デバッグ・マジック! Byまつがん

デバッグ・マジック! vol.28 ~『エルドレインの森』編~

公開日: / 更新日:まつがん

まつがん MTG

いよいよ今週末、9月8日には新セット『エルドレインの森』が発売となる。

『機械兵団の進軍』『機械兵団の進軍:決戦の後に』以来のスタンダードリーガルのセットということで、モダンにとっては『指輪物語:中つ国の伝承』ほどのインパクトはさすがに期待できないと思われるが、4年前に発売した世界観を同じくする『エルドレインの王権』が史上まれに見るぶっ壊れセットだったことを考えれば、カードパワーの面でも前作を踏襲している可能性は否定できない。

はたして、モダン環境はこれからどのように変化していくのか。現状のまとめと、いつものように新カードを使ったアイデアをお届けしていこう。

1. ラガバンへの回帰

ragavan

2023年8月~9月にかけてのモダン環境は、以下のようなメタゲームで展開していた。

Tier 1 (7~10%)
赤黒不死ラガバン
青赤ラガバン←Up!!

Tier 2(3~6%)
ティムール続唱/版図続唱
アミュレット
Yawg-Chord
エレメンタル/4Cオムナス
死せる生
トロン
装備シュート
バーン
青黒弓使いコン←Up!!!
ジャンド/黒緑サーガ←Up!!!

まず、現環境は2種のラガバンによる「2軸のインタラクション」環境に回帰してきていると言える。

「赤黒不死ラガバン」について……依然環境の王者としてTier 1に君臨してはいるものの、同型戦や《ロリアンの発見》の増加に伴い《血染めの月》をサイドに落として《鏡割りの寓話》+《歴戦の紅蓮術士》同時採用のフルパワー型にせざるをえないシチュエーションが増えていてそこを「アミュレット」に突かれたり、苦手な《濁浪の執政》が「青赤ラガバン」「続唱」「青黒弓使いコン」と各所から飛んでくるなど、総じて赤黒包囲網とも呼ぶべき環境になったことで、絶対的な支配者とまでは言えなくなってきている。

「青赤ラガバン」について……《定業》の解除によってデッキパワーが上がったこと、相性の悪いYawg-Chordが「赤黒不死ラガバン」に勝てず数を伸ばしきれていないことなどから、一気にシェアを伸ばす形となった。《オークの弓使い》への対処は依然プレイングが問われるが、「赤黒不死ラガバン」に対して相性的に強いデッキからは飛んできづらいことから、赤黒キラーを食う立ち位置を確立しているものと思われる。

「続唱」について……版図型の流行には注目すべきだろう。《ロリアンの発見》の採用と《血染めの月》の減少で多色化のリスクが少なくなり、「アミュレット」の《精力の護符》《イリーシア木立のドライアド》や「Yawg-Chord」の不死パーマネントと《スランの医師、ヨーグモス》本体、その他《タルモゴイフ》や《時を解す者、テフェリー》、サイド後の《虚空の杯》などあらゆる脅威に触りやすい《力線の束縛》でデッキパワーを底上げできていることで、「赤黒不死ラガバン」「青赤ラガバン」双方への耐性がある点が強みだ。Tier 2の中では最上位のポジションだろう。

また、「10強」から「独創力」が退場したことも地味ながら時代を感じさせるトピックだろう。ほんの3ヶ月前までは「青赤ラガバン」とともに栄華を極めていたアーキタイプだが、ソーサリータイミングの4マナでプレイヤーを対象にとる《残虐の執政官》を降臨させるというアクションは《一つの指輪》がとにかくきつく、これまでカモだったTier 2以下の多くの雑多なデッキとの相性が逆転してしまった印象がある。今後のメタゲーム次第では復活もありえるだろうが、しばらくはTier 2の後塵を拝することになりそうだ。

またそれはさておき、例によって最近活躍したローグデッキを3つ紹介しておこう。

Grixis Control
Modern Challenge 2023-08-26 (1), 2nd Place, 7-1
プレイヤー名:WaToO
クリーチャー(8枚)

4《オークの弓使い
4《瞬唱の魔道士

殿堂プレイヤーでありコントロールの名手としても知られるGuillaume Wafo-Tapaが最近お熱なのが《瞬唱の魔道士》+《アノールの焔》のギミックで、《一つの指輪》や《黙示録、シェオルドレッド》といったわかりやすいフィニッシャーに頼らず、あくまでカードの交換の果ての1~2枚の優位を守りきろうという彼らしい思想が垣間見えるデッキとなっている。

ライフプレッシャーがない《オークの弓使い》はあまり強くないというのが通説だが、とにかくインスタントでしか動かない上に《サメ台風》《瞬唱の魔道士》《稲妻》《オークの弓使い》などでクロックが変化するので相手にとってもライフコントロールが難しい構造となっており、8枚のカウンターで蓋をする力も強いのでぬるい動きをすると一気にペースを握られてしまう。特に自分の《オークの弓使い》がいる状況だと《大魔導師の魔除け》《アノールの焔》は相手に引かせてライフを詰めるのにも使えるギミックは覚えておいた方が良いだろう。

古の時代から存在するアーキタイプだが、《レンと六番》《オークの弓使い》といったタフネス1いじめに加え、虎の子の《霊気の薬瓶》すらも《虹色の終焉》《力線の束縛》で処理されやすくなったことにより、すっかり環境では姿を見かけなくなっていたアーキタイプ。

ただ『機械兵団の進軍:決戦の後に』で加わった《銅纏いの先兵》はさすがに強力で、待望だった《サリアの副官》の5~8枚目の役割を果たしてくれる。また《スレイベンの守護者、サリア》より《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》の優先度が上がっているのは、同じ「続唱」対策なら《激情》《孤独》《緻密》といった想起エレメンタルや「トロン」の最速パターンなども同時にケアできる方が強力だからだろう。

先攻後攻の差が出やすい上に有利不利がはっきり付きやすいアーキタイプのため、Tier上位に定着するかと言われるとなかなかに難しいが、メタゲームをしっかり観察してタイミングを見計らって使えば上位に食い込めるポテンシャルはあるはずだ。

Yawg-Chord同様、「とにかく《敏捷なこそ泥、ラガバン》絶対許さんマン」系統のデッキ。Yawg-Chordと違うのは「赤黒不死ラガバン」にも耐性がありそうな点で、構築物・トークンや《タルモゴイフ》に《影槍》が付けばフェアな戦略はひとたまりもないだろう。

「続唱」の主流が版図型になってきているなどの若干の逆風もあるが、このままのメタゲームが続くなら勢力を伸ばしていってもおかしくないほどのパワフルさを感じさせるデッキだ。

2.『エルドレインの森』でバグを探そう

「モダンをじゃんけんにする」

……前回掲げた目標だが、それには何よりも早さが不可欠だ。

《緻密》も《否定の力》も《悲嘆》も《思考囲い》も《孤独》も《力線の束縛》もある環境なのだから、何をしたって解答が存在することに変わりはない。

だから求められるのは、それらの解答が実際にデッキに積まれはじめる前に勝ちきることなのだ。

そしてそのためには、新カードによって発生した誰も見つけていないバグをいち早く見つける必要がある。

ゆえに今日もまだ見ぬバグを求めて、新セットをデバッグ (発見・解明) していくことにしよう。

《雷落としの幕開け》

デッキを作るコツは、脳を捨てることだ。

なまじ理性があるから「こんなんじゃダメかも……」「〇〇に勝てないかも……」と弱気になってしまう。それではいつまで経ってもデッキは作れない。

必要なのは、「祭り」の精神だ。カードゲームにおいて、新カードがカードプールに加わることはまさしく「祭り」である。ならば一期一会に感謝し、細かいことは気にせずに全力で楽しむべきなのだ。

雷落としの幕開け

《雷落としの幕開け》。このカードのテキストを一言で言うと、「祭り」である。8マナで「祭り」が起こせるのだ。

とはいえ、「祭り」は一人では成り立たない。「祭り」が成立するには、《雷落としの幕開け》から出して勝てる2体のクリーチャーが必要だ。

では、2体を揃って出しただけで勝てるクリーチャーの組み合わせとは何だろうか?

私が導き出した答えは、これだ。

《地ならし屋》と《タッサの神託者》を同時に出したら勝ちなのでは???

やはり「祭り」なのだからライブラリーを全部吹っ飛ばすくらいはやってくれないと盛り上がらない。どっちも単体で手札に来たらゴミすぎるだろというツッコミも来そうだが、そこは「祭り」のノリなのでご愛敬である。

ただ、これだとデッキに4枚の《雷落としの幕開け》を引けないといつまで経っても「祭り」が開催できず終わった地方自治体になってしまう。

ならばどうするか?

歯と爪

《歯と爪》と合わせて8枚積めばいいのでは???

そう、ダブル「祭り」である。

勝ち手段は多ければ多いほど良い。つまり「唱えたら勝ち」と書いてある呪文が8枚も入ったこのデッキはニンニクアブラマシマシの二郎系ラーメンにも等しい。完飲。

《雷落としの幕開け》は「協約」しないとただのクソ重い《時を越えた探索》になってしまうところ、デッキの土地をすべて森とフェッチランドにした上で《お菓子の小屋》を採用すれば、「協約」の種を半自動的に用意することができる。

4ターン目に8~9マナという常識外れのマナが必要となるため、残るスロットには3ブーストの《睡蓮の花》《アイレンクラッグの妙技》と2ブーストの《五元のプリズム》《突沸の器》といったいつもの面々に加え、《太陽のタリスマン》まで採用して絶対に8~9マナに到達する覚悟を見せよう。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

『ターボ雷落とし』
土地(24枚)

1《森》
3《踏み鳴らされる地》
2《ケトリアのトライオーム》
1《お菓子の小屋》
4《霧深い雨林》
4《新緑の地下墓地》
4《吹きさらしの荒野》
4《樹木茂る山麓》

クリーチャー(8枚)

4《タッサの神託者》
4《地ならし屋》

呪文(28枚)

4《アイレンクラッグの妙技》
4《雷落としの幕開け》
4《歯と爪》
4《突沸の器》
4《睡蓮の花》
4《太陽のタリスマン》
4《五元のプリズム》

ターボ雷落とし

4ターン目までに何されても負けじゃねーか!!!

「祭り」のためにすべてを捧げた代償として、ハンデス・カウンター・《時を解す者、テフェリー》どれでも一発で沈没するという屋台の型抜き並みの脆さのデッキが爆誕してしまった。そもそも《雷落としの幕開け》で《地ならし屋》と《タッサの神託者》が両方めくれる保証がないという大きすぎる欠陥を抱えているため、いざという時には「うおおおおおお!!!オレ自身が花火になるしかねぇ!!!!!」と叫びながら《地ならし屋》を出して盛大に爆散しよう。

《鏡に願いを》

《ウルザの物語》のように使い勝手が良すぎるカードというのもなかなかに考え物だ。どんなデッキにも入りうるということは、逆に最適な使い方がなかなか見つからないという問題があるからだ。

鏡に願いを

《鏡に願いを》。普通に使うと《魔性の教示者》だが、「協約」すればマナコスト4以下限定の《白日の下に》になるというどう見ても頭がおかしい効果を持つカードだ。

だがそれだけに難しいのは、極端な話このカードがモダンのカードプールに存在する4以下のカードすべてとシナジーを持つという部分にある。

たとえば《死せる生》などの「続唱」呪文と組み合わせても、《風景の変容》と組み合わせるのもいいだろう。

だが、《鏡に願いを》を最も強く使える肝心の「正解」はたった一つしかないのだ。

では、その「正解」はどうしたら求められるのだろうか?

一つの考え方は、最速の《鏡に願いを》で勝とうとすると何ができるのかというものだ。

それはすなわち、モダンの4マナ以下で最速で唱えるだけで勝てるカードを探すということに他ならない。

そんなカードがはたして……?

存在した。

「スパイ」で使ったら《欄干のスパイ》の枚数が増えたも同然では???

「スパイ」は8枚入った《欄干のスパイ》もしくは《地底街の密告人》を4マナから召喚した時点で勝ちがほぼ確定するコンボデッキだが、8枚しか積めないことがデッキの安定性を若干損ねていた。

だがそこに《鏡に願いを》が加わればそれが一気に12枚になり、安定性が格段に向上するはずだ。

また、《鏡に願いを》はサーチした《欄干のスパイ》を「マナコストを支払わずに唱え」られるので、普通の《欄干のスパイ》を出した場合と同様ライブラリーをすべて墓地に落とした後に墓地から拾って出す《回収するタイタン》がちょうど2体目の召喚になり、《復讐蔦》の蘇生条件を満たせるという点も噛み合っている。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

『鏡スパイ』
土地(0枚)

クリーチャー(21枚)

2《ナルコメーバ》
4《地底街の密告人》
4《欄干のスパイ》
4《復讐蔦》
1《回収するタイタン》
4《絡み森の大長》
1《変幻影魔》
1《世界棘のワーム》

呪文(39枚)

4《髑髏砕きの一撃》
4《海門修復》
4《アガディームの覚醒》
4《鏡に願いを》
4《這い寄る恐怖》
4《変わり樹の共生》
4《エメリアの呼び声》
4《五元のプリズム》
4《反発のタリスマン》
3《弱者の剣》

mirror_spy 鏡スパイ

黒トリプルが全然出ねーじゃねーか!!!

2キルを発生させたいために《絡み森の大長》を入れているのはわがままにしても、土地が入れられない上に《五元のプリズム》絡みのパターンでない限り2マナ目と3マナ目は両方アンタップインである必要があるためタップインの両面土地はかなり入れづらく、《五元のプリズム》の2枠目が新たに出ない限り黒黒黒のトリプルシンボルが許容できないアーキタイプというのが私の結論だった。

しかし、「スパイ」以上に《鏡に願いを》が噛み合うアーキタイプとなるとなかなかに難しい。

3ターン目か4ターン目に盤面の状態にかかわらず《鏡に願いを》を「協約」込みで唱えてそのまま勝てるデッキ……そんな夢のような話があるはずも……。

あった。

《信仰の見返り》と相性が良いのでは???

かつてモダンのプロツアーを制したこともある「サニーサイドアップ」というデッキがあった。《信仰の見返り》はそのキーパーツだったが、同様の効果を持つ《第二の日の出》が禁止になってしまったことで再現性が弱くなり、それ以来顧みられることはなかった。

だが《鏡に願いを》があれば《信仰の見返り》が実質8枚積めることになり、往年の《第二の日の出》《信仰の見返り》8枚体制を取り戻すことができる。

また課題だった黒トリプルシンボルも、《作り直し》からの《睡蓮の花》をキームーブとするこのデッキにおいてはさしたる問題にはならないだろう。

《ウルザの物語》は「協約」の種になりつつ、自前で墓地に落ちて《信仰の見返り》の復帰材となりながら《彩色の星》などを探せる上に構築物・トークンで時間稼ぎもできるので八面六臂の役割を果たしてくれる。また《ズアーの宝珠》もサーチできるので、《幽霊街》で自分の土地を割る往年のムーブも難なく再現できそうだ。

《定業》はプロツアー『ラヴニカへの回帰』当時ですら既に禁止されていたため《血清の幻視》を使っていたスロットにぴったり収まってくれる。《睡蓮の花》デッキにとってはやはりありがたい解禁だ。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

『サニーサイドアップ』
土地(21枚)

3《島》
1《森》
1《繁殖池》
4《霧深い雨林》
4《虹色の眺望》
4《ウルザの物語》
4《ダークスティールの城塞》

クリーチャー(0枚)

呪文(39枚)

1《否定の契約》
4《定業》
4《作り直し》
4《信仰の見返り》
4《鏡に願いを》
4《枷はずれな成長》
4《睡蓮の花》
1《ズアーの宝珠》
4《彩色の星》
4《彩色の宝球》
4《妖術師のガラクタ》
1《黄鉄の呪文爆弾》

サニーサイドアップ

《ダウスィーの虚空歩き》でも《オークの弓使い》でも投了じゃねーか!!!

前回の「カグ・ステーション」もそうだが、そこそこやれそうなチェインコンボができても墓地やドローを多用するデッキの場合はそれだけでマジレスされてしまうのが現代モダンの怖いところである。ただ《鏡に願いを》自体は現時点でも他にまだまだ可能性がありそうな上に今後も新たなるシナジーが生まれて一気に化けうるカードなので、今のうちに集めておきたいところだ。

《木苺の使い魔》

「唱えたら勝ち」と書いてあるカードは簡単だ……それを唱えるためだけのデッキを組めばいい。だがもちろんカードのテキストにそのまま「唱えたら勝ち」と書いてあるわけではない。何らかの派手な効果を持つカードを、デッキ構築によって「唱えたら勝ち」に仕上げるのだ。

木苺の使い魔

《木苺の使い魔》。クリーチャー側はただのマナクリーチャーだが、出来事側の《初めてのお使い》は7枚の中にクソ強パーマネントがあったら大体勝ちと書いてある。

つまりクソ強パーマネントばかりのデッキを組めば必勝ということだ。

だがこのアイデアには問題があった。たとえば土地24枚《木苺の使い魔》4枚クソ強パーマネント32枚のデッキを組んだ場合、《木苺の使い魔》を引けないだけで《島》60枚のデッキと同じパフォーマンスしか発揮できなくなってしまうからだ。

この問題を解消するには、《雷落としの幕開け》に対する《歯と爪》や《信仰の見返り》に対する《鏡に願いを》のように、《木苺の使い魔》の2種類目が必要となってくる。

だが7マナでどんなに重いパーマネントでもライブラリーから踏み倒せるようなカードが他に存在するはずもない。

だから私は、発想を転換することにした。

《木苺の使い魔》以外のカードで《木苺の使い魔》と同じ役割を果たすことができないというのなら。

《木苺の使い魔》自体を8枚積めばいいのだ。

そう、すなわち。

召喚士の契約

《召喚士の契約》でサーチすればいいのでは???

当事者カードはカードタイプとしてはスタック上以外ではクリーチャーとしての特性しか持たない。つまり《木苺の使い魔》は《初めてのお使い》という根本原理のようなフィニッシュ効果を持つにもかかわらず《召喚士の契約》でサーチできる唯一無二のカードなのだ。

クソ強パーマネントといえばやはり《全知》《多元宇宙と共に》《引き裂かれし永劫、エムラクール》のセットと、それらを着地させられる《世界呪文》は外せない。

そしてこれらが入っているということは、《予想外の結果》のバリューが高いということだ。しかも当事者カードは《予想外の結果》でめくれた際に好きな側で唱えられるので、その点でも噛み合っている。

というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

『予想外のお使い』
土地(20枚)

6《森》
1《繁殖池》
4《樹皮路の小道》
2《ヤヴィマヤの沿岸》
2《夢根の滝》
3《溢れかえる果樹園》
1《宝石鉱山》
1《耐え抜くもの、母聖樹》

クリーチャー(8枚)

4《木苺の使い魔》
4《引き裂かれし永劫、エムラクール》

呪文(32枚)

4《召喚士の契約》
4《古きものの活性》
4《予想外の結果》
4《世界呪文》
4《多元宇宙と共に》
4《全知》
4《睡蓮の花》
4《五元のプリズム》

予想外のお使い

一個目のデッキとやってること大体一緒じゃねーか!!!

またしても完全ノーガードな上に《予想外の結果》で《召喚士の契約》がめくれたらブチギレ必至というおまけ付きである。というかせっかく《召喚士の契約》で再現性を高めたのに《予想外の結果》でランダムに委ねる精神は完全に人格破綻者のそれなので良い子の皆さんは真似しない方が賢明だ (誰も真似しないと思うが)。

ちなみにMagic Onlineだと《予想外の結果》でめくれた当事者カードは出来事側でなぜか唱えられないというバグがあるために練習で試してみることすらもできないので要注意 (?) だ。

3.終わりに

エルドレインの森』は今のところモダンにはそこまで影響を与えなさそうなセットではあるが、それはまだカードのポテンシャルを正確に見極められていないからかもしれない。

スタンダードやパイオニアなど、様々なカードが他のフォーマットでこれから可能性を示していくことで、モダンでの活用方法が見えてきたりもするはずだ。

必要なのは、とにかく試しまくることで課題にぶつかってみることだ。解決すべき課題は、ぶつかってみるまではわからない。そこで課題の輪郭が見えたときにはじめて、「じゃあこういう解決方法はどうだろう?」という思考の進展につながるのだ。

ではまた次回!

brgグレーディングMTG 買取

デバッグ・マジック! By まつがん
まつがんさんの
記事一覧はこちら

よろしければシェアお願いします

PAGE TOP