【約10年の】「街コロ」と「街コロ通」を徹底比較してみた【集大成】
毎度!Zxionです!!
「ぜっくん」って呼んでね☆
じゅげむじゅげむ(挨拶)。
遡ること数か月。
2020年12月8日に街コロの姉妹品として「街コロ通」が発売されました。
「街コロ、そろそろ買い替え時かなー」とか考えていたので、購入しておいたんですが、まぁ積んでいましたね、文字通り。
いい加減記事にしないと、永久にお蔵入りとなりそうだったのでぼちぼち書いていこうと思います。
ちなみに街コロは僕が大好きなダイスを振るゲームなので、当然面白いです。
目次
1.「街コロ」&「街コロ通」 外観比較
まずは外箱から比較していきましょう。
箱の正面 左側が「街コロ」、右側が「街コロ通」
街コロには2015SDJ[1]SDJ:ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel Des Jahres)の略。大賞に選ばれた作品にのみパッケージに赤いポーンのロゴを印刷する権利が与えられる。のロゴ、俗に言う赤ポーンがついていますね。
箱の裏面 左側が「街コロ」、右側が「街コロ通」
裏面のデザインは流石に少し変化がありますが、雰囲気はそのままですね。
箱裏面の表記部分 下側が「街コロ」、上側が「街コロ通」
よくよく見てみると内容物やゲーム内容にも少し変化が…。
「街コロ」 |
「街コロ通」 |
「街コロ通」の方がカード枚数が少なくなっています。
箱裏を見るとそもそも入っているカードの種類自体が変わっているようですね。
コインの数は20枚も増加しています。
これはプレイ人数増加に対応するためでしょうか。(コイン枚数の内訳は後述)
ダイス、ルールブックのサイズや入数は変わらず。
そして、街コロ通には新しく「リファレンスカード」が追加されています。
街コロ通では、最大プレイ人数が1人増えて2~5人になりました。
それに伴い、プレイ時間は30分から45分へとやや伸びています。
最後に、対象年齢は少し上がり、7歳~だったものが10歳~となっています。
総合的に見ると、少しだけ「街コロ通」の方が豪華ですね。
2.街コロ&街コロ通 内容物比較
それでは、内容物を見ていきましょう。
箱を開封したところ
リファレンスカード
「街コロ通」で新しく追加された物がリファレンスカードです。
もちろん「街コロ」の方には入っていません。
片面にはゲームの流れが視覚的にわかりやすく書かれています。
その裏面にはダイスを振った際にその数字が出る確率や、どのようなカードがどの数字にあるのかが一覧になっています。
これはとても良いですね。
コイン
街コロ通で増えたコインの内訳ですが、1コインが20枚増えていました。
1/5/10コインがそれぞれ10/5/5枚、合計20枚増えているとかかなと思っていましたが、1コインに全振りでした。
確かに、1コインが多い方が取り回しとか楽ですからね。
街コロ 1コイン 40枚 5コイン 10枚 10コイン 10枚 |
街コロ通 1コイン 60枚 5コイン 10枚 10コイン 10枚 |
カード
まず最初に、カードサイズが変更されています。
左が「街コロ」、右が「街コロ通」のカード。
(あのナレーション風に)おわかりいただけただろうか。
街コロ通になるにあたって、カードサイズがやや大きくなっているとでもいうのだろうか。
はい、ちょっと重ねてみましょう。
横サイズは街コロ通の方が明らかに大きい
縦サイズは街コロの方がほんの少しだけ大きい。
スリーブを用意しようとすると「街コロ」はちょっと面倒くさいサイズだったのですが、「街コロ通」のカードはデュエルマスターズやポケモンカード、ヴァイスシュヴァルツとかと同じ、TCGでよく使われているスタンダードサイズになりました!
スタンダードサイズって言うのは横63mm×縦88mmのカードサイズで、ほぼポーカーサイズなんだけど、ポーカーサイズは縦が1mm大きい…っぽい。
このサイズになったことで、よくあるTCG用スリーブが使えるのでスリーブの準備がものすごい楽になりました。
よくあるTCG用スリーブさん!
そして、カードの表記が少し変更されています。
■施設
①:施設の効果が発生するダイスの出目
②:施設のタイプ
③:施設の名称・イラスト
④:①が出た場合に発生する効果
⑤:施設の建設コスト
■ランドマーク(表/裏)
①:施設のタイプ
②:施設の名称・イラスト
③:施設の効果
④:施設の建設コスト
■施設(表/裏)
①:施設のタイプ
②:施設の効果が発生するダイスの出目
③:施設の名称・イラスト
④:施設の建設コスト
⑤:②が出た場合に発生する効果
■ランドマーク
①:ランドマークアイコン
②:ランドマークの名称・イラスト
③:ランドマークの建設コスト(1軒目/2軒目/3軒目)
④:ランドマークの効果
ランドマークの扱いが、街コロでは「施設タイプ:ランドマーク」だったのに対し、街コロ通では「ランドマーク」となっています。
こ、この違いを上手に説明するスキルが…。(語彙力ェ)
ええと、街コロでは「ランドマークという施設のタイプがあるよ」っていう感じで、街コロ通だと「これはランドマーク!ランドマークです!」になった感じ。
伝われ…!!
ランドマーク
「街コロ」ではランドマークは4種類。
全プレイヤーがこの4種類を各1枚ずつ持ち、個人間の差がない状態でゲームを進めていくことになります。
これに対し、「街コロ通」ではなんとランドマークが20種20枚!!
つまりオールユニーク[2]※ユニーク:「唯一の、たった1つの、他にない」とかそういった意。です。
「街コロ通」のランドマークは「街コロ」のように全プレイヤーが1種類ずつ持つのではなく、早いもの勝ちで建設していくタイプ。
良い感じのランドマークが山札からめくれるかどうかもポイントですね。
施設カード
「街コロ」の施設カードは15種類あり、通常の施設が12種類(各6枚)、1人1種類1軒しか建設できない大施設が3種類(各4枚)の計84枚。
「街コロ通」の施設カードは20種類あり、コンボ施設が4種類(各3枚)と大施設が3種類(各3枚)、それ以外の施設が13種類(各5枚)の計86枚です。
「街コロ」の大施設は1人1種類1軒しか建設できませんでしたが、「街コロ通」では1人何件でも建設することが可能になっています。
また、「街コロ」は共通の裏面でしたが、「街コロ通」では建設コストごとに裏面が分けられています。
3.施設カード削除・追加・変更内容まとめ
「街コロ」→「街コロ通」への変更に伴い施設カードがどのくらい変更されているかをまとめてみました。
まずは「街コロ通」で無くなってしまった施設カードです。
・牧場
・チーズ工場
・青果市場
・テレビ局
上記4種類のうち、「テレビ局」と「青果市場」は施設ではなく、ランドマークとして採用されています。
そして、「街コロ通」で追加されたカードです。
(街コロの拡張セット「街コロ+」や「街コロ#」には収録されていたものもあります)
・寿司屋
・バーガーショップ
・ブドウ園
・花畑
・コーン畑
・フラワーショップ
・ワイナリー
・食品倉庫
・ブランドモール
最後に、効果や建設の時のコストなどが変更されたカードの比較画像です。
居残り組はすべてのカードに、なんらかの変更が入っています。
・麦畑 出目1 → 出目1・2
・パン屋 1コイン → 2コイン
・カフェ 建設2コスト・1コイン → 建設1コスト・2コイン
・コンビニ 建設2コスト → 建設1コスト
・森林 1コイン→2コイン
・スタジアム
出目6・建設コスト6・全員から2コイン → 出目7・建設コスト3・全員から3コイン
・ビジネスセンター
建設コスト8コイン → 名称変更トレードセンター・建設コスト3
・家具工場 建設コスト3・3コイン → 建設コスト4・4コイン
・鉱山 出目9・建設コスト6・5コイン → 出目11・12・建設コスト4・6コイン
・ファミレス 建設コスト3 → 建設コスト2
・リンゴ園 建設コスト3 → 建設コスト1
4.「街コロ」と「街コロ通」 ゲームの概要とセットアップの比較
ゲームの流れに沿って、ルールなどの異なる点を比較していきます。
4-1.ゲームの目的/概要
コインを稼ぎ、自分の街にあるランドマーク4軒を完成させたプレイヤーが勝利します。
(2位以下の順位はありません。)
時計回りの順番でプレイします。
ターンプレイヤーはダイスを振ります。
ダイスの目に一致した施設の効果が発生します。(該当する施設を持つプレイヤーが収入を得ます。)
ターンプレイヤーは1軒だけ、新たな施設を建設するか、町にある建設中のランドマークを完成させることができます。
ランドマーク4軒を完成させたプレイヤーが勝利です。
時計回りに手番が回るターン制のゲームです。
ターンプレイヤーはダイスを振ります。
ダイスの目と一致した施設がコインを稼ぎます。
自分のターンでなくてもコインが稼げる施設もあります。
ターンプレイヤーは1軒の施設またはランドマークを建設できます。
施設を増やすと、より高確率に、より多くのコインを稼げるようになります。
ランドマークを建設すると、特別な効果を得られると同時に、勝利に一歩近づきます。
ライバルよりも早く3軒目のランドマークを建設したプレイヤーの勝利です。
(2位以下の順位はありません。)
基本的なルールには変更がありませんが、勝利条件となるランドマークの建設数が変更されています。
「街コロ」では共通のランドマーク4軒の建設が条件ですが、「街コロ通」ではランダムに公開された中で任意のランドマーク3軒の建設が条件となっています。
(例外として街コロ通には建設したら勝利というややバグった効果のランドマーク「ロケット基地」があります。)
4-2.セットアップ比較
①初期カードの配布
各プレイヤーに初期施設2枚(麦畑・パン屋)を表面(イラストや効果が書かれている面)、ランドマーク4枚(駅・ショッピングモール・遊園地・電波塔)を裏面(モノクロに△アイコンが書かれている面:建設中の状態)にして手元に並べます。
これが各プレイヤーの最初の街になります。
初期施設2枚に使用する麦畑とパン屋は、建設コストが書かれていないものを使用します。
②コインの準備
各プレイヤーは3コイン受け取ります。
余りは「銀行」として各プレイヤーの手が届きやすい位置に置きます。
③施設カードの配置
施設カードは同じものをまとめて、わかりやすいように全て並べます。
施設カードは色ごとに分けてからカード上部の数字順に並べたり、色は気にしないでカード上部の数字順に並べるなど、プレイしやすいように並べましょう。
④スタートプレイヤーの決定
適当な方法で最初のプレイヤーを決めてゲームをスタートします。
①カードの準備
カードの裏面を参考に「ランドマーク」「6以下施設」「7以上施設」の3種類にカードを分けます。
それぞれを良くシャッフルし、3つの山札を作ります。
各山札からサプライの場に施設とランドマークを表向きにして並べて行きます。
カードを並べる際の注意点として、同名カードがめくられた場合には重ねていきます。
それぞれの山札の列にカードが5種類並んだらカードの準備は完了となります。
②コインの準備
各プレイヤーは5コイン受け取ります。
余りは「銀行」として各プレイヤーの手が届きやすい位置に置きます。
③スタートプレイヤーの決定
適当な方法で最初のプレイヤーを決定します。
最初のプレイヤーから手番を始めて、時計回りの順で手番が移り、ゲームが進行していきます。
④初期施設の建設
通常のゲームに入る前に、各プレイヤーは配られた5コインを使って施設を建設します。
ダイスは振らずに、各プレイヤーは時計回りで順番に①で用意したカードの中から最大で3軒の施設を建設する事ができます。(施設の建設は手番1回につき、1軒だけ行なえます。)
施設の建設はパスすることもできます。
ちなみに①で用意したカードは減った時点ですぐに同じ列の山札から補充を行います。
文字だけだと少しわかりにくいので画像を交えて実際の流れを再現してみます。
(2人プレイしている体でお読みください。)
①一番最初に配布された5コイン持ってる状態
せめて1軒は施設が無いと何もできません。自分のターンでないとコインを手に入れることはできませんが、建設コストも安く入手コイン量が多い「コンビニ」を建設することにしました。
②コンビニを購入!
コストの1コインを支払ってコンビニを建設しました。
次のプレイヤーのターン…といいたいところですが、施設を建設したことでサプライに空きができています。
このようにサプライに空きができてしまった場合は、サプライが5種類になるように該当する山札からカードを補充します。
③カードの補充完了
横の同じ列にある山札からカードを1枚めくって補充が完了しました。
これで一旦手番は終了して次のプレイヤーが同じ様に好きな施設を建設します。
④手番2回目!残りコイン4枚
最初に「コンビニ」を建設したのでダイスを2個振るパターン[3]街コロでは手番の際にダイスを振って、出た目の数字と一致した施設にかかれている恩恵を受けることができます。詳細は後述します。も視野に入れて、2コインを払って「コーン畑」を建設することにしました。
⑤手番3回目!残りコイン2枚
1回目と2回目ではコインが手に入る建設をしていたので、やられっぱなしにならないように、最後は相手からコインを奪うことが出来る(かもしれない)「ファミレス」を建設しておきました。
これで3件建設&コインも使い切って、自分の初期施設建設は終了です。
今回はパスもコインの余りもありませんでしたが、コインが余ればそのまま持ち越せますし、建設したい施設が無ければパスをすることもできます。
こんな感じで「街コロ通」ではゲームの準備の部分が大幅に変更されています。
というか変わっていないのは「適当な方法で最初の手番プレイヤーを決める」ことくらいです。
セットアップ時の施設カードの配置は「最初から全て並べる」から「ランダム5種(計15種)」へ。
初期コインも「3」から「5」に。
そして初期施設は「麦畑&パン屋」の固定セットから「場に並んでいる施設カードから任意で最大3軒まで選択可能」となり、それに伴って「初期施設の建設」というルールが追加されています。
5.ゲームの流れの比較
大まかな流れとしては「街コロ」も「街コロ通」も同じで、以下のようになります。
B.収入の発生
C.施設・ランドマークの建設
D.次のプレイヤーの手番
A.ダイスを振る
手番プレイヤーはダイスを1個振ります。
この時、自分の手元にあるランドマークの「駅」が表向きになっている(建設済み)なら、ダイスを2個同時に振ることもできます。
(駅が建設済みであれば、ダイスを振る数は任意に決定できる)
ダイスを2個振った場合、ダイスの合計値を参照して、効果が発生する施設を決定します。
手番プレイヤーはダイスを1個または2個振ります。
街コロ通では、ダイスを振る数は毎回選択できます。
こちらも、ダイスを2個振った場合、ダイスの合計値を参照して、効果が発生する施設を決定します。
B.収入の発生
「街コロ」「街コロ通」ともにダイスの出目に一致した施設の効果に応じて、各プレイヤーは収入を得ることができます。
施設の効果は多くは「銀行からコインをもらう」ですが、中には「他のプレイヤーからもらう」や「ダイスを振ったプレイヤーからもらう」という効果を持ったものもあります。
なお、所持できるコインの枚数に上限はなく、両替も自由に行なうことができます。
ちなみにダイスを2個振った場合は、ダイス2個の合計値が出目になります。
ダイスの出目は「2」だったので「パン屋」の効果が発動し、1コイン受け取りました
収入のタイミング
カードの色によって収入を得ることが出来るタイミングが異なります。
色は4色あり、以下の4パターンに大別されます。
【赤色】飲食店:ダイスを振ったプレイヤーから収入を得られる。
【青色】一次産業:誰の手番でも銀行から収入を得られる。
【緑色】商店・工場・市場:自分の手番の時だけ、銀行から収入を得られる。
【紫色】大施設:自分のターンの時だけ、他のプレイヤーから収入を得られる。
収入のタイミング
「街コロ通」も「街コロ」と同様にカードの色によって収入を得ることが出来るタイミングが異なります。
色は同じ4色ですが、特定のランドマークが追加されているので、計5パターンの収入タイミングがあります。
4色のカードとランドマークの計5種類
【赤色】飲食店:ダイスを振ったプレイヤーからコインをもらう。(コインがある場合のみ)
【青色】一次産業:誰の手番でも銀行からコインをもらう。
【緑色】商店・工場・市場:自分の手番の時だけ、銀行からコインをもらう。
【紫色】大施設:自分のターンの時だけ特別な効果がある。(他のプレイヤーからコインをもらう等)
ランドマーク:指定された条件を満たすことで、様々な効果が発生する。
複数の効果がある場合の処理の順番
ダイスの出目次第では、複数のタイプの施設の効果が同時に発生することがあります。
そういった場合には、 赤 → 青 → 緑 → 紫 → (ランドマーク) の順番で処理を行ないます。
こうすることで、(基本的には)支払→収入という流れになります。
プレイヤー間のコインのやりとり
コインを支払わなければならないプレイヤーが指定された分のコインを支払えない時は、可能な限り支払いを行ないます。
所持コインが0になることはあってもマイナスになることはありません。
支払いを受ける側に満額のコインが支払われなかったとしても、その不足分が何らかの形で補填されることはありません。
なお、複数のプレイヤーに対して支払いが発生する場合、反時計回りの順で支払いを行います。
C.施設・ランドマークの建設
手元のコインを使用して施設カードを購入して建設をしていきます。
所持コインが0の場合には、銀行から1コインもらうことができるので大丈夫です。
※このルールは、街コロの拡張版「街コロ+」のランドマーク「役所」と同様の効果ですが、
役所がある場合には、この効果は重複しません。
手番プレイヤーは1軒だけ、新たな施設を建設するか、建設中のランドマークを完成させることができます。
どちらの場合でもカードに書かれたコストを銀行に支払うことで、建設することができ、建設した施設は手元に、ランドマークは表面を上にして置きます。
こうすることで、それ以降その施設・ランドマークは自分の下で効果を発揮するようになります。
これで誰のターンでも「1」が出れば2コインが銀行からもらえるZE!
ランドマークアイコンを持つ紫色のカード(大施設)は、各プレイヤーそれぞれ1種類につき1軒しか建設することができません。(全種類を1軒ずつ建設することは可能です。)
それ以外の施設については、1人のプレイヤーが同じ施設を何軒でも建設することができます。
同じ施設を建設した時は、その施設が何軒あるのかわかりやすくしておきましょう。
売り切れてしまった施設はそれ以上建設することができません。
「街コロ」と同様に手元のコインを使用して施設カードを購入して建設をしていきます。
所持コインが0の場合には、銀行から1コインもらうことができるのでコスト1の施設であれば毎手番建設をすることができます。
建設も「街コロ」と同じで、手番プレイヤーは1軒だけ、新たな施設かランドマークを建設することができますが、ランドマークの建設だけ少し違ってきます。
「街コロ通」のランドマークには建設コストが複数書かれています。
これは、自分の建設したランドマークが何軒あるか(これから建設しようとしているランドマークが何軒目か)によって建設コストが変化することを表しています。
※他プレイヤーが建設したランドマークの数は関係ありません。
これから建設するランドマークが1軒目なら左側、2軒目なら中央、3軒目なら右側に書かれている建設コストを銀行に支払い、ランドマークを建設していき、3軒目のランドマークを建設するか、「ロケット基地」を建設したプレイヤーはゲームに勝利したことになります。
そして、「街コロ通」でも「街コロ」と同じように同名の施設は何軒でも建設可能な上に、「街コロ」では禁止されていた紫紫色の「大施設」も複数建設することが可能になりました。
ゲームの流れや進行については、基本的にどちらも同じようで、大きな違いはありません。
最も大きな違いは「ダイスを振る数」ですね。
街コロではランドマークの「駅」を建設しないとダイスを2個振ることができませんでしたが、街コロ通ではそもそも「駅」がなくなっており、いつでもダイスを2個振ることができます。
また、施設カードの仕様が変わったことにより「施設カードの補充についてのルール」も追加されています。
(仕様については、拡張「街コロ+」などの登場で施設が増えたことにより追加された「拡張ルール」を元にして、海外のプレイヤーが改良したと言われている「海外バリアント」がベースになっているみたいです。)
街コロには「施設の建設をパスできる」という表記がないっぽいですが、別にパスはして良いとおもいます。
そういえば、そもそも街コロの初版に「役所」ルールとか無かったような気がします。
ランドマーク「役所」が追加された「街コロ+」以降に採用されたと記憶していますが…、これは比較とは関係ないですね。
6.街コロ&街コロ通 比較まとめ
ということで、「街コロ」と「街コロ通」をがっつり比較してみました。
もうね、これほぼ別ゲーよ。
初期配置が固定じゃなくなったし、ランドマークもサプライに並んだものを建設していくことになるから毎回ちょっとした変化が楽しめます。
ダイスも常に1個か2個か選択できるようにもなったし、今までのような定石じみたものは大分薄められています。
そして、慣れているプレイヤーが遊んだからというのもあるかもしれませんが、思っていたよりもプレイ時間が短く感じました。
序盤はともかく、中盤~終盤の速度がかなり速い。
たまたま今回、中盤に差し掛かるくらいでまとまった金量(32コイン)が出たので余計にそう感じたのかもしれませんが…。
たーのしー☆
難点を挙げるならば、「街コロ通」はカードの内容を把握しているか否か、つまりプレイヤーの熟練度次第で差がつきやすくなってしまっている点がありそうなのは気になりました。
街コロは最初からカードが全部見えているので、カード内容把握云々というのはありませんが、今度は定石を知っているかどうかで差が生まれてしまいます。
この辺を踏まえると、どちらも一長一短。
一緒に遊ぶ相手次第でどっちの街コロで遊ぶか変えても良いのかな、なんて思いました。
7.あとがき
はぁい!
ダイス大好きぃ!!!
…いつもならあとがきに書くようなことも前の項で書いちゃったから書くことが無くなったンゴねぇ…。
ううん…、そうね、今回文字数ざっと数えたら10000文字近く、原稿用紙換算だとちょっと盛って30枚とかいう長文記事になってしまいました。
テヘペロ☆
ここまで読んでくれた人、流し読みでもここまでスクロールしてくれた人には感謝しかないっス。
読んでくれてありがとうございます。
懲りずにせっせと色々書いていくのでこれからもよろしくね☆
今回はここまでッスー。
次の記事も読んでね!
よろしくおねがいしまぁす☆
脚注
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
記事一覧はこちら