【買取実績】スマホゲームのご先祖さま? トミー:ポケットメイト(ジーンズセット)2種
1975年にトミー(現:タカラトミー)より販売開始。ポケットサイズで持ち歩ける携帯アナログゲーム、ポケットメイト2種をお譲りいただきました。
ポケットメイトはその名の通りポケットに入る縦約115mm、横約70mm、厚さ17mm。おおよそ現在のスマートフォンくらいで、厚さは2倍くらいのサイズです。このサイズは全シリーズ共通で、この中に入った直径数ミリの球をパチンコのようにはじいたり的当てをしたり、迷路のように遊んだりといったパチンコタイプや、超小型のコマによる将棋やパズルゲームなどがラインナップされていました。
その種類の多さから友達と交換したりといった楽しみ方もできました。また、そのコンパクトさから遠足や修学旅行に持ち込んで、バスや電車での移動時間に遊んだり、学校からそれを禁止されたりといった思い出がありました。
これは世代が変わってゲーム&ウォッチやゲームボーイ以降の携帯電子ゲームになっても同じような攻防があったのではないでしょうか。
今回お譲りいただいたのは、外箱は欠品でしたがジーンズポケットを模した布製ケースがついた「ジーンズセット」の2点です。通常は本体をほぼ同サイズのケースで梱包し、専用のフック什器にぶら下げて売られていました。ジーンズセットはちょっと贅沢なデラックス仕様といえそうですね。このジーンズ型ケース、普通にスマホ用にほしいですよね。
まず1点目は「ニューラブラブゲーム」。内蔵された2枚のスロット円盤に男の子と女の子の様々な表情がプリントされており、窓に止まった絵柄の組み合わせでその日のデート運が決まります。例えば両者が笑顔ならお似合い、怒った顔が並べばケンカしても仲直りしよう、など、まあ他愛もないといえばそれまでですが、若者には大事なことなんですよね。
2点目は同様のシステムを持つ「がきデカナンセンスうらない」。やはり左右の絵柄の組み合わせで占いをすることができます。また、80年代には少年マガジンの連載作品とのコラボも多数リリースされました。
いずれも既存のゲームをキャラクターに置き換えたもので、その点ではこのニューラブラブゲームとがきデカナンセンスうらないと同様のアレンジ手法といえるでしょう。
その安価さから「ゲーム&ウオッチ」発売後も住み分け続け、80年代半ばまで継続販売されました。その後も2005年に期間限定復刻販売、2011年にはミスタードーナツとのコラボで再復刻されたほか、スマホアプリとしても一部のゲームが配信されています。
ゲームの多くは重力と摩擦の兼ね合いなど絶妙なバランスのものも多く、今でもほほうとうなるシステムの名作も多くあります。何かの機会があればぜひ遊んでみてください。現在でも電池の心配なしでどこでも楽しめるゲームとして楽しめるかもしれません。
たいむましんではポケットメイトほか、昭和のコンパクトアナログ携帯ゲームの買取をお待ちしております!
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