【買取実績】1990年代アニメセル画多数 『ジャイアント・ロボ 地球が静止する日』『銀河英雄伝説』『魔法のプリンセス ミンキーモモ（海モモ）』ほか

公開日：2024年6月13日

今回も別のお客様からお譲りいただいたセル画をご紹介します。今回は1990年代を中心とするOVA、TVシリーズなどのアニメ作品からとなります、ありがとうございます。

アニメ創成期より使用され続けてきたセル画ですが、画面を構成する直接の素材でありながら撮影が済めばお役御免。原画などを含めて1話あたり数千枚ほどの紙とセルの山が生まれます。そのほとんどが産業廃棄物扱いで処分されてきました。時折スタジオ見学者などにお土産替わりに渡されるなどしたそうですが、その時の製作者サイドからはゴミになるよりは……という程度の感覚だったようですが、もちろんファンにとってはとんでもなく大事な宝物に匹敵するものでした。

『ジャイアント・ロボ 地球が静止する日』

1992年から98年にかけて全7話が製作されたOVAシリーズです。今川泰宏監督による気宇壮大なストーリー展開は、当時のアニメファンの心を鷲掴みにしました。銀鈴は本作のヒロイン。本編リリース期間の長期化に伴い間を繋ぐ番外編シリーズが3本製作されましたが、いずれも彼女が主役とした構成となっています。

本カットは「Episode:1 黒いアタッシュケース」冒頭の列車上のチェイスシーン、シズマ博士を連れて鉄牛の列車に飛び移る銀鈴です。その直前、黒づくめの鉄仮面という変装スタイルを解いてその正体が明らかになった瞬間ですね。

Episode:1 から5年半後、「Last Episode 大団円 ～散りゆくは、美しき幻の夜～」における大作を叱咤する国際警察機構の黄信です。アニメVの当選通知付きでした。

このほか『ジャイアント・ロボ 地球が静止する日』からは、頼れる兄貴・戴宗が戦うカットもお譲りいただいております。

『銀河英雄伝説』

1988年から2000年にかけて展開したOVAを軸とした田中芳樹原作のアニメシリーズです。OVAシリーズはおよそ2クール分ごとに4期の本編と2期の外伝シリーズ、30分エピソードだけでも全162話という膨大な内容となっています。2018年からはリメイクシリーズである『銀河英雄伝説 Die Neue These』が展開しています。

本作の二人の主人公のうちの一人、自由惑星同盟の提督ヤン・ウェンリーです。トップの画像もヤンですね。「不敗の魔術師」の異名の通り大勝利をもたらすというよりも、奇策に近い戦法を用いた「敗けない戦」によって戦果を挙げていきます。

銀河帝国軍のラインハルトの部下・ウォルフガング・ミッターマイヤーです。平民出身ならではの公正な価値観と「疾風ウォルフ」とも呼ばれる迅速な用兵ぶりが特徴。やがてラインハルト麾下の諸将の中でも筆頭の立場へとなっていきます。帝国の良心ともいえる人柄によって敵味方を問わない将兵たちにはもちろん、視聴者にとっても安心できるキャラクターでした。

『魔法のプリンセス ミンキーモモ』（1991年版）

1982年放送の人気アニメの続編です。第1作のモモの故郷・夢の国フェナリナーサが空にあるのに対し、こちらのモモは海に沈んだマリンナーサからやってきます。物語の後半では初代のモモも登場し、人々にとっての「夢」について考える内容となっていきます。

その他

このほかにも『新世紀GPX サイバーフォーミュラ』（1991～）『万能文化猫娘』（1992～）『キャシャーン』（1993）『銃夢』（1993）ほか、多くの作品のセル画をお譲りいただいております。また70年代作品からも『ペリーヌ物語』（1978）もお譲りいただきました。資料としても貴重なコレクションです。

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