読むだけでレガシーの”いま”がわかる!「ファイレクシア完全なる統一編」
こにぱーん。レガシーVtuberことMOパンダです。
数年ぶりにオフラインイベントでプロツアーが再開しました。
優勝したのはリード・デューク選手です。
昔プロツアーを追ってた身からするとリードデューク選手の優勝は胸も目頭も熱くなる結果で大変心踊りました!(俺たちの黄金時代が帰ってきたぞー!)
今シーズンはチャンピオンズカップ ファイナル の日程に用事がありプロツアーを目指すことができませんが、来シーズンはやるかもしれません。
プロツアーへの参加の道はチャンピオンズカップ ファイナルのページをチェック!
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さて今回は2月頭にリリースされたファイレクシア完全なる統一が、レガシーにどういった影響を与えたのか見ていきたいと思います。
ファイレクシア。本当にすごいんだ!
目次
2/11~2/19 レガシーチャレンジの結果
青単ペインターデッキ
Legacy Challenge 2023-02-19, 1st Place, 5-2
プレイヤー:DNSolver
1《機能不全ダニ》
4《絵描きの召使い》
4《湖に潜む者、エムリー》
4《思考の監視者》
まずはかなり勝っている青単ペインターから
DNSolverという方が優勝2回準優勝1回している青単ペインターデッキです。
強すぎます!
メインボードは青単になっておりサイド後に他の色のカードを使います。
サイドボードに《疫病を仕組むもの》が採用されており苦手な部族系に対してガードをあげています。
8キャストにペインター要素を追加したようなデッキです。
こんなに勝っているのに他の使用者はほぼいません。
あまりこの言葉を使いたくないですが専用機のようです。
一度MOリーグで回しましたがパワーを感じにくくどういったゲームで勝っているのか気になるところです。
新規カードは採用されていませんが今後も注目のデッキです。
リアニメイトデッキ
Legacy Challenge 32 2023-02-11, 3rd Place, 5-1
プレイヤー:Maraxus_of_NL
2《悲嘆》
4《偉大なる統一者、アトラクサ》
3《残虐の執政官》
1《グリセルブランド》
赤黒リアニメイトが主流でしたが入賞したのは青黒リアニメイトです。
《グリセルブランド》を抑えて採用された新カード《偉大なる統一者、アトラクサ》です。
リアニメイトだとカードタイプが散らばっていてたくさんのカードを手札に加えることができます。
上記のデッキリストだと6枚カードを引けます。
余った《偉大なる統一者、アトラクサ》は《グリセルブランド》と違い青いので《意志の力》のピッチコストに充てることができます。
リアニメイト呪文は《死体発掘》が抜け《Dance of the Dead》に変わっています。
《死体発掘》はイニシアチブデッキの《孤独》やミラーマッチを相手した時に弱いカードになります。
《Dance of the Dead》はエンチャントなので《偉大なる統一者、アトラクサ》の能力で手札に加えることができ、さらにアンタップしないデメリットは《偉大なる統一者、アトラクサ》の持つ警戒で無視することができます。
採用も納得です。
スニークショーデッキ
Legacy Challenge 2023-02-19, 5th Place, 6-1
プレイヤー:JPA93
1《猿人の指導霊》
2《偉大なる統一者、アトラクサ》
3《グリセルブランド》
3《引き裂かれし永劫、エムラクール》
こちらも《グリセルブランド》を減らして《偉大なる統一者、アトラクサ》を採用しています。
このデッキもカードタイプが散っており、次の仕掛けを手札に加えることが可能です。
《グリセルブランド》と比べて《偉大なる統一者、アトラクサ》のここがすごい!
・ライフ損失なくリソースを増やせます
・追加ドローを咎めるカードを無視できます
・接死によって8/8以上のサイズの《濁浪の執政》と相打ちできます
・《カラカス》を置かれても気にせずリソースを増やすために場に出すことができます
ライフの損失がなくリソースを増やせることが重要です。
攻められている、もしくは《稲妻》があるせいで起動できないことが《グリセルブランド》にはありました。
ライフを攻め妨害してくるサイドボード後は特に《偉大なる統一者、アトラクサ》の方が強いと感じます。《グリセルブランド》はサイドボードで機能しないことが多く《真髄の針》《船殻破り》で止まることも多いです。
Tin finsなど《グリセルブランド》でないといけないコンボデッキでなければ《偉大なる統一者、アトラクサ》に軍配が上がります。
4色オーダーデッキ
Legacy Challenge 32 2023-02-11, 17th Place, 3-3
プレイヤー:otaba
3《溢れかえる岸辺》
4《霧深い雨林》
4《虹色の眺望》
1《サバンナ》
2《冠雪の森》
2《冠雪の島》
1《冠雪の山》
1《冠雪の平地》
1《タイガ》
1《熱帯の島》
1《ツンドラ》
1《火山島》
4《吹きさらしの荒野》
1《ドライアドの東屋》
4《極楽鳥》
1《貴族の教主》
4《氷牙のコアトル》
1《忍耐》
1《永遠の証人》
1《秋の騎士》
4《呪文探求者》
2《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
1《偉大なる統一者、アトラクサ》
お次は別軸で《偉大なる統一者、アトラクサ》を使用したデッキです。
緑のクリーチャーなので《自然の秩序》から場に出すことが可能です。
《儚い存在》でブリンクし始めたら大興奮間違いありません!
《呪文探求者》パッケージがとても強いです。
クリティカルなカードをサーチできます。
デルバーデッキ
Legacy Challenge 32 2023-02-18, 3rd Place, 5-1
プレイヤー:Oceansoul92
2《秘密を掘り下げる者》
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
3《気まぐれな呪文踊り》
4《濁浪の執政》
現在は2タイプのデルバーデッキが活躍しています。
まずは《殺し》を使うためだけに黒マナをタッチしたURデルバーです。
手数で勝てるためミラーマッチで強くMTGOでは流行っています。
新カード《気まぐれな呪文踊り》ですが禁止カード《戦慄衆の秘儀術師》同様アドバンテージカードとして採用されています。
《表現の反復》をコピーしたら宇宙です。《殺し》をコピーするとお得です。
2/1でブロックされないため《忍耐》や《氷牙のコアトル》といった緑のデッキに対して強いアタッカーとして定着しています。
Legacy Challenge 2023-02-19, 6th Place, 6-1
プレイヤー:JakeTMS
4《秘密を掘り下げる者》
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
2《気まぐれな呪文踊り》
1《厚かましい借り手》
2《濁浪の執政》
《軽微なつまづき》も採用されています。
最初は《精神的なつまづき》と比べられ低評価でした。
しかし実際使ってみると《紅蓮破》《水流破》《剣を鍬に》《花の絨毯》《納墓》などなど、1マナでカウンターできるならしたいカードを多く採用が増えています。
元々《精神的なつまづき》で出来ていたゲームを”減速させる”ことができるのでコントロール系が自分達の土俵に引き込むために採用も増えています。
ジャイルーダコンボ
Legacy Challenge 2023-02-19, 25th Place, 4-3
プレイヤー:xJCloud
4《幻影の像》
4《ダクの複製》
4《ファイレクシアの変形者》
4《千の顔の逆嶋》
1《騙り者、逆嶋》
4《灯の分身》
1《龍王コラガン》
3《深海の破滅、ジャイルーダ》
4《金属モックス》
4《ライオンの瞳のダイアモンド》
4《水蓮の花びら》
3《厳かなモノリス》
懐かしい《深海の破滅、ジャイルーダ》を使ったコンボデッキです。
イコリア発売時旧相棒ルールで暴れたデッキです。
当時のルールでは相棒は3マナで手札に入らずコストを払って直接唱える効果でした。
なので5回マリガンして《ライオンの瞳のダイアモンド》2枚なら1キルすることも可能でした。
おかしいだろ!
そんな《深海の破滅、ジャイルーダ》デッキのリメイクとなります。
相棒から唱えるにはトータル9マナです。《ライオンの瞳のダイアモンド》が3枚あれば可能です。
それを可能にしたのが新カード《マイコシンスの庭》です。
《マイコシンスの庭》によって《ライオンの瞳のダイアモンド》を増やすことができます。
さらに《ライオンの瞳のダイアモンド》をサーチできる《ウルザの物語》もあるため《ライオンの瞳のダイアモンド》を実質12枚あるような動きになります。
私は1-4しましたが…爽快感はあるのでぜひ。
終わり
今回の「読むだけでレガシーの”いま”がわかる!」は以上となります。
ファイレクシア完全なる統一によって強化された既存のデッキが多く、レガシーフォーマットへ大きな影響を与えています。
スニークショーは数年デッキがあまり変わらず、《引き裂かれし永劫、エムラクール》《グリセルブランド》は固定だろうと思っていました。まさかクリーチャーが入れ替わるなんて。
《深海の破滅、ジャイルーダ》をまた見ることになるとは思いませんでした。
今後もレガシーチャレンジの結果を追って新デッキや使われる新カードを見ていきましょう。
今週末は横浜で『プレイヤーズコンベンション横浜 2023』が開催されます。
MOパンダはスタンダードオープンとモダンオープンに参加します。
サイドイベントにはレガシー選手権なども開催され注目のイベントです。
会場に行くだけでも楽しいです。
週末はぜひ横浜でお会いしましょう。
読んでいただきありがとうございました!
※デッキリストは「Study Hall of M:TG」のMTG Toolsを利用しています。
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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