わくわくレガシー生活「エターナルウィークエンド参加レポート」
こにぱーんMOパンダです。
11/26-27にプレイヤーズコンベンション愛知が開催されました。
参加した方はお疲れ様でした!
流行り病の影響で2年近く開催されていなかった大型イベントでしたが無事に開催され嬉しく思います。サイドイベントも大盛況でMTGの盛り上がりを肌で感じられました。
パイオニアのグランプリイベント、CSファイナルが主なイベントでしたがサイドイベントのエターナルウィークエンド(以下EWE)に参加してきました。
TOP8に記念プロモが配布されることが告知されプレイヤーのやる気も熱量も上がっていました。なんとこの思案と噴出ですが世界に24枚しか存在しません。
かっこいい!(プレイセットが一生集まらない)
ヴィンテージはぼろ負けでしたので置いておいて
今回はEWEレガシー時点での話とEWEレガシーの大会参加レポートと週末行われるエターナルパーティに向けての記事になります。よろしくお願いします。
EWEレガシー時点での話
EWEに向けてデッキ探し
大会に向けてデッキを色々プレイして結論を出すのがMOパンダスタイルです。
プレイミスは膨大な経験値でカバーできるのでベストデッキで参加することを重視しています。
まず現在は「URデルバー」が最強であることは間違いありません。
なので
・URデルバーに強いデッキを見つける
・URデルバーのミラーマッチで強い構成を見つける
このどちらかの納得した形を探すことになります。
まず「URデルバーに強いデッキ」というと4Cコントロールが挙げられます。
除去コントロールなのでクリーチャーで攻めるデッキにはとても相性がいいです。
しかし除去コントロールなので除去呪文の効きにくいコンボデッキにはとても弱くなっています。スニークショーや最後の審判、ANTなどには手も足も出ません。
関東開催のイベントであればURデルバーを使うプレイヤーが多いと思いますが今回は愛知は常滑で開催です。
関西~名古屋はデルバーの使用者が関東ほど多くなくコンボデッキに当たることが予想されました。
なので後ろ向きのコントロールデッキはいまあまり気が進まず選択肢から外れます。
デルバーと勝負できゲームスピードが速いデッキで1つ目の候補になったデッキを紹介します。
候補デッキ①「赤単ペインター」
4《ゴブリンの溶接工》
4《ゴブリンの技師》
4《絵描きの召使い》
1《ブレイヤの見習い》
1《ファイレクシアのドラゴン・エンジン》
1《ワームとぐろエンジン》
山を多めに採用した赤単ペインターになります。
《紅蓮破》《赤霊破》が7枚メインボードに採用されURデルバーの《表現の反復》や《濁浪の執政》を簡単に対処できるようになっています。
新規カードの《ファイレクシアのドラゴン・エンジン》によってリソースを増やします。
蘇生して追放されたら《大いなる創造者、カーン》で回収してあげましょう。
・2マナ土地を使用し《絵描きの召使い》と《丸砥石》を揃えて2ターンキル
・《大いなる創造者、カーン》からの《マイコシンスの格子》でロック
・《鏡割りの寓話》を使ったアグロプラン
など攻め方が複数ある素晴らしいデッキです。
しかしこのデッキはあることがきっかけで選択肢から消えてしまいます。
兄弟仲の終焉が定着
URデルバーのサイドボードに兄弟仲の終焉が定着しました。
引かれたカードが《溶融》ならゴブリンは生き残り。全体火力ならアーティファクトが生き残りのかみ合いで勝てることが多かったですが兄弟仲の終焉の登場で破綻。
状況によってダメージの大きい方で唱えられるのでどうにもなりません。
追い打ちをかけるようにもう一つ問題が
白イニシアチブの隆盛
白のイニシアチブ持ち2種が兄弟戦争のリリースと同時にMOに実装されました。
なんと実装されてすぐですがレガシーチャレンジでTOP8に3人。1人は優勝!という輝かしい成績を納めています。
2週間の間に世界中でアップデートされ洗練されつつあります。
青でない強いデッキが流行るとペインターは少々使い勝手が悪くなるので諦め。
ここで「URデルバー」に強いデッキを考えるのは諦める方向となりました。
結局…
練習期間最終日。
ペインターを使う決心をするべく最後にURデルバーをプレイします。
4《秘密を掘り下げる者》
4《ドラゴンの怒りの媒介者》
1《厚かましい借り手》
4《濁浪の執政》
運もよく5-0。はっきりとわかることが1つだけありました。
間違いなくURデルバーが現環境最強です。(???)
最近の構築の変更されたところですが
《狂乱の呪詛》が《相殺》に変わっています。
狂乱の呪詛は均衡~優勢の場で蓋をするのに使用します。
盤面に干渉しないため劣勢をまくることはできません。
しかし相殺は2ターン目に設置から1マナをカウンターし、劣勢であればまくる力があります。
相殺の方が狂乱の呪詛より幅広いマッチでインすることができ移り変わっていったのも納得です。
ドラゴン怒りの媒介者と相性もよく、デッキトップを1に固定することも容易です。
結局URデルバーになってしまいました。
最後まで色々あがいてみましたがデッキパワーが圧倒的に高い。
EWEレガシー大会対戦レポート
アトラクションデッキ公開からのミッドレンジだと思ったらスパイで驚き。
2本目ナチュラル相殺で勝ち。
3本目ナチュラル相殺で負け。
水没→神秘の聖域から水没→思案から水没。
8ラウンド目は友人に負けてTOP8の目がなくなってしまいましたが最後勝って7-2の15位フィニッシュでした。
当たりだけみるとコントロールは持ってこなくてよかったと思うのでデルバーを持ってきたことはいい判断だったと思います。
エターナルパーティに向けて
お次は12/4 12/11に行われるエターナルパーティに向けてになります。
注目のデッキはなんと言っても白いイニシアチブデッキです。
EWEレガシーの裏でLegacy Showcase ChallengeというMOの大きなイベントが開催されていました。その大会でも1位と3位。直後に行われたラストチャンストライアルも2人予選突破し強力なデッキであることは間違いありません。
その中でも注目のデッキは赤白イニシアチブです。
BM LIVEで5-0したデッキです。
3種10枚のイニシアチブを得るカード。
《水蓮の花びら》《猿人の指導霊》によるマナ加速。
そして4枚採用された《別館の大長》がポイントです。
ストンピィデッキですがここまで押しつけをしようとするリストは見たことがありません。
ストンピィデッキというよりもはやコンボデッキに近いです。
有無を言わせず高速で盤面展開していく様は「ターボティボルト」や「ターボシャイルーダ」を思い出します。
中速~低速デッキはイニシアチブがどうしようもないゲームになるでしょう。
イニシアチブを得るクリーチャー以外にもヘイトベアと呼ばれるメタクリーチャーが多く採用されています。コンボデッキも厳しいゲームになります。
テンポデッキはしっかり飛行でアタックしてイニシアチブを得ることができればいいですが、サイズアップが速く間に合わないかもしれません。
イニシアチブデッキの流行で
プロテクション白のこれや
白いクリーチャーを全て破壊するカード
が話題です。
たった数日で世界が変わってしまいました。
今回はデッキが生まれてから大会までの期間が短く、ベストな対策方法がわからない状態です。
こういうときは使う側になる方が楽です。限界まで押し付けるのも手ですね。
東京開催と大阪開催で多少メタの違いもあり構築も少しいじりたいと思います。
終わり
EWEとエターナルパーティに向けての話は以上となります。
バルダーズゲートが発売されて半年近く経過していますが、MOに実装されただけでここまで話題になり使用率も勝率も上がるとは思いませんでした。
集合知であるMOの力を感じます。
エターナルパーティが終われば今年のレガシーの大会は終了です。
年明けはレガシー神挑戦者決定戦がありそこまでは忙しいですね。
読んでいただきありがとうございました。
MTGを愛するパンダのVtuber。元競技MTG勢で現在の主戦場はレガシー。トップメタからローグまで全てのアーキタイプを使いこなす。 @mopanda_mtg
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