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砂上の楼閣はぶっ潰せ! デッキ解体ボードゲーム『サンドキャッスル(ファインサンド)』

公開日:Zxion

毎度!Zxionです!!
「ぜっくん」って呼んでね☆
圧縮圧縮ぅ!

えー。
前回の記事でー、『5月はみどりの日があるからフリーゼ月間な!(意訳)』とか言っておきながらー、時は既に6月…。

本来なら5月中にこの「サンドキャッスル」の記事も公開できる予定だったんですが、残念ながら予定は未定と言う事なのか、6月になっちゃいました。
ああん。

ちょっとこれには深い深いわけが、話せば長くなる理由が、そう、ありまして。

僕が購入した「サンドキャッスル」、不良品でしてね。
某河屋に交換対応依頼してたんすけど、対応完了までに2週間とかかかりましてん。
ボードゲームに明るく、駿○屋を利用したことがある人は「そうだねあるある」と賛同してくれることでしょう。
おぉん。

 

…それでは聞いてください。
エントリーナンバー1、ゼクシオン。
「気持ちだけは5月のままで」。

 

 

1.「サンドキャッスル」概要

サンドキャッスルはデッキ構築ならぬデッキ解体のボードゲーム。
フルーツジュースに引き続き、こちらもカードがメインコンポーネントになっています。
TCGとかのカードゲームや、ボードゲームならドミニオンをよく遊ぶ人は「デッキ圧縮」なんて聞いたことないでしょうか。
その圧縮を「ゲームのメインシステムにしてしまおう!」…と思ったのか思っていないかはわかりませんが、圧縮しまくって自分のデッキをなくすことが目的のゲームです。

ちなみに、邦題は「サンドキャッスル」になっているので「F」はどこに行った?と思っている向きもあるかと思います。
原題はちゃんと「ファインサンド(FINESAND/FEINERSAND)」で、しっかり「F」が使われています。

あなたは休暇で美しいビーチを訪れ、平穏な日々を過ごしています。
仕事を忘れ、童心に返り、なんとなくビーチの砂で城を作り始めました。
するとどうでしょう。
あなたに影響されたのか、あちこちで砂の城を作り始めている人たちがいます。
こうなると、俄然、やる気と負けん気がわいてくるのが、人間の性というもの。
あなたは誰よりも大きく立派な砂の城を目指して、懸命にそして大規模に作業を開始しました。

ルールブックより

 

『サンドキャッスル(ファインサンド)
 デザイナー:Friedemann Friese
 プレイ人数:1~4人
 対象年齢:10歳以上
 プレイ時間:30~180分
◇内容物
・カード236枚
 (各プレイヤー59枚ずつ)
・コイン25枚
・プレイヤーボード4枚
・リング4個
・ディスク4個

 

 

 

2.『サンドキャッスル』遊び始める前に

新品で購入した場合、カードのパックを開ける時決してシャッフルしないようにしましょう。
新品開封時は、(エラーでなければ)カードの順番が「練習ゲーム専用」になっています。
うっかりシャッフルしちゃうと仕分けとかがちょっと面倒くさいです。


【練習ゲームの配列】並び順はルールブックに記載されているので、詳しくはそちらを見てね☆

各カード左下には4種のプレイヤーアイコンいずれかが書かれているので、同じアイコンのカードを1人のプレイヤーに渡します。
その中で、最初に使われるのは、以下の3種類です。


【使うカード一覧】 練習ゲームでは、これらのカードを使います。 

・カード右下に「△!(アイコン)」と「0(数字)」が書かれているカードすべて(基本デッキと呼びます、30枚)
・カード下部中央にプレイヤーアイコンが書かれているシンボルカード1枚
・裏面に、大きく「△!」が書かれているプレゼントカード1枚

それ以外のカードは最初の練習ゲームでは使いません。
使われなかったカードは、通常のゲームで基本デッキのカードと入れ替えて遊ぶことができます(後述【8.キャンペーンゲーム】)。


とりあえず使われないカードは全部で27枚。 一旦避けておきましょう。

 

 

2-1.『サンドキャッスル』セットアップ

①コンポーネントの配布

各プレイヤーは好きな色のプレイヤーボード、リング、ディスクをそれぞれ1つずつと、同一のプレイヤーアイコンが書かれたカードの束(基本デッキ)とシンボルカード、プレゼントカードを受け取ります。


受け取る物

プレイヤーボードの上下にはカードを配置していくので、ある程度のスペースを確保しておきましょう。
あまり広くスペースが確保できない場合は、ボードの上側のスペースは狭くしても大丈夫です。


大体このくらいのスペースがあればOK。(1人分)

 

②カードの受け取り

練習ゲームをする場合、受け取ったデッキはそのまま山札となるので、シャッフルしないようにプレイヤーボードの左側に配置します。
それと、プレイヤーボードの右側は捨て札置き場になるので、そちら側にもある程度スペースを確保しておくと良いです。


大体このくらいのスペースが(以下略)

通常のゲームをする場合はしっかりデッキをシャッフルしましょう。

 

③カードを引く

山札からカードを6枚引きます。
これが初期手札となります。


練習プレイの場合、全プレイヤーの初期手札は同じで、画像の通り。

カードを引いたら山札の上にディスクをのせ、プレイヤーボードの上部中央にリングをおきます。

 

④プレゼントカードの配置

「プレゼントカード」は自分のデッキ付近に表向きで配置しておきます。
このカードのように黄色い枠のカードはゲーム中に特殊なアクション(後述【■フリーアクション(黄アクション/特殊アクション)】)として使用することができます。

シンボルカードは「左隣のプレイヤーと自分の間」あたりに配置します。
左のプレイヤーと自分の手が届く位置にあれば多少適当でも大丈夫です。


配置例

 

 

3.『サンドキャッスル』ゲームの流れ

サンドキャッスルでは「各プレイヤーの手番」というものはありません(一応「ターン」は存在します)。
早い話が全員同時に自分の手番を実行する感じです。

とは言っても、リアルタイムアクションゲームではないので、手番の実行スピードが速いからボーナスやメリットがあるとかそういうのはないです。
逆に遅くてもデメリットはないんですが、他のプレイヤーをあまり待たせてしまうことがないように頑張りましょう。

手番が早く終わったプレイヤーは他のプレイヤーの手番が終わるまで休憩です。

 

 

3-1.ターンの流れ

まずはプレイヤーボードの上部を見てみましょう。

「デッキアイコン→○、1、2A、リング置き場、2B、3、デッキアイコン←○」となっています。
これが各ターンに実行する手番の流れそのものです。

 

 

各アクション詳細

アイコンと各数字に対応するアクションの詳細です。
名称は便宜的につけたものです。

 

■デッキアイコン→○
ターン開始時、山札の上に置かれているディスクをテーブル中央に移動させます。

 


■ステップ1(緑アクション/スタートドロー)
山札の上からカードを引きます。
(ゲーム開始直後の一番最初のターンはカードを引かずに、この処理を飛ばす。)

カードを引く枚数は、プレイヤーボードに書かれている緑色の部分の数字(+2)+そこに置かれている緑色のカードの数字です。
つまり、何も置かれていなくてもターン開始時には山札からカードを2枚引けると言う事になります。


この場合、2+1で3枚引ける。

ここでのドロー枚数は多いほうが偉いが、ゲーム終了フラグのきっかけになるので上手く調整したい。

 


■ステップ2A/2B
ここでは「2A」のアクションか「2B」のアクションどちらかを選択して実行します。
両方を行なうことはできません。
これから実行しようとしているアクションの側にリングを動かします。

 


■ステップ2A(赤アクション/カードプレイ)
手札のカードを1枚選んで「プレイ」します。
最初はカードを1枚しかプレイできませんが、プレイヤーボード上の2Aにカードが置かれていくと1ターン中に複数枚のカードをプレイすることが出来るようになります。


この状態ならコストさえ支払えれば、カードが3枚までプレイできる。

カードをプレイするためにはコストを支払わなければなりません。
プレイコストはカード上部の左右に書かれている数字です。
たとえば4コストなら左右に4が書かれていますが、別に合算とかではなく、そのまま4コストという意味です。

コストを支払うには、プレイしたカード以外のカードを捨て札にする必要があります。
捨て札にしたカード1枚=1コスト分になります。
サンファン[1]6年越しで日本語版登場! 名作ゲーム『サンファン2』みたいですね!
例外として、「コインカード」はカードに書かれている数字分のコスト相当として機能します。


【コインカード】 これらのカードを捨て札にすることで、2or3コスト分になる。

プレイしたカードは、対応する場所に配置されます。
例えば緑色のカードなら「1」、青色のカードなら「2B」のところに[+X]の数字が見えるように並べていきます。
こうして配置したカードの色が「黄色または紫」なら即座に、それ以外の色なら次のターンから適用されます。

赤プレイ赤プレイ赤プレイ…みたいな赤連打で『ずっと俺のターン!』はできません。
そりゃそうだ。

コストの支払いは、ルールブックに「プレイコストを満たすぶんだけ」と書かれているので、僕は「過剰払いは基本的にできない」という認識です。
例えば4コストのカードをプレイするためにカード3枚と2コインカードを捨てるのはダメで、例外的に1コストのカードや2コストのカードは、コインカード1枚による過払いは可能としています。
そして、その場合の過払い分は消失する(他カードのプレイに充当できない)という感じで遊んでます。

 

 


■ステップ2B(青アクション/アクションドロー)
手札をプレイしない場合、こちらのアクションを実行することになります。
緑アクションと同様にプレイヤーボードに書かれている数字+置かれているカードの数値合計分のカードを山札から引くことができます。
緑と青のドローは別物なので合算しないように注意してください。

2+1+1+1+2=7枚ドロー!ここで引きすぎるのは考え物か…?

青アクションを選択してカードを引いた後に、赤アクションでカードのプレイをすることは絶対にありません。
その代わり、カードのプレイが出来る青アクションのカードがあったりもします。
…練習ゲームには出てきませんけれども。

 


■ステップ3(紫アクション/手札調整)
ターンの最後には必ずこのアクションを実行しなければなりません。
各プレイヤーは手札の枚数をプレイヤーボードに書かれている数字+置かれているカードの数値の合計以内(ちょうどなら捨てなくてOK)になるように調整しなければなりません。
ステップ3になった時点で、手札の枚数が数値の合計以上だった場合、手札からカードを選んで捨て札にします。


3+2で手札上限は5枚。 手札上限も多いに越したことはないですね。

最初は「3枚」が上限なので3枚になるまで手札を捨てて、調整します。
この合計値が手札の上限、つまり次のターンへカードを持ち越せる枚数ということになります。

 


■フリーアクション(黄アクション/特殊アクション)
各プレイヤーは、ステップ1~ステップ3までの間(ディスクが山札の上に無い間)なら、いつでも黄色のカードによるアクションを実行することができます。
このアクションでは、自分の場に置かれている黄色カードを使用してそのカードの効果を使用します。

各カードにつき1ターンに1回、黄色カードの効果を使用できます。
どのカードを使用したかわかるように、1度使用したカードは次のターンの開始時まで裏返しておきます。


裏返すとこんな感じ

ルールブックには「緑、赤、青、紫の各アクションとは別に行なうものです。」とか書かれていますが、その前には「自由なタイミングで実行できる」とも書いてあるので、何らかのアクションの最中にやってもいいと思ってます。

 


■プレゼントカード
プレゼントカードは、黄色カードの一つで、ゲーム開始時点から使用することができます。
ちなみに、これ以外の黄色カードは山札の中に眠っているので、コストを支払って自分の場に配置しましょう。
そうすることで、そのアクションを使用することができるようになります。

プレゼントカードを使用するプレイヤーは、手札からカードを1枚選択して自分のアイコンと同じシンボルカードの上にそのカードを伏せて置き、プレゼントカードを裏返します。
このカードは左隣のプレイヤーへの「プレゼント」となります。

…なんでカードプレゼントしちゃうの?って思いました?

概要でちょこっと触れたんですけど、このゲーム、デッキ構築ならぬデッキ解体ゲームなんですよね。
要するにカード、そんなに欲しくない…まぁある程度は必要なんですけど、ぶっちゃけ余分なカードはいらない系なんですよ。
自分の得意なプレイスタイルとかそういうのを考えつつ、いらんカードはドンドン他人に押し付k…プレゼントしてしまいましょう。

 


■アイコン←○
ステップ3まで終了したプレイヤーは、最初の「アイコン→○」でテーブル中央に移動したディスクを山札の上に戻します。
これは、「手番が終了している」という合図です。

テーブル中央にまだディスクが残っていたらその色を担当しているプレイヤーの手番は終わっていないということになります。
手番が終わっているのに、ディスク回収を忘れていた…ということが多々あるので、注意しましょう。


白いディスクが山札に戻っていないので、まだ白を担当しているプレイヤーの手番が終わっていないということがわかる。

すべてのディスクが回収されたら、シンボルカードのチェックを行ないます。

 

シンボルカードチェック

全員のシンボルカードの上にプレゼントされたカードがのせられている場合、そのカードのうち一番上にあるものだけを捨て札置き場に移します。
もし、誰か1人でもシンボルカードの上にカードが1枚ものっていない場合は、誰もカードを捨て札置き場に移しません。

この場合はシンボルカードの上に置かれているカードはそのまま残ります。

 

次ターンの準備

使用した(裏向きの)黄カードをすべて表向きに戻します。
これで、このターンは終了し、次のターンへ移ります。
後述の終了条件が満たされるまで「アイコン→○」から再度進めていきます。

 

ところで山札がなくなったら?

このゲームの目的は「デッキをなくすこと」。
おめでとう!あなたの勝利…なわけなくてですね。
捨て札置き場にカードがある場合はリシャッフル。
捨て札全部良く混ぜて山札を作り直してください。

ゲームはまだまだ続くんじゃ!

 

 

 

 

4.『サンドキャッスル』ゲーム終了条件

ゲームの終了条件は2パターンあります。

①ステップ1で誰かが自分のデッキを引ききった時 →そのターンの終了時にゲーム終了
または
②ステップ2Bで誰かが自分のデッキを引ききった時 →その次のターンの終了時にゲーム終了

 

デッキを引ききったというのは、山札も捨て札もなくなった状態のことです。

 

デッキを引ききったときに、例えば「山札4捨て札0」でドロー枚数が6だった場合、本来なら後2枚のカードが引けたはずです。
そのプレイヤーは、引けなかった枚数と同じ分のコインをストックから受け取ります。


捨て札はなく、山札は4枚。 ドローは6枚なのでコインが2枚もらえます。

これはステップ1でもステップ2Bでも同じで、「カードを引けるはずなのに引けなかった」場合に、引けなかった分のコインが受け取れます。

コインはストックに戻すことで1コイン=1コスト分の支払いとして使うことができます。
コインは無限にあるものとして扱うので、不足した場合は何かで代用しましょう。

間違ってもオープン会とかで財布の中の小銭を代用で使ったりしないように。
マジで。

 

 

 

5.得点計算

ゲームが終了したら、各プレイヤーはなくすことができなかったカードの枚数を数えます。
数えるのは、自分の「手札」+「捨て札」+「山札」の合計枚数です。
シンボルカードの上に残されたカードは数えません。


手札4+捨て山3+山札1=8枚!!

「手札」+「捨て札」+「山札」の合計枚数が最も少ないプレイヤーの勝利です。
同点だった場合はコインの残数が多いプレイヤー、それも同じならお約束の分かち合うやつです。

 

 

 

6.練習ゲームの練習

サンドキャッスルは全員が同時にターンを進めることでダウンタイムの短縮やプレイ時間の短縮に一役買っています。
しかし、こういったシステムになれていないプレイヤーや、そもそもゲームにまだなれていないプレイヤーがいる場合は、いわゆる「ターン制」でプレイすると良いでしょう。
ゲームになれてきたら、通常通りに全員同時進行のプレイに切り替えましょう。

 

 

 

7.次のゲームをする場合

得点計算まで終了して、勝者を決定したら次のゲームをやりましょう。
練習じゃなくて本番ね。
まずはカードの分別。
プレゼントしまくると思うので、カードがあっちこっちしているはず。
プレイヤーアイコンごとに仕分けして、セットアップを進めてください。

 

練習では初期手札が全員同じでしたが、通常ゲームをする場合、完全にランダムになります。
そうなると、初手で身動きが取れなくなるケース(ドローして捨てるだけみたいな無駄手番)がありえます。
これを防止するために、ゲーム開始直後の一番最初のステップ1で1回だけ「手札を0~6枚捨てて、同数山札から引く」ことができます。
(ステップ1のドロー自体は、一番最初のターンにそもそもないので注意)

 

 

 

8.キャンペーンゲーム

キャンペーンというからには複数回遊ぶことが前提なんですが、「10回以上からなります」とかってイかれたことが書いてあるのでこの辺のアレンジはもう皆様にお任せします。
とりあえずそれは置いといて、これまでに説明してきた中では使われていない一部のカードたち(各プレイヤー27枚のレベルデッキと呼ばれるカード)を使う場合のお話をします。

代表プレイヤー(前のゲームでの勝者とか)が良くシャッフルした基本デッキからカードをめくっていきます。
右下に数字が書かれたカード(レベルカード、基本デッキのみの場合「0」)が3枚めくられるまでデッキを公開し続けます。
他のプレイヤーは、公開されたレベルカードと同じものを自分のデッキから抜き出します。


抜いたカードは避けておくか、しまっておく。

そして、レベルデッキから同一の数字を持つレベルカード(画像ではレベル1のカード)3枚と、公開されたカード3枚を入れ替えます。


抜いたカード以外を全てデッキに戻す。

入れ替えが済んだらデッキをシャッフルして、山札を作って…といった感じでセットアップをします。
キャンペーンゲームを連続して繰り返しプレイするなら、1ゲームが終わるたびに上記のカードの入れ替えを行います。

入れ替えるレベルカードの数字は、ゲームが進むごとに増えていく感じです。
レベル9のカードを入れ替えた後、キャンペーン10回目以降のカード入れ替えは、デッキをめくり公開した3枚と最初の入れ替えで抜いた3枚を入れ替えます。
その次は2回目の入れ替えで抜いたカード、次は3回目の…と続いていき、なんとキャンペーンゲームは無限に続いていくのです!!(ルールブックより意訳)

…フルーツジュースより地獄が見えそう。

正直いきなりレベル5のカードを使ったりしてもそんなに問題はないので、相談して適当に決めて遊びましょう。

 

 

 

9.サンドキャッスル ソロプレイ

サンドキャッスルのプレイ人数は1~4人。
1人でも遊べちゃう!
ソロプレイ大好きィ☆
…いやソロならデジタルでも別に良くない?(暴言)
とかなんとか言いつつ、ラウンド10までソロで回しました。
大体3時間。
多人数プレイでも、ゲームは一応同時進行なので10ラウンド消化の時間はそんなに変わらない…かな…?

 

基本的にはソロプレイでもセットアップやルールは同じです。
異なるのはシンボルカードの上にコインを13枚置いておくことと、プレゼントカードの使い方がちょっと変わるという点です。

 

 

ソロプレイ版プレゼントカードの使い方

プレイヤーは毎ターンプレゼントカードの効果を使い、シンボルカード上のコインを取り除かなければなりません。
シンボルカードの上にコインが無くなったら通常のプレゼントカードの効果通りに手札を1枚シンボルカードの上にのせなければなりません。
これらの効果は任意ではなく強制なので、勝手に取りやめることはできません。

手札がないときはカードを移すことができないので実行しなくても良い(空打ち)という認識でプレイしました。
イージィーイージィー!

 

 

ソロプレイ時の得点計算

ソロプレイ時の得点計算は以下の通りです。

・未配置のカード:「手札」「捨て札」「山札」それぞれ1枚に付き1点
・プレゼントカード:シンボルカードの上にのせられているカード1枚につき2点

上記の合計をスコアシートに記入します。

保有しているコインがある場合、その数だけスコアシートにチェックをつけられます。
5枠分チェックするたびに、マイナス修正のボーナスを受けることができますが、使いきりです。
(このゲームでは、点数が少ないほうが良い)

ボーナスは、1回の得点計算で複数適用してもOK。
また、ボーナスを使わずに温存しておくことも可能です。

ボーナスを受ける場合、該当箇所にチェックをつけて使用済みにして、最終的な得点を計算します。

最終的な得点が1~20の間なら獲得した数字と同じ箇所に印を付け、さらに得点が1~10点ならそのすぐ右にある勝利点の数字にも印をつけます。

ただし、以前のラウンドと同じ得点だった場合、「その得点よりも大きくてまだチェックされていないなかの最も小さい数字」にチェックをつけます。
ちょっとわかりにくいですね。
例えば今のラウンドで12点を取ったとして、以前のラウンドで既に12点にチェックしていた場合は13点に、13点にもチェックが付いていたら14点に~~という感じです。

ちなみにソロプレイでは21点以上を獲得、または10ラウンド終了時に1~10点のいずれかでラウンドを終わらせることができていない場合、ソロプレイゲーム失敗(敗北)です。
新しい地g…キャンペーンを始めましょう。

成功(勝利)した場合は、チェックされている数字のうち、最も小さい数字の横に書かれている数字が勝利点となります。
例えば8なら3勝利点で、1なら最高の10勝利点となります。

 

ソロプレイ やってみた

最初のソロプレイ、ちょっとルールを勘違いしていて、シンボルカードの上にカード送っちゃダメだったのね。


こんな感じで準備してスタートぉ!!

いまふと思ったんだけど、「シンボルカード」って字面、「シンガポール」に空目しない?
え?しない??
マジで???


シンボルカードの上にカードがたくさん☆

最初のラウンドは未配置2+プレゼント8×2で18点!
あぶねぇ!!!

 

気を取り直して次のラウンド準備。
ここでレベルカードの入れ替えをするんですけど、ソロプレイの場合は「△!」のアイコン以外のカードが6枚公開されるまでカードをめくっていきます。
そして、そこから3枚選択して新しいレベルカード3枚と入れ替えます。


とりあえず6枚めくって…「△!」のアイコンは除外。

いまさらだけど、このアイコンが書かれているカードは「警告カード」と呼ぶそうです。


今明かされる呼称! 警告カードさん。

 

そんなわけでレベルカードが6枚公開されるまで公開しました。


偏ってるなぁ…。

僕はハイコストのカードがあまり好みではないので…これとこれとこれをリストラ。


これだっ! リストラぁ!!

残った3枚のカードと新しいレベルカードを山札に追加して、次のゲームへ。


使えそうな奴等だぜ!

… …

… … …

2ラウンド目も無事に終了。


今回は上出来!!

流石に今回はプレゼント枚数に気を使いました。
未配置3+プレゼント4×2で11点!
初得点までもう一歩!
惜しかった。

 

そんなこんなで、最終ラウンド終了。


お…終わった…。

4ラウンド目にボーナス使いまくって得点を1にしたので「これもう最高得点では」と思いつつ完走しました。
一応ね、途中で事故って21点以上取ったら最初からってルールだから…。

こちら、リストラしたカードの一覧です。(順不同)

 

かなり早い段階で0コインにしかならないお邪魔カードを処分できたのはラッキーでした。
途中(6~7ラウンド目くらいかな?)で、めくったカードがコインコインコイン有能有能ゴミという厳しいめくりだったときは絶望しかけました。

こちら、最終的なスコアシートです。


3ラウンド目でレベル1の1コインカードを数え忘れていてごちゃっとしちゃいました。

 

初見カードの効果を確認しつつで3時間、180分くらいだったので、普通の人ならソロプレイ完走まで180分~240分、多人数プレイでも240分~300分くらいってところじゃないでしょうか。
知らんけど。(無責任)

 

 

 

 

 

10.雑感とあとがき

はぁい!

僕的には珍しいと思っているデッキ解体ゲームのサンドキャッスルでした。
これもう発売から3年も経ってんの!?
なんかついこないだ新作として遊んだような気持ちなんスけど。
えぇ…。(絶句)(ぜっくんだけに)

僕はドミニオンとかTCGとかでもわりと圧縮プレイって好きなので、結構好みなプレイ感です。
なんらかのカードを押し付けられはしますが、使い道がまったくないお邪魔カードというわけではないので、(そうなるカードもあるけど)攻撃されたとか、理不尽だとかいう印象はないです。
うっとうしいけど。

ちょっとルールブックとかに説明不足感、わかりにくさがありますが、全員同じ条件でプレイすればさほど問題はないでしょう。

あまり遊ばれていないのはなんでだろう?プレイ感が直感的ではないからかな?
デッキ解体って言われても、こう、いまいちピンとこないというか、わかりにくいのかもしれないなぁ。

 

プレイ時間は良い感じ。
手番は全員同時プレイなので比較的スムーズ。
1ゲーム大体30分前後、インスト入れて45分くらいで終われる…と思う。
キャンペーンは…うん…。

 

最後に、エラッタ。
ルールブックを素読みしていると「ゲーム開始直後のターンは緑アクションを実行しない」というのを見逃しがち。
本来はステップ1のところに「ただし最初のターンでは引きません」と書かれているはずだったらしいのですが、残念エラッタ。

あとこれ↓ですね。


わかったかな??

正解は「1枚だけカード下部のアイコン(手のプレイヤーアイコン)とレベルの数字(「0」)が書かれていない」でしたー☆

 

今回はここまでッスー。

次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆

 

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