ダメステで《灰流うらら》を避けつつ特殊召喚！新カード《七皇覚醒》ってどんなカード？
今回は先日、発表されたばかりの「デュエリストパック－爆炎のデュエリスト編－」で新たに登場する速攻魔法《七皇覚醒》について解説します。
目次
《七皇覚醒》はどんなカード？
画像出典元：【公式】遊戯王OCG ツイッター（https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1655905456043302913）
《七皇覚醒》は、バトルフェイズ中のモンスター破壊をトリガーに、墓地のＮｏと同種族でランクが１つ上のＣＮｏ.を重ねて特殊召喚できる速攻魔法カードです。
バトルフェイズ限定にはなるものの、ランクアップさせたいエクシーズモンスターで自爆特攻させれば比較的簡単に発動できます。一応効果破壊にも対応していますが、タイミングが絞られている以上、戦闘破壊を狙った方が無難です。
残念ながら特殊召喚されたモンスターはエクシーズ召喚扱いにはならないので、《ＣＮｏ.１０１ Ｓ・Ｈ・Ｄａｒｋ Ｋｎｉｇｈｔ》や《ＣＮｏ.１ ゲート・オブ・カオス・ヌメロン－シニューニャ》といった蘇生・帰還効果を持つカオスナンバーズとの相性は悪いです。
さらに、オーバーハンドレッドカオスナンバーズを特殊召喚した場合、「セブンス」・「バリアンズ」・「ＲＵＭ」速攻魔法をサーチする効果を持ちます。発動条件が自然とそろうため、効率の良さを考えると《不朽の七皇》、同名カードのサーチにも貢献できる《七皇昇格》あたりが優先されますね。
ダメージステップだと《灰流うらら》で妨害される心配もないので、やはり戦闘破壊主体で展開した方がいいでしょう。
《七皇覚醒》の使用感について
ここでは《七皇覚醒》の使用感を紹介します。一応、「ＣＮｏ.」なら該当する対象がいればなんでも出せますが、今回は後半のサーチ効果につなげるべくオーバーハンドレッドカオスナンバーズを中心に解説していきます。
1：《ＣＮｏ.１０１ Ｓ・Ｈ・Ｄａｒｋ Ｋｎｉｇｈｔ》
対象となる「Ｎｏ.」は《Ｎｏ.１０１ Ｓ・Ｈ・Ａｒｋ Ｋｎｉｇｈｔ》《Ｎｏ.４ 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》の2種。
特殊召喚された相手モンスターを素材にできる除去効果は良さげですが、肝心の追加効果が自己蘇生なので、エクシーズ召喚が適応されていない以上、発動も処理も行えないのでなんとも言えない。
2：《ＣＮｏ.１０２ 光堕天使ノーブル・デーモン》《ＣＮｏ.１０３ 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》
対象となる「Ｎｏ.」は《Ｎｏ.１０２ 光天使グローリアス・ヘイロー》《Ｎｏ.１０３ 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》《Ｎｏ.１６ 色の支配者ショック・ルーラー》（まぁ禁止カードですが）
種族が天使族と共有していたのでこちらで一緒に解説します。
《Ｎｏ.１０２ 光天使グローリアス・ヘイロー》は、効果無効化と弱体化を狙いつつ、エクシーズ素材を0にしやすくなったのでバーン効果につなげられる点で効率は良くなりました。
《ＣＮｏ.１０３ 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》は、相手ターンでも使用可能なバーン効果と除去効果は優秀です。だけど蘇生効果は活かせないので五分五分といった感じ。
3：《ＣＮｏ.１０４ 仮面魔踏士アンブラル》
対象となる「Ｎｏ.」は《Ｎｏ.１０４ 仮面魔踏士シャイニング》のみ。
対象先が限られますが、相手フィールドでのモンスター効果発動を無効にしハンデス・相手ライフ半減を行う誘発即時効果といった化け物じみた追加効果が約束されます。
正規召喚では難しかった《ＣＮｏ.１０４ 仮面魔踏士アンブラル》を容易く出せる点でオススメです。
唯一のデメリットとしては、発動タイミングを逃すため、特殊召喚時フィールドの魔法・罠カード１枚を破壊する効果は活かせないことぐらいですかね。
4：《ＣＮｏ.１０５ ＢＫ 彗星のカエストス》
対象となる「Ｎｏ.」は《ＣＮｏ.３９ 希望皇ホープレイ》《Ｎｏ.１０ 白輝士イルミネーター》《Ｎｏ.１０５ ＢＫ 流星のセスタス》《Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ・ダブル》《Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ・ライジング》《Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ》《Ｎｏ.５９ 背反の料理人》《Ｎｏ.７９ ＢＫ 新星のカイザー》《Ｎｏ.８６ Ｈ－Ｃ ロンゴミアント》《Ｎｏ.９８ 絶望皇ホープレス》《ＳＮｏ.３９ 希望皇ホープＯＮＥ》と、オーバーハンドレッドカオスナンバーズの中では最も豊富。さすが戦士族といったところでしょう。
レベル4軸に無理なく入れやすいことから、バーン要員として優秀な成績を納めてくれることでしょう。カードイラストも遊馬vsアリト戦を意識しているので、「BK」で使うのが一般的になりそうです。
若干のおまけ解説にはなりますが、《Ｎｏ.７９ ＢＫ 新星のカイザー》は被破壊時に下級ＢＫを蘇生できるため自爆特攻によるトリガーで好相性なうえ、蘇生した「ＢＫ」の攻撃が《ＣＮｏ.７９ ＢＫ 将星のカエサル》のトリガーとなるため、モンスター除去しつつ追撃・エクシーズ素材の補充による妨害も可能となります。
5：《ＣＮｏ.１０６ 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》
対象となる「Ｎｏ.」は《Ｎｏ.１０６ 巨岩掌ジャイアント・ハンド》《Ｎｏ.５２ ダイヤモンド・クラブ・キング》《Ｎｏ.５５ ゴゴゴゴライアス》
強制的なフィールドのモンスター効果無効は強力です。
追加効果適応に必要なエクシーズ素材も「Ｎｏ」.全般とめちゃくちゃ緩いので、一番対象先に左右されずに効果を発揮できるという点では採用の余地はあります。
6：《ＣＮｏ.１０７ 超銀河眼の時空龍》
対象となる「Ｎｏ.」は《ＣＮｏ.６２ 超銀河眼の光子龍皇》《Ｎｏ.１０７ 銀河眼の時空竜》《Ｎｏ.３８ 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》《Ｎｏ.４６ 神影龍ドラッグルーオン》《Ｎｏ.６２ 銀河眼の光子竜皇》《Ｎｏ.９７ 龍影神ドラッグラビオン》
なんといってもまずこの高打点。特殊召喚できる中では最も高い最大火力を秘めているので、速効性を活かした反撃という面では一番効果的なモンスターでしょう。
すでに発動しているカードやセットカードに臆することなく追撃できますが、連撃効果は特殊召喚したターンには活かせないのが難点です。
個人的にはこんなデッキを組んでみたい
種族が同じなら上に重ねられるので、《Ｎｏ.１３ ケインズ・デビル》から《ＣＮｏ.１０００ 夢幻虚神ヌメロニアス》につなげて 《ＣｉＮｏ.１０００ 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》の特殊勝利に活かしてみるのも面白そうです。
サーチ効果を持つ《七皇昇格》を確保しやすくなったことで、《ＲＵＭ－七皇の剣》の発動も安定して行いやすくなり、「ＣＮｏ.」の展開力は飛躍的に向上しました。
「RUM」が豊富な【ＲＲ】【幻影騎士団】などでもサブに採用すれば戦闘で破壊された際のケアも万全になるでしょう。
遊戯王担当ライターとして記事を書かせていただくことになりました、鳩鷺（はとさぎ）と申します。初購入したパックは「Vol.1」で、お年玉をためて買ったボックスでブラック・マジシャンを自引きした時から始めて遊戯王歴は20年以上！好きなテーマは鳥つながりで【炎王】で鳥から進化前でも自壊が楽しい【恐竜】デッキを愛用。SR魂喰いオヴィラプター UR究極伝導恐獣、遊戯王関連の記事を5年以上執筆。歴の長さと、日々の記事更新で培ってきたノウハウを活かして、新弾のカードを使ったデッキを独自の視点と偏見で解説していきます。
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