3Dボードの存在感がすごい! 宝石集めてジュエリー作り『ジュエルマイスター』
毎度!Zxionです。
「ぜっくん」って呼んでね☆
昨年2023年の3月に『タイムカプセル』というボードゲームの紹介記事を書いたのですが、皆様はこのゲーム、覚えているでしょうか。
10ラウンド後の自分へ…届けこのリソース! 令和のデッキ構築系ボドゲの最高傑作『タイムカプセル』
この記事後半にあるQ&A書くために問い合わせしたのですが、その時に今回紹介する『ジュエルマイスター』を公式HPで見かけたんですよ。
国内で出ないかなーとソワソワしていたら、カタンでお馴染みGPゲームズより国内販売の告知が出ましてね。
もう即ポチですよ。
ただね、ぶっちゃけ、最初に見たときの印象と遊んだ後の印象が全然違ったので、購入を悩んでいる皆様のために僕の感想を交えつつご紹介したいと思います。
目次
1.ジュエルマイスター 箱/内容物
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:20~40分
対象年齢 :10歳以上
内容物
・飛び出す3Dボード:1つ
・スペシャルカード:34枚
・リマインダーカード:4枚
・宝石:40個(黄・赤・青・緑の各色10個)
・プレイヤーコマ:4個
・トロッコタイル:4枚
・ジュエリータイル:36枚(茶色の背景17枚・青色の背景19枚)
2.ジュエルマイスター 目的・概要
貴重な宝石を使って精巧なジュエリーを作ってマイスターポイントに変換し、誰よりも早く20点に到達した人がジュエルマイスターの称号を得ることができます。
(ルールブックより)
5種類のアクションを駆使して宝石を集め、ジュエリーを完成させていくことで、勝利点を獲得していきます。
20点獲得即終了であるにもかかわらず、手番順による傾斜は特にありません。
代わりに、「勝利点が遅れているプレイヤー」に対してゲームシステムからの「アシスト」があるのでそこで調整しているように感じます。
運の要素が大きめのゲームだなという印象です。
そして、華やかでキャッチ―な見た目に反して他のプレイヤーを攻撃するような「カード」の効果が多いです。
いつぞに紹介した《ライン作業は殴り合い!? キャンディ箱詰め「キャンディラボ」》が、ちらりと脳裏をよぎりました。
3.ジュエルマイスター セットアップ
ゲームの準備をします。
プレイ人数によってセットアップが変わる所は特にありません。
a.3Dボード
3Dボードを開いてテーブルの中央に置きます。
…と書かれていますが、全員ボードがしっかり見えて、手が届く位置ならOKです。
中央である必要はありません。
ボードを開くとき、立ち上がる側(山側)の右下付近にある差し込み口に穴をあけ、押さえを差し込む必要があります。
僕は初回プレイ時これに全く気付かず、宝石が詰まるわ転がらないわ隙間から横に落ちるわでストレスフルな状態になっていました。
皆様は何卒、お気を付けください。
同卓してくれたみんな、本当にすまなかった…。
b.プレイヤーコマ
各プレイヤーは、選んだ色のプレイヤーコマを取り、ゲームボードの得点トラックのスタート地点に置きます。
c.トロッコタイル
各プレイヤーは、選んだ色のトロッコタイルを取り、自分の前に置きます。
d.宝石
3Dボードの山頂付近から、ランダムに宝石を1個ずつ転がします。
すると宝石は滑り台よろしく、坂を転がっていき、山のふもとにある魔法の鉱山の入口(宝石を取る所)の横で止まります。
坂を転がる途中で重なったり、ボード外に落ちてしまった宝石は適宜取り除いて再び山頂から転がしたり、軽く押して平らにならしたりします。
e.スタートプレイヤー
最初のプレイヤーを決めます。
最初のプレイヤーから時計回りに、山のふもと(一番下)から宝石を1個ずつ取り、自分のトロッコにある3つの穴のいずれかに宝石を置きます。
鉱山にある宝石が上記画像の場合、最初のプレイヤーは黄色、2番目のプレイヤーは赤、三番目のプレイヤーは青の宝石を自分のトロッコに乗せます。
例えば2番手のプレイヤーだったなら、赤の宝石を受け取り、トロッコに乗せます。
f.スペシャルカード
スペシャルカードをよく混ぜ、プレイヤーに1枚ずつ裏向きに配ります。
配られたカードはすぐに内容を確認して構いません。
(プレイヤーは、常にスペシャルカードを他のプレイヤーから隠しておきます)
配らなかった残りのスペシャルカードは、裏向きの山にして全員が手に取りやすい場所に置きます。
g.ジュエリータイル
ジュエリータイルをよく混ぜ、プレイヤーに5枚ずつ裏向きに配ります。
各プレイヤーはタイルの中身を確認して、3枚だけを選び、トロッコの下付近に表向きで配置します。
(場所がないとか並べ方にこだわりがあるなら別にトロッコの下付近である必要はないです。)
残りの2枚は配られなかったジュエリータイルと一緒にしてよく混ぜ、裏向きの山にして場に置きます。
そして、ジュエリータイルの山からタイルを4枚表向きに公開し、市場を作成します。
h.セットアップ完了
これで準備完了です。
初めてこのゲームを遊ぶプレイヤー、まだ慣れていないプレイヤーには「リマインダーカード」も渡しておくと良いでしょう。
最初のプレイヤーから順番に手番を行っていきます。
4.ジュエルマイスター ゲームの流れ
大まかな流れ
自分の手番では、2回のアクション(異なるアクションでも同じアクションでも)を好きな順番で必ず実行します。
2回のアクションが終わったら次のプレイヤーが2回のアクションを行い、また次のプレイヤーが…、と、ゲームを進めていきます。
プレイヤーの誰かが得点トラックの「20」のマスに到達すると、ゲームはそこで即座に終了します。
このプレイヤーがジュエルマイスターとなります。
アクションの説明
プレイヤーは、以下の5種類のアクションから好きな組み合わせで2回アクションを行います。
実行するアクションは、同じアクションでも異なるアクションでも構いません。
ただし、1回目のアクションの処理がすべて完了する前に、2回目のアクションを実行することはできません。
1.宝石を取る
2.宝石をはめ込む
3.自分のトロッコから宝石を1個捨てる
4.スペシャルカードを引く
5.スペシャルカードをプレイする
4-1.宝石を取る
鉱山(山のふもと、一番下)から宝石を1個取ります。
そして、取った宝石を自分のトロッコタイルの3つの穴の1つに置きます。
トロッコタイルには3個までの宝石を保管することができます。
トロッコにすでに宝石が3個ある場合、(スペシャルカードの効果であったとしても)別の宝石を取ることはできません。
そもそも宝石を取ることもできないので、「入れ替え」も不可です。
4-2.宝石をはめ込む
このアクションが一番ルール量が多いです。
ルールブック的には8ページ中1ページ半使っています。
抜けがないように処理していきましょう。
自分のトロッコから宝石を1個取り、ジュエリータイルの空いている穴1つに配置します。
1回のアクションではめ込むことができる宝石は1個です。
(1手番で2回アクションできるので、スペシャルカードを考えない場合、1手番で最大2個の宝石をはめ込むことができる)
宝石は、タイルに示されている色の宝石しかはめることができません。
なお、宝石はどの順番ではめ込んでいっても構いません。
一部のタイルにある虹色の穴には、任意の色の宝石をはめ込むことができます。
ただし、そのジュエリータイルにはめ込む宝石は全て同じ色でなければなりません。
例えば、虹色の穴が2つあるジュエリータイルだった場合、赤2つや黄色2つなどである必要があります。
赤と黄や、青と緑などのように、異なる色の宝石をはめ込むことはできません。
例えば上記画像のように青の宝石を1個置いた場合、残ったもう1つの穴には青の宝石しか置くことができません。
4-2-a.ジュエリータイルの穴を全て埋めた場合
ジュエリータイルの穴が全て埋まったら、ジュエリーが完成します。
そのタイルをマイスターポイントに変換することができます。
マイスターポイントへの変換方法は2パターンあります。
茶色のタイル
完成したジュエリータイルの背景色が茶色だった場合、即座にマイスターポイントに変換されます。
完成してポイントを獲得したタイルは裏返しにして手元に置いておきます。
ジュエリータイルに乗せられていた宝石は鉱山(3Dボードの山、セットアップ “d.宝石” 参照)の一番上に戻します。
そして、ゲームボード上のプレイヤーコマを獲得したポイントの数だけ前方に動かします。
青色のタイル
完成したタイルの背景色が青色だった場合、ボーナスポイントのために、マイスターポイントへの変換を保留することができます。
もちろん、茶色のタイルの時のように即座にポイントに変換しても構いません。
完成した青色のジュエリータイルをポイント変換せずに保留しておくことで、他のタイルと同時にポイント変換することができます。
タイル下部のマイスターポイント欄に[+1]の表記があるタイルを「他のタイルと同時にポイント変換する」ことで、セットボーナスを得ることができます。
ただし、セットボーナスを得るためには、全て同じ色の宝石でジュエリータイルを完成させる必要があります。
タイルを完成させる順番は自由で、保留してる間に茶色のタイルを完成させても構いません。
なお、ルールブックでは、2枚同時完成については明記されていますが、3枚同時完成ができるかどうかについて明言されていませんでした。
ちょっと微妙なラインなので、プレイ前に卓内で相談して明確化しておくことをおすすめします。
僕のおすすめは「3枚同時完成《なし》」です。
青色のタイルも、完成してポイントを獲得したタイルは裏返して、手元に置いておきます。
宝石は鉱山の一番上に戻し、得点トラックのコマを動かすのも忘れないように。
どの方法でもタイルを変換した後は、ゲームボード上のプレイヤーコマを獲得したポイントの数だけ前方に動かします。
タイルを完成させるために使った宝石を鉱山に戻すのも忘れないようにしましょう。
たまに発生しますが、スペシャルカードの効果によって他プレイヤーの手番中にタイルを完成させることができます。
こうした効果でタイルを完成させていたとしても、マイスターポイントに変換することができるのは自分の手番のみです。
自分の手番になったとき、宝石をはめ込むアクション(宝石をタイルに乗せる)をしなくても、1アクション消費でこういったタイルのポイント変換が可能という認識で構わないと思います。
現在の手番以前に完成させたタイルがある場合も同様に(例えばボーナスポイントをあきらめた場合)、1アクション消費でポイント変換が可能としていいのではないでしょうか。
4-2-b.遅れているプレイヤーへのアシスト
いずれかのプレイヤーコマが得点トラックの特別なマス(5、10、15)のいずれかに「停止または通過」した場合、遅れているプレイヤーはアシストを受けることができます。
まだ特別なマス(5、10、15)に到達していない全てのプレイヤーは、スペシャルカードを1枚受け取ります。
上記画像の場合、青のプレイヤーとピンクのプレイヤーがアシストを受けられます。
また、複数人でプレイしている場合、いずれかのプレイヤーが5のマスに停止または通過した場合、そのそれぞれで遅れているプレイヤーはアシストを受けることができます。
上記画像で言うと、紫のコマが到達した時にピンクと青のプレイヤーが1回目のアシストを受け、ピンクのコマが到達した時に青のプレイヤーは2回目のアシストを受けることになります。
(それぞれの特別なマスにつきアシストは1回だけとかの表記はないので、こうなるはずです、多分。)
4-2-c.手元タイルの補充
各プレイヤーは、手元のジュエリータイルは常に3枚保有している状態でなければなりません。
ポイント変換などでタイルを使用したら、市場から使用したタイルと同じだけのタイルを補充します。
市場のタイルは常に4枚公開されているようにします。
(タイルの山が無くなった場合、ポイント変換したタイルを全て集めて、新しい山札にします。)
もし、市場に欲しいタイルが無かった場合、各プレイヤーはゲーム中1回だけ、市場タイルを取り替えることができます。
補充するタイルの数だけ任意の市場のタイルを交換し、その中から選ぶことができます(選ばなければなりません)。
上記画像では1枚補充しなければならないので、適当な市場のタイルを避け(破棄)し、市場にタイルを補充します。
この中から必ず選ばなければならないので、新しく公開されたタイルを獲得することにしました。
そして、市場の枚数は4枚でなければならないので、市場に1枚補充し、避けたタイルは破棄します。
市場タイルの取り替えをしたかどうか記憶するためのマーカーを用意するか、得点トラックのコマを寝かすなどして目印にしておきましょう。
4-3.宝石を1個捨てる
宝石を取りたいのにトロッコが一杯の場合は、宝石を捨てることができます。
自分のトロッコから捨てたい宝石を1個選び、鉱山の一番上に戻します。
4-4.スペシャルカードを引く
スペシャルカードの山から一番上のカードを取ります。
手札の上限枚数は4枚です。
スペシャルカードを引くと上限を超えてしまう場合は、4枚になるようにカードを捨てなければなりません。
※山札にスペシャルカードが残っていない場合、捨て札をよく混ぜて新しい山を作ります。
4-5.スペシャルカードをプレイする
自分の手札にあるスペシャルカードを1枚選択して、プレイすることができます。
一部のカードは他プレイヤーの手番中にアクションを消費せずプレイすることができます。
なお、スペシャルカードでポイントを獲得した場合、その分だけ得点トラックのコマを進めることができます。
左の青いカードは自分の手番にプレイできるカードで、右の赤いカードは一応どのプレイヤーの手番でもプレイできるカード。
他プレイヤーの手番中にプレイするカードは、カードで指定されたアクションの直後にプレイする必要があります。
例えば、いずれかのプレイヤーがカードA(青いカード)を使用したとしましょう。
カードAを使われたくないプレイヤーは、カード効果を無効化できるキャンセルカード(赤いカード)をプレイすることにしました。
そうした場合、カードAの効果が無効化されたうえで、カードAとキャンセルカードの両方が捨て札となります。
さらに、いずれかのプレイヤー(誰でもよい)は、アクション回数を消費せず「今プレイされたキャンセルカードの効果を無効化する」ため、さらにキャンセルカードをプレイすることもできます。
キャンセルカード同士を相殺させることで、カードAを使用したプレイヤーはそのカードの効果を適用することができます。
これ、カードゲーム経験者なら「キャンセルカード、スタック(チェーン)します」とかで通じるんだけど、未経験者に説明するの大変なんすよね。
なんかいい方法ないですか。
みんなMtGやろう。(唐突な謎ダイマ)
5.ジュエルマイスター ゲームの終了
プレイヤーの誰かが得点トラックの「20」のマスに到達すると(通過でも停止でも)ゲームはその時点で即座に終了します。
「20」のマスに到達したプレイヤーは「ジュエルマイスター」、つまりゲームの勝者となります。
6.スペシャルカードの効果と評価
同卓した人が「ジュエルマイスターカードゲームじゃねぇか!!」と言い放ったくらい、カードありきな感じです。
逆にというかなんと言うか、カード未使用で勝つのは、なかなか難しいと思います。
そんなわけで、皆様にはカード効果を見ていただいて、僕が使った体感と使われた体感で導き出した評価を共有したいと思います。
全部で11種類あるので頑張って10段階にして各段階に1枚はあるように振り分けました。
主観とか(僕の)性格とかプレイした時の巡りとかその他諸々色々あるので、どうか石を投げないでください。
自分の手番にプレイ可能なカード
青っぽい背景のカード。
全8種類。
自分の手番でアクションを消費(「5.スペシャルカードをプレイする」を選択)して使うことができる。
2枚
宝石の置かれていないジュエリータイル1枚を他のプレイヤーや市場と交換する。
その直後、アクションを消費せず、交換したジュエリータイルに宝石を1個だけはめ込んでもよい。
評価5【★★★★★☆☆☆☆☆】
THE普通。
他プレイヤーが宝石1個で完成するタイルを取って速攻の構えを見せたときに3個のタイルをプレゼントすると嫌な顔をされる。
そしてそのタイルを即座に完成させてねえねえ今どんな気持ち(AA略)って言うとすごく嫌な顔をされる。
いい感じのタイルがあれば市場と交換してもいいので便利は便利。
ちなみにこのゲーム、こんなカードばっかりですぞ。
2枚
自分のトロッコと他のプレイヤーのトロッコの宝石を1個交換する。
評価2【★★☆☆☆☆☆☆☆☆】
思ったよりは微妙。
他人に依存する上に、宝石の個数が増えるわけでもない。
ささやかな嫌がらせ専用。
鉱山に欲しい色の宝石がないけどアイツが持ってるとか、特定タイミングではもうちょっと高評価。
まあ結局、他人に依存して強弱が変わる効果って言うのは得てして低評価なモノでござる。
2枚
他プレイヤーの未完成のジュエリータイルから宝石を1個取り、自分のトロッコに配置する。
宝石を取られたプレイヤーは代わりに《1ポイント》獲得する。
評価1【★☆☆☆☆☆☆☆☆☆】
微妙。
もたついてるor大きいタイルを狙ってるプレイヤーに嫌がらせするカード。
相手ジュエリータイルから自分ジュエリータイルに行くわけではなく、自分トロッコに乗るのも微妙ポイント。
しかも、代わりに1VP渡すことになってしまうので、ご利用は計画的に。
撃つなら1アクション目で。
1VP付与効果が付いてるカード全てに言えることだけど、(4、9、14)でしゃがんでるやつの背中を押すことができるというのは一応覚えておきたい。
2枚
スペシャルカードを3枚引く。
手札上限を超えてしまう場合は、手札上限に収まるように任意のカードを捨てる。
評価7【★★★★★★★☆☆☆】
カードゲームでドローソース※が弱いわけないだろいいかげんにしろ。
直接嫌がらせするわけではないが、強めの圧をかけられる。
※カードを引く効果の事
なお、このカードの説明にエラッタが出ています。
4枚
自分のトロッコを含めて、好きなトロッコから宝石を3個まで捨てる。
そのトロッコの所有者は代わりに《1ポイント》を得る。
評価6【★★★★★★☆☆☆☆】
強い。
嫌がらせしても良し、自分の最後の一押しに使っても良し。
相手に使ったとき1VP与えてしまうが宝石2~3個と交換なら安いもの。
自分に使うときは宝石1個1VPと考えればまあ悪くない。
「宝石0個の自分トロッコを対象にしてVPを得られるか」という議論が起こったが、NGにしておいた方がいいと思う。
できたら流石に強すぎる。
6枚
山のふもと(鉱山の一番下)から宝石を3個まで取り、好きな宝石を2個までトロッコに乗せることができる。
トロッコに乗せなかった宝石は鉱山に戻す。
評価4【★★★★☆☆☆☆☆☆】
悪くない。
通常1アクションで宝石1個しか取れない所、最大2個取れる上に、その2個も鉱山の一番下3個の中から選べる。
宝石がごっそり動くことで他プレイヤーの利になってしまう可能性がある所が悩ましい。
逆に上手く使えば邪魔しつつ宝石獲得って動きもできるので使いどころはやはり悩ましい。
2枚
他プレイヤーのトロッコから宝石を2個まで取り、自分のトロッコに乗せる。
宝石を取られたプレイヤーは代わりに《1ポイント》を得る。
評価3【★★★☆☆☆☆☆☆☆】
前述の1:1交換よりは一方的に宝石を奪えるのでマシといったところ。
その代わり1VP付与効果が付いてしまっている。
できれば最大効率の宝石2個を奪いたいが、そうするといらない色で自分の首が絞まる可能性も。
ご利用は計画的に。
2枚
自分のトロッコから宝石を2個配置する。
評価10【★★★★★★★★★★】
ルールブックのテキスト通りならこの評価。
カードに描かれているアイコンの通りだと評価8くらい。
「自分のトロッコから2個配置する」としか書かれていないので、1つのジュエリータイルに2個配置しても良さそう。
こちらも効果を事前に取り決めておくことをおすすめします。
このカードが絡むと1手番で3個の宝石を置くことができるので一気に5VPとか持っていかれるし持っていける。
ロマンティックが止まらない。
どのプレイヤーの手番でもプレイ可能なカード
赤っぽい背景のカード。
全3種類。
ゼクシオンくんの大好きなドミニオンで言うところのリアクションカードみたいなもん。
「どのプレイヤーの手番でも~~……」となっているが、3枚のうち2枚の使用条件は「他のプレイヤーが~~……」なので、自分の手番で使うことはできない。
唯一自分の手番でも使う可能性があるのは、「カードの効果を無効化(キャンセル)する」カード。
4枚
プレイされたスペシャルカードの効果をキャンセル(無効化)する。
評価8【★★★★★★★★☆☆】
強い。
インタラプト※(古語)が弱いわけないだろおぉん!?
相手のプランを崩したり自分のやりたいことを押し付けたりできる。
ノーコストとかイかれてやがる。
使いどころは難しいし、これ単体では嫌がらせ以外何もできないところは微妙。
※中断とか割り込みという意味。
昔々のMtGにおいて「カードの効果を無効化する」ようなカードの種類名になっていた。
現在はインスタントに名を変えている。
4枚
他のプレイヤーが「宝石を取る」アクションで宝石を1個取ったとき、同様に宝石を1個取る。
評価9【★★★★★★★★★☆】
1アクション浮くのが弱いはずがない。
難点は鉱山に欲しい宝石がないときはどうにも使いにくい事くらい。
複数プレイヤーが同時にこのカードを使う場合の処理や優先権について明記されていないので、「下家が上家に確認取ってから使う(効果は上家から処理)」という処理を推奨します。
4枚
他のプレイヤーが「宝石をはめ込む」アクションで宝石を1個配置したとき、同様に宝石を1個配置する。
評価9【★★★★★★★★★☆】
1アクション(略)。
同じ評価9だが、いらない宝石はわざわざ取らないだろうから、こちらの方がちょっとだけ強いと思う。
難点は当たり前だがトロッコに宝石が乗っていない時は使えないというところ。
こちらは複数プレイヤーが同時に使っても特に問題はないので、処理順はあまり気にしなくて良いと思います。
7.あとがき
はぁい!
見た目は映え感があっていい感じなのに、個人攻撃モリモリのほぼほぼカードゲーム『ジュエルマイスター』でした。
合う人と合わない人の差が、ものすごくクッキリします。
僕としても、知らん人がいっぱいいるようなオープン会ではちょっと出しにくいかなって気持ち。
逆に、知り合いだけとか友達だけで遊ぶ場合は盛り上がる…かもしれません。
許しあえる人同士で遊びましょうねぇ。
最初はキラキラしてて素敵、セッコレ?楽しそう!って、思ってたのに…。
どうして…。
マジでキャンディラボの時と同じような気持ちになりました。
釣られクマー。
まぁ、最近はあまり見かけないタイプなので、たまにはこういうのもいい…かな?
ジーピーから注釈出る程度にはルールブックが(ここ以外も)ちょっと読み取りにくい。
ご注意をって言われても困ると思うので微妙な部分は事前に取り決めしておきましょう。
ハウスルール、ハウスルール。
はぁい!
今回はここまでッスー。
次の記事も、最後まで読んでくれよな!
よろしくお願いしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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