わくわくレガシー生活 「BMOに向けてレガシー環境のおさらい」
こにぱーん!MOパンダです。
最近レガシーだけでなくパイオニアも遊んでいます。
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今週末は久しぶりに「BIG MAGIC OPEN」(https://mtg.bigweb.co.jp/bmo12)が開催されます。
フォーマットはレガシーとチームモダンです。
どちらも参加予定です。よろしくお願いします。
今回は現在のレガシー環境のおさらい記事になります。
大会に向けて参考にしていただければと思います。
MAGIC ONLINE(以下MO)の結果から見えること
5/14から8/6に行われたMOのレガシーチャレンジ+ショーケースチャレンジ27イベント(864デッキ)の集計になります。
URデルバー
もちろんトップシェアはURデルバーです。不利なデッキなどない現環境最強のデッキです。入賞しているURデルバーの構築は差があまりありません。
MOでは一番多いミラーマッチを制すためメインボードに《紅蓮破》を2枚採用していることが多いです。
Legacy Challenge #12453830 / 4th Place / 6-0
プレイヤー:JUJUBEAN__2004
4《秘密を掘り下げる者》
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
4《濁浪の執政》
《濁浪の執政》《表現の反復》がゲームの勝敗に影響する為《紅蓮破》をメインから増やしたくなる気持ちはわかりますが、青くないデッキ相手にメインを落としやすくそこだけ不安です。
ジェスカイコントロールも人気なのでメインの《紅蓮破》増量はMOならではの構築ですね。
ジェスカイコントロール
2番手はジェスカイコントロールです。
去年はバントコントロールが多かったですが緑のカードより《紅蓮破》が強くジェスカイカラーのコントロールが主流になっています。
デッキは2パターンあり《表現の反復》+《僧院の導師》の果敢で攻める形。
プレインズウォーカー多めの青白タッチ赤コントロールのどちらかです。
MOには《狂乱の呪詛》が実装されていないため《紅蓮破》《剣を鍬に》《虹色の終焉》を使った除去コントロールが成立します。
リアルでは《狂乱の呪詛》を巡るゲームになり、3色でプレイする《虹色の終焉》しか解答がなくリアルでは勝ちにくいデッキになっています。
Legacy Challenge #12450506 / 6th Place / 5-1
プレイヤー:trunks132
赤プリズン
3番手は赤プリズンです。
メインから《未認可霊柩車》や《死亡+退場》など《濁浪の執政》を意識したカードを採用し、デルバーに対して強くしているのがデッキの特徴です。
London Legacy Monthly / 6th Place
プレイヤー:Gavin Thacker
3《砕骨の巨人》
4《ゴブリンの熟練扇動者》
1《真実の魂の盲信者、ガット》
3《再鍛の刃、ラエリア》
2《軍勢の戦親分》
1《月の大魔術師》
4《猿人の指導霊》
2《炎渦の部隊》
4《激情》
最近は《熱烈の神ハゾレト》が採用されます。
《カラカス》を採用したデッキが減り除去耐性がありメタにマッチしてるクリーチャー選択と言えるでしょう。
謎鍛冶コンボ
最近頭角を現わしてきたデッキです。
8/6のレガシーチャレンジで優勝しています。
Legacy Challenge #12453821 / 1st Place / 5-1
プレイヤー:IPlayBadDecks
除去もカウンターも当たるデッキですが
《防御の光網》でどちらにも対応でき、ハンデスに対しては《永劫のこだま》でリカバリーできます。
コンボばかりに目がいくと《ウルザの物語》で攻められるので見た目以上に多角的な攻めができます。
勝ってきているデッキですが対面で当たったことが少なくプレイミスを誘いやすいデッキになっています。せめてデッキリストだけは目を通しておきましょう。
普段レガシーをやらずオールイン系のデッキが好きな方におすすめのデッキになります。
URドラゴン
URデルバーの派生デッキです。
《秘密を掘り下げる者》が《帳簿裂き》に変更されています。
Legacy Challenge #12453830 / 5th Place / 6-0
プレイヤー:triosk
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
3《帳簿裂き》
1《厚かましい借り手》
3《濁浪の執政》
《秘密を掘り下げる者》と違い《忍耐》に激突することが少ないのはいいですね。
《帳簿裂き》により相手が青くないときの《紅蓮破》や複数枚引いて邪魔な《目くらまし》を別のカードに変換できます。
《帳簿裂き》を採用するなら《紅蓮破》複数枚をメインに入れるのも肯定されミラーでも強くURデルバーユーザーがURドラゴンに乗り換えていくかもしれません。
その他デッキ
リアニメイト
URデルバーが《目くらまし》を減らしコンボ相手にガードを下げている結果リアニメイト系上がってきています。墓地対策に置物が使われていないことも追い風です。
デスタク
URデルバーと戦え、上がってきている赤プリズンに強いデッキです。
《硫黄の精霊》や《疫病を仕組むもの》の採用が減りタフネス1のクリーチャーが生き残りやすいのはいいですね。
《救出専門家》など新規カードの採用が増え新規リリースの度に強化されているデッキです。
8キャスト
サイドの《溶融》や《無垢への回帰》が減らせない要因です。
7/31のレガシーチャレンジは優勝していますが普段はTOP32に1人いるかいないか程度です。
ただ使用者が減っているからサイドを薄くしようとするとあっさり負けるので気を付けましょう。
先月行われた第20回レガシー神挑戦者決定戦ではTOP16に0でしたが今回どうなるか気になるところです。
まとめ
URデルバーはミラーで差をつけようと少し重いURドラゴンが流行ってきています。《帳簿裂き》が流行るとジェスカイコンに必ず採用される《覆いを割く者、ナーセット》に嵌ってカードを捨てる盤面が増えそうですね。
《覆いを割く者、ナーセット》と並んで謀議に強い《船殻破り》などがサイドに増えるとまたデルバーに戻っていくように考えられます。
《船殻破り》は赤プリズンの《鏡割りの寓話》や《エインジーの荒廃者》、《謎鍛冶》に強くカード自体はメタに合っている強カードな印象です。
青くないデッキもドローをしてきますし《一日のやり直し》がなくても強いならいい選択になるかと思います。
(忘れたころにやってくる)
BMOメタゲーム予想
たまにはデッキ以外の話もしましょう。
BMO自体は全国から参加者がいますが、関東開催のイベントなので関東のメタゲームになることが予想されます。
関東はまずURデルバーが一番多く次点でスニークショーがいます。
《狂乱の呪詛》《紅蓮破》を持つURデルバーとスニークショーを相手すると厳しいコントロール系のデッキはあまりいません。
関東はURデルバーのシェアが圧倒的です。MOの比ではありません。
関西はURデルバーが少なくミッドレンジやコントロール、デスタクが多いです。
地域メタと言われるところですね。
なので私はURデルバーとスニークショーを考えて構築するつもりです。
サイドボードで悩んだら《水流破》や《真髄の針》など上記を意識したカードを選べるといいですね。
最近はUR系のデッキがコンボ相手にガードを下げていているのでそこを突かれないために《否定の力》や《狼狽の嵐》も選択肢にあります。
終わり
レガシー環境のおさらい記事は以上となります。
今年は夏のエキスパンションがなく4月リリースの「ニューカペナの街角」環境が続いていますがカード採用が変化していきおもしろい環境です。
「ニューカペナの街角」のカードである《帳簿裂き》は最初はあまり使われていませんでしたが、だんだんと評価が上がり定番になりそうですね。
次回はもしBMOで好成績だったらデッキの話の解説記事でお会いしましょう。
大会に参加される方の健闘を祈ります。
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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