デバッグ・マジック! vol.20 ~もっともっと!!『兄弟戦争』編~
あけましておめでとう!
2023年もモダン環境の最新動向をお伝えするとともに新カードを使った>クソデッキアイデアをお見せできればと思うので、引き続き当連載をご覧いただけると幸いだ。
目次
1. 凝縮されるメタゲーム
2022年11月~12月にかけてのモダン環境は、以下のようなメタゲームで展開していた。
Tier 1 |
Tier 2 |
前回から大きく変わった点などは特になく、どちらかといえば競技レベルで通用しうる戦略が次第に絞られてきたというのが主なトピックとなる。
Magic OnlineのCS予選やチャレンジ、あるいはプレリミナリーの上位は大抵上記の9つの中に絞られており、それ以外の戦略が長期的・安定的に結果を残すことは難しくなってきている。これは長らく環境の登場人物が変わっていないことにより、それぞれの使い手たちのプレイングとサイドボーディングの練度が日増しに上がってきていることが主な原因として挙げられるだろう。
この傾向は基本的には新セットによる環境変化によってしか変わらないと考えられるが、《力線の束縛》クラスのカードパワーでもってようやくTier 2に多少の刺激がもたらされるといった程度にまで洗練されている現状のメタゲームに対し、新カードが影響を与える可能性は (特にTier 1に対しては) 限りなく低いと言わざるをえない。
とはいえ現状が禁止カードが出るほどまでに不健全かと言われるとそういうことはなく、最多アーキタイプである青赤ラガバンの支配率が17%前後、《敏捷なこそ泥、ラガバン》自体の採用率も35%前後で安定して推移していることを考えると、いずれ発売されるであろう『モダンホライゾン3』までは特に禁止改定なくこのままのメタゲームで推移する可能性が高いと思われる。
したがって今からモダンを始めてかつある程度勝ちたいというプレイヤーは、上記9つのいずれかを相棒とし、ある程度の長期間握るつもりで練習に励むのが早道と言えるだろう。
Modern Challenge 2022-12-24, 2nd Place, 6-1
プレイヤー名:AHubbard
いわゆる「サイ続唱」はティムール型が長らくTier 2~3で活躍していたが、《力線の束縛》の採用でさらに対応力を増した形のテンプレートが最近整理され、事実上のアッパーバージョンとしてTier 2上位に復帰を果たした。
「続唱」絡みを除くデッキ内のほぼすべてのアクションがインスタントまたは0マナであり、支払うマナに比して圧倒的なテンポで理不尽な攻撃を仕掛けてくる。サイドボードも含めて「続唱」にマナコストを縛られているとは思えないほどに多彩かつ自在なアクションで満ちており、《血染めの月》や《虚空の杯》への対処手段も増えた現状、目立った弱点のないかなり盤石なデッキに仕上がっている印象だ。
Modern Challenge 2023-01-01, 5th Place, 6-1
プレイヤー名:signblindman
3《耐え抜くもの、母聖樹》
3《忍耐》
2《感電破》
3《機能不全ダニ》
2《万物の姿、オルヴァール》
1《真髄の針》
1《魂標ランタン》
『兄弟戦争』で《サリンスの鋼探し》と《屑鉄造りの雑種犬》という新戦力を得たことでローグデッキの中から一躍頭角を現してきたアーキタイプ。特に《サリンスの鋼探し》の加入が大きく、以前は《楕円競走の無謀者》を探す手段がなかったところにピッタリとハマり、穴が埋まった形となった。
ほぼ「《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》単」と言っていいほどに依存度が高いデッキだが、そもそも出した時点で仕事はできる上に《レンと六番》と《ウルザの物語》による多角的な攻めもあり、完封するのはかなり難しい。多くの場合は違う土俵で勝負する方が良いだろう。
Modern Super Qualifier 2022-12-26, 9th Place, 8-1
プレイヤー名:OrnatePuzzles
1《耐え抜くもの、母聖樹》
4《森》
1《霧深い雨林》
2《山》
1《反逆のるつぼ、霜剣山》
4《踏み鳴らされる地》
3《新緑の地下墓地》
4《樹木茂る山麓》
1《死亡》
4《稲妻》
4《楽園の拡散》
2《血染めの月》
1《鏡割りの寓話》
2《レンと六番》
1《反逆の先導者、チャンドラ》
4《大いなる創造者、カーン》
2~3年ほど前から流行し、『モダンホライゾン2』以降は長らくメタゲームから姿を消していたアーキタイプだったが、《忍耐》と《激情》をフル搭載した新型がこのたび大舞台で惜しくも9位という成績を残した。
元々のコンセプトだった《血染めの月》による土地ハメ要素は最低限に絞り、相手の最速ムーブはピッチのアクションで咎めつつも基本的にはプレインズウォーカーを守りながら戦うグッドスタッフとなっている。「ラガバン」「ウルザの物語」「続唱」という環境の主要な3戦略をカバーできるようにデザインされており、10番目の登場人物としてTier 2に今後定着していくシナリオも十分考えられそうだ。
2. もっともっと!!『兄弟戦争』でバグを探そう
『兄弟戦争』のカードを使ってのデッキ構築も3回目となり、いよいよ可能性が狭まってきた。
全世界で何百万人が様々な組み合わせで新カードを試し尽くした結果として現在がある。ならばここまでで活躍が表に出てきていないカードは、既に可能性が掘りつくされた後だと言っていいだろう。
だが、本当にそうだろうか?
誰もが試す前から諦めるようなカードも存在する。あるいは試したけれども活躍の条件が難しすぎて匙を投げた例もあるかもしれない。
先人の知恵に頼るのは確かに大事だ。車輪の再発明は避けるにこしたことはない。
しかしデッキビルダーたるもの、1%にも満たないわずかな可能性に挑戦し続けることがそれ以上に重要なのだ。
まだ見ぬバグの可能性を求めて、最後の1枚まできっちりデバッグ (発見・解明) していこう。
◇《秘儀の代理者》
『兄弟戦争』の神話レアの中には、一見「どう見てもオモチャだろ」という見た目を主張しながらも、いまひとつ斬新なデッキになりきれないカードが存在していた。
《秘儀の代理者》。「墓地の呪文をタダで踏み倒し」というクソデッキ的にはこれ以上ないほどの性能をしているこのカードが、それにもかかわらずデッキにならない理由は、既存のカードとの差別化にある。
まず《秘儀の代理者》のETB能力は唱えていないと発動しないのでほぼほぼ「試作」で出すことが前提だが、そうなると踏み倒せるインスタント・ソーサリー呪文のコストは「0、1、2」に限定されることになる。
だがもし「1、2」の呪文を踏み倒したいなら《瞬唱の魔道士》でも払うマナはほぼ変わらない。
かといって「0」の呪文を踏み倒すなら、呪文自体をデッキからサーチしてそのまま唱えられる《暴力的な突発》などの「続唱」呪文の方がより優れている。
つまりこの段階で、《秘儀の代理者》には独自性を主張できる部分が極めて少ないのだ。
それゆえに私は過去2回の『兄弟戦争』回において、このカードでデッキを作ることは諦めていた……しかし3回目にしてもう四の五の言ってられなくなってきたので、ついにこのカードと向き合うことを決意したのである。
さて上記の前提がありながらもそれでも《秘儀の代理者》の独自性を主張したいと言うのならば、考えるべきはやはり「続唱」との差別化だろう。《死せる生》や《衝撃の足音》などのマナ・コストを持たない「待機」呪文を踏み倒せる能力は、モダンといえど貴重だからだ。
では「待機」呪文を踏み倒すにあたって《秘儀の代理者》が「続唱」呪文と異なる点はどこか。それはデッキ構成を制約しない点だ。
「続唱」呪文の場合、当然意図するのは「待機」呪文の確定踏み倒しなので、デッキ内に他の「0、1、2」のカードは搭載できなくなる。《秘儀の代理者》の場合はそれがないので「0、1、2」のカードと同居できる。このことを生かせないか。
とはいえ、《死せる生》や《衝撃の足音》を使うなら「続唱」呪文と組み合わせた方が良いのはメタゲームが証明している。つまり《秘儀の代理者》と組み合わせるべき「待機」呪文があるとしたら、他の「0、1、2」との同居を前提とした「待機」呪文ということになる。
しかして、その「待機」呪文とは。
《ガイアの意志》では???
かの有名な極悪呪文、《ヨーグモスの意志》のリメイクであるこのカードは、しかしこれまでは「ヨーグモスに比べてなんて貧弱な意志しかないんだお前は……」と思われていた。だがそれも適切に組み合わせるべきカードが存在しなかったからだ。
《秘儀の代理者》ならば、そのポテンシャルを生かせるかもしれない。そう思った私は、《ガイアの意志》を使ってゲームに勝つ方法を模索した。
何らかの方法で墓地に落とした《ガイアの意志》を3ターン目に「試作」の《秘儀の代理者》で唱える場合、残るマナは0マナである。つまり《ガイアの意志》でゲームに勝ちたいならば、0マナの呪文と組み合わせるしかない。
では、0マナの呪文でゲームに勝つにはどうすればいいか。
そう、《タイタンの契約》や《召喚士の契約》を唱えまくって契約コストは《天使の嗜み》で踏み倒せばいいのだ。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
うんこ!!!!! (突然の知性崩壊)
言葉を抑えずに言うならばゴミから生まれたゴミ太郎である。大体《暴力的な突発》からの《衝撃の足音》がノーリスク・カード1枚で4/4トークン2体を生成できるのに対し、なぜか《タイタンの契約》を《ガイアの意志》で頑張って2回唱えた上で即死のリスクを負うというのはアルティメット馬鹿の所業に他ならない。
だが、モダンで0マナで唱えられる呪文は限られている。そのうち現実的に勝利に結びつきそうなものをピックアップした結果がこれなのだ。となると、《ガイアの意志》を使ったデッキは諦めざるをえない……。
否。
そう、私が見落としていただけなのだ。
0マナで唱えられる呪文は、必ずしもマナコストが0である必要はないということを。
つまり、結論はこれだ。
《書庫の罠》を唱えまくったら勝てるのでは???
《書庫の罠》は相手がライブラリーからカードを探したターンは0マナになるので、条件を満たしているなら《ガイアの意志》で墓地から再利用する際も0マナで唱えられる。
つまり「手札に《書庫の罠》を2枚用意し」「《対称な対応》で相手に無理矢理カードを探させ」「《書庫の罠》を2枚ぶち込んでから《ガイアの意志》でその2枚を再利用」すれば相手のライブラリーが一瞬で吹き飛んでYou win!となるのだ。ちなみにそんな面倒なことしなくても《面晶体のカニ》と《遺跡ガニ》並べた方が絶対早いだろというツッコミは普通にスルーすることにする。
この意味不明なコンボを実現するためにはとにもかくにも手札枚数が必要となるので、《祖先の幻視》と《命運の輪》という2種の手札を補充できる「待機」呪文を活用することで、何となく全体的に《秘儀の代理者》と相性が良さそうな雰囲気を醸し出すことができる。
とはいえ、こうなると《秘儀の代理者》だけでは「待機」呪文を唱えきれない (というかそもそも墓地に落とさないと唱えられない) ので、《雷電支配》と《予言により》という「待機」呪文踏み倒しギミックを合わせて搭載することにより、どうあがいても絶対「待機」呪文を踏み倒してやるぜという気概に満ちたデッキが完成するのだ!
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
お排泄物!!!!!
さっきよりは若干デッキと言えなくもないのでお嬢様化で言葉を濁すことにしたけれども勝てないという意味では一緒なので結局同レベルの結末に着地してしまった。既に成立している他のデッキコンセプトと悪魔合体させたものを独自のコンセプトと主張し始めるようだと脳の病気を疑った方が良い。
《秘儀の代理者》は確かに「続唱」呪文よりはデッキを制約しないのは事実だが、「特定のカードを墓地に落とす必要がある」という意味ではデッキ構築に制約がかかることに変わりはなく、その意味でもしもインスタント・ソーサリーを手札からも唱えられたならばもう少し使い勝手が良かったのにな……と思わざるをえないカードであった。将来の活躍に期待したい。
◇《ガイアの眼、グウェナ》
『兄弟戦争』の中には、あまりにもコンボが見えすぎていて逆にデッキ構築意欲を削ぐレベルのカードも存在していた。
《ガイアの眼、グウェナ》。2マナ生成できるマナクリーチャーな上にパワー5以上のクリーチャーを出すとアンタップするので、出し入れできるパワー5以上のクリーチャーさえ見つかれば無限コンボとなる。
そして出し入れできるパワー5以上のクリーチャーといえば、やはりこいつだろう。
《アーチリッチ、アサーラック》。そう、《ガイアの眼、グウェナ》の問題点は《アーチリッチ、アサーラック》という最高の相棒が見え過ぎていてそれ以上やることがないという点にあった。
だが冷静に考えてみると、《ガイアの眼、グウェナ》がいる状態で《アーチリッチ、アサーラック》が手札にあっても《ガイアの眼、グウェナ》の能力では2マナずつしか出せないためそれだけでは即勝利とはならない。無限コンボを決めるには、《アーチリッチ、アサーラック》のコストを2マナ以下にまで下げる必要がある。
そもそもそれ以前にモダンは3マナ2/3バニラの《ガイアの眼、グウェナ》を出して生きたままターンが返ってくるようなお花畑環境ではない。それが成立するなら《献身のドルイド》+《療治の侍臣》コンボがもっと活躍しているはずである。
そしてこうした点がネックとなり、《ガイアの眼、グウェナ》+《アーチリッチ、アサーラック》は意外とデッキの形になっていることは少なかった。となればそれは、3回目の『兄弟戦争』への挑戦で追い詰められた私が手を出すのには十分すぎる理由だろう。
さて、乗り越えるべき課題は2つ。「《アーチリッチ、アサーラック》のコストを下げたい」「《ガイアの眼、グウェナ》を生き残らせたい」……ならば答えはシンプルだ。
1ターン目に《山賊の頭の間》をセットして2ターン目にコスト軽減クリーチャーを出せばいいのでは???
そう、理性をゴミ箱に投げ捨てた暴走機関車である。
《無法の猛竜》はクリーチャーのコストを下げる代わりに出したクリーチャーに自ら2点のダメージを与える超ドマゾ恐竜だが、《ガイアの眼、グウェナ》も《アーチリッチ、アサーラック》もタフネス3以上なので問題なくコンボを遂行できるので、妨害を挟まれない限り3ターンキルを実現できる。あとはコンボの再現性を高める工夫をするだけだ。
《緊急時》は《ガイアの眼、グウェナ》と《アーチリッチ、アサーラック》のどちらにもアクセスできるので、コンボ始動ターンは遅れてしまうもののコンボの達成率には寄与できる。
《集団恐慌》は例によってこのカードをデッキに入れた時点で相手の《敏捷なこそ泥、ラガバン》が強さ5割増しになるためまともなデッキであることを完全に放棄することになるのだが、ネフェルピトーと戦うゴンの気持ちでありったけをぶつけていきたい。
また、依然作成した「ハートレス・アサーラック」とハイブリッドすることで、コンボパーツを命がけで無理矢理探さなければいけなかった弱点をある程度緩和できるだろう。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
4《無法の猛竜》
4《石ころ川の旗騎士》
4《アーチリッチ、アサーラック》
4《ガイアの眼、グウェナ》
犯罪を犯しすぎでは???
そもそも《レンと六番》が存在するモダンで《石ころ川の旗騎士》とかいう2マナ1/1バニラを出すのはあまりにも脳内がお花畑すぎて違法行為となる可能性があるし、《心なき召喚》は《アーチリッチ、アサーラック》のコストを軽減できるのでコンボに寄与するように見えて パワーが下がって《ガイアの眼、グウェナ》の誘発条件を満たさなくなるという詐欺罪も成立 (と思いきやプレイ時にアンタップするので問題なかった。失礼しました) している。あっ、でも元からクソすぎるデッキで読者の時間を奪った罪で死刑だったわ!関係ねーか!!!😉😉😉
◇《根導線の融合体》
デッキが作れるカードというのは、効果の最大値が大きいカードのことである。その意味で、極端な大きさの数字や倍率を持つカードというのは、常に新しいデッキコンセプトを生み出す可能性がある。
《根導線の融合体》。起動コストは5マナと重いが、自身の3倍のパワーの速攻トークンを生み出せる能力を持っている。
そして実はこのカードには、極めて高度に数学的な課題が隠されていた……。
《強大化》を打ち込んでから能力を起動したら24点シュートでは???
そう、算数の足し算と掛け算である。
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
頭が悪すぎるのでは???
あまりにも説明することがなさすぎて3秒でデッキ紹介が終わってしまった。一応各カードの採用理由を解説しておくと、《古きものの活性》で《根導線の融合体》を探せるので、もう片方のコンボパーツである《強大化》の側を探しつつ「探査」用の墓地も肥やせる《ファラジの考古学者》を採用。《根導線の融合体》の起動コストがアホみたいに重いので《訓練場》と《はびこり》でカバー。あとは《敏捷なこそ泥、ラガバン》が憎すぎて《堅固な証拠》を入れただけである。
みんなはこんな無駄なことせずに《ぎらつかせのエルフ》とか《荒廃の工作員》に《強大化》を打ち込んだ方が良いぞ!!!
3. その他:蔵出しクソデッキ集
『兄弟戦争』もなかなかに苦労させられたセットだった。とはいえ、私が苦労していないということは今の『モダンホライゾン2』に汚染されたモダン環境でも通用しうるようなバケモンデッキができてしまっているということなので、容易くそうならない時点でウィザーズのカード調整がうまくいっていると言えなくもない。
さてここからは、一応60枚は埋めてみたもののわざわざ文章で紹介するまでもないと却下された珠玉のクソデッキ集 (?) をダイジェストでお届けしよう。
◇《揺籃の地の乱伐者》
《養育者、マーウィン》が8枚になったのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
ドルイドコンボでいいだろ!!!
◇《軍拡競争》
《裂け目の突破》と合わせて8枚で《荒廃鋼の巨像》をぶん投げるデッキができるのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
《青銅血のパーフォロス》で既に同じことできとるやんけ!!!
◇《ヨーティアの造反者》
《活性機構》と《最高工匠卿、ウルザ》と3枚揃ったら無限コンボでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
3枚揃ってようやく無限トークンなだけで勝たないのヤバすぎだろ!!!
◇《第三の道の機構》
ライフゲインしまくって《暗黒への突入》でライブラリー消し飛ばしたら《タッサの神託者》で勝てるのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
ライフゲインしてるだけで生き続けられたら苦労せんわ!!!
◇《森林の目覚め》
《潮に仕えるもの、タトヨヴァ》出してからXたくさんで打ったら人が死ぬのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
4《樹上の草食獣》
4《イリーシア木立のドライアド》
4《潮に仕えるもの、タトヨヴァ》
アミュレットでいいだろ!!!
◇《忠実な護衛、ハジャール》
《バード・クラス》がついに実戦レベルになったのでは???
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!
たいむましん連載『デバッグ・マジック! vol.20』掲載デッキ
デッキビルド:まつがん
1《耐え抜くもの、母聖樹》
4《銅線の地溝》
4《岩山被りの小道》
3《火の灯る茂み》
4《燃え柳の木立ち》
1《山》
1《先祖の院、翁神社》
1《血に染まりし城砦、真火》
1《反逆のるつぼ、霜剣山》
4《敏捷なこそ泥、ラガバン》
4《鐘突きのズルゴ》
4《終わりなき踊りのガリア》
4《忠実な護衛、ハジャール》
4《ケルドの後継者、ラーダ》
4《悪魔牙のノール、ターグ・ナール》
4《運命の神、クローティス》
全然無理だよパイオニアでやれ!!!
4. 終わりに
『兄弟戦争』との戦いも無事 (?) 終結し、ひととおり遊び尽くすことができた。
こうしてデッキを作っていて実感するのは、デッキ作りは基礎体力が大事だということだ。
優れたデッキアイデアは、日ごろからデッキを作り続けている者の脳内にこそ訪れる。できあがったデッキたちがどんなにクソに見えても、1つ1つのカードと真剣に向き合った経験は決して無駄にはならないのだ。
来月には新セットである『ファイレクシア:完全なる統一』が発売となる。そこではまたどのようなギミックが登場し、モダン環境に新たな風を吹き込むのか。今から楽しみでならない。
ではまた次回!
クソデッキビルダー。独自のデッキ構築理論と発想力により、コンセプトに特化した尖ったデッキを構築することを得意とする。モダンフォーマットを主戦場とし、代表作は「Super Crazy Zoo」「エターナル・デボーテ」「ステューピッド・グリショール」など。Twitter ID:@matsugan
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