クロワのヴァイスシュヴァルツ道

WS新弾レビュー「電撃文庫」

公開日:クロワ

クロワ ヴァイスシュヴァルツ

こんにちは、キモオタです。

今回は電撃文庫の新弾レビューです。
ライトノベルのレーベルの中でも古株で人気の高いレーベル。僕も高校~大学時代はかなり電撃文庫のライトノベルを読んでいました。
僕は1993年生まれなのですが、電撃文庫の参戦は僕と同年代や近い年代の人が特に喜んで盛り上がっているイメージでした。いわゆる学生時代の青春ってやつですね。

僕個人も、激推し作品でTwitterのアイコンにもしている「エロマンガ先生」のカードが収録されるということで発売前からめちゃくちゃ楽しみにしていました。とりあえず紗霧とその対応CXのSPは我慢できずに初日に1枚ずつ買っちゃいましたw

結構昔の作品からも収録してもらえているので、古のオタク的には歓喜ブースターだと思います。
カードテキストについては、「電撃文庫」という1つのブースターですが、各作品ごとには大抵シナジーがあり、同じ作品や縁のある作品のカードで固めるのがデザイナーズになっている印象を受けました。この都合で、CX8枚全てが同じトリガーアイコンで組むのが組みやすいと思います。

それでは見ていきましょう。

~今回のデッキ~

今回はキモオタ心理が働いてしまったので使いたいカードからデッキを組みました。
いつもより新弾レビューが遅れてしまいましたが、その分土日にこの構築でガッツリ回して微調整もしたので、そのまま完コピしてもらっても結構強いと思います。

「 エロマンガ先生 紗霧」

エロマンガ先生 紗霧

僕のイチオシキャラです。
テキストは自ターン5500の連動で3ルック+1000パンプと、特に派手さがあるわけでもない並の1連動です。一応1000パンプが自分でも横でも大丈夫である点が優秀で、レベル1で高いパワーを並べてくる対面を崩しやすいというメリットがあるところが評価点でしょうか。
ですが、このカードの役割がもう1つあります。

「素敵な出逢い ムラマサ」

素敵な出逢い ムラマサ

共鳴で紗霧を見せると6000パンプが入り12500に。更にCXがなんでもOKな島風効果です。
こういったレベル2で高いパワーが出るカードは相手の大きいサイズのキャラの処理に便利な反面、それしか役割がなく必要のない対面には腐りやすいのが難点なのですが、このカードはCXがなんでも良いので貼ってあればキャラサーチができます。相手の大きいサイズを処理しながら次点を確保できるのも強力ですし、高いパワーを出すまでもない相手には共鳴の必要もなく連動感覚でサーチとして使うこともできます。

「エロマンガ先生 紗霧」が1でパワーを出せて、「素敵な出会い ムラマサ」が2でパワーを出せるとなると、パワーの高めで面の差し合いで後れを取らないことが主張点と言えるデッキが組めると思いました。
また、プール全体を見てレベル2でやれる行動があまり強くないように見えたので、「素敵な出会い ムラマサ」で相手の面を崩すorその必要のない相手はレベル1の延長戦をするという指針ができている分もこの構築の良いところだと思います。
以上を理由に、これらをベースに組んでいこうと考えています。

出来上がったデッキがこちらです。
カードごとに解説していきます。

「人生相談 桐乃」

人生相談 桐乃

「エロマンガ先生」と作者・イラストレーターが同じ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のメインヒロイン。
最初に触れた通り「同じ作品や縁のある作品にシナジーがある」と感じており、最初にもう片方のアイコンとして試したところ、トリガーアイコンが同じ宝であることまで含めて一番取り合わせは良さそうと感じたので本採用。
連動テキストはモカ効果まではノーコストで、追加の2点バーンが手札3枚要求。たった2点バーンに手札3枚は重すぎといえば重すぎですが、モカ効果にバーンが付いてくる火力の高さは過去のタイトルで実証済かと思います。

「憧れた日常 ジェス&豚」

憧れた日常 ジェス&豚

風対応ですが今回は風が入っておらず、登場時追加1コストのCX回収のために採用しました。
語りたいポイントは「桐乃」2面を狙う際の話です。

「桐乃」のコストは重く、2面を決めるためには手札が「桐乃」本体と対応CX含めて9枚必要。3体目のキャラも手出しするとなると10枚必要になります。
この10枚という手札は手札上限の7枚+ターン開始時のドロー+クロック2ドローで持てる枚数9枚よりも1枚多く、本来であれば集中ヒットorアタックトリガーでの手札補充が無いと2面連動が成立しません。

しかし、「桐乃」2面+このカードと出してCXを回収すれば、手札が1枚増えて「桐乃」2面まで決まります。
宝で道中で連動も握りやすいので一見要ら無さそうに見えるこのカードですが、こういった理由で採用しています。おかげで「桐乃」の対応宝を、詰めターンより前に打っていけるメリットもあり、かなり仕事したカードでした。

「手乗りタイガー 大河」

手乗りタイガー 大河

光景or1点バーン。
まず光景が刷られたことに感謝。
桐乃は手札要求が重い代わりにストックはかからないですし、3面が非現実的なので2面+これを並べるシーンは鉄板でした。

「 期間限定の恋人 京介&桐乃」

期間限定の恋人 京介&桐乃

「人生相談 桐乃」に宝アイコンを与える効果。
使ってみた感想としてはめちゃくちゃ強いカードではありませんでした。ですが、最終的に集めたい「人生相談 桐乃」が手札に集まりやすくなるカードですし、8宝というCX構成でドンドンCXを貼っていきたいので、発動タイミングはそれなりにあり、「人生相談 桐乃」を採用する以上は入れていい枠かなあと思いました。

「初めての告白 あやせ」

初めての告白 あやせ

まずアタック時の2000パンプが強力で、「エロマンガ先生 紗霧」と併せて相手の面を崩しに行く性能が高い所が評価点です。
「期間限定の恋人 京介&桐乃」とのデザイナーズコンボは、レベル2からしか解禁されないことや、桐乃を2枚戻したところで1回目の宝桐乃で2枚目の桐乃を吸ってしまうことが結構あり、必死に狙うものではないと感じました。
必死に狙うものではないという一方で、自然と狙えそうな展開であれば決してバリューの低いものではないですし、2枚戻しをした際はツインドライブを得ることも相まって山調整はしやすく、4枚採用のおかげもあり自然と狙えるシーンはそれなりにきました。

「王都への旅 ジェス&豚」

王都への旅 ジェス&豚

普通に強い集中です。宝との相性も良く、宝で宝を吸うのを避けたり事前察知したりできます。「期間限定の恋人 京介&桐乃」で「人生相談 桐乃」を手札に加えるのを狙う際も役立ちます。
そもそも集中の選択肢はそんなに広くないですが、なにかとシナジーもあるのでこれ一択でいいかと思います。

「メガネ委員長 北村」

メガネ委員長 北村

「エロマンガ先生 紗霧」「初めての告白 あやせ」「素敵な出会い ムラマサ」を使ってもまだパワーが足らないシーンはあります。特に「エロマンガ先生 紗霧」「初めての告白 あやせ」は相手のでかい1面に対しては強いものの、高めのパワーの3面横並べを全面処理するのはやや苦手だったりします。
それらを後列から高い水準でカバーしてくれる”銀の弾丸”枠です。

詰めの殺傷力について

「過信は禁物だけど結構勝てる」って感じでした。
2からのロングシュートは厳し目ですが、3-0ならかなり決まります。
デッキ単位で道中宝をガンガン打っていくので、射程圏内へ持ち込む性能も高めかと思います。


以上今回組んだデッキ解説でした。
初見殺し込みではありますが土日にフリーで回して勝率はかなり高い水準を保ていたので、気になる方はぜひ組んでみてください。

採用カード以外の注目カード

最後に、今回デッキには採用しなかったものの気になっているカードを解説します。

「獅子王機関の剣巫 雪菜」「 世界最強の吸血鬼 古城」

獅子王機関の剣巫 雪菜
世界最強の吸血鬼 古城

話題だったカード。「 世界最強の吸血鬼 古城」の効果で「獅子王機関の剣巫 雪菜」を早出しからの連動で分身という、分かりやすく面を取れる動きが魅力です。
面の圧はそこまで圧倒的ではない反面、強みはなんといってもそのお手軽さだと思います。早出しの為にストックは必要なくパーツとして各1枚+対応CXを用意するだけでいいというお手軽さ。更には連続で連動することでさらなる分身が可能。
完全に蓋をするというよりは、相手にこれを処理するために苦労させた上で二度目の分身で切り返し、リソース差をつけていく動き方が良いと思います。

「”雨上がりに咲く花” 智花」

雨上がりに咲く花 智花

“雨上がりに咲く花”と書いて”シャイニー・ギフト”と読みます。(ガチ)
電源対応で即スタンドorバーン、更には自身のアタック時効果でバーンと、攻めっ気の強い電源デッキの構築が可能です。アタック時効果は同名がレベル置き場に要求される経験で、最終的にレベル3はこれを多面並べたいので、4枚よりも多く採用したくなってしまう効果をしています。
個人的にこのカード自体の評価は高いのですが、電源で出したいカードがこのカード以外に(0~2を含めても)あまりなく、普通にデザイナーズ通りに組んでもあまり強く組めそうには見えず。デッキ構築の難易度が高そうに感じました。

「狼と香辛料 ロレンス&ホロ」「賢狼 ホロ」

狼と香辛料 ロレンス&ホロ
賢狼 ホロ

セット。揃えば「賢狼 ホロ」は行き9000・返し8000と強力な数字になります。「狼と香辛料 ロレンス&ホロ」がノーコストで「賢狼 ホロ」を召喚できるので、お手軽に高パワーを出せるセットとなっています。1連動を使わないデッキでの1帯の動きとして採用するなどが良さげに見えます。

~おわりに~

いかがだったでしょうか。
今回は土日にガッツリ調整した後に執筆していることもあり、調整したデッキベースでの新弾レビューをしてみました。
結構自信作なので、ぜひ試してみてもらいたいです。
電撃文庫は4コンを買っているので、ひと段落したら他の構築も試そうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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