遊戯王ライター鳩鷺のカジュアルデッキクリニック

遊戯王ライター鳩鷺の第5回「カジュアルデッキクリニック」《フォトン / ギャラクシー》

公開日:鳩鷺

トップバナーフォトン・ハイパーノヴァ

遊戯王ライターの鳩鷺(はとさぎ)です。新発売となった「フォトン・ハイパーノヴァ」に、天城カイトが使用する「フォトン」「ギャラクシー」の新規カードが収録されました。

今回は、【フォトン(ギャラクシー)】デッキのレシピ紹介とともに、デッキの回し方や、相性の良いカードを解説しました。【フォトン(ギャラクシー)】を作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。

 

 

デッキレシピ

 

遊戯王ライター鳩鷺が考案した【フォトン(ギャラクシー)】のサンプルデッキレシピを紹介します。

サイファー
モンスター(23枚)

《フォトン・エンペラー》2
《銀河の召喚師》2
《ギャラクリボー》1
《銀河眼の光子竜》2
《銀河眼の残光竜》2
《銀河騎士》1
《銀河戦士》2
《銀河の魔導師》3
《フォトン・アドバンサー》2
《フォトン・オービタル》3
《フォトン・バニッシャー》3

魔法(13枚)

《銀河百式》2
《銀河遠征》3
《銀河天翔》2
《フォトン・サンクチュアリ》1
《トレード・イン》3
《希望の記憶》2

罠(4枚)

《フォトン・リタデイション》1
《フォトン・チェンジ》1
《タキオン・トランスミグレイション》2

エクストラデッキ(15枚)

《輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン》1
《銀河光子竜》1
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》1
《No.62 銀河眼の光子竜皇》2
《CNo.62 超銀河眼の光子龍皇》2
《No.90 銀河眼の光子卿》1
《銀河眼の光波竜》1
《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》1
《銀河眼の光波刃竜》1
《銀河眼の極光波竜》1
《No.97 龍影神ドラッグラビオン》1
《No.100 ヌメロン・ドラゴン》1
《銀河眼の煌星竜》1

サイファーデッキ

 

 

 

【フォトン(ギャラクシー)】新規モンスターの解説

 

まずは本デッキのメインとなる新規「フォトン(ギャラクシー)」モンスターを詳しく見ていきましょう。

 

《フォトン・エンペラー》

 

フォトン・エンペラー

《フォトン・エンペラー》

効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守1000

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールド以外から墓地へ送られた場合、このカード以外の「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが、自分フィールドまたは墓地に存在していれば発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに光属性モンスター1体を召喚できる。

 

《フォトン・エンペラー》は、フィールド以外から墓地に送られた場合、条件を満たしていれば自己蘇生ができます。

フィールド以外と適応範囲は広いので 《トレード・イン》などによる手札コストのほか、デッキから《銀河百式》で直接墓地に送ることで下準備が済みます。

もちろんエクシーズ素材として墓地に送られた際も発動可能です。

また、自身の召喚・特殊召喚に成功したターンに光属性の召喚権を追加する効果を持ちます。

キーカードとなる《銀河の魔導師》の欠点である召喚権の消費をカバーでき、サーチしたカードを追加した召喚権でさらなる展開へ繋げられます。

 

 

 

《銀河の召喚師》

 

銀河の召喚師

《銀河の召喚師》

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1400

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、《銀河の召喚師》以外の自分の墓地の、「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):このカード以外の自分フィールドの光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで4にする。

 

《銀河の召喚師》は、召喚・特殊召喚に成功した場合、同名以外の「フォトン」「ギャラクシー」モンスターを蘇生する効果を持ちます。

蘇生が守備表示なので壁として利用するよりはエクシーズかリンク召喚の素材として活用していきましょう。

レベル変更効果を併せ持つので、レベルが合わないモンスターを蘇生した場合でも難なくランク4エクシーズ召喚が可能です。

「ギャラクシーアイズ」エクシーズモンスターも蘇生可能なので、上に高ランクを重ねる下敷き要員も確保できます。

 

 

 

《ギャラクリボー》

ギャラクリボー

《ギャラクリボー》

効果モンスター
星1/光属性/悪魔族/攻 300/守 200

このカード名はルール上「ギャラクシー」カードとしても扱う。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動できる。手札・デッキから「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。さらに、自分または相手フィールドのXモンスター1体を選んで墓地のこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
(2):自分フィールドの、「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

《ギャラクリボー》は、「クリボー」モンスターでありながら「ギャラクシー」カードとしても扱う効果外テキストを持ちます。

相手モンスターの攻撃宣言時に手札から捨てることで、《銀河眼の光子竜》を蘇生・帰還以外で特殊召喚しつつ攻撃対象を《銀河眼の光子竜》に移し替えることができ、3000打点で対応できない場合でも互いに除外することで戦闘自体を回避可能です。

更に墓地から自身をフィールドのモンスターのエクシーズ素材にできるので、《銀河眼の光子竜》帰還後の自己強化に活かせます。

 

 

 

既存「ギャラクシー」を活用

 

 

今回、既存の「ギャラクシー」モンスターを多数採用したことで展開力が向上しています。

《銀河戦士》の手札コストで《フォトン・エンペラー》を捨てることで、自己蘇生のトリガーを起動しつつ、サーチした《銀河騎士》を召喚すれば追加分の召喚権を温存しつつレベル8を2体並べられます。

 

銀河の魔導師

《銀河の魔導師》

 効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守1800

(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードのレベルをターン終了時まで4つ上げる。
(2):このカードをリリースして発動できる。デッキから「銀河の魔導師」以外の「ギャラクシー」カード1枚を手札に加える。

 

《銀河の魔導師》は、自身をリリースすることでデッキから「ギャラクシー」カードをサーチする効果を持ちます。

種類問わず「ギャラクシー」全般をサーチできるので、まさに本デッキの要といった1枚ということで文句なしの3積みです。

①②効果は共に名称ターン1制限はないため、蘇生した際に再度サーチ効果を使用して展開を補助することもできます。

 

 

 

【フォトン(ギャラクシー)】デッキの回し方

 

サイファーデッキ

【フォトン(ギャラクシー)】のデッキレシピの回し方を解説していきます。【フォトン(ギャラクシー)】を実際にどのように動かしていくのかチェックして、デュエルの参考にしてください。

【フォトン(ギャラクシー)】は、メインモンスターの展開力でエクシーズ素材のリソースを確保していきます。

モンスターの特性上、レベル4・8に特化しているのでランクもそちらに反映されがちですが、優秀なエクシーズモンスターがそろい踏みなので、比較的初心者でも扱いやすいテーマになっています。

最終的には、「フォトン(ギャラクシー)」エクシーズモンスターの高打点による戦闘ダメージで勝利を掴みます。

次に【フォトン(ギャラクシー)】で押さえておくポイントを、細かく紹介します。

 

 

 

新規カードを活かした展開例

 

 

こちらでは《銀河の召喚師》《銀河の魔導師》計2枚からの展開例を紹介します。

◆《銀河の召喚師》《銀河の魔導師》、計2枚からのエクシーズ展開例

①:《銀河の魔導師》通常召喚

②:《銀河の魔導師》効果で自身をリリースし《銀河百式》サーチ

銀河百式

 

③:《銀河百式》発動時の効果処理で《フォトン・エンペラー》をデッキから墓地に送る→《フォトン・エンペラー》効果で自己蘇生

④:《銀河の召喚師》を通常召喚(《フォトン・エンペラー》による追加召喚権)→《銀河の召喚師》効果で《銀河の魔導師》蘇生

⑤:《銀河の魔導師》効果で自身をリリースし《銀河天翔》サーチ

銀河天翔

 

⑥:《銀河の召喚師》効果で《フォトン・エンペラー》をレベル4に変更

⑦:《銀河の召喚師》《フォトン・エンペラー》で《銀河光子竜》をエクシーズ召喚

銀河眼の光子竜

 

⑧:《銀河光子竜》効果でエクシーズ素材の《フォトン・エンペラー》を取り除き《銀河遠征》をサーチ

銀河遠征

 

⑨:《銀河天翔》で《フォトン・エンペラー》蘇生、《銀河眼の光子竜》をリクルート→《銀河百式》の効果を選択発動

銀河眼の光子竜

 

⑩:《銀河遠征》で《銀河戦士》リクルート→《銀河戦士》効果(チェーン①)《銀河光子竜》効果(チェーン②)→《銀河戦士》をレベル8に変更し《銀河眼の残光竜》サーチ

銀河戦士

 

⑪:《銀河眼の残光竜》効果で特殊召喚

銀河眼の残光竜

 

⑫:《銀河眼の光子竜》《銀河眼の残光竜》で《No.90 銀河眼の光子卿》をエクシーズ召喚

 

No.90 銀河眼の光子卿

 

⑬:《フォトン・エンペラー》《銀河戦士》で《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》をエクシーズ召喚

No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー

 

 

このように《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》《No.90 銀河眼の光子卿》による妨害布陣を構築できます。

相手のエクストラモンスターを選んでエクストラデッキから除外できる《銀河百式》の効果も起動でき、先攻では良いスタートを切れそうです。

 

 

 

エクシーズモンスターで打点強化

 

「フォトン(ギャラクシー)」で確保したエクシーズ素材で、高ランクのエクシーズモンスターを特殊召喚しましょう。
展開したモンスターは、『「フォトン(ギャラクシー)」エクシーズモンスターしか特殊召喚できない」といった制約に縛られないため、問題なく様々なランク8へとつなげられます。

《No.97 龍影神ドラッグラビオン》なら《No.100 ヌメロン・ドラゴン》を特殊召喚でき、単体でも9000打点を確保できるので攻撃制約下でもワンキルを狙えます。

 

CNo.62 超銀河眼の光子龍皇

《CNo.62 超銀河眼の光子龍皇》

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻4000/守3000
光属性レベル8モンスター×3

このカードは自分フィールドの「No.62 銀河眼の光子竜皇」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):自分バトルフェイズ開始時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このバトルフェイズ中、このカードは3回までモンスターに攻撃できる。
(2):このカードが「銀河眼の光子竜」をX素材としている場合、以下の効果を得る。●このカードは相手モンスターの効果を受けない。●このカードの攻撃力は、このカードがX素材としているモンスターのレベル・ランクの合計×100アップする。

 

《CNo.62 超銀河眼の光子龍皇》は、《No.62 銀河眼の光子龍皇》に重ねてエクシーズ召喚できる新規「ギャラクシーアイズ」エクシーズモンスターです。

No.62 銀河眼の光子竜皇

 

《No.62 銀河眼の光子龍皇》単体よりも打点の強化は少ないものの、《銀河眼の光子竜》をエクシーズ素材に持っていれば、相手モンスターの効果耐性と自己強化でフィニッシャーとして充分に貢献します。

《銀河眼の残光竜》を含めたレベル8・ランク8を3つエクシーズ素材を持つ際、《銀河眼の残光竜》をコストとして取り除き《銀河眼の光子竜》を下に重ねれば攻撃力12800の3回攻撃が可能です({4000+(8+8+8)×100}×2)。

 

 

 

まとめ:【フォトン(ギャラクシー)】は、メインモンスターの特殊召喚を活かしてランク8を展開!

 

【フォトン(ギャラクシー)】のカード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
新規カードの登場でより簡単にランク8へ移行しやすくなり、安定した超火力が約束されました。
除去効果と併せて、高打点による後攻ワンキルで逆転していきましょう。
気になった方は、ぜひ新しい「フォトン(ギャラクシー)」デッキを組んでみてください。

以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。

 

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