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宇宙&サイコロ&ソロプレイ!『ギャラクティクス』レビュー&リプレイ

公開日:Zxion

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毎度!Zxionです。
「ぜっくん」って呼んでね☆

おとこのこならみんな大好き宇宙テーマのボードゲームです。
いや、正直、僕は別に、そこまで宇宙だの恐竜だのには惹かれないタイプなんですがね…。
あ、なんかよくわからないマシンは好きです。
カラダは闘争を求める。

今回紹介する『ギャラクティクス』は、そんな(どんな?)宇宙テーマのボードゲームです。
しかも、ソロプレイ専用!
いつでも遊べる!!
最高!
友達募集中!!

ゲームタイプはダイスゲー。
システム的には一人だけどレースダイスロール、一応バーストの要素があります。
理解る人に雑に伝えるならソロ版キャントストップって感じかなぁ。

それでは早速、ルールの紹介とソロプレイのご様子をお届けしたいと思います。
ちなみに作者はみんな大好きライナークニツィア博士。

買ってから気付きました。

1.『ギャラクティクス -ソロゲーム-』

箱の角

プレイ人数:1人
プレイ時間:20分
対象年齢 :8歳以上

内容物

内容物

両面仕様ゲームボード:2枚
Lv3追加ボード:1枚
スペースキューブ(ダイス):5個
白ロケットタイル:15枚
灰ロケットタイル:9枚
黒ロケットタイル:8枚
ターゲットフラッグタイル:8枚
ロケット部品タイル:15枚

2.『ギャラクティクス』 概要

箱

スペースキューブを使って、銀河系のスタールートのできるだけ前にロケットを移動させます。
しかし、自由に使えるロケットの数には限りがあります。
そこで、できるだけ多くのロケットを追加で集め、サイコロを振るときにロケットの構成要素の正しい組み合わせを選びます。
さらなる挑戦をしたい場合は、レベル表示のあるチャレンジブックを使い、難しくなる章をクリアしていきます。
さらに、そこで結果を記入し、ブロンズのステータスに到達して満足するか、ゴールドに到達してから次のレベルに進むかを自分で決めることができます。
このゲームには20のレベルがあり、一人で挑戦するのが好きな人にピッタリのゲームです。

メビウスゲームズ和訳ルールより

冒頭でちらりと書きましたが、メインシステムはダイスゲーム
5個のダイスを使って、より多くの得点が獲得できるようにロケットを飛ばしていきます。

ソロゲームなので、対戦相手は自分自身というか、VSシステムというか。
各章ごとに5つのレベルがあり、全部で4章(20レベル)まで。
各レベルごとに、ゴールドシルバーブロンズ>それ以下 ]4段階で獲得したスコアを評価されます。
さらに各章の合計スコアによっても同様の評価を行います。

ソロなのでいくらでも妥協して良いが、ソロだからこそ全レベルゴールドトロフィークリアによる全クリを目指したいですね。

3.『ギャラクティクス』 開封

撮れ高の為に、開封シーンから見ていきましょう。

和訳取り外し

まずは箱の背面についている和訳を外して、そのままシュリンクもぶった切り、箱を開けます。

最初に出てくるのは「チャレンジブック」。
中身は原文のままなので、僕にはほとんど読めません。

ルールブックはペラ1枚。
翻訳もそこまで面倒では…いや、めんどいわ。

箱の中身⑦

最後はドイツの新鮮な空気と共にダイスが5個入っていました。

タイル抜き

さて、それじゃあタイル抜きましょうね~。
タイル抜きからでしか得られない栄養素がある。
タイルはかなり抜きやすいタイプ。
パチパチと小気味よく抜けていきました。
あぁ~タイル抜きの音ぉ~!!

抜き後

「意味がわからん。」
…という方がいるのは認識していますが、僕はなぜかこういう、「タイルを抜いた後のゴミ」を捨てられないタイプなのです。

箱の底にある黒いやつを抜いて、箱の底に敷いて、黒いやつを元に戻します。

完成☆

抜いたタイルは種類ごとに分けて、チャック袋にしまっておきましょう。
A8サイズくらいのチャック袋が5枚あればOK。
ダイスも袋にしまう場合はもう1枚。

収納

タイルが入った袋の上にLv3追加ボードを上手い事のせて、ボード×2、ルルブ系の順番で片付ければ完璧です。

それでは、ゲームの為のセットアップをしていきましょう。

4.『ギャラクティクス』 セットアップ

セットアップ

『ギャラクティクス』ではプレイするレベルによってセットアップが少しずつ異なります。
今回は第1章レベル1、一番最初のゲームで行うセットアップをしていきましょう。

1.ゲームボードの準備

セットアップ1

最初の章は全体的に青っぽいボードで、右下の方に「1」と書いてあるボードを用意します。

2.トークンの準備

セットアップ2-1

白ロケットを10個、自分の手元に用意します。
5個余るので、ボードの上の方にストックとして置いておきます。
ゲーム中使うことがあるので、箱には戻しません。

セットアップ2-2

最初のゲーム(第1章レベル1)では、「灰ロケット」、「黒ロケット」、「ターゲットフラッグ」は使いません。
ですが、続けて別のレベルもプレイする場合は使うものもあるので、一応ボード付近にまとめておきます。

3.スペースキューブ(ダイス)の準備

セットアップ3

スペースキューブは5個全て使用するので、手元に置いておきます。
ダイストレーをお持ちでしたら用意しておくと便利です。
ない場合はテーブルの上で上手に転がすか、このゲームの箱の蓋などを利用しましょう。

なんと、これでセットアップ完了です。

5.『ギャラクティクス』 ゲームの流れ

各ラウンドは、以下の5つのフェイズを繰り返すことで進行していきます。
プレイヤーの運や選択によって、1ゲームのラウンド数は異なります。

  1. ダイスを振る
  2. 振りなおし(任意)
  3. ロケット部品の獲得(任意)
  4. 星の道を選ぶ
  5. ロケットを発射する

各ラウンドで、プレイヤーは手元のロケットを1つだけ配置します。
フェイズ5の「ロケットを発射する」で手元にロケットが1つもない場合、ゲームは終了します。

ゲーム終了後、各星の道で一番高いところにあるロケット1つずつから、ボードに書かれている得点を獲得します。
獲得した得点の合計値によって、ランクも決まります。
ゴールド目指して頑張りましょう。

6.『ギャラクティクス』 リプレイ

というわけで、僕がプレイした様子を見ながらルールの紹介もしていきたいと思います。

–1ラウンド目–

1.ダイスを振る

まず、ラウンドの最初にダイスを5個全て振ります。

ダイス

ちょっとバラけましたね。

2.振りなおし(任意)

各ラウンドにつき、1回だけ振りなおしができます。
振りなおしの際は、任意のダイスを好きなだけ選択し、振りなおします。
黄色が2個出ているので、この2個をキープして、3個振ります。

ダイス2

嘘みたいな出目。
青が3個出ました。
振りなおしを1回したので、このラウンドの出目は「」で確定です。

3.ロケット部品の獲得(任意)

出た目のうち、工具の目が2つあるごとに「ロケット部品タイル」を1つ即座に獲得できます。
獲得できるなら、ボードの上の方にストックとして置いておいたロケット部品タイルを手元に持ってきます。

2つごとなので、1個では意味のない出目、2~3個で部品1個、4~5個で部品2個獲得できます。
今回は工具の出目がなかったので、このフェイズは実行しません(実行できない)。

※ロケットの部品:すごく便利。詳細は後述。

4.星の道を選ぶ

振ったダイスから星の色を決めます。
決めた色がこのラウンドでロケットを置く星の道の色になります。

リプレイ1-3

出目の数が多い青にしましょう。
ここまでに選択しなかったダイスはすべて無効になり、このラウンドで使うことはありません。

5.ロケットを発射する

自分の手元にあるロケットを1つ取ります。
「4.星の道を選ぶ」で選択したダイスの色と個数を確認します。
選択したものと同じ色の星の道にダイスの出目数分進んだところへロケットを置きます。

文字にするとちょっとわかりにくいので、画像で見てみましょう。

リプレイ1-4

手元のロケットを1つ取って…。

リプレイ1-5

選択したダイスと同じ色の星の道に、選んだ色の出目の数分進んだところにロケットを置きます。

これ以降、青の星の道にロケットを置くことを選択した場合、その星の道の最も高いところに置いてあるロケットの位置から数えられます。
つまり、同じ色を何度も選択すれば、より高い(遠い)ところまでロケットが行けるようになるので、高得点を狙うことが可能です。

…こんな感じですね。
1ラウンドに発射できるロケットは1つだけなので、ここまでプレイしたら(他に何も処理がなければ)次のラウンドに移ります。

注意点として、選択したダイスは《必ずその数すべてを使用する》必要があります。
移動するマス数を調整するためにダイスを捨てるということはできません。
例外として、星の道の最後のマスに到達した場合、余りのダイスは無効になります。

そして、まれに有効なダイスを選択することができない(または選択したくない)場合、「ロケットを打ち上げない」ことも可能です。
ただし、未使用の手元にあるロケットを1つ、ストックに戻さなければなりません。
単純に1手損なので、できるだけやらないようにしましょう。

◇特殊マス

・ブラックホール

黒い渦

ブラックホールの上にロケットを置くことはできません。
ブラックホールの上にロケットを置くような選択もすることはできず、他の選択肢を選ばなければなりません。
通過することは可能です。

・エクストラロケット(白・灰・黒)

1UP

このようなマスにロケットを置くと、ストックから描かれているものと同じ色のロケットを取り、手元に加えることができます。

追加ラウンドを獲得しているようなものなので、積極的に狙っていきましょう。

◇ロケット部品タイル

獲得したロケット部品タイルは、次の2つから1つを選択して実行できます。

A.ロケットを作る

いつでも自分のロケット部品タイルを2つ使って、白のロケットとして使用することができます。
これは、白のロケットを使用する全ての状況で適用されます。
(例えば、有効なダイスの選択ができないときや、「5.ロケットを発射する」でロケットを星の道に置くとき)

ロケット部品タイルA

ロケット部品タイルをロケットとして星の道に配置するときは、このタイルを2枚重ねてマスの上に配置します。

B.飛ばしたマスに配置する

星の道で2つ以上のマスを進むとき、ロケットが有用なマスを通過してしまったとしましょう。
そのラウンド中であれば、通過してしまった有用なマスにロケット部品タイルを1つ置くことで、そのマスの効果を得ることができます。
(例えば、通過してしまったエクストラロケットのマスにロケット部品タイルを置く)

これは1回のラウンドの中でロケット部品タイルがあるならば何度でも可能です。
ただし、1つのマスにつき、その効果を得られるのは1回だけです。
ロケット部品タイルを3個、同一のエクストラロケットのマスに置いてロケット3個獲得…などということはできません。

※この行動は「ロケット部品タイル」でのみ行うことができます。ロケットそのものではできません。
※※ロケット部品タイルは獲得して手元にある分しか使用できません。

…さて、このラウンドで僕はエクストラロケットのマスを踏んでいたので、追加のロケットをストックからもらいます。

1ラウンド目が終了してこんな感じ。
さ、張り切って2ラウンド目に行ってみましょう。

–2ラウンド目–

リプレイ


黄色の3マス目はブラックホールがあるので踏めません。
う~~ん… 黄色2個残して3個振りなおしてみましょう。


はいやった。
やらかしましたね。

リプレイ

緑の2マス目がブラックホールなので緑を1マス刻んでおきましょう。
幸先が悪い。

–3ラウンド目–

リプレイ


これは振りなおしいらない…いや、緑5個で全然いいじゃん。
とりあえず青だけ振りなおして…。

リプレイ


意味わからん。

緑は前のラウンドで1マス進んでいるので、そこから4マス数えたところにロケットを置きます。

–4ラウンド目–

リプレイ

工具工具
おっ!
やっと工具出ましたね。
とりあえず紫だけ振りなおしましょう。

リプレイ

工具
なんでや!!!

リプレイ

ま…まあ、初の「ロケット部品タイル」ゲットだぜ!

リプレイ

工具以外には青しか出ていないので、青確定。
2マス進んだ先にロケットを配置。
だんだんわかってきたぞ。

–5ラウンド目–

リプレイ


紫4つも出たやんけ!
よーしよーし……ん??

リプレイ

おぉい!!
ざけんな!!!
どういうことだよ!
ゼク注:マジでちゃんとダイス振ってるんスよ…?おかしくない??
流石に2ラウンド目みたいなことにはならんやろ…。
紫3個残しで2個振る。

リプレイ


まあよし。

リプレイ

予定通り紫を3マス進めて…と。

–6ラウンド目~9ラウンド目–

それほど見せ場もなく、説明するようなシーンもなかったので、ここから数ラウンドはダイジェストでお送りします。

–10ラウンド目~11ラウンド目–

–12ラウンド目–

リプレイ


手持ちのロケット的にはこれが最後。
緑が4マス進めると追加のロケットがもらえるのでそこを狙いたい。
もちろん緑2個残し。

リプレイ

工具
どうして…!

リプレイ

緑2マス進めて、ここで手持ちのロケットが無くなってしまいました。
しかし、これまでに集めていたロケット部品タイルが4枚あります。

実質ロケット2個分ですね。
最低でもあと2ラウンドはプレイできます。

…赤が遅れているので、もう少し伸ばしたいところ。

–13ラウンド目–

リプレイ


紫の3マス先はブラックホール。
悩ましいな…。

全部振りなおすか、…いや!
紫を!2個残す!!

おらぁ!!

リプレイ

工具
うわぁん!!

リプレイ

黄色に置くしかないやんけ!!
この局面でやっちまったな…男は黙って全振りだったわ…。

–14ラウンド目–

リプレイ

工具
緑2個ならエクストラロケットのマスに止まれますね。
これで余分なことして緑の数が変わっちゃったら目も当てらないので、このまま行きましょう。

リプレイ

緑を2マス進めて白ロケットゲット。

–15ラウンド目–

リプレイ

工具工具工具
ここで工具はありがたい!
出来ればもう1つ工具の出目が欲しいので、赤と紫を振りなおします。

リプレイ


だめかぁ…。

リプレイ

赤は2マス先までブラックホールがあるので、青を1マス進めます。
ロケット部品タイルも1枚ゲット。

–16ラウンド目–

ここでの出目次第でゲームエンドか、もう1ラウンド遊べるドン!となるか。
南無三!!

リプレイ

工具
工具1個だけ残して、4個振りなおし。
なんとかなれー!!

リプレイ


ままならないね。

この時点で、「5.ロケットを発射する」が実行できないため、ゲーム終了です。
最終盤面は↓こちら。

最終盤面

16ラウンド(実質15ラウンドみたいなもんだけど)で終了しましたが、これが良いのか悪いのかはちょっとわかりません。

–レベル1得点計算–

得点計算

ゲームボードの左側にある数字が獲得できる得点です。
今回僕が獲得した得点は…

:0
:3
:6
:5
:2

合計16

16点でした!!

–次のレベルへ–

次のレベル

次のレベルでは早速新しいギミックが登場します。

新ギミック

新ギミックは「ターゲットフラッグ」。
ターゲットフラッグがあるレベルでは、ゲーム終了時にロケット(やロケット部品タイル)が、ターゲットフラッグ上に置かれていなければなりません。
ターゲットフラッグ上にロケットなどが置かれていない状態でゲームが終了してしまったら、合計獲得スコアは強制的に0点となります。
(ルールブックには敗北すると書かれている)

レベル2では青の星の道に1個だけフラッグがあります。
(レベルが上がると、複数のフラッグが置かれることもある)
ここでは、あのフラッグを何とかして踏んだうえで高得点を取る必要があります。

~~省略~~

–レベル2得点計算–

レベル2得点計算

はい!
というわけで、ギリギリ何とかターゲットフラッグへの到達に成功。
得点計算する権利を得ることができました。

:0
:3
:6
:8
:0

合計:17

17点でした!

–トロフィーチェック–

トロフィーチェック

チャレンジブックを開くと、各レベルにおけるセットアップの方法と、各トロフィーを取るためには何点必要かが書かれています。

左からレベル1レベル2レベル3と並んでいます。
レベル1では16点獲得していたので、シルバートロフィー。
レベル2では17点獲得していたので、ゴールドトロフィーでした。
これをレベル5までプレイすることで、1章の合計獲得スコアが何点か計算できるようになり、この合計値でやはりトロフィーの判定があります。

レベルが進めば進むほど複数のギミックが登場し、難易度も上がっていきます。

余分に進める(進まなくてはいけない)灰色ロケットとワイルド扱いの黒ロケット。
最後の章ではエイリアンとかも出現します。

このようにゲームを進めていき、全てのレベルでゴールドトロフィーを獲得して全クリを目指しましょう!

7.あとがき(兼レビュー)

はぁい!
ソロプレイ専用ゲーム『ギャラクティクス』でした。
ルールは比較的シンプル。
ダイスゲーが面白くないわけないやろ!

ただ、お世辞にも読みやすい和訳ではなかったですね。
でもまあ、ソロゲーなので多少ルールがおかしくても別にええやろの精神で適当にやれば良いと思います。
なんか間違ってても誰にも迷惑がかからないって素敵。

多人数プレイできるゲームでソロプレイはやったことがありますが(1~4人プレイみたいなやつ)、完全ソロ専用ゲームは初めてプレイしました。
ぶっちゃけ「ソロならデジタルでやればええやん」と思っていた時期が私にもありました。
いやまあ、正直、モノによってはいまだにその気持ちはありますが、ダイス振るのはやっぱ実物の方が楽しいですね。

デジタルじゃ味気ないし、デジタルだとなんか確率操作されている気さえするから、ダイスゲーは実物で遊ぶのに向いてるのかもしれません。
友達募集中。

レベルごとにトロフィーで目標スコアが設定されているのはプレイ欲を刺激しますね。
昔はデジタルゲームでトロコン(トロフィーコンプリートの略)にお熱になっていた時期があった僕には刺さりました。
設定も無茶ではなくて「なんか上振れたりすれば行ける気がする」みたいな設定になってて絶妙な感じ。
準備がそこまで手間じゃないのも良ポイント。

というわけで、クニツィア博士のソロ専用ゲーム『ギャラクティクス』の紹介記事でした。
これ、フォーワンシリーズ」ってシリーズ化されているみたいで何種類か出てるっぽいです。
全部クニツィア博士。
機会があったら他のも遊んでみたいですね。
(思ってたより面白かったなという顔)

はぁい!
今回はここまでッスー。

次の記事も、最後まで読んでくれよな!
よろしくお願いしまぁす☆

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