遊戯王ライター鳩鷺の第3回「カジュアルデッキクリニック」《占術姫×クローラー》
遊戯王ライターの鳩鷺(はとさぎ)です。新発売となった「ダークウィング・ブラスト」に、方中ミエルが使用する「占術姫」の新規カードが収録されました。
今回は、【占術姫】デッキのレシピ紹介とともに、デッキの回し方や、相性の良いカードを解説していきますので、【占姫】を作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
目次
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【占術姫】のサンプルデッキレシピを紹介します。
【占術姫】新規カードの解説
まずは本デッキのメインとなる新規「占術姫」カードを詳しく見ていきましょう。
《占術姫ビブリオムーサ》は、リリースされ墓地に送られた場合、自己蘇生ができます。
手札から儀式召喚のリリース要員として墓地に送ることで、自発的にセットされるので実質ノーコストで儀式召喚が可能です。
リバース効果で「占術姫」モンスターと儀式魔法のサーチができ、儀式モンスターとしての運用だけでなく、リリースコストとしての「占術姫」の確保を状況に応じて使い分けられます。
「占術姫」儀式モンスターの効果で能動的に(2)の効果を発動、サーチした儀式魔法カードで《占術姫ビブラムオーサ》自身をリリースすることで、(1)の効果を発動させてアドバンテージを稼げます。
《冥占術姫タロットレイス》は、リバースモンスターを裏側守備表示でリクルートするリバース効果を持つ儀式モンスターです。
今回、制圧系のリバースモンスターとして、特殊召喚封じの《ガード・ドッグ》を採用したので、相手スタンバイフェイズに《ガード・ドッグ》を表にして、相手の展開を妨害していきます。
②の効果によって、自力で裏側表示に変更可能とはいえ、正規に儀式召喚した際は表側で場に出るので、《冥占術姫タロットレイス》を場に出す時は、同時に他の裏側表示にする手段が欲しいところです。
そこで機能するのが《聖占術姫タロットレイ》です。
《聖占術姫タロットレイ》は、手札または儀式召喚されていない墓地の《冥占術姫タロットレイス》を特殊召喚することができます。
【占術姫】デッキの回し方
【占術姫】のデッキレシピの回し方を解説していきます。【占術姫】を実際にどのように動かしていくのかチェックして、デュエルの参考にしてください。
【占術姫】は、リバース効果を活かした展開で儀式召喚のリソースを確保していきます。
リバースモンスターに加え儀式サポートに特化した同種族の展開がカギです。
最終的には、新規「占術姫」儀式モンスターに加え、エクストラモンスターの高打点による戦闘ダメージで勝利を掴みます。
次に【占術姫】で押さえておくポイントを、細かく紹介します。
新規カードを活かした展開例
こちらでは《冥占術姫タロットレイス》《聖占術姫タロットレイ》《聖占術の儀式》計3枚からの展開例を紹介します。
①:《聖占術の儀式》で手札の《冥占術姫タロットレイス》をリリースし《聖占術姫タロットレイ》を儀式召喚
②:エンドフェイズに《聖占術姫タロットレイ》効果で《冥占術姫タロットレイス》を裏側守備表示で蘇生
③:《聖占術姫タロットレイ》効果で《冥占術姫タロットレイス》をリバース→《冥占術姫タロットレイス》効果でリバースモンスター1体をセット状態でリクルート
④:《冥占術姫タロットレイス》効果で自身を裏側守備表示に変更
⑤:相手ターンに《聖占術姫タロットレイ》効果で《冥占術姫タロットレイス》をリバース→《冥占術姫タロットレイス》効果でリバースモンスター1体をセット状態でリクルート
このように任意のリバースモンスター2体を裏側守備表示状態でリクルートできます。
《冥占術姫タロットレイス》効果でリバースモンスター2体同時に表側守備表示に変更できるので、相手ターンにリバース効果を使いたいモンスターを優先的にリクルートしたいですね。
儀式サポートでリソース素材を確保する
「占術姫」の儀式召喚を狙うべく、儀式サポートでリソース素材を確保していきます。
今回は「占術姫」と同種族である天使族を中心としたサポートを充実させています。
儀式カードとリリース素材のサーチ手段を以下にまとめました。
①:《儀式の下準備》によるサーチ
②:《宣告者の神巫》で《虹光の宣告者》を墓地に送り儀式カードサーチ
③:《占術姫ビブリオムーサ》のリバース効果
|
①:《裏風の精霊》による《禁忌の壺》《機怪神エクスクローラー》サーチ
②:《占術姫コインノーマ》による《占術姫ビブリオムーサ》リクルート
③:《占術姫ビブリオムーサ》のリバース効果
④:《占術姫ビブリオムーサ》の自己蘇生
リリース素材としてレベル9をリクルートする手段が豊富なので、万が一リバース効果のみで儀式召喚につなげられなくても、ランク9エクシーズ召喚の素材に使えるので無駄になりません。
|
好相性な「クローラー」カードの使い方
今回、新規「占術姫」カードと好相性なテーマとして「クローラー」を採用しています。シナジーのあるリバース効果を中心とした効果を持ち、強力なリバース効果を相手ターンに使用していきましょう。
《クローラー・ソゥマ》による「クローラー」モンスター2体のリクルート効果で《サブテラーマリスの妖魔》のリンク召喚につなげやすくなり、更なるリバースサポートを充実していくことが可能です。
《機怪神エクスクローラー》とともに多数の「クローラー」を採用したことで《星遺物の醒存》《星遺物の傀儡》といった「クローラー」サポートも無理なく導入できるようになっています。
まとめ:【占術姫】は儀式サポートを活かしてリソースを確保!
【占術姫】のカード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
手札に《占術姫ビブリオムーサ》《儀式の下準備》があるだけでも、「占術姫」儀式モンスターが2体並ぶので、簡単に相手ターンにリバースモンスターの効果を使えるようになりました。
余った召喚権を《裏風の精霊》の通常召喚時のサーチ効果に活かせるのもいいですね。
気になった方は、ぜひ新しい「占術姫」デッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。
遊戯王担当ライターとして記事を書かせていただくことになりました、鳩鷺(はとさぎ)と申します。初購入したパックは「Vol.1」で、お年玉をためて買ったボックスでブラック・マジシャンを自引きした時から始めて遊戯王歴は20年以上!好きなテーマは鳥つながりで【炎王】で鳥から進化前でも自壊が楽しい【恐竜】デッキを愛用。SR魂喰いオヴィラプター UR究極伝導恐獣、遊戯王関連の記事を5年以上執筆。歴の長さと、日々の記事更新で培ってきたノウハウを活かして、新弾のカードを使ったデッキを独自の視点と偏見で解説していきます。
Twitterの方でも、鳩のアイコンを目印に遊戯王の小ネタを細々とつぶやいておりますので、併せてよろしくお願いいたします。(@hato_sagi)
記事一覧はこちら