懲りずに挑戦! アークライト『ゲムばこ(2024秋)』開封&中身のレビュー
毎度!Zxionです。
「ぜっくん」って呼んでね☆
今回は約2年ぶりに購入した『ゲムばこ』の開封&中身のレビュー回です。
ゲムばこは、ゲームマーケット2024秋のアークライトブースにて販売されていました。
これまでに2回ほどゲムばこ(びっくり箱)を購入しています。
過去の戦果は ↓こちら からご確認ください。
【箱の中身はなんだろな? アークライトびっくり箱開封レビュー (GM2019秋番外編)】
【それは福箱?福袋? アークライト『ゲムばこ(2022春)』開封レビュー】
今回はどんな結果になるのでしょうか…。
目次
1.アークライトの『ゲムばこ』って?
ゲムばこは、ボードゲームが入っている福袋・福箱・鬱袋・鬱箱・在庫処分・倉庫整理などなど、左様な表現をされることがあるアレやコレの事。
送料込みでお値段は6000円(税込)!!
昨今、送料が値上がっていることを考慮すればゲムばこ自体は5000円とみなしても良いかもしれない。
…ほんとに良いのか??
今回のゲムばこは、これまでと違ってピックアップが明記されていませんでした。
総額1万円以上のボードゲームが入ったお楽しみプランとなっておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ゲームマーケット公式 ブログ記事 より
という文言のみ。
前回2024春もピックアップの表記は無く、「運が良ければ総額3万円以上のセットも…?」と書かれているだけでした。
※2023秋はアンファゾマブルとオースがピックアップ一例として明記されていた。
これは…なかなか痺れるぜ…。
2.ゲムばこ 開封!!
と、いうわけで。
僕のところに届いたゲムばこはこちらになります。
うーん?
なんとなくこれまでのゲムばこやびっくり箱よりはやや大きいような気がします。
ゲムばこの大きさを測ってみましょう。
約27cm
約38cm
約33cm
約5.3kg
前回のゲムばこは、およそ40×34.5×11の箱で、重さは2.4kg。
今回はおよそ27×38×33の箱で、重さ5.3kg。
重さは倍以上になっています。
箱のサイズ感も80サイズ程度から100サイズ程度にサイズアップ。
数字だといまいちピンとこない皆様のために、カタンと比較してみましょう。
こんなもんです。
割と大きくて、ちょっと期待しちゃいますね。
肩透かしになりませんように…!!
さて、開封してみましょう。
箱を開けると、たっぷりの緩衝材。
左端で見切れているこのボドゲはいったい…??(茶番)
緩衝材を避けていると、今回もしっかり注意書きの紙が同封されていました。
この度は「ゲムばこ」のご購入ありがとうございます。
商品につきましては万全を期すよう努力しておりますが、
商品に問題がありました場合は以下をご確認ください。■外装不良の場合
「ゲムばこ」に入っておりますボードゲームは “特価販売品” となりますので、
外箱の外装ダメージや箱ツブレなどによる交換はご容赦ください。■内容物不良の場合
―― アークライト
製品のパーツ不足、パーツ破損、パーツ不良などの初期不良は
下記アークライトのサポート窓口へお問い合わせください。
僕が前回購入した時と全く同じ、つまりいつものやつ。
「中身に不都合があれば交換します」ってことですね。
3.箱の中身はなんだろな! ~2024秋~
それでは!
今回も1タイトルずつ!!
紹介していきたいと思います!!!
先にチラ見せ☆
わかるかな?
実売価格も調べましょうね~。
こちらの記事をご覧になるタイミング次第で、実売価格は調査時から変わっているかもしれません。
何卒、ご容赦ください。
3-1.ひとつめ! 『協力型のファンタジー』
最安値が4600円
最高値が5300円
中古価格は4000円くらい。
『アンドールの伝説』
定価は6160円。
買取価格は2000円
3-2.ふたつめ! 『たぬきときつねの陣取りゲーム』
最安値が3024円
最高値が3186円
中古価格は2500円くらい。
中古でも新品でも価格は大差ないですね。
『ポコン』
定価は3300円。
買取価格は1100円
3-3.みっつめ! 『お前こないだセールしてたじゃねぇか!ゆ許さん絶対に許さんぞ!!』
最安値が5980円
最高値が7063円
中古価格は3700円くらい。
いや…これお前…。
セールで51%OFFとかやってたやつじゃねぇか…。
『テンペニー・パーク』
定価は8250円…だが…。
いまひとつ釈然とはしない。
買取価格は1800円
3-4.ゲムばこ価格調査まとめ
ゲムばこの中身は、
- 『アンドールの伝説 改訂版 完全日本語版』
- 『ポコン』
- 『テンペニー・パーク』
以上3点でした。
それでは価格調査結果をまとめてみましょう。
1箱6000円。
冒頭に送料が~なんて話したけど、10000円分も買えば大半のお店は送料無料になるわ。
定価で考えると6160+3300+8250=17710円だけど、テンペニー・パークは流石に自社で半額セールしてんだからこの金額で考えるのはちょっと難しいですね。
一応、実売最安値は4600+3000+6000=13600円。
いや4600+3000+4000で11600だよ。
そうとしか考えられない。
中古最安値でも4000+2500+3700で10200円。
どう考えても一応ギリギリ10000円以上にはなっている計算です。
即売りした場合は、2000+1100+1800円で、4900円。
う~~~~~~~~~~~~~~~~ん微妙!!!!!!!!
今回は、ものっそい微妙な感じの箱でしたぁ…。
Xのポストを「ゲムばこ」で検索してみたところ、以下のボドゲが入っていた報告がポストされていました。
☆(多分)あたり枠
- 『ラッツオブウィスター』
- 『オース』
※1箱に両方が入っていたみたいなので、おそらくあたり箱
〇大箱
- 『スイートメス』
- 『ルナマリス』
- 『エンドレスウインター』
- 『アノ1800』
- 『キーフラワー』
- 『ゴールドウエスト』
- 『エンパイアズエンド』
など
◇その他
- 『Poi』
- 『ファンファクツ』
- 『シンデレラが多すぎる』
- 『セイバーネイクの森』
- 『ポケットディテクティブ』
- 『ピクテル』
- 『フォート』
など
今回は「大中2・中小1」くらいの報告が多い印象。
大・大・中なので、箱的にはそこそこの箱なのかなと思いつつも、なんともやりきれない思いでいっぱいです。
4.中身のゲームを雑に紹介するコーナー
それでは、ゲムばこの中身を雑に紹介していきたいと思います。
◇『アンドールの伝説』
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:60~90分
対象年齢:10歳以上
内容物
両面仕様のゲームボード:1枚
勇者ボード:4枚
戦闘の流れ/商品在庫ボード:1枚
大きなカード:72枚
小さなカード:66枚
プラスチック製コマ立て:41個
勇者コマ:8体
怪物コマ:28体
シナリオコマ:7体
タイル、トークン、マーカー類:142個
木製ディスク:9個
木製キューブ:5個
6面ダイス:20個
チュートリアル冊子:1冊
参照用ルールブック:1冊
待ち受ける数々の輝かしき冒険!
数々の賞を受賞した、傑作ファンタジーRPG!
『アンドールの伝説』は1〜4人で遊ぶ協力型のボードゲームです。
このゲームでは、遊ぶ前にルール説明書を読む必要はほとんどありません。
遊び方や物語は、ゲーム中にめくられるカードに記されています。
箱を開けたその瞬間から、物語が始まるのです!
また、この改訂版には、ゲームの難易度を下げた「アンドール・ライト」用のカードが同梱されています。
このゲームでは、プレイヤーは勇者となり、侵略軍から領土を守るべく、力を合わせて戦わなくてはなりません。
そして、アンドールの地を守るために、数々の試練に立ち向かうのです。
その旅路の途中では、魔女を見つけ出し、ドワーフのもとを訪ね、いにしえの竜に立ち向かうことになるでしょう。
そしてその行き先は……
さあ、この『アンドールの伝説』の世界を駆け抜け、栄光に満ちた物語を紡ぎましょう!
【公式HPより】
ファンタジーテーマで、協力タイプのボードゲーム。
シナリオもある。
ルールブックを事前に読み込まなくてもプレイできる…という話なのですが、事前に軽く読んでおくことをおすすめします。
タイルは事前に全部打ち抜く必要はなく、使う分だけ都度抜いていく形式らしい。
というか、全部抜いちゃうとセットアップがやや面倒になるとかなんとか。
協力の感じが『パンデミック』に近いという話なので、皆様お馴染み「奉行」が発生しやすい模様。
ソロプレイで複数のキャラクターを操作していいみたいなので、1~2人プレイが無難なのかな。
多人数でワイワイやるのも、まあ、それはそれで。
おそらくこの箱のあたり枠…かな?
◇『ポコン』
プレイ人数:2 or 4人
プレイ時間:15分
対象年齢:6歳~
内容物
ポコンタイル両面仕様:16枚(たぬきゅん/きつねどん)
ポポンタイル:4枚(たぬきゅん)
ココンタイル:4枚(きつねどん)
ゲームボード:1枚
ドロンマーカー:8枚(ワイワイルールでのみ使用)
先手マーカー両面仕様:1枚(たぬきゅん/きつねどん)
ルールブック:2部(ワイワイルール/ひっかけルール)
ミントグリーンの「たぬきゅん」と、オレンジの「きつねどん」による、化かし合いの陣取りゲームです。
基本のルールは「リバーシ」で、自分のタイルで相手のタイルを挟んでひっくり返し、より自分のタイルを多くした方が勝ちです。
……ただしこのゲームでは、ひっくり返しても絵柄が変わらない(両面同じ)タイルがあります!
「ワイワイルール」では、突然現れるひっかけタイルに驚きと笑いが生まれ、「ひっかけルール」では、いつどこにひっかけタイルを仕込むか、また相手はどこに仕込んでいるか、読み合いが楽しめます。
チーム戦もあり、またひと味ちがった楽しさです。
【公式HPより】
基本ルールは、オセロ・リバーシ。
ゲームボードは一応ありますが、ゲームボード外にもコマを配置でき、そこがボードであるかのようにプレイすることになります。
そのため、「端」や「角」という概念はありません。
各プレイヤー(チーム)は通常のコマであるポコンタイル8枚(4枚)と、両面同じ色のコマのポポン/ココンタイル4枚(2枚)を持ってゲームをプレイします。
ワイワイルールでは、各プレイヤーは受け取った全てのタイルを混ぜ、どのタイルか判別がつかないようにしてプレイします。
ひっかけルールでは、どのタイルを置くか自分で選択し、自分の置いたタイルがどのタイルか認識した状態でプレイします。
どちらのルールで遊んでも大差ないので、大人は最初からひっかけルールを導入しても良いと思います。
個体差だと思いたいのですが、僕の手元にあるやつは露骨に印刷の色味が違ったのでタイルの判別が可能でした。
モニターだとわかりにくいかもしれませんが、色味が薄い方が両面同じのココンタイル。
左上2枚と右下2枚がそうです。
オセロやリバーシの遊び方さえ知っていればルールを理解するのはあっという間。
すぐに遊び始めることができるのは魅力です。
タイル(コマ)が、厚紙やカードではなく、しっかりした素材なのも良かったです。
プラ製でいいのかな?
(宝石の煌きの宝石タイルみたいなやつ)
ゲーマー諸氏にはちょっと物足りないと思われます。
逆に、ルール的な学習コストがかなり軽いので、ライト層やボードゲーム初心者の方にはおすすめです。
対象年齢は6歳からだが、小学校低学年以下の子だと「秘密」という行為自体の難易度が高く、難しいかもしれません。
そういった場合は、ワイワイルールでのプレイを推奨します。
◇『テンペニー・パーク』
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:45~75分
対象年齢:14歳以上
内容物
ゲームボード:1枚
土地ボード(両面仕様):4枚
拡張ボード(両面仕様):12枚
メリーゴーランド:1基
売店タイル7種:計40枚
早見表カード:4枚
アトラクションタイル(両面仕様):35枚
…土産物売り場5・西部開拓6・
SF6・海中6・ファンタジー6・先史6
目標カード:11枚
アトラクションカード:35枚
…土産物売り場5・西部開拓6・SF6・
海中6・ファンタジー6・先史6
ワーカーコマ:13個(4色各3個+追加アクションコマ1個)
評価ディスク:12枚(4色各3個)
樹木コマ:50個
ラウンドマーカー:1個
シャベルトークン:1個
VPトークン:70個
…1VPトークン43・5VPトークン27
貨幣トークン:56個
…1$トークン40個・3$トークン16個
ルールブック1冊
本作は、テーマパークを建設し、誰が一番多く来場者を呼び込めるかを競う、ワーカープレイスメントとパズル的なタイル配置が組み合わさったゲームです。
プレイヤーは、テーマパークの園長となり、わずか5ヶ月間でパークの完成を目指します。
樹木を切ったり、敷地を増やしたり、売店を建てたり、アトラクションを設置したりと大忙し!
的確にワーカーを働かせ、無駄なく資金と土地を活用し、沢山の来場者で溢れる素敵なパークを作り上げましょう。
設置できる35個のアトラクションに重複するものはなく、海中を突き進むジェットコースターや超巨大迷路など、見ているだけでワクワクさせるものが沢山あります。
それぞれのアトラクションは、「スリル」「感動」「歓喜」を来場者に与え、評判が良ければ追加のワーカーを獲得できたりとゲームを有利に進めることができます。
より多くの施設を上手に設置して、テーマパークを埋め尽くしましょう。
【公式HPより】
コンポーネントが豪華でとても良い。
ワーカースペースの一部となる、無駄に立体なメリーゴーランドは視認性がやや悪くなるのでご利用はお好みでどうぞ。
一応、ベース(土台)だけあれば、役目は果たしてくれるので、どうにも鬱陶しかったら上部は箱に仕舞おう。
我々がプレイした時は「邪魔だ邪魔だ」と言いつつもしっかりそのまま最後までプレイした。
なんだかんだ言ってこういうコンポーネントが我々は好きなのである。
テンペニー・パークはワカプレ&タイル配置のゲーム。
このゲームは、アトラクション(=タイル)の配置ルールがあるタイプなので、ちゃんと考えてタイルを配置していく必要がある。
後先考えず適当に配置するとロクなコトにはならない。
プレイヤーが使用するワーカーは、色だけではなく形状も異なる。
芸が細かくてとても素敵。
コンポーネントに力が入っているように見えるので、ともすれば「見かけだおしか?」と思われかねないが、そんなことはなく、十分面白い。
ワカプレ及びタイル配置というシステム部分にNGが無ければ、問題なく楽しめると思う。
ルールブックは表紙含めて12ページ冊子。
画像もふんだんに使われているので、初めてワカプレを遊ぶとかではない限り、ルールに特段難しいところはない。
…いや、初めてでもそんなに難しくはない…はず、多分。
セールでぶっちぎりの値引き率だったけど、僕としてはテーマもゲーム自体も好み。
プレイした時のおぼろげな記憶では、終始苦しくて終わりがやや早いかなという印象だったと思う。
同卓者全員が100点満点中おおよそ60~70点※くらいの無難な評価だったような気もする。
※《悪くない/誘われればorリクエストがあれば全然やる》くらいの評価。
ちなみに、エラッタが出てます。
エラッタの内容がゲーム終了時の得点関係なので、必ずプレイ前に確認しておきましょう。
【 アークライト公式 テンペニー・パーク エラッタページ 】
5.あとがき
ゲームマーケット的には恒例、アークライトの『ゲムばこ』開封レビューでした。
今回の箱は、「うーん…、ちょっと微妙だったな」って感想です。
個人的な好みのお話をしますと、テンペニー・パーク、なぜか投げ売りされてるけど結構好きです。
同卓者は60~70点くらいでしたが僕は80点くらいなもんです。
反対に、アンドールがね、その、あんまり…。
というのも、僕は協力ゲームが好みではないんですね。
カラダは闘争を求める。
しかも、中世ファンタジーテーマがあまり刺さらないっぽいんですよ。
…てなもんでして、より一層この箱が微妙だったなってところで〆たいと思います。
てやんでい。
また、しばらくは……、いいかな…。
今回の読み物はこれでおしまい。
ゲムばこの開封、どうだったかしら?
次のお話も読んでくれよな!
よろしくお願いします☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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