デバッグ・マジック! vol.24 ~もっと!『機械兵団の進軍』編~
『機械兵団の進軍』の発売から3週間ほどが経過し、カード評価もかなり定まってきた。
今週末には『機械兵団の進軍:決戦の後に』の発売を控えている (※ちなみに執筆時点でプレビューが始まっていないため、当該セットに関しては今回は触れないのであしからず) このタイミングで一度、『機械兵団の進軍』後のモダン環境の概観を整理しつつ、さらなる新デッキの可能性を追い求めておこう。
目次
1.モダン十傑 vs. ローグ
2023年4月~5月にかけてのモダン環境は、以下のようなメタゲームで展開していた。
Tier God (11~14%) |
Tier 1 (7~10%) |
Tier 2(3~6%) |
並んでいる10種のデッキに関しては前回と変わっていない。ここまでメタゲームが硬直化すると、恒常的にTier上位に居続けるであろうこれらのデッキに関しては、もはや便宜的に「モダン十傑」と呼称して差し支えなさそうではある (逆説的にこれ以外のデッキはすべてローグとして扱う)。
この「モダン十傑」内の傾向としては、「青赤ラガバンの減少傾向」と「独創力の増加傾向」がある。その要因としては続唱系勢力の再起によって《呪文貫き》や《時を解す者、テフェリー》の価値が高まったことがおそらく挙げられ、それらをナチュラルに搭載するカウンターコンボコントロール、古い時代のモダンで言えば《欠片の双子》デッキのような立ち位置である独創力デッキは、持ち前のポテンシャルもあり相対的なポジションを上げる結果となったのだろう。
このような傾向もあってか、最近では「ティムール続唱」が1~4枚採用していることの多い《神秘の論争》を《死せる生》デッキが採用するケースまでも見られ、「続唱系勢力 vs. 《時を解す者、テフェリー》入りコンボ」の構図が硬直化したメタゲームを動かす原動力となっているというのがここ最近の流れである。
一方ローグ側に目を向けると、一時期見られたような「青赤ラガバン vs. 装備シュート」の構図がメタゲームの中心ではなくなったことで、環境の平均速度の低下を狙って「アミュレット」や「トロン」といった土地コンボに焦点が当たる機会も増えてきている。
続唱も独創力もプロアクティブなコンボとしての要素も持ち合わせているがゆえに隙もあり、ローグ側としても絶対に何がなんでも妨害してくる「青赤ラガバン」や「赤黒不死ラガバン」よりは与しやすいデッキも多いだろう。「多様化」と「収束」とをサインカーブのように繰り返すのがモダン環境のメタゲームとするならば、ここからの1ヶ月は「多様化」のフェーズに入っていきそうだ。
Modern Challenge 2023-04-15 7th Place 6-0
プレイヤー:NorthLagos
4《厚かましい借り手》
4《海と空のシヴィエルン》
1《ヴェンディリオン三人衆》
4《緻密》
2《宝石の洞窟》
4《激浪の形成師》
2《呪文づまりのスプライト》
1《真実の解体者、コジレック》
2《霊気の疾風》
2《ハーキルの召還術》
2《未認可霊柩車》
俗に言う「ハヤシレッド」こと赤単オボシュの製作者であるMHayashiは古くからのマーフォーク使いでもあり、とりわけ《霊気の薬瓶》に加えて環境的に刺さりの良い呪文を2スロットほど搭載した、非クリーチャー部分が少し多めのマーフォークを好んでいた。
その設計思想はおそらくモダンの多種多様なアーキタイプに対してアクティブ・リアクティブ問わず過不足なく立ち回れる万能性にあり、そうした万能性をマーフォークベースで発揮しようとしたのがこちらのデッキだ。
「ハヤシブルー」とも呼ぶべきこのデッキは、「青単トロン」のミッドレンジ版的な立ち位置に収まっており、どちらかといえばより速い相手に焦点を合わせている。
《ヴォーデイリアの呪詛抑え》が登場し、むしろマーフォークの側が万能性を獲得しつつある現在ではやや独自の立ち位置を失いつつあるコンセプトだが、ごくまれに対峙する可能性のあるデッキとして、頭の片隅にとどめておいてもいいだろう。
Modern Challenge 2023-04-28 2nd Place 7-0
プレイヤー:Alan07
2《歩行バリスタ》
4《極楽鳥》
4《貴族の教主》
4《オーリオックのチャンピオン》
4《議事会の導師》
4《太陽冠のヘリオッド》
4《イーオスのレインジャー長》
4《スパイクの飼育係》
4《集合した中隊》
1《カイラの再建》
3《時を解す者、テフェリー》
2《虚空の杯》
3《忍耐》
3《活性の力》
2《万物の姿、オルヴァール》
2《安らかなる眠り》
1《時を解す者、テフェリー》
2《夏の帳》
「ヘリオッドカンパニー」は2年前のモダンにおいてはトップメタの一角にあったデッキだが、『モダンホライゾン2』で一切の強化が得られなかったことで、環境の高速化や万能化についていけず、最近ではローグとしてすら見られないデッキとなってしまっていた。
だが元々のポテンシャルは折り紙付きであり、さらにそこにきて前回軽く触れたように「続唱系勢力の再起」という事情があるならば、「《イーオスのレインジャー長》をナチュラルに積める中で最も強いデッキ」として「続唱絶対許さないマン」としての立ち位置で復活してきてもおかしくないだろう。
今回入賞したリストはその強みをさらに生かすために青をタッチして《時を解す者、テフェリー》までも搭載しており、続唱対策に余念がない。実際、入賞したチャレンジでも準々決勝は「ティムール続唱」を、準決勝は「死せる生」をそれぞれ2-0で下しており、さらにはメインに《オーリオックのチャンピオン》を積んでいて《敏捷なこそ泥、ラガバン》への耐性があることもあって、ローグデッキの中ではかなり侮れないデッキと言えそうだ。
Modern Challenge 2023-04-29 7th Place 5-1
プレイヤー:SouthernSliver
膨大すぎるカードプールがあるがゆえに、どんなデッキを使っても構わないし、どんなデッキでも一流のデッキと渡り合える可能性があるのがモダンというフォーマットだ。
「スリヴァー」は一部の熱烈なファンが愛情で使い続けているというだけで、一見マーフォークの下位互換に見える……が、「飛行」「速攻」や「置き物対策」という点では優っている部分もあり、一概には言いきれない。
それにもし今後《水晶スリヴァー》がうっかりモダンリーガルになるようなことがあれば、ポテンシャルが一気に花開く可能性もある。手遅れになる前にカードを集めておいても損はないだろう。
2.もっと!『機械兵団の進軍』でバグを探そう
デッキ作りは、日常的にやればやるほどに効率が上がっていく。
デッキを作る際には、「黒で2マナ以下で伝説クリーチャーを墓地に落とせるカードは何があるのか?」「デッキ内からインスタント・ソーサリーをサーチできるカードは最低何マナで何種類あるのか?」など、そのデッキに合った検索条件で何万種類のカードプールの中から数枚に絞り込む。時には一枚も見つからないことすらあるだろう。
だがそうした「検索条件の言語化」と「検索結果」の蓄積が、次なるデッキ作りの際に発想の瞬発力を生むのだ。
スタンダードでプレイングを練習をするように、ドラフトでピックを練習をするように。デッキ作りもまた、発想の練習ありきなのである。
将来の発想力を養うためにも、今回もセットに眠るバグをデバッグ (発見・解明) していくことにしよう。
《クロクサとクノロス》
呪文や能力の使用時にまず「対象」を選ぶ必要があるマジックでは、同一手順を繰り返せるようなループは生まれづらい。といっても全く存在しないかというとそんなこともなく、誘発時点では「対象」を選ばない能力などの場合は、優先権が発生する余地があるためにループができてしまったりもする。
《クロクサとクノロス》。6マナと重いがどんなクリーチャーでも蘇生できる能力を持っているクリーチャーで、《偉大なる統一者、アトラクサ》であろうと《産業のタイタン》であろうとも蘇生できる呪文があるとすれば5マナ相当であることを考えると、コスト論的には別にバグったカードではないようにも思える。
だがこのカードはクリーチャーであることと、能力の誘発時点では「対象」を選んでいないことにより、登場時能力の誘発にスタックして生け贄に捧げることで、蘇生能力で墓地に落ちた《クロクサとクノロス》自身を対象にとれてしまうという致命的なバグが存在していたのだ。
とはいえ、それだけなら墓地が5枚ずつ追放されていくだけなので何も問題はないはずだった。
・・・とある1枚のカードが見つかるまでは。
《狂気の祭壇》。《クロクサとクノロス》とこのカードを組み合わせると、何と盤面と墓地との間で無限反復横跳びが始まってしまうのである。
具体的には、「《クロクサとクノロス》登場 → 登場時能力にスタックして《狂気の祭壇》で生け贄に捧げて自分のライブラリーを6枚切削 → そのうち5枚を追放して《クロクサとクノロス》自身を蘇生」というループである。これを繰り返すことにより、自分のライブラリーを吹き飛ばした上でさらに任意のクリーチャーを蘇生することが可能なので、最後に《タッサの神託者》を釣り上げれば特殊勝利ができてしまうのだ。
何より《クロクサとクノロス》を《狂気の祭壇》にひたすら捧げまくるといつの間にか《タッサの神託者》になっているという絵面はさながら「ニーナとアレキサンダー、どこに行った?」であり、もはや人体錬成以外の何物でもない。
とはいえ、「デッキ内に《タッサの神託者》を採用する」という縛りはあるものの《クロクサとクノロス》と《狂気の祭壇》の2枚を盤面に揃えるだけで余計なマナも手札も必要とせずに勝利できるほぼ純粋な2枚コンボということで、モダンでもかなり実用的な部類に入りそうである。勘のいいガキは嫌いだとしても、ここで立ち止まるような時間は無いさReady Steady Goしない手はない。
だが、ここで1つ問題があった。6マナという重さがあるとはいえ、レジェンドである《クロクサとクノロス》を戦場に出すのはモダンにおいてはそう難しい話ではないその一方で、むしろ2マナと軽い《狂気の祭壇》の方が、毎ゲーム素早くかつ確実に着地させるとなるとかなり難しいのだ。
錬金術においていわば錬成陣である《狂気の祭壇》が設置できなければ、人体錬成 無限コンボをすることができない。ならばどうするか?
《ゴブリンの技師》と《オズワルド・フィドルベンダー》を使えばいいのでは???
これらのクリーチャーはライブラリーからアーティファクトを探して最終的には設置することができるので、4枚ずつ入れれば実質的に《狂気の祭壇》を12枚積んでいるのと同義である。
しかもこれらのカードの名前をよく見て欲しい。《ゴブリンの技師》……つまりオートメイル技師のウィンリィである。そしてオズワルド……オドワード…… エドワード・エルリック。この符合。
ただ等価交換の法則によりどちらも元となるアーティファクトが必要となるので、アーティファクトを場に残しながら手札交換が可能な《血の泉》や、わずか1マナで6枚も墓地が肥やせる上にアーティファクトが場に残る《叫び角笛》を活用するべきだろう。なお、以後これらを「賢者の石」と呼ぶことにする。
コンボパーツのもう片方である《クロクサとクノロス》を着地させる方法に関しては、お馴染みの《御霊の復讐》と《御霊の足跡》のコンビに任せておけば問題はないだろう。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
4《ゴブリンの技師》
4《オズワルド・フィドルベンダー》
1《タッサの神託者》
4《クロクサとクノロス》
2《変幻影魔》
コンボパーツ多すぎるだろ!!!
お手軽2枚コンボだったはずがいざデッキにしてみると、「1. 《狂気の祭壇》を探すための《ゴブリンの技師》か《オズワルド・フィドルベンダー》」「2. それらを起動するための賢者の石」「3. 墓地肥やし手段」「4. 《クロクサとクノロス》を釣り上げるための《御霊の復讐》か《御霊の足跡》」とみるみるうちに必要パーツが増えてしまっている始末。
おまけに半端な墓地肥やしでは4枚しかデッキに入っていない《クロクサとクノロス》を早期に落とせるとは限らないため、何回一人回ししても《クロクサとクノロス》と《狂気の祭壇》が盤面に揃わないデッキ未満の何かが完成してしまっていた。人体錬成、失敗である。
だが、「糞」の錬金術師である私は諦めなかった。
《狂気の祭壇》をライブラリーから確定サーチしようとすると、マナがかかるか賢者の石が必要となってしまう。
ならばこのデッキが必然的に伴う動きである墓地肥やしによって、ついでに《狂気の祭壇》を探しにいくという構造がとれないか。
そう、つまり。
《再稼働》を入れればいいのでは???
これなら墓地肥やしのワンアクションで「《狂気の祭壇》探し」と「《クロクサとクノロス》探し」の両方を兼ねることができる。
しかもイラストをよく見て欲しい。この絵の中で引っ張られているもの、これはまさかアルフォンス……??? (※違います)
ともあれ、あとは墓地肥やしで《クロクサとクノロス》が落ちない場合の5~8枚目として、《狂気の祭壇》を探すこともできる《偉大なる統一者、アトラクサ》を入れて完成だ。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
4《面晶体のカニ》
4《縫い師への供給者》
1《タッサの神託者》
4《クロクサとクノロス》
4《偉大なる統一者、アトラクサ》
畜生ォ……(コンセプトを) 持って行かれた……!!!
そもそもモダンにおいて《御霊の復讐》や《御霊の足跡》は、蘇生先を選べばそれだけで「通れば勝ち」にできるカードである。それなのになおも他のカード、しかもただでさえ探しづらい置き物と組み合わせないと何の効果も発揮しないクリーチャーを蘇生して「わーい無限コンボだー」などとのたまうというのは、エアプも甚だしいと言わざるをえない。そんなデッキに《偉大なる統一者、アトラクサ》をぶち込んだら「じゃあ最初からアトラクサ釣ったらいいじゃねーか!!!」になるのは必然なのであった。
《侵攻の伝令、ローナ》
コンボパーツに求められるのは、単体でも十分に機能しうるカードパワーだ。とりわけそれが他のコンボパーツを探せる能力を持っているとなれば、コンボパーツとしての適格性は十二分と言えるだろう。
《侵攻の伝令、ローナ》。昔からのプレイヤーからすると「なんだ、ちょっと強い《マーフォークの物あさり》か」とがっかりするかもしれないが、このカードはパイオニアで使用可能な無限コンボが存在することで発表時に話題となった。
コンボパーツとなるのは《撤回のらせん》と《モックス・アンバー》。《撤回のらせん》で《侵攻の伝令、ローナ》にバウンス能力を持たせれば、《モックス・アンバー》を戻して再度のキャスト時に《侵攻の伝令、ローナ》がアンタップするので、《モックス・アンバー》からのマナで無限マナが作れる……というものだ。
しかしこのコンボには問題があった。カードタイプの異なる3枚コンボな上に、コンボパーツが一種類ずつだと極めて揃えにくいのだ。
ただでさえ召喚酔いが問題となるクリーチャーコンボなのに、コンボ成立までもが遠いとなると実用までの道は険しいと言わざるをえない。
だが、コンボパーツが0、1、2マナですべて軽いというのがモダン向きなのは確かなのだ。
ならば「コンボパーツが一種類ずつ」という問題点を解決することで、モダンで《侵攻の伝令、ローナ》コンボを再現できないだろうか?
そう、すなわち。
コンボパーツを8枚ずつ積めばいいのでは???
《火傷吐きグレムリン》はクリーチャーでない呪文を唱えるたびにアンタップするので、《侵攻の伝令、ローナ》の代わりになる。また、《消し去りの才覚》は《撤回のらせん》と全く同じ能力のカードだ。
とはいえ《火傷吐きグレムリン》の場合は《モックス・アンバー》からマナが出せないことで、無限マナにならないのが問題になるようにも思える。
しかし《侵攻の伝令、ローナ》の場合も無限マナだけ出ても結局別のフィニッシャーは必要となってしまうので、フィニッシャーを《群の祭壇》にして《ウルザの物語》も入れておけば、《モックス・アンバー》と合わせてこちらも8枚ずつ積めるようになるので問題はない。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
8枚ずつでも4枚コンボとか5枚コンボじゃ決まるもんも決まらねーだろ!!!
8枚入れるということは、同じカードを2枚も3枚も引く可能性も高まるということだ。だが《侵攻の伝令、ローナ》のように手札入れ替えが可能ならばともかく、《火傷吐きグレムリン》とか《消し去りの才覚》みたいなこんなん他に誰が使うねんレベルのカードが手札で重なったらストレスマックスで台パン間違いなしである。8枚入れられるからといって、何でも8枚にすればいいってものでもないのだ。
《燃える都市》
数字がでかいカードや、でかい数字を作り出せるカードは楽しい。マジックの基本原則だ。
《燃える都市》。ダメージが3倍になる。どう見ても楽しい。
だが問題があった。たったの3倍では、設置した後に7点以上のダメージをぶち込む必要がある。7点は面倒くさい。
ならどうするか?
ダメージが9倍になったら簡単では???
《焦熱の解放》も同様の効果を持つエンチャントである。これら8枚のうち2枚を設置すればダメージは9倍になる。9倍なら3点でいい。SDGsだ (?)。
《燃える都市》も《焦熱の解放》もエンチャントなので、墓地に落として《信仰の復活》で一気に蘇生させると簡単だ。
となれば、あとは3点飛ばせるエンチャントを一緒に釣り上げられればワンアクションで完結できる。《信仰の復活》は「続唱」で唱えたいので、3マナ以上で3点飛ばせる《激情の試練》を入れて完成だ。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
こんなんで都合よくエンチャント3枚墓地に落ちるわけないだろ!!!
3マナ以上のカードしか入れられなくなる「続唱」と墓地肥やしの相性が悪いことは「ドラグスコル・クェザ」で学んだはずなのにまたドマゾオブバグダッドしてしまった。ちなみにいつもの調子で《真鍮の都》も入れようとしたらダメージ9倍状態だとタップしただけで9点食らうことに気づいて即抜けたことはここだけの秘密だ。
3.その他:蔵出しクソデッキ集
以下ではセット終盤恒例の、「そもそもデッキにならなさそう」あるいは「記事にならなさそう」という結論に至った産廃 あと一歩及ばなかったデッキたちの供養コーナーをお届けしよう。
《古の放漫トカゲ》
《召喚士の契約》で8枚にしたら安定して2ターン目に出せるのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
契約コスト払えないからってアップキープ《投げ飛ばし》は無理しすぎだろ!!!
《光素跳び》
《上位の空民、エラヨウ》をすぐに変身させられるのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
4《ダークスティールの城塞》
4《空僻地》
1《島》
3《金属海の沿岸》
4《産業の塔》
4《メムナイト》
4《羽ばたき飛行機械》
4《上位の空民、エラヨウ》
4《湖に潜む者、エムリー》
4《光素跳び》
4《金属ガエル》
4《物読み》
4《ミシュラのガラクタ》
4《モックス・アンバー》
4《バネ葉の太鼓》
4《時を解す者、テフェリー》
1《湧き出る源、ジェガンサ》
デッキの中身がスカスカすぎるだろ!!!
《イーオスの遍歴の騎士》
2ターン目にクリーチャー5体から0マナで出したら気持ちいいのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
4《メムナイト》
4《羽ばたき飛行機械》
4《きらめく鷹》
3《今田家の猟犬、勇丸》
4《アクロスの英雄、キテオン》
3《贖われし者、ライズ》
3《離反ダニ、スクレルヴ》
4《光素跳び》
4《イーオスの遍歴の騎士》
4《敬慕されるロクソドン》
出しただけで満足するな!!!
《回路の完成》
《アイレンクラッグの妙技》を2回コピーして21マナから《苦悩火》ぶち込んだら勝てるのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
デッキビルド:まつがん
デバッグ・マジック! vol.24 記事連動デッキ
3《遵法長、バラル》
4《ゴブリンの電術師》
3《偏執的な援護者、ステン》
人間を舐めるな!!!!!
4.終わりに
『機械兵団の進軍』はモダンに大きな影響を与えはしなかったが、スケールの大きなデッキが組みやすく、コンボパーツという意味ではかなり充実したセットだった。
さて、早くも来月6月23日 (金) には『指輪物語:中つ国の伝承』が発売となる。モダン以下で使用可能なセットということで、もしかすると『モダンホライゾン』や『モダンホライゾン2』級のインパクトがあるかもしれない。今から楽しみだ。
ではまた次回!
クソデッキビルダー。独自のデッキ構築理論と発想力により、コンセプトに特化した尖ったデッキを構築することを得意とする。モダンフォーマットを主戦場とし、代表作は「Super Crazy Zoo」「エターナル・デボーテ」「ステューピッド・グリショール」など。Twitter ID:@matsugan
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