WS新弾レビュー「グリザイアの果実」＆自己紹介

公開日：2020年3月24日クロワ/なんじょー

「WEB文芸」をご覧の皆様、はじめましての方ははじめまして。
そうでない方は、今後ともよろしくお願いいたします。
今回よりヴァイスシュヴァルツの記事を担当させていただくこととなりました、「クロワ(@334_ws)」と申します。
僕のヴァイスシュヴァルツ記事ではデッキレシピ紹介・大会レポート・新弾レビュー・攻略コラムなどの内容を連載していく予定です。

初回である今回は、3/13(金)に発売された、ブースターパック「グリザイアの果実」の新弾レビューをしていこうと思います。

と、その前に…
僕のことをよく知らない方もたくさんいると思いますので、簡単にですが自己紹介させていただきます。

 

さて、本題に戻ります。

グリザイアの果実はアニメ化もしているゲームで、作品人気自体が昔から高く、ヴァイスシュヴァルツ参戦が待望だった方も多いのではないでしょうか。
僕もアニメしか見ていませんが、結構好きなタイトルです。

収録カードに触れていきますと、まず目につくのは光景^[1]相手のストックすべてを、控え室に置き、相手は山札の上から同じ枚数をストック置き場に置く という効果及びその互換。の存在です。

今回の目玉カードでもあると思われる「Je vous suis attache 由美子」。
昨今のヴァイスシュヴァルツではダメージが通らない固い山を作ることができるデッキが多く、試合が長引けば長引くほど光景のような相手の山を崩す手段を持たないデッキはなすすべもなくダメージが通らないまま敗北してしまう展開が増えます。

光景があることにより、打つ手無し、という状況を避けられます。また、光景の存在はその存在自体に価値があり、対面のタイトルのプール内に光景が存在するというだけで、ストックを大量に貯めて山を圧縮する、という動きに抑止力が生まれます。

このように、光景があることがグリザイアというタイトルを他のタイトルよりも一歩優位に立たせており、デッキとしての強さも期待できるでしょう。

 

二番目に触れていくのがヒールメタ^[2] … Continue readingです。

艦これに存在する響に似た効果をしていますが、こちらはヴェールヌイを出す効果がない分、パワーが高めに設定されており、レベル0でのアタッカーとして機能します。

ヒールメタでヒールを封じられた場合、ダメージで優位を取ろうと思うとキャンセルするしかありません。しかし、キャンセルできる山を作ろうとしても前述の光景があるため、それも容易とは言い難いです。つまり、噛み合った2種だと言えます。

欲を言えばヒールメタは手札1枚ではなく、既存の物と同じく2コスト要求だったらより相手に圧がかかると感じましたが、光景との組み合わせができる時点で強力なので充分強いと言えるでしょう。

 

ここまではヴァイスシュヴァルツプレイヤーならだれでも目につくカードを紹介しましたが、次に僕のイチオシカードを紹介していきます。

「斜陽刺す放課　蒔菜」です。
グリザイアのプール内には優秀な1連動が多く存在し、どれを使うか悩んでいる方が多いのではないでしょうか？
このカードは思い出のフラスタ^[3]控え室のキャラを1枚回収+このカードを思い出にする+山札の上から1枚を後悔し、それがレベル0のキャラならそのカードをストック置き場に置く … Continue readingの枚数×1000の上昇により、うまく思い出を貯められていれば面取りも狙えますし、連動を打ってアタックするだけで控えからキャラ回収ができるので、連動が簡単です。

対応CXが風なので、扉やチョイスにはアイコンの安定感では負けていますが、風は効く相手にはかなり効きますし、連動効果は勝っていると個人的に思っています。

そして、思い出を貯める構築に寄せることになるのですがそれもプラスポイントです。思い出は先述の光景の影響を受けないデッキ圧縮であり、思い出が自然にたまるということはデッキが自然と固くなり、キャンセルが増えるということに繋がります。
1連動をどれにするか悩んでいる方は、一度このカードを入れた構築を試してみてはいかがでしょうか。

 

さて、ここまで紹介した3種類のカードを利用したサンプルデッキを考えてみました。
こちらがデッキレシピになります。

• ヒールメタを活かすために、こちらのヒール枠はヒールメタの影響を受けない光景のみの採用で、枚数はフルの4枚。
• 光景後に詰め切るための武蔵^[4] … Continue readingを採用。レベル2で早出しできるキャラでもあるので状況によってはレベル2で出してもよい。
• 思い出圧縮をしつつ、風連動を数ターンにわたって狙えるようになる中学生^[5]他のキャラがアタックされた時、コストを払うことでそのキャラを手札に戻す という効果及びその互換。を4枚。
• フラスタの重要度も高いので回収できるレベル0もしっかり採用
• 山を削る速度の遅さを意識して伊織^[6]このカードを控え室に置くことで、山札の上から4枚までを公開し、その中の指定された特徴のキャラ1枚を手札に加える という効果及びその互換。を採用。
• フラスタのストックブースト成功率アップ、兼風連動で確定で回収できることからレベル0の採用枚数が多め。副次効果として、レベル0がひけない事故が減る。

こんなデッキです。
門風というCX配分が少し気になりますが、それでも強力な圧のかかるデッキであると言えるでしょう。プール内にはCX入れ替えもあるので、少しマイルドにするのであれば、それを採用した上で門を2枚に減らし、扉やチョイスを採用するのも選択肢としてはありかと思います。
まだまだ出たばかりで研究もこれからですが、僕はこれをスタート地点に調整していきたいと思っています。

 

お次は、今回のデッキでは採用しなかったけれど強そうだと感じたカードを紹介します。

「無邪気な心　蒔菜」です。
ヒールメタがあるのでヒールはどうなんだ、と思うかもしれませんし、最初は僕もそう思いました。しかし、このカードの早出し条件は他のグリザイア4枚という最もストレスなく早出しできる簡単な条件であり、それでいてパワーは思い出2枚あれば10500という数字を出すことができます。
これほど優秀なカードが存在するのであれば、別に自分がヒールメタをせずともヒールをするデッキとして構築することもアリですし、ヒールメタ1枚が思い出に飛んでいる程度でれば手札1枚切ってでも出す価値はあるのではないでしょうか。

 

今回の新弾レビューは以上となります。
いかがだったでしょうか？

今後も時期は不定期ですが、月2回更新を目標に記事をあげていきます。
コロナウイルス影響で非公認CSが開催されず、地区大会もオフシーズンですが、ヴァイスシュヴァルツプレイヤーの一つの楽しみになれたら幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。

P.S. 記事の感想等を送っていただけると喜びます。Twitter(@334_ws)までよろしくお願いします。

 

（画像出典：ヴァイスシュヴァルツ公式サイト）

 

 

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