ZXION ボードゲームディープ

ついに再販! 激レア 「カタン3D版」 開封&スタンダード版と徹底比較!!

公開日:Zxion

毎度!Zxionです!!
「ぜっくん」って呼んでね☆
カタンカッタン。

カタン3D?
3Dカタン?
どっちでも同じなんですけど、口頭では「3Dカタン」って言うことの方が多いですし、ツイッターとかでも「3Dカタン」って書いていた気もしますが、今回発売されたGP社のカタンは『カタン3D版』という名称になっています。
ちょっと言いにくい。

ところで僕のツイッターをフォローしている方ならご存じかもしれませんが、先日発売された「カタン3D版」が欲しくてほしくてそれはもう大騒ぎしていたんですけど…。

買っちった☆(ぜくりん)

確か発売日翌日だったかな、ツイッターのTLに「某青いペンギンのお店で見かけた」という情報が流れてきまして。
そのツイートをした方に凸ってみたところ、見かけた店舗を教えてもらえたのでお店の方に電話確認したら「取り置きはできないけどまだ在庫はある」とのことで急行。

無事買うことができました!

…いやー買っちゃったなー。
ボドゲを買い始めて10年くらいたちましたが、憧れていたこのアイテム、やっと手に入れることができました。
昔からずっと「いいなあ」と思っていたんですが、とある事件によりカタンはNFM[1]NFM:ノットフォーミーの略。自分には合わないゲームの事だったのと最初の頃は一緒に遊ぶ人もいなかったしでそんな冒険できないじゃないですか。
そんなこんなで買いそびれているとみるみる値上がり。
超絶プレ値で見かけることすら珍しい、激レアアイテムになってしまいましたとさ。

そんな夢にまで見たカタン3D版がついに僕のもとに!
嬉しい!!

あまり遊ばない気もするけど、僕はコレクター気質があるのでぶっちゃけそれでも良いのです。
うふふ。(すごくうれしい)

こうなってくると前に欲しかった方の3D版も欲しくなってきますね。
あっちは拡張の騎士カタンも同梱されていたりして、入れ物もすごい豪華なんですよね。
値下がりしないかなぁ…。

 

 

1.『カタンの開拓者たち』概要

時は大航海時代。
未知の世界を求めて旅立った探検家であるあなたは、長くつらい航海の果てに無人の島に辿り着きます。
そこは広大な大地に豊かな資源が眠る「カタン島」と呼ばれる未開の島。

しかし、その島に辿り着いたのはあなただけではありません。
新天地を夢見る開拓者たちが次々とカタン島に上陸し、島を開拓しはじめました。

あなたは大地に眠る豊富な資源を活用し、街道を敷き、開拓地を作り、それを大きな都市に成長させます。
必要な資源を得るためには、他の開拓者と交渉をして資源のトレードをする必要もあるでしょう。

カタン島の支配者になれるのは、最も早く開拓を進めた1人だけ。
さぁ、資源と知恵をうまく活用し、自分の運を信じて、カタン島の開拓競争へ乗り出しましょう!

(ルールブックより) 

 

…という若干ツッコミ所がある概要からカタンの開拓者たちはスタートします。

 

 

 

2.『カタンの開拓者たち』ざっくりルールの説明

ボードゲーマーなら言わずと知れた『カタン』。
詳細なルール説明をする必要はあまりないのではないかと思いますが、実は遊んだことが無いという人もいるようなのでざっくり説明します。

 

各プレイヤーは手番の最初にダイスを2個振ります。
そして、ダイスの出目の合計に対応した土地に自分の開拓地(または都市)があるプレイヤーはその土地から資源を獲得します。
このとき手番外のプレイヤーでも、該当する土地に自分の開拓地などがあれば資源を得ることができます。

資源の獲得があってもなくても、手番プレイヤーは望む限りのアクションを行うことができます。
資源の交換、開拓地などの建設、開拓地の都市化、発展カードの獲得、発展カードの使用などです。

十分にアクションを行ったと判断したら次のプレイヤーの手番になります。
そして、上記のダイスを振るところから、ゲームの終了条件が満たされるまで繰り返していきます。

ゲームの終了条件は「自分のターンで10ポイント以上になったプレイヤーが勝利宣言をしたら」勝利宣言をしたプレイヤーの勝利でゲームが終了します。
ポイントは開拓地の建設や発展カードなどから獲得することができます。

 

これがカタンの基本的なルールです。
他のカタンでもほとんどのケースでこのルールがベースになっています。

 

 

 

3.『カタン3D版』開封の儀

流石にコレクターとかボドゲカフェとかでもないと、大きいし高いしで「別に3D版じゃなくても…」って思うんじゃないでしょうか。
僕もそう思います。

それでは早速、カタン3D版の開封をしていきましょう。
今回は画像多めでお送りいたします。

刃物を使うときはボドゲ本体に傷をつけないようにな!

防犯タグのせいで上下左右の中心にくぼみが…。
高額商品だからね…仕方ないね…。

さ、気を取り直して、開けてみましょう。

 

うおおおおおおおお!!
いやあ!テンション上がりますね!
ぶっちゃけこういうのって開ける時が一番テンション上がるんすよね。

ん?なんか出てき…あぶねぇ!!
マジかよ超あぶねえ!
重さがあるからうっかりするとタイル折っちまうぞ?

底面(裏面?)に説明書2部とタイルが隠されています。
外箱と内箱の隙間って言えばいいんかな?
中に入っているわけではなかったのでこれから購入して開封する人は注意しましょう。
見栄え重視の結果か。

危険な位置に入っていた説明書。
1部が「概要・構成・基本ルール」、もう1部はアルマナックと書いてあり、ルールの詳細や上級ルールについて書かれているようです。
…アルマナックってなに?(どうやら暦・年鑑という意味合いらしい。)

 

そわそわ…。
ん?

なんか良く見ると二重になってませんかね?
ちょっと持ち上げてみましょう。

これは…。
上蓋…では…??


てってれー☆

ちゃんと蓋…というか箱になってるんですね。
僕はてっきり箱にはならないものかと思っていました…。
開封後は収納時蓋を被せられるようです。
良かった。

被せた蓋はいったん外して、中身のチェックをしていきます。

 

いいですねぇー。
3D、いいですねぇー。

◇内容物

・説明書:1部
・アルマナック:1部
・地形タイル:19枚
・海フレーム:6枚
・港マーカー:9個
  木材・レンガ・羊毛・小麦・鉱石:各1個
  3:1港:4個
・数字チップ:18枚
・資源カード:95枚(各資源19枚)
・発展カード:25枚
  勝利点カード5枚
  騎士カード14枚
  進歩カード3種類×2(6枚)
・建設コスト表:4枚
・ボーナスタイル:2枚
・カードトレイ:2個
・プレイヤーコマ4セット
・街道コマ15個
・開拓地コマ5個
・都市コマ4個
・盗賊コマ1個
・ダイス2個

 

全てのタイルの間に段ボールが挟んであります。

 

はーい、タイル出しましょうねー。

タイルを出した後、しまう場所がわからなくならないように、内側にイラストが描かれています。
これを見ながら箱に戻せばキレイにしまうことができます。

山地のタイルがなかなか大きくてかさばるのよねぇ。

タイルによって高さが違うのでこの目印は嬉しい

 

 

 

4.コンポーネント詳細、スタンダードとの比較

それぞれのコンポーネントを詳しく見ていってみましょう

 

 

4-1.地形タイル

まずは地形タイルから。
地形タイルの裏面にはロゴが刻印されています。
何故。

 


【山地】


【丘陵】


【森林】


【畑】


ゲームマーケットで公開されていたやつ

畑はゲームマーケットで公開されていたサンプルよりちゃっちいというか、イマイチな仕上がりになってます。
ちょっと見辛いですが、そびえたつ小麦の塔の数が違うんですよね。
明らかにゲムマ展示版の方がいい感じなんスけど、コスト関係なんでしょうか?
耐久性かな?

 


【牧草地】


【砂漠】

 


スタンダード版のタイルと並べてみました。

まあ、当然と言えば当然の結果ですね。
サイズ感はほぼ同じ。
若干3D版の方が大きいかな?程度です。


重ねてみると本当にほんのちょっと微妙にサイズ感が違う。

 

 

4-2.ダイス

次はダイスです。
良く見ると出目のぽっちが六角形になっています。

上がカタン3D版のもので、下がスタンダード版のもの。
スタンダード版に入っているダイスはよくある普通のダイスですね。

 

 

4-3.数字チップ

カタンをカタンたらしめる要素である数字チップです。
最初はこんな感じでまとめてシュリンクされている状態。

 

パーーーーージ!!
以前の3D版では、この数字チップが透明ですごく見辛かったらしいのですが、GP版では修正されて透明度が下がり数字が見やすくなっています。


数字チップの裏面。ちょっと透けてます

 

スタンダード版と並べてみましょう。
3D版の数字チップはちょっと立体感があり、軽めでちゃりんちゃりんする感じ。(プラ製品感)
スタンダード版は安定の厚紙チップです。

 

一部裏返してみました。
3D版の数字チップは裏面のアルファベットの表示が無くなっています。

これも含めて、タイルの3D化などによってランダム配置ができなくなっています。
仕方のない事とはいえ、プレイアビリティ面としてはマイナスポイントですね。

ランダムな配置でプレイしたい場合は、外部ツールを使うなど、何らかの方法を考えておかなければなりません。

 

 

4-4.海フレーム

海フレーム…カタン島の外周部分です。
こちらも裏面にはロゴが。

 

組み立ての際結構ぎっちりなので外す時にちょっと… いや、すごい怖いです。
固ぇ!

 

スタンダード版との比較をしてみましょう。
皆さんは海フレームを見て、何かに気が付きませんか?
ちょっと寄ってみましょう。

そう、「港」です。
3D版に港が無いように見えますね。
いや、無いように見えるじゃなくてフレームには本当にないんですけど。

 

あとのせサクサク、3D港ですよ。

これを…?
…??

どこに置くの??

…説明書を見てみるとこんな感じらしい。

実際に設置してみると

え?ちょっとわかりにくくない?

 

スタンダード版と並べてみました。 上が3D版で、下がスタンダード版。

スタンダード版はちゃんとイラストが(交差してないけど)交差点部分に接していてわかりやすいが、3D版はパッと見、ちょっとわかりにくい。
一応開拓地とかを置くと割と良い感じになるんですけど、何も置かれていない状態だとちょっと微妙に感じます。

 

 

4-5.コマ

コマ!

ウェザリングって言うんでしたっけ?
どっちかというと墨入れかな??
みたいな感じの仕上がり。
僕としては前に出ていた3D版(コレクターズエディション)の方が色味が好きですね。


仕上がりはゲームマーケットで展示されてたサンプルの通りっぽい。

一部コマの色が変わっている?みたい。
右上のやつ青じゃなくて黒ですよね?

 

では、スタンダード版のコマと比較してみましょう。


上から3D版、スタンダード版、木製コマ版


【コマ比較 道】左から3D版、スタンダード版、木製コマ版


【コマ比較 開拓地】


【コマ比較 都市】

 

コマの裏面はこうなっています。
スタンダード版は裏面を見ると空洞になっていますが、さすがに3D版はしっかりと詰まっています。
大きさとしては、開拓地と都市はなぜか若干3D版の方が小さく感じますが、街道は3D版の方がほんの少し大きいみたいです。

 

 

4-6.カード周り

最後はカード周りの比較をしていきます。

3D版のカード収納トレイです。
スタンダード版と並べて比較してみましょう。

もうこれは明らかに3D版の方が大きいですね。
ということは当然、カードサイズも…。


重ねてみると全然大きさが違います


裏面はなんとカラーに!!


上側が3D版で、下側がスタンダード版。

スタンダード版では、裏面を見ても発展カードと資源カードの区別が付かなかったのですが、3D版では裏面のデザインが異なっているので容易に区別することができます。
ちょっとケースに収納してみましょう。

スタンダード版のケースは片側からでないとカードが取り出しにくいのに対して、3D版では両側から容易にカードを取ることができるようになっています。

 

ちなみにカタン3D版のカードサイズは80×54mmで、スタンダード版は66.5×42.5mm(どちらも実測ゼク調べ)です。
普通のトレーディングカードサイズのスリーブでは入らないので、ボードゲーム専用スリーブを用意する必要があります。

カタン3D版はカードサイズとほぼ同じサイズの80×54のボードゲームスリーブって言うのがあるけどギリギリ過ぎないかな?
87×56の方が無難かなぁ?
手元にこのサイズのスリーブがないので、これはちょっと話半分でお願いします。
ちゃんと僕がセルフ人柱しておくので、来週くらいにはここに追記できるかもしれません。

っと書いている内に、頼んだスリーブがものすごく早く届きました。
ヨ〇バシ最高か。
購入したのはこちらのスリーブ。


80×54mmのボードゲームスリーブ

早速IN!!


おや??

おお!完璧じゃないっすか!!
ピッタリだ!!

このスリーブは1セット50枚なので、3セット購入する必要があります。
2セットだと微妙に足りないのいやらしすぎるだろ…。

 

最初に折り曲げそうになっていた建設コスト表もカード周りという括りにさせていただいて…。
上が3D版で下がスタンダード版。

スタンダード版が片面印刷なのに対し、3D版は両面印刷になっています。
そうそう。
こういうところですよ。

 

 

4-7.盗賊

忘れてました。
出目合計7を出したときに大活躍する盗賊さんです。

なんかバットみたいの持っていたのに犬?になってる…。
いや、違うこれ…羊だ!

連れていかれとるやん!!!


うわぁああーー!! メェ助!メェ助ーー!!

 

 

 

5.セットアップ比較

最後にセットアップしてみました。


3D版


左がスタンダード、右が3D版


3D版を横から


スタンダード版を横から

 

 

さて、せっかくセットアップしたんで、ちょっと遊んでみましょうかね…。

 


僕「まずは僕の手番!」
「9」なので木材と、小麦は…だれもいないですね。


俺「次は俺の手番だ!」
「11」だから木材と羊毛!

俺「木材欲しい」
僕「出ないなぁ」
ワイ「レンガと羊毛くれたら出すよ」
俺「厳しくない?」
ワイ「じゃあ羊毛だけでいいよ」
俺「やったぜ!」

などと寸劇を繰り広げつつ私の勝ちでフィニッシュ。

すごく寂しかったです。

 

 

 

6.あとがき

はぁい!

3Dカタン開封レビュー兼比較記事、いかがでしたか?
今回の3D版は購入戦争がひどかったですね。
転バイヤーがボドゲに結構参入してて、若干いかがなものかと思っています。

まあアホみたいに作って売れ残りまくるのも企業的によろしくないのはわかりますけど。
受注生産とかだとダメなんすかね。
そういうのには疎いのでよくわかりませんが。

今回入手できなかった人、次回生産は来年春くらいらしいのでそれまでにお金貯めときましょう。
ワンチャン2021秋ゲムマで数個くらい隠し玉が…あるといいですね、マジで。

 

ところで、ここだけの話なんスけど、発売日前に持ってる人なんか多くなかった?
この有様でこれはどうなの。
欲しすぎて調べまくってたから目にする機会が多くて、ただの気のせいというか被害妄想かもしれませんけど。

なんやかんや言ってますが、一応無事ありつけましたし、販売されること自体は大変ありがたいんですけどね。

今回は色々な闇を垣間見てしまった気がしますが、すべて気のせいということにしておきましょう。
ぜっくん、あなた疲れているのよ。
そうだ!すべてエイリアンのせいだ!!
ッフーーー!!

と、まぁ勢いですべてをなかったことにするいつものやつで締めたいと思います。
そんなわけで…。

 

今回はここまでッスー。

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

脚注

脚注
1 NFM:ノットフォーミーの略。自分には合わないゲームの事
ZXION ボードゲームディープ
Zxionさんの
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