茨城県境町のドール買取実績|ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」

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ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」 トップ画像

茨城県境町ののお客様より、1970年代の大ヒット少女マンガ、『キャンディ♡キャンディ』の主人公キャンディ(キャンディス・ホワイト・アードレー)のドールをお譲りいただきました! たいむましんの買取をご利用いただきましてありがとうございます!

『キャンディ♡キャンディ』は1975年より講談社『なかよし』誌上で連載された少女マンガです。1955年に創刊した『なかよし』は本作のヒットによって大幅に部数を伸ばし、この時期(70年代後半)の競合誌(『りぼん』など)を大きくリードしています。

ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」 全身おすわり

『キャンディ♡キャンディ』は、アメリカの孤児院出身の少女キャンディス・ホワイトは、引き取られた先のラガン家で陰湿ないじめに遭います。しかし、ひょんなことからラガン家の本家筋ともいえるアードレー一族の養女となります。

天真爛漫な彼女を高貴な一族にふさわしくないとして煙たがる者がいる一方で、そんな彼女を好意的に受け入れる一族の同世代の少年たちもおりました。幸運なシンデレラストーリーとなるかと思いきや、ある突然の不幸をきっかけにキャンディはアードレー家から出奔。

紆余曲折の末にイギリスの学園に一族のほかの子弟とともに通うことになりますが、そこでも無実の罪で退学となってしまいます。やがてアメリカに戻ったキャンディは看護婦の道を歩みだします。その時、世界を戦争(第一次世界大戦)の影が覆い始めていました……。

ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」 全身立

60年代から存在したいわゆるみなしごもの、メイドいびり(『ガラスの仮面』も初期はこのイメージでしたね)といった要素を引き継いでいます。しかし舞台を外国とし主人公の性格を明るくすることで湿度のない、明るい雰囲気(それはところどころの嫌がらせシーンでも)となっていました。

今回お譲りいただいたキャンディのドールは全高85cmのビッグサイズ。当時はこうしたドールが本作の主力商品となっていました。コスチュームも様々なバリエーションが存在するほか、全高約30cmのタイプなど様々な種類が展開されています。

ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」 顔正面

植毛されたソフトビニール製の頭部やボディ、布製の服など、基本的なつくりはそれまでのドールと変わりません。しかし、そばかすをちりばめた顔や、笑顔の表情、くせっ毛などアニメ絵の再現性は高く、キャラクター商品としてかなりよいできだといえるのではないでしょうか。

発売はポピー(現:バンダイ)で、1975年のアニメ化をきっかけにドールを中心に続々と商品を発売。アニメの人気とあわせて本作関連商品は大ヒット商品となります。それまで変身ベルトや超合金など男児向けの商品が中心としていたポピーでしたが、本作をきっかけに女児玩具市場へ参入。

タカラ(現:タカラトミー)のリカちゃんが築いていた牙城へと挑戦していくことになります。また、ポピー以外にも女児向けアパレルなど多数が販売されましたが、そのうちTシャツについては無版権ものが出回り(当時の著作権意識としてはよくあることでした)、そうしたニセ商品をめぐる裁判も起こっています。

ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」全身背面

私は1970年生まれの男子でしたが2歳上の姉がいて、コミックスで読んでいました。また、アニメも(姉にチャンネル権があったのもあるのでしょうが)楽しんで観ていました。マンガ連載とテレビアニメの最終回がほぼ同時に公開されるという、メディアミックスの中でも理想的ともいえる展開となっています。

ポピー 「キャンディ♡キャンディ わたしのキャンディ」 コピーライト

おそらく現在でも女性はもちろん男性でも多くのファンがいる作品だと思います。しかし、原作者と作画の漫画家との権利をめぐる仲たがいによって裁判も起こり、コミックやソフト販売、配信などほぼ全ての商品展開が不可能な状態にあります。個人的にはとても残念ですね。正直アニメでもコミックでもいいのでもう一度全編通して見直してみたい作品です。(コミックでも全9巻と意外とコンパクトなんですよ)

たいむましんでは『キャンディ♡キャンディ』関連アイテムの買取をお待ちしております。ドールをはじめとした玩具はもちろん、ハウスもの、文具もの、アパレルものなど、現在新しく製造されることのない本作のアイテムをお譲りください。まずはご連絡を!

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