5分でわかる!今の遊戯王ガチ環境 2022年11月 ~YCSJの結果考察~
こんにちは!主に関東圏にて遊戯王OCGをプレイしているぽとふと申します。2014年頃から本格的に遊戯王のCSに出始め、今も現役で競技目線で取り組んでいます。
今回は11月12日に行われた「YCSJ OSAKA 2022」の結果を受け、環境考察等をしていきたいと思います!私自身は今回のイベントには参加しておらず、参加者の感想をヒアリングした結果や上位者の採用プランを引用して執筆致します。
YCSJとは
YCSJは「Yu-Gi-Oh! CHAMPIONSHIP SERIES JAPAN」の略になります。
まず初めに今回の催し、YCSJのルールについて記述します。
・1デュエル戦(1試合辺り制限時間25分)
・ダブルエリミネーション7回戦の予選→上位者64名によるトーナメント6回戦で進行
シングル戦とはいえこれだけのラウンドを一日でこなす長丁場です。勝ち切るにはデッキそのものの安定感はもちろんのこと、後攻時に強いカードの採用も大切になってきます。シングル戦ならではの構築が毎回散見され、参加者及び結果を見る人を驚かせるのが恒例となっています。
・予選はエクストラターン(以下:ET)がなく25分で決着がつかなかった場合は引き分け
・トーナメント以後は両プレーヤー1ターンずつのETを行いライフ差にて決着
特に現在の環境では【ティアラメンツ】ミラーが長期化しやすく、実際に参加した友人の何人かも決着に至らず引き分けを経験したようです。この引き分けは両者敗北として扱われるためトーナメント進出者を決める順位の決定に大きく影響します。
次回以降の参加を検討される方は、YCSJならではの時間感覚に充分慣れてから臨むのがおすすめです。ゲームが長引きづらいデッキを使用するのも良いでしょう。
上位者のデッキについて
優勝者・準優勝者のプランにスポットを当ててご紹介します。
優勝:【ふわんだりぃず】
「《烈風の結界像》は強し!」ですね。優勝者のリストに《闇の護封剣》、トーナメント進出者の中にもう一名いた【ふわんだりぃず】使用者に至っては《サンダー・ボルト》と《冥王結界波》を採用しており、先ほどお話しした後攻用カードの起用が光っています。
また直近の大会環境に置いて《朔夜しぐれ》のシェア率が上がってきていた背景もあり、流行りの誘発をすり抜けられる特性も強く作用したのだと推察します。
準優勝:ラビュリンス
《ビッグウェルカム・ラビュリンス》登場以後、本格的にトーナメントシーンに顔を出すようになったデッキです。汎用通常罠カードを継続的に供給するという、歴代の罠デッキにはない性質が新しいデッキです。
準優勝者のリストで斬新だったのは《スキルドレイン》の採用でしょう。デッキ内の最高打点が《迷宮城の白銀姫》のため、守備表示の《ティアラメンツ・カレイドハート》を倒す手段が乏しいのではと思いながらリストを見進めていくと《No.22 不乱健》が目に留まりました。雑多な高打点モンスターを倒せるステータスを買われての起用かと思われます。メインデッキ、エクストラデッキ一体となった見事な構築でした。
まとめ
普段環境シーンを席巻している【ティアラメンツ】デッキは分布自体は多い中、3位が最高成績だったようです。ミラーでの潰し合いや、メタに回る側のデッキのプランが上回った形でしょうか。
普段とは違う環境に合わせて構築を組み、錬度を高めて見事結果に結びつけた決勝トーナメント進出者、そして惜しくも結果が伴わずも全力で戦い切った全ての参加者の皆様。本当にお疲れさまでした!
次回の大型公式イベントには是非私も参加したい所存です。現状だと2023年2月26日(日)にYUDT(YU-GI-OH! UNITED DUEL TOURNAMENT)の開催が決定しています。今回は開催事後の執筆となりましたが、タイミングが合えばこのイベントに向けて記事を書ければと考えていますので、よろしくお願い致します。
それでは今回は以上となります。お読みいただきありがとうございました。
ぽとふ(@urami_yugi)と申します!
2014年頃から本格的に遊戯王のCSに出始め、今も関東地方で活動中です。
セレーネをリンク召喚した回数とチキンレースでドローした回数では誰にも負けません。ドロールが苦手なデッキをよく使います。
よろしくお願いします。
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