ダイスを割り振った各エリアを1ヵ所ずつ解決していきます。
解決する順番は手番プレイヤーの自由です。
解決を行ったエリアに置かれていた、ワーカーと種族ダイスを手元に戻します。
村ダイスは、一旦そのエリアに残しておきます。
D.未解決エリアと教訓トークン獲得
解決可能なエリアの解決を全て行った後で、解決しなかったエリアに残ったワーカーを手元に戻します。
「解決しなかったエリア」には以下のパターンがあります。
・ワーカーを配置したものの、そのエリアの基準を満たせず、解決できないエリア
・反対に、ワーカーを配置し、エリアの基準も満たしたが、「あえて解決しなかった」エリア
エリアの解決をせずに手元に戻したワーカー1個につき、ストック(非素材)から《教訓トークン》1個を受け取ります。
注意:この処理は、エリアの解決が全て終わった後に行います。
そのため、ここで受け取った教訓トークンを使って他のエリアに置かれているダイスの出目を操作することはできません。
つまり、教訓トークンは獲得したラウンドでは使えず、次のラウンド以降で使うことができるようになります。
上記画像で画面外の1エリアだけ解決し、画像に残っている3つのワーカーを解決しないことを選択したとします。
そうした場合、教訓トークンを3個受け取り、「D.未解決エリアと教訓トークン獲得」は終了となります。
E.快適グッズの作成
手札にある快適グッズを、作成コストを支払える限り何枚でも作ることができます。
快適グッズカードの左側には、その快適グッズを作成するために必要なコストがアイコンで表示されています。
※左上部のハートマークはコストではなく勝利点
快適グッズは、表示されている作成コストを手持ちの資源から支払う(ストックに戻す)ことで作成します。
作成した快適グッズは、自分のプレイヤーボード付近に表向きで並べておきます。
上記画像のように、特定のカード保有を要求していたり、「これにのせてある○○につき~~」のような条件が書かれているものがあります。
こうした条件を満たすことで、ゲーム終了時に追加の得点を得ることができます。
プレイヤーは、いつでも自由に、自分の資源を条件の書かれたカードの上に乗せたり、カードの上から取って使用することが可能です。
F.リフレッシュ
最後に、村ダイスを全て丘の上タイルに戻します。
このとき、ダイスの出目を変えてしまわないように注意しましょう。
使用した教訓トークンがゲームボード上に残されていたら、全てストックに戻します。
この時点で、手札の快適グッズが4枚以上あるなら、3枚になるように選んで捨てる必要があります。
このタイミング以外であれば、プレイヤーは手札を4枚以上持っていても構いません。
その後、手番は次のプレイヤーに移り、フェイズ5の「A.ダイスの確定」から「F.リフレッシュ」まで実行します。
最後手番のプレイヤーが「F.リフレッシュ」を終わらせた後、「フェイズ6:次ラウンドの準備」に進みます。
フェイズ6:次ラウンドの準備
旅人カードの中には、ラウンドの終了時に何らかの効果を発生させるものがあります。
このタイミングで発生する旅人の特殊能力がないか確認し、発生する能力があった場合、ここで適用させます。
その後、渓谷タイルの森林の山と牧草地の山をそれぞれ1枚ずつ取り除き、箱にしまうなどの方法で避けます。
もし、タイルを取り除いた後に森林と牧草地の山が尽きた場合、「冬の到来」となり、ゲームが終了します。
その場合、この後の処理は全て飛ばし、ただちに「得点計算」を行います。
まだ冬が到来していなければ、以下の処理を行います。
もれなく実行できるなら、特に順番は気にしなくて構いません。
河川ダイヤルの回転
河川ダイヤルを時計回りに1マス分回転させる
カードの破棄
フクロウ先生の家のカード置き場の内、一番左のスロットにある快適グッズカードを捨てます。
そして、残った3枚をそれぞれ左詰めにして、空いた一番右のスロットに1枚補充します。
生活改善設備カードについても同様の処理をします。
一番下のカードを捨て、残ったカードを下詰めにし、空いた一番上のスロットにカードを補充します。
旅人との別れ
宿屋にある旅人の山の一番上のカード(このラウンドで村に訪れていた旅人)を箱にしまいます。
※旅人の山の一番下に差し込んでしまっても良いと思います。
親マーカーの移動
親マーカーを時計回りで次のプレイヤーに渡します。
親マーカーを受け取ったプレイヤーは、村ダイスも4個受け取り、次ラウンドの親になります。
ここまで処理が終わったら、次ラウンドのフェイズ1に進みます。
タイルの森林の山と牧草地の山をそれぞれ1枚ずつ取り除くのは絶対に忘れないようにしましょう。
5.クリーチャーコンフォート 得点計算
フェイズ6で冬が到来していた場合、得点計算に移ります。
各プレイヤーは得点計算をする前に、手札にある快適グッズを通常通りの作成コストを支払って、望むだけ作ることができます。
その後、各プレイヤーは自分の得点を集計します。
プレイヤーボードを裏返すと、そこにはなんと、得点ボードが!
この面を使って得点を計算していきます。
得点を数える際は、ワーカーを得点マーカーとして使うと良いでしょう。
プレイヤーボードを裏返す際に《コテージ》が残っていたら、裏面左上のコテージ用スロットに上詰めで配置しなおします。
以下の合計が、各プレイヤーの勝利点となります。
快適グッズによる勝利点
各プレイヤーは、自分が作成した快適グッズの《ハートアイコン》に記された数字を勝利点として獲得します。
快適グッズカード下部のテキストボックスに「得点時ボーナス」が書かれているものもあります。
条件が満たされているなら、そこに書かれている得点も獲得できます。
※「あなたが○○を保有しているなら~~」と書かれている場合、指定されたカードを保有(作成)していれば、そこに書かれた得点を追加で獲得できます。
このとき、1枚の快適グッズで他の複数の快適グッズの条件を満たすことができます。
例えば、パンを2枚、スープを1枚保有していた場合、パン2枚分のボーナスを受けることができます。
1セットになっている必要はありません。
快適グッズの中には、ゲーム終了時、そのカードの上に特定の資源を乗せていると得点を得ることができるものがあります。
このタイミングで、既にカードに乗せられている資源や、手持ちの資源を最も得点が高くなるように、自由に割り振ることができます。
ただし、1個の資源を複数のカードに割り振ることはできません。
また、ここでカードに乗せた資源は後述する「保有する資源」には数えません。
生活改善設備による勝利点
快適グッズカードと同様に勝利点を集計します。
コテージ用スロットによる勝利点
コテージが置かれていない(ハートのアイコンが見えている)コテージ用スロットを確認します。
そこに表示されているハートアイコン内の数字を合計し、その合計値を勝利点として獲得します。
(余りの)保有資源による勝利点
最後に、自分が保有している資源から勝利点を獲得します。
《物語トークン》1個につき2点
《コイン》1枚につき1点
《任意の組み合わせで素材トークン》3個につき1点
例えば、上記画像の素材・非素材が余っていた場合は以下の通り得点を得ることができます。
《物語トークン2点+コイントークン2点+素材トークン1点=合計5点》
残念なことに、《教訓トークン》からは何も得られません。
獲得した勝利点の合計を比較
獲得した勝利点を計算し、最も多く勝利点を獲得したプレイヤーがゲームの勝者です。
同点だった場合は勝利を分かち合います。
6.クリーチャー・コンフォート ソロプレイ
クリーチャーコンフォートのソロプレイでは、ルール変更が一切ありません。
一応、長時間ゲームでプレイすることと、一部カードの抜き出しを行う必要があります。
抜き出すカード
・旅人カード
《カナダオオヤマネコ》《ハシグロアビ》《ヘラジカ》を取り除きます。
・生活改善設備カード
まず、《バレルサウナ》《ゲスト用コテージ》《香草ガーデン》《糸車》《書き物机》をすべて取り除きます。
そして、残ったカードの内、同名カードを取り除きます。
※ルール上、1人のプレイヤーが同名の生活改善設備カードを取ることができないため。
その後、通常通りにゲームをプレイします。
ゲームが終了したら、ゲームプレイの内容に応じて称号を得ることができます。
そのままつなげて読むと、少し違和感があるので適宜読み替えをしていい感じの称号にします。
ソロプレイ感想
ちょっとここまででかなり文字数使ってしまったので簡単に。
プレイ感は通常のプレイとまるで同じ。
なんならダウンタイムとかがないので快適まである。
すこし寂しいけど。
ルール自体はソロでもソロ以外でも変わらないのでとても楽。
ゲーム会とかでインストする前にソロ回しをする人にはいろんな意味で親切設計。
[暖かく過ごせる][準備をおこたらなかった][野原の][けもの]でした。
ソロは長時間ゲーム(8ラウンド)やれって書いてあったのに6ラウンドで終わらせちゃったので得点低めで終了。
ルールはしっかりちゃんと良く読もう。
8ラウンドやってれば[森の][生き物]くらいまではいけたかな。
種族ダイス→ワーカー配置→村ダイスの順番で進むので、村ダイスがどうにもならないと本当にどうにもならない時がある。
ワカプレではあるが早取りではないので、手堅いプレイも簡単にできる。
ソロだと特に。
しかし、手堅過ぎると資源があまり増えないので、そうなると当然得点は伸びない。
自分の種族ダイスを見てちょうど良い限界まで攻めていきたい。
76点以上とかどんなプレイすると取れるんだろ…?
7.雑感&あとがき
『クリーチャー・コンフォート』のご紹介でした。
丘の上タイルはほぼフレーバー。
置く意味…?
さて、このゲームが初心者向けワカプレみたいな雰囲気になっているにもかかわらずあんまり見かけない原因であろう微妙なところを上げてみます。
まず大枠としてゲーマーには物足りない/手ごたえがおかしいっていうのが大きいかなと思います。
手ごたえがおかしいっていうのは、ワカプレなのに運の要素がデカすぎるとかそういう部分。
ただ、理不尽すぎるわけではなくて、そのバランス自体は絶妙だなと僕は思っています。
嫌いじゃないのよ。
次に感じたのは各カード種類の少なさ。
クリーチャーコンフォートでは2種類のカードを使います(快適グッズと生活改善設備)。
このどちらも、想像以上に種類が少なくて、同名カードでかなりかさ増しされているように感じました。
まあ実際、生活改善設備カードは17種各2の34枚だし、快適グッズカードは24種各3の72枚なので種類数はそれ程多くないです。
そして効果はどれも同じような効果。
しかしながら、これは初心者向けと考えるには良いポイント(テキスト読むの大変だよね)ではあるので、一概に悪いとは言いにくい。
絶妙。
実際、ボードゲームをやらない(付き合わされることはある)僕の奥様は効果のあるカードが多いゲームNGなのですが、これは結構気に入っていました。
それから、ゲーム展開とか次第ではあるけど、それも込みで罠カードの存在。
こちらをご覧ください。
一応先に書いておくと、果実は通年獲得できる(可能性がある)けど、キノコは夏に獲得できない(交換とかで入手はできる)ので、その差だとは思うが…。
それにしてもほぼほぼメイン得点元の快適グッズ、同じような素材で点数差があるのはなぁ。
さらにこちらもご覧ください。
《パイ》にはなにもないのに《スープ》にはシナジーカードがあるんですよ。
ほぼ同じような資源を使って作る上に1点低いパイよりも1点高い上にシナジーがあるスープを作った方が良い。
そして、スープ2個で10点よりも、(穀物が余分に1個必要だけど)大体同じ素材を消費するパン+シチューの11点の方が偉い。
まぁもちろん、これらのカードが引けるかどうか、道中の資源の湧き方や旅人如何という話は出てくるけれど。
最後に、ちょっとわかりにくい旅人カードの存在。
これはもう初心者向け云々じゃなくて翻訳ヤったな?って話。
多分だけど雑に直訳して出したよねこれ。
快適グッズカードってなんだよ別にコンフォートカードで良かったじゃん。
さておき。
【クリーチャーコンフォート モグラ】で検索しましたが全然話出てこないし、何ならわけわからんから抜いて使わないってレビューが。
そりゃそう。
んで。
探せばちゃんとあるもんで、英語版のモグラのカードを見つけて翻訳たぶんこうやろってなったやつを書いておきますね。
クリーチャーコンフォート モグラ 旅人カード効果
このラウンド中:《石材》と《コイン》は、どのような目的(=用途)であれ、お互いに同じものとして扱い、使用することができる。
ALL MONTH LONG.storn and coin may be used as each other for any purpose.
ちなみに日本語版は「このラウンド中、すべての目的において、《石材》と《コイン》は互いに同じものとして扱う。」となっています。
この「目的」という単語がそもそもルールブックに出てきてないので、目的が何を指しているのかよくわかんないんですよね。
なにさ全ての目的においてって。
ちなみに「資源を獲得するときは同じものとして扱わない(石なら石そのものを獲得する)」…であっていると思います。
そりゃ獲得する目的で資源を獲得しているけど、獲得時に適用できたら石よりコイン取るやろ。
ということで、「使用時」に適用される効果だと思われます。
最初、目的が「Object」だったのかなとか思ったけど、「purpose」が悪さしてたっぽいですね。
僕案のやつならまあそれなりに筋が通るでしょう。
みんな使っていいよ!
良いところ。
シンプルなルール、手軽なプレイ感、湧き上がる奥深さ。
うわぁ全然面白くなさそうに見えるキャッチコピーのセンスなさすぎィ。
まあ、本当にルールはシンプルなほう。
ワカプレとしての辛さはほとんどなく、遊びやすい。
このシステムだと単調になりがちなところに、ダイスの出目であーだこーだなるから思ったよりは波も感じられる。
1/1216の確率、1ゲームで2回も出すのやめてもらっていいですか?
ゲーム毎に豊作な時もあれば不作な時もあってままならない感じも良い。
「そういうのはちょっと…」という人がいるのもわかる。
きみはアグリコラをやると良い。
ちょっとボドゲに慣れてきたかなとか、ボドゲやらないけどゲーム全般に慣れてる人に差し出すのに悪くないと思います。
ダウンタイムはプレイ人数に比例して長くなります。
5人でやるとちょっとしんどそう。
まあ、3~4人なら許容範囲じゃないですかね。
ワカプレ特有のスペース争いが(一応)存在しないので、ソロプレイ、2人プレイもそこまで悪くない。
僕的にはおすすめタイトルです。
猛者には物足りないと思うのでそういう人たちは休憩でこれ遊んだらいいと思います。
ぶっちゃけ奥深さは…どうだろうか…。
ダイスが絡むので運ゲー色が強いのですが、自分で選択した結果のように錯覚させられるデザインはすごい。
こういうの僕も作れたらいいのに。
ダイス大好きィ☆
ここからは勝手にやるダイマなんですが、執筆時現在、BEEPさんとこで新品がちょっとお得に買えます。
https://www.beep-shop.com/ec/products/detail/36914
僕の所属しているサークル「たぬきつね工務店」の『炎上法人』も一緒に買えるので、何卒。
はぁい!
今回はここまでッスー。
次の記事も、最後まで読んでくれよな!
よろしくお願いしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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