WS新弾レビュー「戦姫絶唱シンフォギアXV」
シンフォギアで一番好きな曲は「Edge Works of Goddess ZABABA」。切歌と調のハモリがめちゃくちゃカッコいいんですよね〜
こんにちは、クロワです。シンフォギアの追加弾が発売されました。
昔から定期的に追加があるタイトルで、再録パックを除いても6ブースター目。プールの広さはWS界でもトップクラスです。
プールの広さの反面目立って強いデッキは今までなかなか生まれてこず、「発売前後だけ盛り上がる」タイトルと言われてしまうことも。しかし、今回こそそれを払拭したいところ。2021年を感じる高スペックカードや、プールに存在せず困っていた待望の互換も収録されているブースターになりました。
僕個人としても、僕のCS初優勝の際の使用タイトルがシンフォギアで、思い入れのある存在です。
それでは、注目カードを見ていきましょう。
〜レベル0〜
「わたしたちの絶唱 未来」
思い出に飛ばないタイプのレイア互換。
0での多パンが求められる環境に合った1枚ですし、パワーパンプの役割も持てるのが良いですね。
「神様のヒカリ 響&未来」
登場時トップチェックを持つチョイス反応集中。
自身の効果で5枚集中のような使い道ができます。構築が縛られる弱点こそあるものの、単レストなので、1枚で機能する点が使いやすいです。
「アマルガム クリス」
フカ次郎互換と高松互換の2つのテキストを持つカード。
山の遅さの課題解決につながりますし、こちらも序盤の多パンを助長してくれる1枚になります。2つの効果がどちらも控え室に置かれたときテキストなので、電源での圧殺で使うなども考えられます。
「バーニング・エクスドライブ マリア」
登場時トップチェックテキストと、回収対象がレベル1以上になった天城互換。
天城互換はもともと存在しますが、イベントを多く擁するタイトルなので、イベントを活かすならこちら。
~レベル1~
「アマルガム 響」
チョイス連動で4ルックかツインドライブの好きな方を選べるカード。
見た目以上に強力な一枚だと思っています。これは「連動時に手札補充かストック補充かを選択できる」ということになります。4ルックなら山堀りにもなりますし、ツインドライブはトリガーアイコンが発動するので上振れ狙いにもなります。また、多面連動で別々のテキストを使うという選択肢も取れます。パワーが低いという難点こそありますが、ただの4ルックやストブとは格が違うカードです。
~レベル2~
「人が仰ぐべき神 シェム・ハ」
経験と他にキャラがいないという条件で「パワー17000」「イベ助不可」「トリプルドライブ」「1点バーン×2」を得るというド派手なテキスト。自身の効果で横のキャラを退かせるので効果発動は容易。ただし大活躍を持っているわけではないので、他にキャラがいないという厳しい条件をこなしつつ活躍させるのはなかなか難易度が高そうです。面白いカードではありますが…
~レベル3~
「神を殺す力 響」
連動でキャンセルされたら3点ショット、それもキャンセルされたら1点ショットという、意地でもダメージ通すという鋼の意思を感じるカード。相手のCXの配置にヤキモキするタイプですが、殺傷力そのものは非常に強力。対応がチョイスでヒール持ちと使いやすいカードなので、デッキに組み込みやすいのもメリットです。
「アマルガム 切歌」「アマルガム 調」
どちらも登場時にヒールor追加1コストで同名か相方を出せるテキスト。この2枚はどちらも後述のイベントでレベル2から出すことができるので、レベル2からレベル3の複数展開が狙えます。連動の効果は切歌がモカテキスト、調が2点バーンと派手さはないもののどちらも優秀。展開力やレベル2から使える旨味を最大限発揮していきたいですね。
「再誕の時 キャロル」
待望の光景互換。キャロルは錬金術のキャラですが、特徴を≪錬金術≫≪音楽≫と両方持っており、どちらのデッキにも採用できます。
光景という時点で待望の1枚ですが、錬金術デッキでは強力な詰めカードとしてさらにワンランク上の強さになります。自動人形4種がある状態で扉連動をすると、なんとノーコストで2点バーンが飛びます。光景で弱った山にはひとたまりもありません。
これまで錬金術デッキはヒールに長ける反面詰める能力はイマイチだったのが、このカードで一気に変わりました。都合上CXアイコンは扉が都合良く、対応無しでも扉にしていたようなデッキだったので、対応が扉なのも大幅なプラスポイントです。
後述しますがこのカード以外にも錬金術はかなり強化されており、今回のブースターで劇的に躍進したと思います。
「戦姫絶唱 翼」
よくある早出しヒールですが、シンフォギアにとっては本当に待望の1枚でした。千鳥ヒールで返しまでパワーラインが高いのが本当に偉いですね。
~イベント関連~
「聖詠 響」「ガングニール」
「聖詠 切歌」「イガリマ」
「聖詠 調」「シュルシャガナ」
「聖詠 クリス」「イチイバル」
「聖詠 マリア」「アガートラーム」
「聖詠 翼」「天羽々斬」
今回のイベントの特徴は
・持ってこれるキャラがいる
・持ってこれるキャラを発動条件にしている
・出すキャラに指定が無い
・打った後レベル置き場へ置ける
という点。
出すキャラに指定が無い、というのがミソで、旧弾を含めたあらゆるカードを使える可能性があるほか、追加があれば未来にも強化が来る可能性もあります。
今までのイベントはややコストが重く使いにくいものが多かったのですが、今回のはかなり洗練されているように感じます。また持ってくるキャラはカード名の指定をしているので、逆に旧弾のイベントを持ってくるという使い方も可能。ここらをどう使いこなすかがこのタイトルを考えるうえで頭を悩ませる、面白いポイントだと思います。
~錬金術関連~
「自動人形 レイア」「自動人形 ファラ」
「自動人形 ガリィ」「自動人形 ミカ」
入手困難だった自動人形が同名異能力として収録。特にファラとミカは総入れ替えでいいくらい新規のが強いです。ミカがノーコストで飛ばせるようになったのはすごく偉いですね。
「”また逢う日まで” エルフナイン」
色条件を無視できるレベル3応援。1コストレストで控え室の錬金術を思い出に送れます。早出し可能な「キャロル・マールス・ディーンハイム」のパワーラインを押し上げつつ、早出し条件達成のサポートもできるスーパーカード。錬金術デッキの安定感を大きく押し上げた存在になっています。
…ところで肝心の「キャロル・マールス・ディーンハイム」が再録されず、市場相場がエゲつないことになってしまってるんですけど、なんとかなりませんかね???
すみません。特殊レアリティで再録してました。封入率は低いですが、これで出回りが増えると思うので多少は手に入りやすくなったかと思います。
~デッキ紹介~
今回は≪音楽≫と≪錬金術≫で一個ずつデッキを考えてきました。
音楽からはこちら
開幕からの伏線回収。ということで切歌&調デッキです。注目カード紹介でも触れた「レベル2でレベル3の多面展開」をコンセプトにしています。連動がノーコストでとりあえず打てる「切歌」の方を先出ししたかったので、イベントはシュルシャガナではなくイガリマの方を採用。ひっそりと刷られた宝トリガーサポートもデッキの回転を良くしてくれます。
錬金術はこちら
青軸錬金術の方も強化されていますがやはりキャロル軸の方が強そうに見えました。耐久力はそのままに、安定感と詰め能力が向上し、弱点がかなり少なくなりました。レベル1までは準備期間で我慢になりますが、レベル2以降で大暴れしましょう。
~終わりに~
いかがだったでしょうか。
プールの広さもあり、最適解と言えるデッキの開発は難航しそうなタイトルですが、それを模索するのもカードゲームの醍醐味だと思います。みなさんも是非最強のシンフォギアを考えてみてください。
今回は以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!