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【デッキ解説】ミソの記事のミソ vol.5『貪欲転生』

公開日:ミソ

貪欲転生

こんにちは、ミソのデュエルのミソのミソです。

遂に暑くなってきましたね、エアコンをつけるにはまだ早い気がするし、扇風機を出そうか迷うところです。しかも電気代が上がるらしいですね、これは困ったことです。

なので今回はかなり安上がりなデッキを紹介させていただきます(?)

転生炎獣ブレイズ・ドラゴン

エースモンスターは《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》!

かつて世界を取ったテーマ「転生炎獣」。

「転生炎獣」は2023年5月27日(土)発売の「デュエリストパック  爆炎のデュエリスト編」(宣伝は基本)でも強化が決まっている、アニメ出身の人気テーマです。

そして《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》はその「転生炎獣」で最も使われていないEXモンスターです。悲しいね。

しかし専用デッキを組んだら輝くのではないか、そんな想いからデッキを組みました。

随分前に組んで以来、改良を続けて使い続けているお気に入りのデッキです。

爆炎のデュエリスト編でももしかしたら強化できるかもしれません、っていうか多分します(転生エクシーズモンスターの強化は来ないっぽいのは悲しいが…)

「転生炎獣」はテーマでガチガチにまとめても面白いですし、カジュアルに触っても面白いので、「転生炎獣」の面白さの一端を知って貰えれば幸いです。

ではデッキ紹介をどうぞ。

デッキレシピ

転生炎獣

『貪欲転生』
プレイヤー:ミソ
メインデッキ(44枚)

1 SRベイゴマックス
3 SRマジックハウンド
3 ライティ・ドライバー
2 レフティ・ドライバー
1 転生炎獣フォウル
1 転生炎獣ウルヴィー
1 スプリガンズ・ブラザーズ
1 スプリガンズ・ロッキー
2 スプリガンズ・キット
1 スプリガンズ・キャプテン サルガス
1 SR三つ目のダイス
1 SRパチンゴーカート
3 貪欲な壺
3 転生炎獣の意志
2 三戦の号
1 三戦の才
3 エクシーズ・ギフト
3 SRスクラッチ
1 ハーピィの羽根帚
1 ブラック・ホール
1 タリホー!スプリガンズ!
3 貪欲な瓶
2 SRデュプリゲート
2 闇の増産工場
1 戦線復帰

エクストラデッキ(15枚)

1 転生炎獣アルミラージ
1 ヴァレルコード・ドラゴン
3 ゴヨウ・ディフェンダー
1 HSRコルク-10
1 ラヴァルバル・サラマンダー
1 旧神ヌトス
1 鉄駆竜スプリンド
1 転生炎獣ミラージュスタリオ
1 スプリガンズ・メリーメイカー
3 転生炎獣ブレイズ・ドラゴン
1 ギガンティック“チャンピオン”サルガス

デッキのコンセプト

このデッキは「貪欲転生」という名前がついています。
貪欲、は《貪欲な壺》から、転生、は《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》から取っています。

最初に組んだ時は《貪欲な壺》を使いたくて組んだデッキだったんですが、いつの間にか《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》を活かすことに目的が変わっていたので、「貪欲転生」という名前に落ち着きました。

《貪欲な壺》はともかく、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》に関しては知らない人も多いと思うので、一度このカードの特徴を説明します。

 

転生炎獣ブレイズ・ドラゴン

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/サイバース族/攻2300/守1200
レベル4モンスター×2

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く。
②:このカードにX素材が無い場合、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
「サラマングレイト」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
③:このカードが「転生炎獣ブレイズ・ドラゴン」を素材としてX召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

 

縛りのないランク4モンスターなので出しやすく、「転生炎獣」の名を持っているのでもちろんテーマサポートの恩恵を受けられます。

 

①の効果は身代わりですね。地味に強い効果です。

②の効果がこのモンスターの肝です。転生要素ですね。③の効果と連動しており、②の効果で転生エクシーズ召喚をすることで、相手のモンスターを破壊したり、連続攻撃できたりするわけですね。

 

身代わり効果は単純に破壊から身を守る効果ではなく、破壊効果と組み合わせることでX素材を任意のタイミングで取り除けることを意味しています。

 

はさみ撃ち

例えば《はさみ撃ち》などの自分のモンスターを破壊してしまう効果がデメリットであるカードも《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》と合わせることでメリットに転換できます。

 

エクシーズ・ギフト

単純に《エクシーズ・ギフト》などのX素材をコストにするカードとも相性がいいですね。

また、蘇生カードとの相性も良いです。
蘇生すると必然的にX素材はないので、バトルフェイズに入ったら2回攻撃でモンスター1体破壊、破壊身代わり効果を1回使える、とかなり強力なモンスターとして蘇生できるわけです。

カードコンセプト的にEXのカードを複数枚使うので、これもメリットに変えてしまえば一つの特徴となります。

 

《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》の特徴としては以上です。

・転生エクシーズからの連続攻撃はデュエルが非常に盛り上がります、おススメです。

・《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》というか「転生炎獣」はEXに同名カードがあればあるほど強いので、デッキに戻せる《貪欲な壺》とシナジーを発揮します。

・このデッキでは《貪欲な壺》をスムーズに使えるように他のギミックも入れていますが、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》が《貪欲な壺》のパワーを上げ、また逆も然りなので、この2枚を軸にデッキを組み上げました。

・《貪欲な壺》を使ってパワーカードを引く、というのもコンセプトの一つで、《ブラック・ホール》や《ハーピィの羽根帚》《三戦の才》などをランダムドローで引きにいくことも楽しめます。

 

というわけで、デッキの動きを細かく説明していきます。

デッキの動き

先ほど説明した特徴を踏まえて、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》を運用する時に考えたサポートカードとして、以下のカードを選びました。

①《貪欲な壺》《貪欲な瓶》

 →EXに《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》を戻すため。

転生炎獣の意志

②《転生炎獣の意志》

 →「転生炎獣」専用蘇生カード。場にある限り毎ターン蘇生できるため美味しい。

③《スプリガンズ・キャプテン サルガス》《エクシーズ・ギフト》《ブラック・ホール》《タリホー!スプリガンズ!》

 →X素材を取り除くため

これらサポートカードへのアクセスや活用方法を考え、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》が出るように、また、出た時に真価を発揮できるようにデッキを組んでいきます。

このデッキは決められた初動をこなし、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》を出せれば基本的には目的達成。その後はサポートカードが《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》の力を引き出してくれるので、とりあえず初動の説明をします。

その後、他のカードの説明をします。

1:「貪欲転生」の初動

貪欲転生

このデッキの初動を行う目的として、

①《貪欲な壺》をすぐ打てるようにする

②《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》が出しやすくなるようにする

③《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》のX素材を簡単に取り除けるようにする

④墓地リソースの確保

 

が挙げられます。

 

《貪欲な壺》をメインに据えてデッキを組んでいるので、《貪欲な壺》のパワーを上げるために、メインデッキには1枚で完結する強いカードを入れています。(《ハーピィの羽根帚》《ブラック・ホール》《三戦の才》など)

なので、《貪欲な壺》を使った後に初動のパーツを引く、みたいなことが少ないようにEXのカードを5枚デッキに戻して使う初動にしています。

初動で達成したいこととして、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》のX召喚の補助になるように準備を整えることが必要です。

その上で《転生炎獣の意志》を引ければ毎ターン《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》が出せて、《貪欲な壺》で引いたサポートカードと一緒に戦える、という算段です。

また、《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》を出すついでに他のモンスターも出せるようにしておきます。

 

それでは初動の動きを説明します。

Ⅰ:レベル3《ゴヨウ・ディフェンダー》をシンクロ召喚する
  →《ライティ・ドライバー》や《SRマジックハウンド》からの《SRデュプリゲート》で作る。

Ⅱ:《ゴヨウ・ディフェンダー》を自身の効果で3体出す

Ⅲ:《ゴヨウ・ディフェンダー》2体で《転生炎獣ミラージュスタリオ》をX召喚

Ⅳ:《転生炎獣ミラージュスタリオ》の効果で《転生炎獣ウルヴィー》を特殊召喚

Ⅴ:《ゴヨウ・ディフェンダー》と《転生炎獣ミラージュスタリオ》を墓地へ送り、《旧神ヌトス》を特殊召喚

Ⅵ:《旧神ヌトス》と《転生炎獣ウルヴィー》で《スプリガンズ・メリーメイカー》をX召喚

Ⅶ:《スプリガンズ・メリーメイカー》でデッキから「スプリガンズ」モンスターを墓地へ送る

Ⅷ:《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》をX召喚

Ⅸ:《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》の効果で《タリホー!スプリガンズ!》を手札に加える

Ⅹ:《タリホー!スプリガンズ!》でデッキから「スプリガンズ」を加えて、墓地の《スプリガンズ・メリーメイカー》を特殊召喚する

Ⅺ:「スプリガンズ」を《スプリガンズ・メリーメイカー》の素材にする(2つがマスト)

Ⅻ:相手ターンに《スプリガンズ・メリーメイカー》の効果で《鉄駆竜スプリンド》を墓地へ送り、《鉄駆竜スプリンド》の効果で《スプリガンズ・ロッキー》を特殊召喚し、効果で「スプリガンズ」を回収

 

以上です。

初動が決まっているデッキなので、1ターン目は長めです。

 

この初動で獲得できることとして、

・場には《スプリガンズ・メリーメイカー》と《旧神ヌトス》を素材とした《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》がいる。

・墓地にEXから出たモンスターが5体以上→《貪欲な壺》をすぐに打てる

・《スプリガンズ・ロッキー》で「スプリガンズ」を回収しているためランク4が組める

・《タリホー!スプリガンズ!》でX素材を外すことが出来る etc…

2:2ターン目以降の動き

貪欲転生2

2ターン目以降は、初動で獲得したアドバンテージを活用して戦っていきます。

先ほど説明したように、2ターン目の盤面では、場に《スプリガンズ・ロッキー》がいて、手札には「スプリガンズ」モンスターがある状況であると思います。

ここで他の手札によって選択肢が生まれていきます。

《エクシーズ・ギフト》や《転生炎獣の意志》《ブラック・ホール》などの《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》をサポートできるカードがある場合は《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》で戦っていけば良いです。手札に回収した「スプリガンズ」を召喚すれば単純にランク4になれます。

しかしそれらのカードがない場合、無下に《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》を失うことにも繋がりかねないので、またドローを重ねる必要があります。

そのための下準備は1ターン目で行っているのですが、これは確実ではないため初動の説明には入れていません。

※最初に《ゴヨウ・ディフェンダー》をS召喚する際に、《ライティ・ドライバー》を使用していればOKで、《SRマジックハウンド》を使用している場合は、《SRベイゴマックス》を経由していればいいのですが、《SRマジックハウンド》のみであるとできないので注意です。手札に3チューナーがあれば大丈夫なので、《SR三つ目のダイス》があったらそれでも可です。

ドローを重ねる方法は、EXデッキに存在する《ラヴァルバル・サラマンダー》です。

セレクション10で登場した「ラヴァル」新規ですね。

ラヴァルバル・サラマンダー

ラヴァルバル・サラマンダー

チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローし、その後手札から炎属性モンスターを含むカード2枚を墓地へ送る。手札に炎属性モンスターが無い場合、手札を全て公開し、デッキに戻す。②:1ターンに1度、自分の墓地から炎属性モンスター1体を除外して発動できる。自分フィールドの「ラヴァル」モンスターの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にする。

場には《スプリガンズ・ロッキー》、墓地には《ライティ・ドライバー》を持ってくる《レフティ・ドライバー》があると仮定します。

《ライティ・ドライバー》をサーチ後に召喚し、再び《レフティ・ドライバー》を特殊召喚します。
そして、EXデッキの《HSRコルク-10》をシンクロ召喚します。
※《SRマジックハウンド》の墓地効果で特殊召喚しても良い(《SRベイゴマックス》が必要)

《スプリガンズ・ロッキー》とシンクロして《ラヴァルバル・サラマンダー》をS召喚します。

手札入れ替え効果で、2ドローした後、前のターンに《スプリガンズ・ロッキー》で加えておいた「スプリガンズ」を捨てれば、実質消費なしで2ドローとなります。

ドローカードである《貪欲な壺》や《エクシーズ・ギフト》のためにドローするという一見本末転倒感のある行動が、デッキを回転させることになります。

《ラヴァルバル・サラマンダー》で捨てるのが《スプリガンズ・ブラザーズ》であれば再び《スプリガンズ・ロッキー》を特殊召喚できるので、《転生炎獣の意志》なんかを引けた際には《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》へ繋がるという算段です。

3:《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》と引いたカードで戦う

貪欲転生3

ここまで来たらもう《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》で戦うだけです。

《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》が戦線維持をし、ドローカードで手札に来た強力なカード達(《三戦の才》《ブラック・ホール》《ハーピィの羽根帚》)で戦いましょう。

ちょっと前までは《転生炎獣ウルヴィー》で使いまわせるという理由で《灰流うらら》が入っていたんですが、《水晶機巧-ハリファイバー》の規制と共に抜いてしまいました。

《獣王アルファ》や《心変わり》、《怒炎壊獣ドゴラン》なども採用候補です。

今は「デュエリストパック -爆炎のデュエリスト編-」で「転生炎獣」の除去カードが出るようなので、とりあえずそれを採用しようかなと考えています。

なんにせよ強いカードは使えるのであればなんでも入れていいデッキなので、貪欲な壺でドローして強いカードを引く、という快感を覚えたい人は是非使ってみてください。

デッキを回すときの注意点

《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》の弱点として、「効果破壊できないモンスターに弱い」というのが挙げられます。

現状は《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》にその辺りの除去を一任しているのですが、やはり《怒炎壊獣ドゴラン》や《獣王アルファ》なども必要な気がします。

ただ、実際にデュエルをしているとやはり《転生炎獣ブレイズ・ドラゴン》で戦うのが楽しすぎるので、デッキの動きを鈍くしたくなくてレシピを変えることを渋ってしまいます。

なので皆さんがもし真似をするのであれば、そこら辺のバランスは少し考えて採用するカードを選んだ方がいいかもしれません。

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