かーむのMTGスタンダードたいむず

ただいま神河!日本選手権Final前後のスタンダードをチェック!!

公開日: / 更新日:かーむ

 

おっすおっす。

かーむです。

今回の記事では、先日開催された「日本選手権2021 Final」前後のスタンダードの様子をチェックしていきたいと思います。

日本選手権2021 Final」は、昨年に行われた日本選手権SEASON1~3でTOP8に入賞したプレイヤーと、Magic Pro LeagueとMagic Rivals Leagueに所属する公式プロだけが参加できる、今年の日本一を決めるハイレベルな競技イベント

僕もSEASON2でTOP8に入賞していたため、Finalに参加させていただきました。

今回は僕の参加レポートも兼ねて、新セット『神河:輝ける世界』リリース後のスタンダードの状況をお届けします!

 

 

1.まずは新環境の大会結果をチェック

 

いきなり余談ですが、実は先日チームを組みまして、今回のイベントにはチームで臨みました。

その名も「明星Hive」。

日本選手権SEASON2では、第4回セカコロ決勝大会ファイナリストのやましょうさんたちと4名で調整していましたが、Magic Pro League所属の茂里選手、RedBull Untapped2020王者のテルテルさんなどAkio Prosの一部のメンバーに声をかけさせてもらい、さらにHareruya Prosの佐藤啓輔選手やMTG配信者のさねとみさんなどが加わり、現在11名のチームとなりました。

こちらのめちゃくちゃCoolなチームロゴは、同じくメンバーのMTG Vtuber曳山まつりかちゃんが作成してくれました。(ベースの毛筆は書家のふが6さんによるもの)

まつりかちゃんは先日のセットチャンピオンシップでTOP8に入賞し、世界選手権への参加権を獲得している超実力派。

日本選手権2021 Finalにもチーム内から6名が参加するということで、頼れるチーム名とともに、まずは『神河:輝ける世界』リリース後の競技イベントの結果をチェックするところから始めました。

 

 

日本選手権直前に行われていた新環境のイベントは3つ。

Crokeyz Kamigawa TournamentThe Pizza Box Open: Standardはセットチャンピオンシップ[1]公式プロと、厳しい予選を勝ち抜いた猛者だけが参加できる最高峰の競技イベント。予選(PTQ)ですね。

上位のデッキを見てみると、早速新デッキたちが結果を出していました。

まず目を引いたのはエスパーミッドレンジ

前環境で大暴れしていたオルゾフミッドレンジに青を加えて、少しコントロール色を強くしたようなイメージでしょうか。

 

 

 

新しく登場したプレインズウォーカー、《漆月魁渡》と《放浪皇》が早速採用されていますね。
これまでのオルゾフミッドレンジで最高の脅威だった《蜘蛛の女王、ロルス》が不採用な点にも驚きました。

 

 

お次は新カード、《暁冠の日向》を中心に据えたジェスカイ日向。

 

ジェスカイ日向

 

リリース前から話題になっていた、《暁冠の日向》の能力で《マグマ・オパス》を最高2マナで唱えられるコンボじみたミッドレンジデッキですね。

 

 

《暁冠の日向》は自身が4/4/4飛行トランプルと、《マグマ・オパス》なしでも十分に優秀なクリーチャー。

また、相手の除去やカウンターが重くなり、逆に自分は軽くなるということで、場にいるだけでかなり動きやすくなります。

 

 

そしてThe Pizza Box Openで優勝したナヤルーン。
こちらも『神河:輝ける世界』の新しいカードたちがふんだんに採用されています。

 

 

中身はナヤオーラともいうべき構成になっていて、エンチャント呪文を唱えることでサイズアップするクリーチャーが2種採用されています。

 

 

エンチャントを軽くする《樹海の自然主義者》も新しいカードですね。
《ルーン鍛えの勇者》とともに場に出ると各種ルーンがタダで唱えられるというギミックも搭載されています。

 

 

 

 

最後はイゼットコンボ。

こちらは新しいカードは1枚も入っていませんが、これまで見なかったデッキですね。

 

ジェスカイコンボ

 

《黄金架のドラゴン》に《自身の誇示》を当てることで大量の宝物トークンを生成しつつ、さらに呪文を唱えてサイズを上げてワンターンキルも狙える豪快なコンボデッキです。

 

 

《自身の誇示》を唱える前に、《黄金架のドラゴン》を使ってコピー数を増やすための呪文を唱えてマナを増やす小技が無限にあって、非常に面白い動きをします。
配信などで実際に回してるところをぜひ見てほしいデッキですね。

 

 

 

2.デッキ選定

 

思ってた以上にいきなり色んなデッキが登場して面喰いつつも、まずは目についたデッキたちをチームメンバーたちで回していくことにしました。
そして所感の共有や、相性の検討を進めて、少しずつデッキを絞り込んでいきました。

チームとしてはナヤルーン、白単、ラクドスサクリファイスなども候補に挙がっていたんですが、僕は最終的に茂里選手が作成したジェスカイコンボを使用することにしました。

 

茂里ジェスカイ

 

形は上で紹介したジェスカイコンボに似ていますが、そこまでコンボに依存しないようになっていて、《自身の誇示》や《シルンディの幻視》のような単体だとバリューが下がるカードを排しているのが特徴です。

代わりに《くすぶる卵》と《溺神の信奉者、リーア》といった単体でバリューのあるカードを採用しています。

 

 

このデッキでは《黄金架のドラゴン》、《くすぶる卵》、《溺神の信奉者、リーア》は単体でフィニッシャーであり、同時にコンボパーツにもなっています。

 《溺神の信奉者、リーア》で呪文を唱えることで《くすぶる卵》を《灰口のドラゴン》に変身させ、相手の顔面に直接ダメージを叩き込みます。呪文を唱えるためのマナは《黄金架のドラゴン》が供給します。

コンボの達成をサポートするカードとして《錬金術師の計略》を採用しています。
《黄金架のドラゴン》パンチ→《錬金術師の計略》で追加ターンを得て、《くすぶる卵》と《溺神の信奉者、リーア》を出してドロー呪文や火力呪文を唱えまくってフィニッシュするルートを作ってくれます。
切除で唱えると一発で卵が孵るのもよいですね。

 

錬金術師の計略

 

他のチームメンバーはナヤルーン、ゴルガリミッドレンジ、セレズニアミッドレンジなどで参加することになり、チーム内でデッキが分かれることになりました。

 

 

 

3.「日本選手権2021 Final」の結果

 

そして迎えた当日。
メタゲームはこのようになっていました。

 

 

ブン回りが強く、破壊力のあるナヤルーンがトップメタ。
次点でイゼット、ジェスカイ、そして白単アグロという分布になっていました。

そしてTOP8に輝いたデッキがこちら。

 

TOP8

 

最多だったナヤルーンや、次点で多かったイゼット系の中速デッキの姿はなく、8デッキ中5デッキがアグロデッキという予想外の結果となりました
(つまり僕はTOP8に入れませんでした…)

優勝を含めて、白系のアグロが4つ入賞していますが、苦手なオルゾフミッドレンジがエスパーミッドレンジに移行しつつあったのも追い風になったことでしょう。

メタゲームを読んだ見事な采配です。

 

 

 

優勝:白単アグロ

 

白単アグロ
日本選手権2021 FINAL 優勝
プレイヤー:中道 大輔
呪文(6枚)

2《勇敢な姿勢
4《放浪皇

 

優勝は白単アグロ。
全体的には前環境の白単アグロの構成を踏襲していますが、3マナ域のラインナップは《精鋭呪文縛り》、《傑士の神、レーデイン》、《輝かしい聖戦士、エーデリン》とイゼット系デッキへの意識がうかがえます。

しかし目が行くのは新プレインズウォーカーの《放浪皇》。しっかり4枚フル投入です。

 

放浪皇

 

火力避け、コンバットトリック、全体除去の返し、除去と1枚で何役こなすのかという新セットでも屈指のパワーカードですね。

 

そして土地には「魂力」サイクルの1枚、《皇国の地、永岩城》。
4点ダメージは呪文ではないため、《黄金架のドラゴン》の能力も誘発しません。
これまでイゼット系デッキは《黄金架のドラゴン》でマナを伸ばして、そこから手数で追いつく展開が多かったですが、《放浪皇》の除去能力と合わせて白単側のドラゴン耐性が上がっていることから、ドラゴン除去除去プランはこれまでよりも通りにくくなった印象です。

 

皇国の地、永岩城

 

そして《スレイベンの守護者、サリア》が4枚フル採用なのも注目です。
イゼット系デッキの動きを鈍らせるのはもちろんですが、ナヤルーンのルーンの設置もしにくくなるため、今大会上位デッキほとんどに刺さります。

 

スレイベンの守護者、サリア

 

伝説のクリーチャーのため、手札でかさばるリスクはありますが、それを押しても2ターン目に出せたときのインパクトがありますね。

 

 

 

 

2位:エスパーミッドレンジ

 

エスパーミッドレンジ
日本選手権2021 FINAL 準優勝
プレイヤー:宇都宮 巧
クリーチャー(10枚)

4《ひきつり目
2《心悪しき隠遁者
4《神憑く相棒

 

準優勝はエスパーミッドレンジ。
1~2ターン目に展開したクリーチャーを3ターン目にアタックさせての《漆月魁渡》でドローのブン回りは厄介そのもの。

 

漆月魁渡

 

上で紹介したものと比較すると、《よろめく怪異》と《命取りの論争》のサクリファイスパッケージを抜いて、代わりに《不笑のソリン》や《蜘蛛の女王、ロルス》などのプレインズウォーカーが多めに採用されています。

 

 

《心悪しき隠遁者》も2枚になっており、全体的にクリーチャーよりもプレインズウォーカーに寄った構成ですね。
合計9枚のプレインズウォーカーが採用されていますが、どれもクリーチャートークンを生成する能力を持っており、殴り落とそうと攻めてくる相手のクリーチャーを自身の能力で守ることができます。

 

放っておくとどんどん盤面がクリーチャーとプレインズウォーカーで埋め尽くされていきそうですが、トランプルを持つナヤルーンにはチャンプブロックができません。
それもあってか、軽量全体除去の《危難の道》をサイドに2枚忍ばせています。
マナコスト2以下と除去範囲が狭そうに見えますが、ナヤルーンでは《ルーン鍛えの勇者》以外の全てのクリーチャーを射程にとらえています。

 

危難の道

 

スイスラウンドでも2名のナヤルーンを破っています。
(メインも勝ってるのすごいな…)

 

 

 

 

ベスト4:ボロスアグロ

 

 

3位はボロスアグロ。

白単に赤をタッチしたような構成になっており、1ターン目《熊野と渇苛斬の対峙》からの2ターン目に《棘平原の危険》で落とせない3/2の《スレイベンの守護者、サリア》につなげる動きはイゼット系デッキからすれば悪夢のようなブン回り。

 

 

新カードの《兎電池》も、1ターン目の序攻としては上々で、新キーワード能力の「換装」により、後続クリーチャーをサイズアップさせつつ速攻を持たせることができます。
全体除去に耐性が付くのもよいですね。

 

兎電池

 

こちらのデッキの構築や、デッキ製作の過程については、使用者の井川選手の記事でも詳しく解説されているのでぜひチェックしてみてください。

https://cardrush-media.com/mtg-yoshihikoikawa-220203/

 

 

 

 

ベスト4:白単アグロ

 

 

こちらの白単アグロは優勝者と75枚同じものですね。
使用者はBIGSの中道選手梁瀬選手
二人で持ち込んだデッキでともに優勝とベスト4入賞とあって、最高の結果を収めました。

 

 

 

 

ベスト8:ボロスアグロ

 

ボロスアグロ
日本選手権2021 FINAL 5位
プレイヤー:手塚 陽

 

こちらは井川選手とは違う形のボロスアグロ。
比較すると、赤ダブルシンボルのカードもあり、タッチ赤ではなく均等2色といった構成。
こちらでも《熊野と渇苛斬の対峙》&《スレイベンの守護者、サリア》パッケージが搭載されていますね。

3マナ域には《大嵐呼び》を採用。
実質3/3/3速攻で、後続のクリーチャーの打点を上げつつ速攻を付与するのは《兎電池》とも似ていますね。

 

無謀な嵐探し

 

日暮/夜明の能力はイゼット系デッキからするとさらに厄介。
除去を構えてターンを渡せばサイズアップ&修正値アップとクロックが3点追加されてしまいます。
速攻付きのためバウンスがあまり効果的でなく、着地時に3点火力を持っていなければしばらく苦しめられることになります。

もう1つ採用されている速攻持ちクリーチャーは新カードの《轟く雷獣》。
こちらは後続に速攻を持たせることこそできませんが、実質4/4/4速攻の高クロック。

 

轟く雷獣

 

さらに「改善」されているクリーチャーの数だけ本体ダメージを叩き込む能力があるため、構成に出ればゲームをたたむスピードはかなりのものです。
このデッキでは《光輝王の野心家》や《血に飢えた敵対者》、《有望な信徒》など自前で+1/+1カウンターを用意できるクリーチャーとシナジーを形成しています。

全体的にすぐに除去を要求したりバウンスが効きにくい速攻持ちクリーチャーが多く、イゼット系デッキには有利を付けられそうです。

対抗馬のナヤルーンに対しても、フル投入された《ポータブル・ホール》や《粗暴な聖戦士》といった除去がサイドに控えており、しっかりメタゲームにあった75枚になっています。

 

ポータブル・ホール

 

 

 

 

ベスト8:グルールアグロ

 

 

こちらも「改善」をテーマにしたデッキですが、デッキカラーは赤緑のグルールで構成されています。

サイズアップと速攻を付与する新カードの《活力の温泉》は改善の回数こそ限られますが、《兎電池》や《無謀な嵐探し》と違ってエンチャントなので安定して場に残ってくれます。

 

 

「改善」ということで《轟く雷獣》はもちろん4枚積みですが、2マナ域には《蜂起軍の無法者》を据えています。
このデッキであれば概ね3ターン目にはパワー3で殴れるため、ほとんど3/3/3、中盤以降ではさらに高打点のクリーチャーとして活躍してくれそうです。

 

 

※《蜂起軍の無法者》は誤訳があります。正しいテキストは下記の通り
蜂起軍の無法者は、あなたがコントロールしていて改善されていてこれでないクリーチャー1体につき+2/+0の修整を受ける。

既存カードで「改善」を促すカードとしては《群れのシャンブラー》や《レンジャー・クラス》などが採用されていますが、《オラン=リーフの軟泥》は構築で使われているのを初めて見たかもしれません。

 

 

 

 

 

ベスト8:ゴルガリミッドレンジ

 

ゴルガリミッドレンジ
日本選手権2021 FINAL 7位
プレイヤー:二俣 洋次郎
クリーチャー(11枚)

3《隠し幕
3《穢れた敵対者
4《茨橋の追跡者
1《戦慄宴の悪魔

サイドボード(15枚)

3《強迫
1《血の長の渇き
3《スカイクレイブの影
1《冥府の掌握
2《真っ白
1《魂の粉砕
1《選別の儀式
2《影の評決
1《収穫祭の襲撃

 

7位はゴルガリミッドレンジ。
こちらはチームメイトの二俣洋次郎選手のオリジナルデッキ。
かなり特異な構成ですが、ゴルガリらしいパワフルなミッドレンジで、使用者は以前からずーーーーーっとこのデッキを調整してきました。

最近めっきり見なくなりましたが、一世を風靡した《エシカの戦車》&《レンと七番》の組み合わせは依然強力。
ツリーフォークトークンのコピーに成功すれば、一気に盤面に高打点を作り上げます。

 

 

《耐え抜くもの、母聖樹》や《見捨てられたぬかるみ、竹沼》といった『神河:輝ける世界』の魂力持ちの土地サイクルは、土地でありながら呪文のように使えるとあって《レンと七番》のプラス能力と相性が良いですね。

 

 

ピン刺しされた《戦慄宴の悪魔》はこのデッキ最高のフィニッシャー。
リミテッドでボムレアとされてきましたが、このデッキでは《エシカの戦車》や《穢れた敵対者》のトークンを餌にまたたく間に増殖してゲームを終わらせます。

 

 

除去や打ち消しなどで墓地に行ってしまったり、なかなか引き込めない時でもしっかり手札に持ってこれるよう、墓地回収やサーチカードも搭載されています。

 

 

サイドボードの《選別の儀式》も良いカードですね。
おそらくナヤルーン対策かと思いますが、《危難の道》より1マナ重いとはいえ、全体除去からそのままフィニッシャーを繰り出せるため、受けから攻めにキレイに切り返せそうです。

 

選別の儀式

 

 

 

 

ベスト8:エスパーミッドレンジ

 

エスパーミッドレンジ
日本選手権2021 FINAL 8位
プレイヤー:平見 友徳
クリーチャー(10枚)

4《ひきつり目
2《よろめく怪異
4《光輝王の野心家

 

最後はエスパーミッドレンジ。
こちらのリストでは《心悪しき隠遁者》ではなく、カウンターには《軽蔑的な一撃》と《否認》を選択しています。
《軽蔑的な一撃》に至ってはメインから3枚と、中速以降のデッキに狙いを定めています。

 

 

サイドボードの《エメリアのアルコン》は対ナヤルーンには劇的に刺さる1枚。
ナヤルーンには基本土地がほとんど入っていないため概ね土地がタップインになり、ルーンを一気に張ってのサイズアップや、《スカルドの決戦》をほぼ無効化するなど、相手のやりたい動きをことごとく邪魔します。
複数回呪文を唱えて勝利するジェスカイコンボにも有効です。

《放浪皇》の登場で、相手ターンにも脅威を展開できるようになったことで、以前よりもかなり使いやすくなりましたね。

 

エメリアのアルコン

 

ただし劣勢の状態で置いてしまうと除去が間に合わず自分の首を絞めてしまうことがあるので、キャストする際は盤面を考慮する必要があります。

 

 

 

 

というわけで日本選手権2021Finalはアグロデッキが大勝を収めるという形となりました。
僕はというと、3勝3敗で16位。ちょうど真ん中くらいという結果でした。

もう少し勝ちたかったというのが本音ですが、大きな舞台で日本トップの選手たちと本気のゲームができてめちゃくちゃ楽しかったです!

 

 

 

 

4.「日本選手権2021 Final」後のスタンダード

 

続いて日本選手権2021 Final後のスタンダードの状況もチェックしてみます。

 

スタンダード2

 

先週末には2つのセットチャンピオンシップ予選(PTQ)が開催されましたが、日本選手権2021 Finalの結果を受けてメタゲームがアグロに片寄るかと思いきや、トップメタは依然ジェスカイコンボやオルゾフミッドレンジなどの中速デッキが占める形となりました

 

 

 

 

そして両PTQでは、なんと75枚まったく同じオルゾフミッドレンジが優勝しました

 

 

《隠し幕》を含めてメインから8枚の手札破壊が採用されており、手札破壊と相性のよい《シルバークイルの口封じ》を4枚採用するというこれまでにない構成となっています。

 

シルバークイルの口封じ

 

3マナ域には定番の《婚礼の発表》に加えて、新カードの《永岩城の修繕》を採用。
除去された軽量クリーチャーたちを場に戻しつつ、第3章で優秀なアタッカーに変身します。
《修繕する建築家》は警戒持ちのため《放浪皇》に除去される心配がなく、こちらの《放浪皇》で育てるにも適したクリーチャーですね。

 

永岩城の修繕

 

本記事で紹介したスタンダードイベントのデータや、各デッキへのMTG MeleeのリンクはこちらのSpread Sheetにまとめてますのでご活用ください。

 

新環境スタンダードまとめ

 

 

 

5.オマケ:ジェスカイコンボのプチサイドボーディング

 

最後に1つおまけです。

 

茂里ジェスカイ

 

今回僕が使用したジェスカイコンボを作成した、Magic Pro League所属の茂里選手から、日本選手権2021 FinalのTOP8デッキとマッチアップした場合のプチサイドボーディングガイドを書いていただきました。(ありがたや~)

 

 

■白単

 out 
 《感電の反復》2、《勇敢な姿勢》、《軽蔑的な一撃》

 in 
 《くすぶる卵》、《消えゆく希望》、《燃えがら地獄》、《地震波》

【ゲームプラン】
《くすぶる卵》を壁にして除去で時間を稼ぎ、卵を変身させて勝つのがメインプラン。
《錬金術師の計略》は抜きたくなるが、《くすぶる卵》が除去されたときに追加ターンから無理やりコンボに入る択がなくなると詰むので残す。

 

 

■オルゾフ、エスパー

 out 
 《悪魔の稲妻》、《消えゆく希望》、《溺神の信奉者、リーア》、《軽蔑的な一撃》、《勇敢な姿勢》2
 in 
 《多元宇宙の警告》2、《記憶の氾濫》、《地震波》、《心悪しき隠遁者》2

【ゲームプラン】
コンボを止められにくいので、コンボに入ることを目標にプレイする。
1:1交換を繰り返して盤面の取り合いをすると負けるので、盤面不利を受け入れて手札を大事にリソースを失わないようにしてコンボで一気に勝つことを目指す。

 

 

■ナヤルーン

 out 
 《感電の反復》、《勇敢な姿勢》、《軽蔑的な一撃》

 in 
 《バーニング・ハンズ》、《消えゆく希望》、《船砕きの怪物》

【ゲームプラン】
長期戦になればコンボに入って勝つことができるので、序盤を捌けるように対アグロのサイドをする。

 

 

■ジェスカイコンボ

 out 
 《悪魔の稲妻》、《ドラゴンの火》2、《溺神の信奉者、リーア》、《プリズマリの命令》、《消えゆく希望》2

 in 
 《心悪しき隠遁者》2、《勇敢な姿勢》、《才能の試験》2、《軽蔑的な一撃》、《多元宇宙の警告》

【ゲームプラン】
長いゲームをして《錬金術師の計略》のコピーを目指したり、コンボを目指すとコンボに関与するパーツが多い相手のほうが有利。《心悪しき隠遁者》や《くすぶる卵》でこちらが能動的に攻めるきっかけを作りたい。

 

 

茂里選手は非常にデッキ構築能力に優れたプレイヤーで、彼のnoteではデッキ構築の過程をかなり詳しく書いてくれています。
新環境のスタンダードはかなりデッキのバラエティに富んでいて、ここ数年の中でもかなり面白いメタゲームになっています。
日本選手権2021 Finalでも多くのオリジナルデッキが活躍していましたが、自分でも色々デッキを作って遊んでみたい!という方にはとても参考になると思うのでぜひチェックしてみてください。

▶茂里選手のnoteはコチラ:https://note.com/maddogmtg/

 

 

それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!

 

(※デッキリスト画像の表示はMTG-Decklist Viewerを使用しています。)
(※各デッキのマッチング、戦績の画像はMTG Meleeイベントページより引用しています。)
(※記事内のデッキリストは「Study hall of M:TG」のデッキエディタを使用しています。)

脚注

脚注
1公式プロと、厳しい予選を勝ち抜いた猛者だけが参加できる最高峰の競技イベント。

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