【ボードゲームディープ】夏だ!海だ!バカンスだ! ドリームアイランド
毎度!
Zxionことぜっくんです。
…あつぅい!!!
ヤベーよ!急に暑くてヤベーよ!(語彙の喪失)
PC壊れたら色々詰む…!!
そんな感じで全国でもトップクラスに暑い群馬県よりお送りしております。
トップではない。
群馬県、そう、47都道府県のなかで8県しかない、いわゆる海無し県の1つです。
(他の7県は栃木県・埼玉県・山梨県・長野県・岐阜県・滋賀県・奈良県)
ウィキによると、群馬県前橋市(県庁所在地)は、日本一海から遠い県庁所在地らしいです。
海への憧れに想いを馳せつつ、今回紹介するボードゲームは『ドリームアイランド』。
夢の島ぁ!
1.プレイヤーは旅行ガイド!? ドリームアイランド
プレイヤーは旅行ガイドとなり、旅行者をできるだけ早く満足させるために四苦八苦します。
旅行者はそれぞれ孤独を楽しみたかったり、大勢でいたかったりと様々。
上手いこと旅行者のグループを引率して、島々を訪れ、目的を達成させましょう、といった感じのフレーバー。
仕事で行く海・山・リゾート地ほどつまらないものは無いっすよね。
修学旅行もまた然り。
パッケージに描かれた旅行者の皆さん。 こちらは楽しそうで何より。
プレイ人数:2~4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:20分~
全員初回プレイ(3人)、インスト込みで1時間未満(大体45分)位でした。
インスト不要でも30分かなーといったところ。
20分は多分2人プレイでインスト無しの時間かなぁ。
2.ドリームアイランド 遊び方
そんなわけで、ドリームアイランド。
まずはセットアップから。
2-1.セットアップ
まずはゲームボードを広げます。
各プレイヤーは同じ色の個人ボード、旅行者コマ、貝コマ、目的カード一式を受け取ります。
3人以下でプレイする場合、選ばれなかった色の内容物は全て箱に戻してしまって大丈夫です。
受け取るコンポーネント一式
左上から目的カード16枚・貝コマ4個・旅行者コマ6個・個人ボード
各プレイヤーは個人ボード横に貝コマを置き、ゲームボードの飛行機のところに旅行者コマを5個置きます。
個人ボード&貝コマ、飛行機には旅行者コマ。
上記までのセットアップが完了したら、スタートプレイヤーを決定します。
ルルブ的には最近島に行ったプレイヤーだそうです。
特にいなければ、じゃんけんとかで決めましょう。
スタートプレイヤーが決定したら、スタートプレイヤーから順番に6個目の旅行者コマをボード上に配置していきます。
(ゲーム中の手番や6個目の旅行者コマの配置は時計回りになります。)
6個目の旅行者コマは、スタートプレイヤーが最初の島(飛行機から矢印が向いている方にある島)に置きます。
その次のプレイヤーは矢印が指している次の島へ、その次のプレイヤーはさらに次の島へと置いていきます。
文章にするとややこしいですが、こんな感じで置いていきます。(赤スタP→青→黄)
最後に、目的カードをよくシャッフルして、裏向きで自分の前に自分専用の山札として置きます。
自分の山札の上からカードを3枚引いて、手札として持ちます。
これでセットアップは完了です。
セットアップ完了! ドリームアイランドツアースタートでーす。
2-2.目的(勝利・終了条件)
終了条件は2パターンあります。
1.いずれかのプレイヤーが目的カードを全て達成する。
2.ゲームボード中央にある島々に少なくとも合計で6個の旅行者コマが置かれる。
どちらかの条件が満たされたら、ゲーム終了トリガーです。
そのラウンドをスタートプレイヤーの右隣までプレイして、ゲーム終了です。
手札に残ってしまった目的カードは脇に置いておき、得点には数えません。
得点を計算し、勝者を決めます。
得点は以下の通りに計算します。
・達成した目的カード(1枚=2勝利ポイント)
・旅行者コマが置かれている中央の小さな島々(看板に書かれた数字=2~3勝利ポイント)
・旅行者コマが置かれている中央の大きな島(旅行者コマ1個=1勝利ポイント)
・全ての目的カードを達成したプレイヤー(ボーナス=3勝利ポイント)
上記を計算し、最も得点が高かったプレイヤーの勝利です。
同点だった場合は、達成した目的カードの枚数が多い方のプレイヤーが勝利します。
それも同じだった場合は、引き分け、勝利を分かち合うやつです。
赤プレイヤーは達成したカード9枚で18点と中央の島々で2+1+1点、ボーナスはないので計22勝利ポイントです。
2-3.ゲームの流れ
スタートプレイヤーから手番を実行していきます。
ゲームは以下の様な流れで進行します。
A.個人ボードの数字の上に貝コマを置き、その数だけ旅行者コマを移動
B.目的カードの達成
C.目的カードの補充、又は交換
—終了条件満了—
D.得点計算
手番プレイヤーはA~Cまでを順番に行ないます。
Cのアクションを終了したら次のプレイヤーの手番です。
次のプレイヤーもAから順にアクションを実行していき、終了条件が満たされるまでA~Cを繰り返していきます。
終了条件が満たされたらスタートプレイヤーの右隣までプレイして、”D.得点計算”を行い勝者を決定します。
A.個人ボードの数字の上に貝コマを置き、その数だけ旅行者コマを移動
自分の個人ボード上の、まだ貝コマが置かれていない数字を選び、その上に貝コマを置きます。
この場合、3と4は既に貝コマがあるため選べない。 2か5を選択できる。
選んだ数字が、そのターンの移動数になります。
(このとき、既に貝コマが置かれている数字を選択することはできません。)
全ての数字の上に貝コマが置かれている場合、貝コマを全て取り除き、再び4つの数字から移動数の選択ができるようになります。
移動数の分だけ、自分の旅行者コマを1つ、もしくは複数個を時計回りの方向(矢印の向き)に島から島へ移動させます。
ゲーム開始時には、ゲームボード上の飛行機にある旅行者コマも移動させることが可能です。
飛行機のところにある旅行者コマを優先して動かす必要はありません。
移動数は、任意の数の旅行者コマに対して、分割して消費することができます。
旅行者コマを島から島へ動かすことで、移動数を1消費します。
(例えば、「3」を選択した場合、旅行者コマ1個を3つ先の島へ移動させるか、旅行者コマ3個をそれぞれ島1つ分動かしても良い。)
選択した移動数は、必ず全て使い切る必要があります。
「4」を選択した場合、旅行者コマ3個をそれぞれ島1つ分移動させて手番を終えるというようなことはできません。
旅行者コマをもう1個動かすか、既に動かした旅行者コマを島もう1つ分動かすなどして、移動数をすべて使い切る必要があります。
旅行者コマは後退することはできません。
つまり、常に矢印の方向にしか移動させることができないということです。
・《中央の群島》
ゲームボードの中央には群島(ドリームアイランド)があります。
数字が書かれた看板があるところがドリームアイランド。
旅行者コマを8番目の島(ハート型の島)から移動させるときは、中央の群島か、矢印の方向にある最初の島へ移動できます。
もし、中央の群島に旅行者コマを移動させた場合、ゲームが終わるまでそこから移動させることはできません。
移動先の選択。どっちにいこうかなぁ。
中央の群島に移動した旅行者コマは、空きがあれば、看板の数字が大きいところに到着した順においていきます。
(最初に中央の群島に移動した旅行者コマは「3」のところ、次は「2」、その次はもう1つの「2」へ置く)
赤コマで3番目に到着。 「2」の看板のところへ滑り込む!
「3」と「2」の看板の島にはそれぞれ旅行者コマは1個しか置けません。
4番目以降に中央の群島へ移動してきた旅行者コマは、「1」の看板が立つ島へおいておきます。
この島には、旅行者コマの上限はありません。
ゲーム終了時に、各プレイヤーは看板に書かれた数字と同数の勝利ポイントが置かれた旅行者の数だけ獲得できます。
赤なら2+1+1で合計4点、青は3+2+1で合計6点獲得する。
B.目的カードの達成
自分の旅行者コマを移動させた後、手札の目的カードを達成可能な限り達成することができます。
達成した目的カードは、自分の近くに「達成した目的カード置き場」を作り、そこに置きます。
達成した目的カードの内容は、いつでも確認できます。
・《目的カードの内容》
『1つの島に自分の旅行者コマがちょうど2、3、4、5個』
1つの島に、自分の旅行者コマが書かれている数ちょうどあれば達成。
この目的は、どこかの島に置かれている自分の旅行者コマの数が、目的カードに書かれているアイコンの数とぴったり一致していなければなりません。
同じ島に他のプレイヤーの旅行者コマはあってもなくてもかまいません。
どの島でもいいので、赤の旅行者コマが『ちょうど5個』ある。
1つの島に自分の旅行者が5個おいてあるとしても、『1つの島に自分の旅行者コマが3個』などの目的を達成することはできません。
旅行者コマの数がぴったり一致している必要があるので、5個置いてあっても2、3、4個の目的カードは達成できません。
間違えやすい部分なので注意。
『連続するちょうど2、3、4、5個の島に少なくとも自分の旅行者コマが1個ある』
連続する複数の島に、少なくとも自分の旅行者コマが1個あれば達成。
自分の旅行者コマが1つの島にいくつあっても他のプレイヤーのコマがいくつあってもかまいません。
こちらも、目的カードの指示ちょうどに連続させる必要があります。
自分の旅行者コマが連続した4つの島にあっても『連続するちょうど2、3個の島に~』の目的カードは達成できません。
『示された島で他プレイヤーの旅行者コマ全部よりも自分の旅行者コマの方が多い』
指定された島で自分の旅行者コマが他プレイヤーの合計より多ければ達成。
この目的を達成するには、目的カードに書かれている島で判定する必要があります。
目的カードに書かれた島で、他のプレイヤーの旅行者コマの合計よりも自分の旅行者コマの方が多ければ達成となります。
自分の旅行者コマが1個だけ置かれており、他の旅行者のコマが置かれていない場合でも最多数となり、目的は達成可能です。
例えば、自分が赤で、青が3個黄色が1個の場合、自分の旅行者コマは5個ないと目的達成とはなりません。
こんな感じです。 《 青3+黄1=計4<赤5 》
もちろん同数の場合は目的達成できません。
また、2人プレイの時はこの判定において特別なルールがあります。
3~4人プレイでは1つ以上合計値を上回れば(過半数なら)目的達成ですが、2人プレイの場合は2つ以上多くの旅行者コマがあることが要求されます。
つまり、目的達成の為には少なくとも旅行者コマが2個必要という事です。
・《目的カードの達成全てに適用されるルール》
これらの目的カードを達成するためには以下のルールに注意する必要があります。
1.「中央の群島では目的を達成できない」
2.「飛行機のところにいる旅行者コマはカウントしない」
3.「同じ旅行者コマを複数の別の目的達成の為にカウントしても良い」
以下の画像でできるだけわかりやすく説明します。
この並びで手札が画像の通りだとすると…
この場合、まず左上の島で『旅行者コマちょうど2個』が達成でき、更に同じ島で『自分の旅行者コマが過半数』も達成。
『連続する3個の島に自分の旅行者コマ』は残念ながら4連続しており条件を満たしておらず達成不可となります。
C.目的カードの補充、又は交換
最後に、目的カードの補充と交換をすることができます。
まず、望むなら今もっている手札を好きなだけ山札の下に入れることができます。
山札の下に入れる順番は自由に決めてかまいません。
「B.目的カードの達成」で手札を使いきっていた場合は、手札が無いのでこの処理は無視します。
その後、目的の達成などにより手札が減っていた場合、3枚になるまで補充することができます。
手札が3枚ある場合は、目的カードの補充はできません。
また、ゲーム終了が近くなると、手札を3枚まで補充することができない場合があります。
そうした場合は可能な限り手札の補充をして、ゲームを進めます。
D.得点計算
冒頭にも説明したとおり、以下どちらかの終了条件が満たされたら、そのラウンドを最後までプレイして得点計算となります。
1.いずれかのプレイヤーが目的カードを全て達成する。
2.ゲームボード中央にある島々に少なくとも合計で6個の旅行者コマが置かれる。
上記が達成されたら、最後のプレイヤー(スタートプレイヤーの右隣)までプレイしてから得点計算をします。
得点は以下の通りに計算します。
・未達成の目的カード(手札&山札=0勝利ポイント)
・達成した目的カード(1枚=2勝利ポイント)
・旅行者コマが置かれている中央の小さな島々(看板に書かれた数字=2~3勝利ポイント)
・旅行者コマが置かれている中央の大きな島(旅行者コマ1個=1勝利ポイント)
・全ての目的カードを達成したプレイヤー(ボーナス=3勝利ポイント)
未達成のカードが何枚あってもペナルティなどはありません。
得点を得られないだけです。
上記を計算し、最も得点が高かったプレイヤーがゲームの勝者となります。
同点だった場合は、達成した目的カードの枚数が多い方のプレイヤーが勝者です。
それも同じだった場合は、引き分けとなります。
赤26点・青38点・黄27点となりました。
3.感想とあとがき
プレイ感は軽いけど、他プレイヤーの動向と手札次第で色々考える。
基本的に狙って邪魔することはなかなかできません。
できることといえば「島にある自分のコマが過半数」を達成したそうなところに笑顔で旅行者をたくさん送りこんであげるくらいです。
深読みしすぎると墓穴を掘ってしまうのでやりすぎないように。
移動数が余ったからとりあえず動かしておいた旅行者コマが思いがけず誰かの邪魔をしてくれることも。
目的カードの内容は全プレイヤー同じ。
特殊能力みたいなのはないので、引きに左右される部分は割とある。
とはいえ、毎ターン手札の入れ替えが可能で、デッキコントロールも(多少)可能。
上手に手札を入れ替えていき、先を見た動きができると理想。
先を見た動きができると理想。(2回目)
僕は理想とロマンを追い求めて積極的に手札を入れ替えていくプレイが好きですが、大抵訳がわからなくなって自滅しがちです。
ハ…ハマると強いんだから!
ドリームアイランド、旅行ガイド役だけど涼しいお部屋でバカンス気分にいかがでしょう。
いやだって外気温38度超とか本当に熱中症待ったなしだから。
みんな屋内で涼しく楽しく遊んだほうがいいって!
外とか無理だって!
どうしても外出るって人は無茶しないでね!
今回はここまでッスー。
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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