【ボードゲームディープ】体は大人、頭脳は子供! 推理系ボードゲーム『ヌメロン』
毎度!
Zxionことぜっくんです。
というのがいつものなんですが、今回はD・タキエッタと名乗らせていただく。
まじつらい。
そんなわけでここいらへんの文章を書くのは2回目なんですが、そんな一語一句覚えているわけも無く。
当然書き直しなわけですよ。
ところがどっこい前回の記憶が若干あるせいでちょっと書きにくいまであるんですわこれが。
たいむましんweb文芸で執筆されている他のライターさん達のような溢れんばかりの文才が欲しい文才が欲しい。
そんなわけで今回は推理がメインとなっているボードゲームです。
謎解き系ではないので、ネタバレはありません。
ご安心くださいまし。
目次
俺の数字を言ってみろ!『ヌメロン』
その昔、不定期に特番扱いで放送されていましたが、後にレギュラー化。
レギュラー時は毎週月曜の夜間枠でした。
2012年には既にボードゲームがテレビで取り上げられていたんですけど当時はまだそれほどではない印象でした。
ボードゲーム界隈では、ゲームマーケットが浅草からビッグサイトへ移行した時期が丁度このくらい。
あれ?まだそれほどではないかなとか考えていたのは僕だけだったのかもしれない。
あてにならないなぁ。
数字をめぐる戦略型推理ゲーム「ヌメロン」のパッケージ
『ヌメロン』
プレイ人数:2人
対象年齢:12歳~
プレイ時間はものすごい速さで終わることもあるが、迷宮に迷い込んで全く終わらんことも。
大体1戦20分前後。
難易度を上げると30分近くかかりそう。
『ヌメロン』の遊び方
ルールはマスターマインドというゲームがベースになっているそうです。
僕はペルソナのメタルカードをつかって遊べるミニゲーム「コードブレイカー」が一番に浮かびました。
まぁ、やることはほぼ同じなんですけど。
好きだったなー、コードブレイカー。
コードブレイカーを遊ぶためだけのセーブデータとか作っておいた記憶があるわぁ。
ヌメロンの目的は、相手の「設定ナンバー」を推理し、当てること。
もちろん相手もこちらの設定ナンバーを当てようとしてくるので、それより早く正解にたどり着く必要があります。
3ゲーム対戦で2勝先取したプレイヤーが勝利です。
ゲームの大まかな流れ
1.先攻プレイヤーの決定
数字カードをシャッフルし、お互いカードを1枚引く。
より小さい数字を引いたプレイヤーが先攻です。
2.設定ナンバーの作成
まず、各プレイヤーは0~4のLowナンバーを1枚ずつと5~9のHighナンバーを2枚ずつ、計15枚のカードを受け取る。
各プレイヤーは受け取ったカードから、それぞれ3枚の数字カードを選択して3桁の「設定ナンバー」を作成します。
このとき、「199」や「828」のように同じ数字を2つ以上選択することはできません。
設定ナンバーはお互いの合意により5桁まで増やすことができます。
6桁以上にもできるとは思いますが、推奨されていません。
Highの同じ数字は最大2回使える
3.ゲームの開始/コール
先攻プレイヤーは「攻撃側」となり、相手の設定ナンバーを推理して、コールします。
コールとは、3桁(~5桁)の数字を宣言することです。
思考時間は基本ルールでは1分30秒となっています。
合意があれば適当な時間に変更したり、思考時間を無制限とすることもできます。
個人的には思考時間は有限の方が面白いと思います。
コールを受けるプレイヤーは「防御側」となり、コールされた数字と自分の設定ナンバーを比較します。
数字も位置もあっている場合「EAT(イート)」。
数字はあっているが位置が違う場合「BITE(バイト)」を正直に答えなければなりません。
例えば、
防御側プレイヤーの設定ナンバーが「159」。
攻撃側プレイヤーが「192」とコールした場合。
1は数字も位置もあっているので、EAT。
9は数字はあっているが位置が違うのでBITE。
2は使われていない数字なのでハズレ。
防御側プレイヤーは攻撃側プレイヤーに「1EAT-1BITE」と伝えます。
「192」ではなく「195」とコールされた場合は、「1EAT-2BITE」と伝えます。
ここまでで先攻プレイヤーのターンが終了します。
4.攻撃権の移動/コール
次は後攻プレイヤーが攻撃側となります。
先攻プレイヤーの「設定ナンバー」を推理して、コールします。
この手順を繰り返し、先に相手の「設定ナンバー」の全ての数字と位置を言い当てたプレイヤーの勝利です。
設定ナンバーを言い当てられたプレイヤーは(3桁の場合)「3EAT」と宣言し、そのゲームは終了します。
戦略要素を高めるアイテムカード
ヌメロンにはゲームをより戦略的なものにする為にアイテムカードが用意されています。
アイテムカードには様々な効果があり、使用するためのルールも設定されています。
アイテムカードの使用ルール
- ゲーム開始前に7種類のアイテムカードから3種類のアイテムカードを選択します。
選択後は、お互いのアイテムカードが分かる状態にしておきます。
また、アイテムカードの選択数などはお互いの合意により変更してもかまいません。
- 3ゲームマッチ間に同じアイテムは1回しか使用できません。
これも合意の上変更することが可能です。
- 攻撃側プレイヤーは「攻撃アイテム」を、防御側プレイヤーは「防御アイテム」を使用できます。
<攻撃アイテム>
自分が相手の設定ナンバーをコールする前に使用可能。
防御側がアイテムを使用した後に攻撃側がアイテムを使用することは可能です。
<防御アイテム>
相手が自分の「設定ナンバー」をコールする前に使用可能。
または、攻撃側にアイテムを使用される前にのみ使用可能。
攻撃側が「設定ナンバーのコール」「攻撃アイテムの使用宣言」をした時点で防御側はアイテムを使用できない。
- ターン開始後10秒間は、防御側プレイヤーにアイテム使用の優先権があります。
攻撃側プレイヤーはその間、「設定ナンバーのコール」「攻撃アイテム使用宣言」はできません
アイテムカードの効果
左上から”ダブル””ハイ&ロー””ターゲット””スラッシュ””タイム””シャッフル””チェンジ”
◇攻撃アイテム
- ダブル
使用ターンに連続で「設定ナンバーのコール」をすることができる。
ただし、自分の設定ナンバーのうち、相手プレイヤーが指定する位置の数字を公開しなければならない。
※公開した数字は防御カードのシャッフルやチェンジで再び隠すことができます。
- ハイ&ロー
相手の設定ナンバーに使われている数字を、上の位(プレイヤーから見て左)から順にHighかLowで教えてもらえる。
0~4がLow、5~9がHigh。
「159」なら「Low・High・High」と伝える。
- ターゲット
0~9から数字を1つ指定し、その数字を使用しているか教えてもらえる。
さらに、指定した数字が設定ナンバーに入っている場合は、どの位置にあるかも教えてもらえる。
設定ナンバーが「159」でターゲットナンバーは9といわれたら「一の位に入っている」と伝えなければなりません。
- スラッシュ
相手の設定ナンバーの最大数から最少数を引いた数字(スラッシュナンバー)を聞くことができる。
設定ナンバー「159」なら、9-1=8つまり「8」がスラッシュナンバーとなります。
この場合、8-0=8か9-1=8の2パターンしか存在しないので、設定ナンバーを大きく絞ることができます。
- タイム
使用したターンのみ思考時間を+3分することができる。
※思考時間無制限の場合などでは使用する意味が無いので、事前に話し合っておきましょう。
また、追加の思考時間の増減や「タイム」自体の使用可不可も合意の上で自由に変更しても良いでしょう。
○防御アイテム
- シャッフル
自分の設定ナンバーをシャッフルし、設定ナンバーを並べ直すことができる。
相手へのフェイントとして、シャッフル使用前と同じ設定ナンバーにしても構いません。
- チェンジ
自分の設定ナンバーの数字を1つ選択し、その数字の位置とHighかLowか宣言してから手持ちの数字カードの1枚と交換できる。
ただし、交換する数字がHigh(5~9)ならHigh(5~9)と、Low(0~4)ならLow(0~4)としか交換できません。
また、同じ数字にすることはできません。
「159」の「5」を変えたい場合、「十の位Highをチェンジ」と宣言してから「5」を「6~9」いずれかの数字と交換できます。
『ヌメロン』を実際にプレイしてみた
今回のボードゲームは相手の数字を予想する系のゲームなので、当記事をお読みの皆様も是非一緒に考えてみてください。
鬼スクロールダメゼッタイ。
お相手は友人H氏。
アイテムは全部無しでやります。
以降の会話や説明内で表示されているEやBは以下の略語となります。 1E1Bの場合には1枚のカードはEATで数字も位置もあっている。 |
1戦目、僕の設定ナンバーは「437」。
適当に選びました。
先攻は僕。
Zxion(以下Zx)「Hッさん誕生日何月何日だっけ?」
H「えwそういうのありなんすかwww?」
というやり取りを行い「714」をコール。
H「1E0B?」
…だったのですが、1戦目の最後にこの「1E0B」は間違っていて「1E1B」だったなどとH氏は供述。
まんまと踊らされちまったぜ…!
H氏も同様に僕の誕生日を聞いてくるが設定ナンバーにできない数字だったので「987」とコール。
Zx「1E0Bッス」
左側が僕の予想するH氏の設定ナンバー。
1ターン目の714、実は1E1Bでした。
こんな感じで宣言を繰り返して行き、3ターン経過。
2ターン目の「789」は0E0B…じゃなくて0E1Bでした的な供述があり、メモがごちゃっとしてます。
そんな供述はありつつも3ターン目の「912」で十の位の「1」が確定。
順調そうに見えるのだが…
さらに「8」もありそうな気配なので、4ターン目の僕のコールは「518」。
H「2E0Bです」
Zx「イエス!二択やんけ!」
ここまで「0」の存在を完全に忘れていました。
「0」の存在を失念するという凡ミスを犯しつつ、ゲームは進行。
5ターン目、H氏のコール。
H「437で」
Zx「ファーーー(3E)」
見事負けてしまいました。
さぁ、Hッさんの設定ナンバーは推理できましたか??
下2桁は確定!さぁ百の位はなんでしょう?
正解は記事の一番最後で!
H氏は感想戦で1ターン目の罪を自白。
次こそはということで、もう1戦。
次に選択したカードは819、8ハ.1イ.9クで俳句。
1戦目は負けてしまったので、再度先攻をもらう。
Zx「んー。とりあえずてきとうに「035」じゃ!」
H「0E0Bです」
Zx「っしゃぁ!」
H「じゃあ俺も「035」で」
Zx「0Ewww0Bwwwでwwwすwww」
まるで同じ結果になってしまった。
これは厳しい。
とりあえず2ターン目は「418」をコールし、0E1B。
H氏は「987」とコールし、0E2B。
「987」好きねーとか軽口をたたくも内心あせる。
返しのターンで数字全変更し、僕のコールは「792」で0E2B。
3ターン目で候補数字6種類かつ、418から1つ、792から2つというところまで絞り込めた。
チャンス!負けたら凹むぜ。
H氏3ターン目は「678」で0E1B。
これで「9」を確定され「6」を否定し、さらに「7」か「8」があることもバレる。
ひぎぃ。
4ターン目。
確定数字が無いので、もう少し絞り込むため刻むことに。
Zx「928でどうやね?」
H「0E1Bですねー」
これで「7」は確定して「8」を否定。
候補数字は5種類に。
H氏は「489」をコールし1E1B。
なぜか混乱し始める。
とはいえ、H氏は正解に近づきすぎているので5ターン目は刻まず、勝負に出る。
Zx「247や!」
H「0E1Bです」
勝負強いような弱いような…。
しかしこれで全数字の位置も確定できるところまで来ました。
H氏がまだ迷走しててくれれば勝ち確さんです。
H「もうなにもわからない「829」!」
Zx「らめぇ!2E0B」
かなり危険なコールでしたがセーフ。
僕に攻撃権が移り、6ターン目のコールでH氏の設定ナンバーを当てることができました。
6ターン目、アイテム無しの設定3桁なら5~7ターンくらいで終わる感じです。
プレイ後、H氏は「これ、タギロンに似てる感じですね」と評していました。
あとがきと宣伝 (ダイマ)
ドーモ、ミナ=サン、D・タキエッタです。
推理謎解きパズル系は大好物。
でも、イラストロジックは超苦手☆
なぜなのか。
外出中にはタブレットを使ってちょこちょこ書きためているのですが、今回完全に裏目に出ました。
あー性能の良いノートPCとかそういうの欲しいなー。(チラッチラッ
さてさて、そろそろゲームマーケットですね。
みんなルールだ動画だ更新だと賑わいを見せていますが、僕はなにも準備が終わっていません。
ウェーイ!(ウェーイ!)
とりあえずサークルカット、ブース番号と配置図はこちら。
ブース位置はG-62!たぬきだけど餓狼2(Gガ・6ロ・2ツー)でおぼえてね☆
あと、2018秋作品のノスタルジックの宣伝しか今のところすることがないのでノスタルジックの宣伝をしまぁす。
旅立ちのダイスゲーム『ノスタルジック』
Nostalgic ~ノスタルジック~ の、詳しいルールはこちらに掲載しております。
たぬきつね工務店 猩々なるままに
【http://tanukitunekoumuten.bloggeek.jp/】
色々、よろしくお願いしまぁす☆
今回はここまで…の前に、H氏の設定ナンバーの答えあわせです。
1戦目のH氏設定ナンバーは「418」
2戦目のH氏設定ナンバーは「179」
正解していましたか?
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
記事一覧はこちら