『fallout』レビュー
こにぱーん。MOパンダです。
3月9日にFalloutコラボ製品が発売されます。
Falloutは核戦争によって荒廃し弱肉強食の掟が支配する過酷な暴力の世界となったアメリカを舞台にしたRPGです。
新規トークンでは、ジャンクやRADなど世界観に沿ったトークンが収録されています。
新エキスパンションで使いそうなカードを探してみましょう。
カードレビューの記事になります。カード購入の参考になればと思います。
いつも通り”レガシー目線”で緩くカード評価をしていきます。
それではよろしくお願い致します。
新メカニズム解説
ジャンクトークン
デッキトップをプレイできるアーティファクトトークンです。
アドバンテージに繋がるので効果はかなり強力です。
《オークの弓使い》を無視できるところは高評価です。
RADカウンター
第一メインフェイズの開始時にRADカウンターを持っているならRADカウンターの数だけデッキを切削する。
切削した中から土地でないカードの数だけライフを失う。
RADカウンターを1つ取り除きます。
デッキとライフを少しずつ攻めるカウンターです。
大量に得たら即死。
土地を切り詰めるレガシーならダメージ量がすさまじいかもしれない。
カードイメージギャラリー
https://magic.wizards.com/ja/products/fallout/card-image-gallery
それでは各カードのレビューにいきましょう!
白
Vault 76の監督官
探索カウンターを外すことで全体パンプする人間。
カウンターを得る効果はパワー3以下のトークンでいいため条件は緩め。《オークの弓使い》1枚で自身を含め探索カウンターを得るならありか。
ソフィア・ダゲール司令官
出た時に伝説のパーマネントを破壊する司令官。
土地も破壊できる。《カラカス》で対処できない非生物を対処するならありか。
《護衛募集員》でサーチできないことは残念。
ブラザーフッド・アウトキャスト
出た時に盾を得るか装備品かオーラをリアニメイトできるクリーチャー。
あとから出てくる戦前の正装を釣っても釣られてもうれしい。
個人用セキュリトロン、イエスマン
相手に押し付けカードを引くロボット。
《カラカス》ですぐ回収することもできる。
トークン生成はおまけか。
戦前の正装
ただ強い装備品。
《石鍛冶の神秘家》から拾っても嬉しいが《ちらつき鬼火》や《空を放浪するもの、ヨーリオン》など使い倒す方法はたくさん。
+2/+2修整警戒は打点を大幅に上げられるのでいいだろう。
《宿命のネクロマンサー》など自前で墓地に落ちるクリーチャーと使うと熱い。
有能な執事、コズワース
統率者用かと思ったが装備品サポートのクリーチャー。
《殴打頭蓋》など重めの装備品のキャストに使うことができる。
装備コストも踏み倒しは自身を対象にすることも可能。
最強のコズワースを作ろう。
青
思慮深き人工知能、キュリー
場のアーティファクト生物を食べてコピーするロボット。
《ファイレクシアの変形者》経由ならどのクリーチャーのコピーにも慣れる。
起動はインスタントタイミングで可能なので《ファイレクシアン・ドレッドノート》ならデメリットを無視できトランプルを得るので相性抜群。
12枚ドローだ!
黒
ブロートフライの大群
見た目がかなりキモいハエ。リアルすぎる…。
4マナ5/5飛行でダメージを受けるとその分RADカウンターを撒き散らす。
4マナ6/6飛行がやたら多いレガシーではなかなか厳しい。
しかしRADカウンターが思ったよりダメージを与えられればチャンスあり。
容赦ないラッドラット
分隊コストがマナではなく墓地追放のねずみ。
1体コピーでも3マナ2/2×2とスタッツは良。
3回以上コピーできたらあっという間に勝つだろう。
赤
Vault 21:ギャンブラーの楽園
2回ルーターして宝物を生成する英雄譚。
フルハウスなら宝物5個生成ならなかなか。
うっかりストレートを作って笑いを取ろう。
クリムゾン・キャラバンの商人
パワーさえ上がれば強力な人間。
トランプルでダメージを通しやすくジャンクトークンを生成できる。
ストンピィっぽいカードだが、人間アグロやデスタクなどのデッキの方が相性は良さそう。
グリムリーパーズスプリント
追加戦闘フェイズを得るエンチャント。
陰鬱するだけでコストが2になる。
《激情》などの能動的に条件を満たすカードがあるのでストンピィ系ならありか。
追加戦闘は異常に《ゴブリンの熟練扇動者》と相性がいい。
シンス・エラディケーター
稲妻マン。速攻持ちで攻撃の度にトップを唱えるかエネルギー2つを得る。
めくった不要な土地はエネルギーに変換可能。
2回攻撃して1回《稲妻》コスト良し。なんとか警戒を持たせることができたら攻撃しながら《稲妻》できるだろう。
ミステリアスストレンジャー
なんともいえない大きくなった《瞬唱の魔道士》。
お互いの墓地から1枚ずつ追放しどちらかをランダムで唱える。
自分だけ大当たり入れるならおもしろいか。
コストに対して3/2のサイズが抑えめなのは気になる。
ワイルドウェイストランド
爆アドエンチャント。
ドローステップを飛ばす代わりに毎ターンデッキトップ2枚をプレイできる。
シングルシンボルなので1ターン目に設置からリソースの暴力で勝ちを目指そう。
対コントロール用でソーサリーアクションの多いデッキ限定なのでストンピィや部族で採用できるだろう。
反骨のスクライブ、ベロニカ
色々変わった《太陽の執事長、インティ》。《太陽の執事長、インティ》と違って追放ではなくジャンクトークンなので、カードをプレイできるタイミングで動けるのは良い。
《エインジーの荒廃者》と違いドローではないので《オークの弓使い》を気にする必要はないことはうれしい。
快楽殺人の追随者
分隊のコストが軽く死亡時もアドバンテージを得る傭兵。
5マナ3/2×3 手札2枚捨ててジャンクトークンなら3/2付きのルーターとも考えられる。
マッドネスや《復讐蔦》で使うのはおもしろそうだ。
緑
のし歩くメガ・スロス
馬鹿でかいナマケモノ。
《暗黒の深部》と《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》と相性抜群。2ターン目に出すことが可能だ。デプス系の別プランで期待。
暴れ狂うヤオ・グアイ
《ウルザの物語》粉砕マン。
3マナで構築物トークンと《ウルザの物語》自体をまとめて破壊可能。緑の《溶融》である。
トリプルシンボルが出しにくいなら《緑の太陽の頂点》でサーチしよう。
多色
危険な男、ケロッグ
パワー3速攻先制で全く止まらず宝物を生成するクリーチャー。
《鏡割りの寓話》のシャーマントークン同様だが、5つ集めると相手クリーチャーを奪える。
しかし起動はソーサリータイミングなので攻撃しつつ奪うことは難しい。
問題解決人、ラウル
切削したカードを使用できるクリーチャー。
条件は緩く自前で切削することも可能。
流行りの諜報土地がさらに強く使える可能性あります。
アーティファクト
ヌカコーラ自動販売機
食物を入れると宝物を出すアーティファクトエンジン。
《アカデミーの整備士》と相性良し。食物を生贄にまた食物が生まれる。
ピップボーイ3000
1マナの十手(十手ではない)。
《ウルザの物語》でサーチできる装備品の中ではかなり強力。
クリーチャーパンプやルーターも強いが土地2つアンタップは2マナ土地を多用するデッキではマナ加速として使うことができるだろう。
《ウルザの物語》のトークン生成を爆速にするのは熱い。
土地
陽に焼かれたディバイド
とうとう生まれたフィルター土地の対抗色サイクル。
赤白は《進め、エオルの家の子よ!》を使える色です。
ボロスイニシアチブで若干マナの捻出が難しいときがあったので少し良くなるかもしれません。
実質《Plateau》。
終わり
今回のレビューは以上となります。
既存のデッキを強化するカードはありませんでしたが、デッキによっては使ってみたいカードが多く新環境に期待が高まります。
特に赤のクリーチャー軍が良さそうだったので形にしてみたいですね。
読んでいただきありがとうございました!
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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