虚影の街をあるくもの ~「機動警察パトレイバー」脇役中の脇役の話~
今年は梅雨が長引いてじめじめとした日々が続いてましたが、ようやく真夏日と観測される暑い日が続くようになりました。メタボには辛いんですけどね。
その炎天下の中、外を歩いているとひとつの作品のワンシーンが脳裏を横切り、BGMが聞こえる気がします。それは『機動警察パトレイバー the Movie』(押井守監督・1989年)で、登場人物の松井・片岡両刑事が廃墟とも呼べる東京の各所を犯人の足取りを追って地道に捜査するそのシーンは、スティールドラムが印象的なBGMと共に強く記憶されています。
と言う訳で今回は『機動警察パトレイバー』のサブキャラ中のサブキャラ、黙々と捜査をする刑事、松井刑事について語ってみようかと思います。
まず『機動警察パトレイバー』は、1988年にOVA(旧OVA版)でシリーズ販売を開始したメディアミックス作品で、原作は原案・キャラクターデザインにゆうきまさみ、メカデザイン出渕裕、キャラクターデザイン高田明美、脚本伊藤和典、監督押井守から成る「ヘッドギア」。
翌年に劇場版が公開、すぐ後にTVアニメ版が放送開始、1年の放送後にOVA(新OVA版)にてアフターの話が語られ、それと並行してゆうきまさみによる漫画版が週刊少年サンデーにて連載、単行本で全22巻(ワイド版・文庫版は11巻)が刊行され、第36回小学館漫画賞少年部門も受賞しています。
劇場版公開と前後して伊藤和典による劇場版のノベライズが「ドラゴンマガジン」誌にて連載されると、富士見ファンタジア文庫にて小説版が刊行、小説版は後の巻を横手美智子がオリジナルストーリーで手掛けて全五巻刊行。
その後1993年に劇場版2作目が公開、この劇場版2作目のノベライズを監督である押井守本人が手掛け、『TOKYO WAR』として富士見ファンタジア文庫より上下巻で刊行、後にエンターブレインより上下巻をまとめたハードカバー版で刊行されています。
さらに後年2003年に漫画版の中編エピソード「廃棄物13号」が『WXIII』(ウェイステッドサーティーン)として劇場アニメ化され、2014年には『THE NEXT GENERATION パトレイバー』として実写映画化。
今年になってからも、「機動警察パトレイバー30周年記念展」として内部資料の展示会が行われている、一つのコンテンツから複数の媒体で作品が発表される、メディアミックスプロジェクトの始祖にして最も認知度が高い作品の一つと言えます。
機動警察パトレイバー30周年展 MEMORIAL BOOKLET
これらの各メディア作品群は、諸所に繋がりがあったりなかったり。現在では各プラットフォーム毎にパラレルワールド的な扱いになっているようですが、メインの世界設定キャラ設定は共通されている部分も多いので、どの分野のパトレイバーであってもキャラ設定は共通であると言う前提で進めさせて頂きます。
松井刑事の登場は意外なほど早く、漫画版1巻収録のプロローグ、野明がバイトしている工事現場で爆発物テロが起きた際、風森刑事と共に現場に登場しています。
きちんと七三分けにした頭髪に細めの眼、身長は高くなく、顔は下側がふっくりとして身体はさらにふっくりとした典型的な中年太りを思わせ、後述する小説版では「(オーダーメードではない)ツルシの背広上下」「刑事(デカ)丸出しの風体」と書かれ、シリーズ共通として「現場第一の私服警察官」とされています。
「顔の印象とは裏腹によく通る渋い声だ」とも書かれており、アニメでの担当声優は西村智道(『魔神英雄伝ワタル』の剣部シバラク、『SLAM DUNK』の安西先生など)。
漫画版と小説版では明らかになっている階級は警部補で、後藤隊長・南雲隊長と同格です。
旧OVA版(アーリーデイズ)では第3巻「三億二千万年の罠」にて水上署の刑事として登場、海中の巨大不明生物の話を特車二課に持ってくる役回りでしたが、もう限りなくモブに近い扱い。ですが第6巻「二課のいちばん長い日(後編)」に再登場した際は、クーデター下の東京で各所が占拠され手配までされた後藤隊長からの連絡を受け「ウチの署にまで手配書が回ってきてるよ!」、と叫びながらも後藤に協力、しかし後藤と旧知のクーデター首謀者の二人のやり取りを見て「いまでもあの甲斐って男の同士なんじゃないのか」「あんたを逮捕するべきなのかもしれんな」と後藤に話しており、ただの警察官ではない事を思わせるセリフがあります。
『少年サンデーグラフィックスペシャル 機動警察パトレイバー』より。旧OVA版6話の1シーン
そして劇場版1作目はコンピュータウィルスを扱った30年前の映画とは思えない傑作ですが、この劇場版での松井刑事の役回りは本庁(警視庁)の捜査課の刑事として。暴走レイバーの原因となるウィルスが仕込まれていたレイバー用OS「HOS」の開発者、しかも映画冒頭で身投げして故人となった帆場の足取りを追い、秋葉原の昌平橋から望む御茶ノ水の聖橋がバン!と現れる印象的なシーンで登場し、そのまま川上の水上アパートに来訪。
場面が転換した後も、東京中の廃墟と言っても良い各所を部下・片岡とひたすらねり歩く、パトレイバー劇場版1作目の名シーンです。
世紀末の近未来(上映時は1988年で10年後)を描く作品内で白亜の巨大ビルと廃墟が共存し、その事を松井刑事、後藤隊長に語らせる、押井守監督の東京感・都市論がビンビンと伝わる一連のシーンです。
その松井刑事と後藤隊長の報告の〆で、特車二課を「ここの連中、これで本当に警察官なんですかね?」といぶかしむ片岡に「警官と言うより、正義の味方ってとこだな」と評する、松井刑事の特車二課に対するスタンスが一発で理解できる名言で、松井刑事は確固たる立ち位置を得た、と同時に作劇的に監督や脚本家の代弁をさせるような、特車二課の外部で動く捜査官として便利なキャラが誕生した、とも言えます。
『少年サンデーグラフィックスペシャル 機動警察パトレイバー the Movie -ゆうきまさみの新しい世界-』より。松井刑事の外回り設定
ちなみにここで歩く東京中の廃墟は、昭和60年代の実際の東京の風景を参考に描かれており、『昭和二十年東京地図』(著・西井一夫、写真・平嶋彰彦/筑摩書房)に収録された写真は大いに参考にされている……と言うかほぼまんまな構図もあってビックリだ!
この書籍のあとがき「撮影されたものの大半は数年後には間違いなく姿を消す運命にある」と言う言葉からも、この『昭和二十年東京地図』は押井守の都市論に大きい影響を与えているのは間違いないかと。
水上アパートは五反田駅ホーム上
並木橋から望む渋谷川
新宿三丁目付近、新宿駅埼京線改札建設の為立ち退きが進められてる時期
『昭和二十年東京地図』著・西井一夫、写真・平嶋彰彦/筑摩書房。
DVD版「機動警察パトレイバー the Movie」
DVD発売開始の頃なのでLDジャケットサイズ
漫画版では内海課長率いるシャフト企画7課の繰り出すブロッケンを追う私服捜査官として、漫画版でコンビを組んでる若い刑事である風森が野明にコナをかけていることもあり、ちょくちょく特車二課の面々と顔を合わせます。
「黒いレイバー」ことグリフォンが登場してからはグリフォンを追うことになりますが、熊耳巡査部長を狙撃したリチャード・王の似顔絵を見た遊馬の反応からシャフトに捜査に出向いたり、グリフォン編を語る上で外せない存在感を持つようになってきます。
ここで見直して気が付いたんですが、漫画版で松井刑事が名前を呼ばれたのは「廃棄物13号」編でシャフト社内に調査に赴いた際、風森刑事が「どうします松井さん、篠原も本社はすぐそばですけど」と話した際に始めて名前が呼ばれているのです。
マルチメディア作品の功罪と言うべきか、漫画版では初期から登場していることもあり改めて自己紹介とかがされていなくてもキャラがきちんと認識されていたんだなぁと。
そして再度のグリフォン編になって以降は、ひたすら外回りで証拠を固め続けると言う旧来的な刑事像を体現。開襟シャツにノーネクタイと言う劇場版準拠の格好で外を歩き続け、度々後藤隊長に連絡する際もその場所が居酒屋だったり、終業後の特車二課の喫煙所だったり、しかも南雲隊長には「デートみたいに浮き浮きしてるわよ」「男の子同士仲が良いわね」と揶揄される“後藤隊長とプライベートでも接点がある数少ない人物”としての存在感を増していきます。
『機動警察パトレイバー 15巻』ゆうきまさみ/小学館 より
その松井刑事の刑事としての存在感を強くするのがグリフォン編の終盤、後藤隊長の自宅にて報告を行う際に「おれは偶然も2回までは許すことにしてるんだ。ただし3つも重なったらこいつは偶然とは思えん、何らかの必然があるんだ」とベテラン刑事の貫禄を感じさせる名言が出てきます。
『機動警察パトレイバー 18巻』ゆうきまさみ/小学館 より
さらにグリフォン編ではシャフトの徳永専務を尋問する際に表情を変えずに淡々と尋問し、わざとらしく悩む振りをして「なんとかというレイバー」と見事にカマをかけ、失言を引き出して逮捕まで至るという活躍を見せます。
漫画版の松井刑事の活躍はここまでですが、最終回にも登場し、特車二課内にて後藤隊長へ報告を行っています。漫画版パトレイバーのプロローグと最終回に登場したキャラは主人公の野明と後藤隊長、候補生の遊馬と機動隊員の太田がチョイ役としてで、そこに松井刑事も入っているのだからもうパトレイバー世界を成す重要人物の一人でしょう。
『機動警察パトレイバー 19巻』ゆうきまさみ/小学館より
TVアニメ版では12話「イブの戦慄」で、シャフトのきな臭いやり取りを追う刑事として登場、その過程で訪日して行方知れずになった香貫花の祖母を進士と一緒に捜索し、その後はグリフォン編で土浦研究所から脱走するトレーラーを追ったりしています。
シリーズ全体を通して大きな陰謀等が動かないTVアニメ版では特車二課外部に話が広がりにくく、結果として松井刑事の出番は減っています。
そんな中でもTVアニメ版から直接続く新OVA版の登場では新グリフォン編では引き続き捜査していた事が語られ、押井守脚本のパロディ回「ダンジョン再び」ではダンジョンの主とされている只山の身辺経歴調査を後藤隊長の依頼で行っています。
このダンジョンの主・浮浪者只山は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』等の監督・高山文彦がモデルで、高山は後に劇場版3作目『WXIII』の総監督を務めています。
なお、この新OVA新グリフォン編をベースにしたPCエンジン版のゲーム『機動警察パトレイバー ~グリフォン編~』にも登場してします。このPCエンジン版、当時の流行りと言うかキャスト陣によるトーク集が収録されているのですが、榊整備班長を演じた阪脩のコメントが「あたしゃもう年齢だからCDROMとかゲームとか判らねーよ」と笑いながら言っていたのですが、後に『攻殻機動隊 S.A.C.』にて荒巻課長を演じた際に「ネットワーク」「ウィルス」等の専門用語を違和感無く放つのですから「声優スゲえ」と言わざるを得ません。
そして富士見ファンタジア文庫の小説版は、一巻が劇場版のノベライズですが二巻以降はTVアニメ版パトレイバーで脚本家デビューした横手美智子によるオリジナルストーリーで、各キャラの過去や生い立ちを書くことでキャラ造詣を深くしています。
二巻では遊馬、三巻では熊耳とリチャード・王が描かれ、これまでスタッフ間での伝達に使われていたような裏設定のような事項を詳細に描くことでキャラクターの背景を深くしています。
この小説版で語られた事が他媒体に移植されたり言及されることも多く、遊馬が次男で会社を継ぐ長男の兄が事故死、その事を巡って社長の父親と確執があると言うエピソードは新OVA版の最終回で語られていますし、三巻の解説でゆうきまさみは「いやー、そうだったのか」と脱帽しており、熊耳とリチャード・王の関係はほぼそのまま漫画版でも使われています。
そして四・五巻の上下巻では後藤隊長が中心のストーリーで「派出所勤務から捜査課の刑事に。その後本庁公安課へ転属」「刑事時代の先輩の妹を娶ったが、その妻とは死別」等の過去を描く中で松井刑事も登場、なおここで初めて「松井孝弘」とフルネームが明かされ、「後藤を比較的良く知っている人間で、ごくわずかだがプライベートな付き合いもある」と書かれる下りでは「大学時代のゼミで名前だけは知っていた」と言うことも開かされており、過去に何があったのかを嫌でも妄想させます。
なおこのシーンでは捜査や過去の話かと思いきや「老いを感じる白髪について」股間から拾い上げた幻想の白髪について二人で真面目に話している下りはこれぞ中年男の下世話な会話と言う感で大爆笑です。
小説版4巻挿絵
小説版4巻・5巻。4巻表紙はプロモで劇場版2のピアス有の野明
続編の五巻では捜査の為なら身内とみなされる上司や部下、さらには義理の兄まで手駒として、犠牲にするやり方も厭わない後藤に対し猛然と反発するシーンもあり、決して後藤の言いなりではない、自身の中に確固とした正義を持った警察官として描かれています。
遭遇する事件を通し、後藤隊長の過去と言うか傷に触れる話ですが、野明と遊馬と言った主人公側・特車二課側の視点に対し、過去を知っている側・同じ警察組織のベテランとしての松井刑事からの視点からも後藤隊長が語られており、人気が高い後藤隊長を掘り下げる物語としても秀逸です。
特に印象に残るシーンは、事件現場に偶然居合わせた後藤の義兄に対し「前にあったこと、なかったかな」「二度ばかり。どちらも葬儀の席でした」「あっああ、そうか。声に覚えがあったのでね。君はずっと捜査畑を?」「ええ、はい。何とか」「そうか、あいつもいい同僚を持ったな」と返す一連のやりとり。
中年として、時間と年齢の重みを感じさせずにはいられない時の流れを感じるシーンです。ライトノベルで、アニメのノベライズでここまで人間関係の深いシーンが読めるのですから当時(四半世紀以上前!)は感服した覚えがあります。
小説版は富士見ファンタジア文庫から『スレイヤーズ』と言ったファンタジア文庫黄金期に刊行されており、長らく絶版でしたが、2013年にカバー描き下ろしにて、アニメイト・書泉グループ限定流通で約20年ぶりの再版が行われ、現在では電子書籍でも入手可能です。
富士見ファンタジア文庫版
下段がアニメイト限定再版カバー
そして劇場版2作目は、特車二課第二小隊のメンバーが異動で埋立地から去る中で、主人公を後藤隊長に据えて東京で繰り広げられるクーデター事件が空前のリアリティを以って描かれます。
劇場版1作目以上に押井守監督の東京感・都市論が満載で、四半世紀前の映画ながら今なお色あせない傑作です。
DVD版「機動警察パトレイバー2 the Movie」
劇場版2でも松井刑事は後藤隊長の依頼を受けてとは言え、事件の全貌を知る為に地道な捜査を行っている姿で登場します。ここで特筆すべきは、ツーマンセルが基本の警察活動に於いて松井刑事単独で行動していること。
この事は押井守監督をして「まともじゃない警察官になった」と言わしめてます。
押井守監督自ら筆を取ったノベライズ『TOKYO WAR』ではそのあたりが顕著で、「まともな警官のやることじゃねえな」と言うボヤキには「後藤のような男と組むこと自体、まともな警察官のやることではないのだが」と地の分で追いツッコミが入ったり、「今度と言う今度こそあの後藤と手を切ろう」との独り言には「昨夜から2回目、そして通算で数十回めになる決意」ととことんまで後藤隊長を腐します。
「まともな警官のやることじゃねえな」とボヤきながら不法侵入中
『TOKYO WAR』での松井刑事は劇場版2よりも登場シーンが多く割かれており、前編で後藤の紹介で荒川と共に柘植の痕跡を辿ると言うオリジナルのシーンがあります。
松井刑事の捜査能力の高さを荒川が褒める(ただし皮肉交じりなので却って心象を悪くする)場面では「政治経済系の太いパイプがあるのだろう」と評し、「あの後藤が頼りにするだけはある」と評価しています。
ただしコンビとしては最悪の相性で、アジトの一つを潰した後は自然解散、松井刑事は後藤隊長に対し「たとえ核戦争が起ころうともあの野郎(荒川)とは二度と手を組まない」と怒りの連絡をしています。
そして物語の終盤で荒川に手錠をかけるのも松井刑事ですが、その際に発した「破壊活動防止法」の単語は数年後にオウム真理教事件でしょっちゅう聞くようになる単語だったりして、「パトレイバー」の先見の明と言うか時代が追いつく感じはここでも健在だなぁと強く思うのでした。
その手錠をかけるシーンの後藤隊長と荒川のやり取りは劇場版2を代表する「欺瞞に満ちた戦争」への一つの解ですが、後藤隊長の台詞「まともじゃない公務員には二種類の人間しかいないんだ。悪党か、正義の味方だ」に続けて「まともでなく、悪党でもない松井が荒川に手錠(ワッパ)をかける」と書かれていることで、松井刑事は「まともではないが、正義の味方」の警察官として押井守監督が捉えていたことが書かれています。
『TOKYO WAR』〈前編〉挿絵。ほんの一瞬だった松井と荒川のコンビ
『TOKYO WAR』エンターブレイン版と富士見ファンタジア文庫版
なお、富士見ファンタジア文庫版の『TOKYO WAR』では挿絵担当がこれまでの高田明美・佐山善則ではなく、FC版『ウィザードリィ』モンスターデザイン等で著名な末弥純が担当しており、一味違ったタッチの「パトレイバー」が描かれます。
素晴らしいのは、後編で「新橋の立ち喰い蕎麦屋で後藤隊長と荒川が密会する場面」の「丼を持った荒川」が挿絵に描かれている事。いやーぁ流石押井守にノベライズ書かせるだけあって判ってるわーとこの挿絵を見た瞬間大笑いして感動しましたね。
『TOKYO WAR』〈後編〉挿絵。この後葱臭い息を後藤に吐く
その後のパトレイバーだと、劇場版3作目の『WXIII』にて後藤隊長も参加している捜査会議にてその姿が確認できます。同時上映のSDキャラが所狭しと動き回る『ミニパト』でもモブキャラとしてOPにも登場しており、この点でも松井刑事はパトレイバー世界を成す重要人物の一人と言えましょう。
確認が出来ませんでしたが、劇場版2以降パトレイバーから離れた押井守監督が次にパトレイバーをするなら、と言う話に「松井刑事のダイ・ハード」と応えていた記憶があります。
と言う訳で「パトレイバー」の松井刑事の話でした。宝島社から2007年に刊行された『別冊宝島1476 機動警察パトレイバー クロニクル』の重要人物ファイルでも1頁割かれているキャラですが、その昔、ブームの際に刊行されたパトレイバーの『謎本』は他の類似本と比較して漫画版をよく読んではいるなと言う内容でしたが、キャラクターページに松井刑事がなかったんですよね・・・、福島課長のページはあったのに。そんな無念を四半世紀ぶりにこの場を借りて晴らさせて頂きました。お読み頂きありがとうございます。
(文中敬称略)
参考書籍
『少年サンデーグラフィックスペシャル 機動警察パトレイバー』小学館
『少年サンデーグラフィックスペシャル 機動警察パトレイバー the Movie -ゆうきまさみの新しい世界-』小学館
『機動警察パトレイバー 15巻』ゆうきまさみ/小学館
『機動警察パトレイバー 18巻』ゆうきまさみ/小学館
『機動警察パトレイバー 19巻』ゆうきまさみ/小学館
『機動警察パトレイバー 風速40メートル』
著・伊藤和典、挿絵・高田明美、佐山善則/富士見ファンタジア文庫
『機動警察パトレイバー② シンタックス・エラー』
著・横手美智子、挿絵・高田明美、佐山善則/富士見ファンタジア文庫
『機動警察パトレイバー③ サード・ミッション』
著・横手美智子、挿絵・高田明美、佐山善則/富士見ファンタジア文庫
『機動警察パトレイバー④ ブラック・ジャック(前)』
著・横手美智子、挿絵・高田明美、佐山善則/富士見ファンタジア文庫
『機動警察パトレイバー⑤ ブラック・ジャック(後)』
著・横手美智子、挿絵・高田明美、佐山善則/富士見ファンタジア文庫
『TOKYO WAR〈前編〉』著・押井守、挿絵・末弥純/富士見ファンタジア文庫
『TOKYO WAR〈後編〉』著・押井守、挿絵・末弥純/富士見ファンタジア文庫
『TOKYO WAR』著・押井守/エンターブレイン
『別冊宝島1476 機動警察パトレイバー クロニクル』宝島社
『昭和二十年 東京地図』著・西井一夫、写真・平嶋彰彦/筑摩書房
フィギュア中心のアキバ系サイト「常時リソース不足RX」の中の人。通称センセイ。 美少女フィギュア以外にもPC美少女ゲーム、特撮、90年代ゲーム、阪神タイガース辺りにサブポジ○があります。
常時リソース不足RX:http://beyyang-rx.blog.jp/
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