迷う理由が値段なら買え!買う理由が値段でも買え!? 1個1000円以下のボードゲームに挑戦
毎度!
Zxionことぜっくんです。
わっふるわっふる!(挨拶)
…ネタがなぁい!!
いや、結構な作品数毎月販売されているし、過去のボドゲとかを見ればネタが無いって言うのは語弊があるけど。
なんていうか、こう、僕でも書けそうな良い感じのネタが無いって感じです。
そこでね。
タイトルでもろバレなんスけど、某中古販売ショップで見たことも無いようなボードゲームを買ってお茶を濁そうと。
そしてそれがどんなにアレなアレでも記事にしようと。
そう考えた僕でしたとさ。
目次
1.こんなの初めて! エイリアンズカードゲーム
なぁ↓にぃ↑こ↑れぇ↓!!?
安定の知らなさ!
見たことも聞いたことも無い!
情報が(日本語では)何も出てこない!
(ある意味)レア!
『エイリアンズカードゲーム
~この世のものとは思えない楽しみ~』
プレイ人数:2~6人
対象年齢:8才~
プレイ時間:未記入
(ボードゲームになれている4人:1ラウンドインスト込み30分~)
えぇ…。
「この世のものとは思えない楽しみ」は大きく出たなぁ…。
ゲームの概要をざっくり書くと、プレイヤーは某銀河航空会社となり、エイリアンたちに故郷惑星への帰省サービスを提供します。
要するに「エイリアンを故郷に送り届けるゲーム」みたいなイメージですかね。
2.エイリアンズカードゲーム コンポーネント紹介
気になるコンポーネントの紹介をば。
和訳ルールブック
原文ルールブックとスコアシート、そしてなぜかステッカー×2
ポスター!?
大変に香ばしい。
このステッカーとポスターはゲームに一切関係ないというのが大変にヤバイ。
ヤバイ。
衝立×6
この衝立はしっかりとした作りになっていて良い。
内側にはサマリーが書かれている。
英文だけど。
カードエイリアン面
カード惑星面
カードは全69枚(内イベントカード5枚)。
エイリアン/惑星カードを使ってゲームが進行します。
ちなみに、エイリアン面はオールユニークカードとなっていて、1枚として同じカードは無いという。
カードの内容を説明すると
①惑星のエンブレムと名称
このカードの故郷惑星が書かれています。
②イメージイラスト
ゲームには無関係ですが、オールユニークなのでお気に入りの1枚を探してみては。
③キャラクター名・重さ・大きさ
ゲームには一切関係ありません。
④フレーバーテキスト
フレーバーテキストなのでゲームには一切関係ありません。
…つまり、①だけ見ていれば良い。
惑星面にもフレーバーが書かれていますがやはり惑星エンブレム/名称だけ見ていれば大丈夫。
これを開封した時、カードテキスト盛々で『あっ死んだわ』と思ったけど本当によかったです。
64枚のオールユニーク効果の和訳なんて考えただけでもめんd…(ゲホゴホ
ちなみに、フレーバーテキストにはこのエイリアンの特徴(設定)が書かれています。
snarl【怒りの蝸牛スナール】
体重544.3kg 体長3.35m
牙に毒があるだけでなく、有毒の粘性の跡を残して獲物を罠にかけます。
有毒粘液を吐き、恐るべき精度で命中させます。
弱点として高温になると溶けてしまうので、暑すぎるときは殻の中に避難します。
イベントカード
イベントカードは5種類あり、これに関してはフレーバーテキストではないので適宜説明をするかサマリーが必要。
イベントカードには以下の様な内容が書かれています。
- キャンセル待ち
各プレイヤーは各手番に1枚だけ、衝立の内側(手札)のカードを衝立の外側にエイリアン面を上にして置くことができます。
配置時には、キャンセル待ちで配置したエイリアンであることがわかるように他のカードとは区別して置いておく必要があります。
これらのエイリアンは次に出身惑星へのフライトがあったら便乗することができます。
このカードが《イベントカード⑤晴れあがり》で打ち消されてもついたての外側から内側に戻すことはできません。 - 流星雨
山札からエイリアン/惑星カードを1枚引き、エイリアン側を表にしてこのカードの隣に置いておきます。
これ以降、このエイリアンの出身惑星へのフライトはできなくなります。
この惑星が出身のエイリアンはワイルドカード隣、どの惑星へのフライトにも参加できます。
ラウンド終了時にはそのエイリアンは自身の正しい色で得点計算します。
ワイルドカードのエイリアンが《イベントカード①キャンセル待ち》でキャンセル待ちの状態にした場合、次のフライトに必ず便乗します。 - 休日ラッシュ
各プレイヤーは自分の手番でプレイエリア中央から2枚のエイリアンを取らなければなりません。
後述の『3.強制アクション:再配置』で補充する枚数も2枚になります。 - 団体客
どのプレイヤーもフライトを完了させるために最低3枚のエイリアンカードが必要となります。
(通常時は2枚) - 晴れあがり
現在場に出されているイベントカードを全て打ち消し、裏向きにします。
以降別のイベントカードが出されるまで通常のルールに戻ります。
もし《イベントカード①キャンセル待ち》で出されたエイリアンがいるなら、それらはそのままキャンセル待ちしているものとして扱います。
(次に出身惑星へのフライトがあったなら便乗する)
3.エイリアンズカードゲーム 遊び方① セットアップ
香ばしいオーラを纏うエイリアンズカードゲーム。
お待ちかね?の遊び方を説明していきます。
勝利条件(ゲームの終了条件)は、ラウンド終了時の合計得点が100点以上のプレイヤーがいたら、そのプレイヤーの勝利でゲーム終了です。
同点のプレイヤーが複数いる場合、または誰も100点に到達していない場合は次のラウンドとなります。
3-1.セットアップ
まずはセットアップ。
各プレイヤーに先ほど紹介した衝立を1つずつ配ります。
このゲームではカードの両面に情報が書かれているので、他のプレイヤーに手札を見せないようにするため衝立を使います。
そして、全てのカードを良くシャッフルし、惑星面を上向きでテーブル中央に置き、その横にカードを4枚エイリアン面を上にして置きます。
山札は惑星面、場札はエイリアン面となる。
一応ゲーム的にカウンティングと記憶ゲーの側面があるので、場札を公開する時は全員で確認しながら公開していきます。
この時にイベントカードが公開されてしまったら山札の横に配置し、エイリアン面のカードが4枚になるまでカードを公開していきます。
公開されたイベントカードは混ぜなおしたりせずにそのままにします。
このイベントカードの効果は最初から場を離れるまで適用され続けます。
3-2.プレイの流れ
まず、スタートプレイヤーを決定します。
スタートプレイヤーから以下の順番で手番を実行していきます。
①強制アクション:旅客確保
エイリアン面が上になっているカード4枚の中から好きなカードを1枚手札にします。
この時、衝立の内側に持ってくるまで(手札に加えるまで)裏面の確認はできません。
また、手札に上限はありませんが、ラウンド終了時の得点計算で衝立の内側にあるカード(つまり手札)1枚に付き2点の失点があります。
適当に取るのではなく、ある程度の見通しを立ててカードを受け取る必要があります。
②任意アクション:フライト
エイリアンたちを故郷へ帰省させるためのサービスを提供します。
フライトには2つのパターンがあります。
- パターン1:プライベート旅行
プライベート旅行を行なうには衝立の内側(手札)からエイリアン/惑星カードを1枚選択し、惑星面を上向きにして自分の衝立の外側に配置します。
この時配置したカードに書かれた惑星が今回の目的地です。
その後、先ほど公開した惑星が出身地のエイリアン2枚以上を衝立の内側(手札)から公開した惑星カードに重ねます。
右側のような組み合わせでプライベート旅行が実行可能
- パターン2:ツアー旅行
ツアー旅行を行なうには山札の一番上にあるカードを惑星面が上向きのまま、自分の衝立の外側に配置します。このカードに書かれている惑星が今回の目的地です。
プライベート旅行のときと同じように、衝立の内側(手札)から目的地が出身地のエイリアン2枚以上を公開した惑星カードに重ねます。
ツアー旅行は、他プレイヤーのエイリアンも便乗することができます。
他プレイヤーは衝立の内側(手札)から、目的地が出身地となっているエイリアンを好きなだけ選択します。そして、自分の衝立の外側に配置します。
どの様な形であれ自分の衝立の外側に配置できたエイリアンは、ラウンド終了時の得点計算で得点となります。
③強制アクション:再配置
《①必須アクション:旅客確保》で空きスペースになった位置に山札からカードを配置します。
《③強制アクション:再配置》が終わったら次のプレイヤーの手番です。
上記をラウンドの終了条件が満たされるまで繰り返していきます。
3-3.ラウンド終了と得点計算
5枚あるイベントカードの内、5枚目のイベントカードが山札の一番上にある、または公開された時点でそのラウンドが終了します。
ラウンドが終了したら得点計算です。
得点計算がめちゃくちゃ面倒なので上手いことやる必要があります。
なんかサマリーとか作ると良さそうだったけどこのゲームにそこまでする必要があるのか…。
得点は以下の要素で増減します。
衝立の外側に置いたカードは『得点エリアにある』とみなされます。
- [全員]自分の得点エリアにあるカード1枚につき2点。
(惑星面でもエイリアン面でも1枚2点) - [全員]得点エリアのカード1色につき1点。
(惑星とエイリアンの出身地は一致していれば1色と換算:最大8点) - [最多]得点エリアにあるカードの色毎にプレイヤー同士で枚数を比較します。
色毎に最多枚数を持っているプレイヤーはその色1枚につき1点。
(最多枚数のプレイヤーが複数いるならその全員) - [単独]特定の色を誰か1人しか得点エリアに配置していないなら、そのプレイヤーは1色につき5点。
- [全員]衝立の内側にあるカード1枚につき-2点。
- [全員]イベントカード「キャンセル待ち」で得点エリアにいるエイリアンは0点。
得点計算後に合計100点以上獲得したプレイヤーがいなければ次のラウンドをプレイします。
獲得した得点は次のラウンドに繰り越され、次ラウンドとの合計で100点以上にならなければまた次のラウンド…とプレイしていきます。
4人でプレイした所、獲得得点は20~50点の間だったので最速2ラウンドで終わるかな。
1ラウンドで100点は無理。
半ば無理矢理付き合っていただいたので1ラウンドで切り上げ終了しました。
各位 お付き合いいただき誠にありがとうございました。
ちなみに16点のぶっちぎり最下位が僕です。
4.エイリアンズカードゲーム あとがきと感想
一応、記憶とかカウンティングの要素が多少あるのはわかるけど運ゲー。
記憶10%・カウンティング5%・運95%みたいな感じ(110%)
そこそこ覚悟していたからなのか、思っていたより遊べる印象。
一番盛り上がったのはゲームに一切関係ないステッカーとポスターが入っていたこと。
衝立の素材も立派だし、エイリアンがオールユニークでフレーバーまであるのは感動した。
謎のエイリアン愛を感じる。
ゲームはというと、ラウンド終了条件がかなりラフなのでカウンティングしていても意味ないんじゃ…という気持ちが拭いきれない。
めくり運大事。
それからどうしても自分だけが得したいのでプライベート旅行でフライトしたくなる人続出。
ツアー旅行も絡めていけると強いのか…?
やりこみが足らないので浅い雑感ですが、コイツが次に日の目を見てくれることはあるのだろうか。
気になるお値段は『820円(中古)』でした。
おまけ.21世紀型進化メンコ ヒッティングバトルカード
ゲームマーケット2019春で出店されていた「有限会社 大国印刷所」のヒッティングバトルカード。
雑にいうとメンコ。
1セットで4人分のカードが入っています。
偶数人でのプレイが想定されているような書き方なのですがまぁ、3人とかでもできるでしょう。
使用するテーブルはフチなし、広い、膝くらいの高さが推奨されています。
また、テーブル表面に加工されているとカードの特性が発揮されにくい場合があるそうです。
…割と厳しいな。
まずは参加プレイヤーは使いたい色を選択し、その色のカードを全て受け取ります。
カード構成は各色共通でスタンダード2枚、スピード2枚、パワー1枚の5枚。
1枚だけスペシャルカードというのが同梱されているが公平を期すため除外推奨。
パワーはマジでビタ止まりするし、スピードはテーブルの上を粘り強く滑っていく。
なかなか楽しい。
3種類の加工が施されている。
色を選択したらテーブルに各プレイヤー1枚ずつカードを配置していきます。
スタートプレイヤーを決定し、スタートプレイヤーから順番に手持ちのカードを打ち付けたり滑らせたりします。
他のプレイヤーのカードをテーブル外に落としたり裏返すことができれば自分のターンをもう一度行ないます。
他プレイヤーのカードの下に入り込んだりくぐり抜けた場合も自分のターンをもう一度行なうことができます。
他プレイヤーを連続して倒し続けることで完封することもできるそうですが、相当難しいです。
まず、風圧で裏返らない。
これは相当な特訓が必要な気配がします。
ほとんどが滑り落とすか自爆で勝負が決まりました。
1月だしメンコでも…と軽い気分で買ったところ盛大な出オチでした。
公民館テーブルでは難しい。
こちらのお値段は『660円(新品)』でした。
5.あとがき
はぁい!
今回は1000円以下で買える見知らぬボードゲームはどんなものか試しに購入してみました。
和訳に自信があるなら和訳なしの激安ボードゲーム買っても良かったんですが、僕はそんな自信ないので和訳付きに逃げました。
テヘペロ☆
僕個人の感想として、今回の結果は「遊べなくはない」です。
正直アタリハズレならアタリ寄りの方を買えたのかなと思います。
ヒッティングカードバトルは2019ゲムマ春にいたのでちょっと期待していたんですが、高レベルの技能要求ゲーでした。
ノンリプレイ派にはキツい。
裏返しは相当に難しいという前提で話を進めて、やいのやいの言いながらやる分には楽しいかな。
今回は値段を主軸においてみたんですけど、界隈には「気がついたらポチっていた」って人ばかりだからタイトルの様な格言は無用ですね。
迷うとか悩むというフェイズがないのヤバイ。
今回はここまでッスー。
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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