WS新弾レビュー「Key 20th Anniversary」
こんにちは、クロワです。
今回の新弾レビューは「Key 20th Anniversary」です。
今回特殊な点として、複数のタイトルが封入されています。そして「今回の弾でのデッキ」と「各旧弾と混ぜたデッキ」どちらも組むことが可能になっています。
つまり、今回のパックは 「AngelBeats!」「Charlotte」「CLANNAD」「Rewrite」「リトルバスターズ!」という5つのタイトルの追加と「Key20thAnniversary」という新規タイトルが同時に出たことになるので、与える影響は通常の新弾よりもかなり大きいと思われます。
タイトル個別の追加としてみた場合、「Charlotte」の強化具合が頭一つ抜けているように見えました。これは、また個別で記事を書きたいと思います。
デッキ紹介は「Key20thAnniversary」のものを紹介します。最後までお付き合いいただけると幸いです。
前置きが長くなりましたが、それでは注目カードの紹介をしていこうと思います。
「白銀の両翼 かなで」
狂三[1]「狂華の〈ナイトメア〉 狂三」
手札またはデッキから登場時に1コスト払うことで同名をデッキから登場できる効果。のような分身効果と、CX連動でのソウル上昇とショット付与効果を持っています。シンプルにこのカード1枚と4コストから3面並べられるのは強く、高いこすとパフォーマンスを持っています。対応効果は圧倒的火力が出るわけではありませんが、CXを貼るだけでコストが必要なく使えるので使い勝手は良いかと思います。ソウル上昇効果も地味ですがショットとの相性が良く、効いてくると思います。
対応CXがチョイスなのも最近っぽくて高ポイントです。
「悪戯な笑み ユイ」
4面以上条件の早出しヒールと登場ターン11000。
4面以上条件はストレス無く早出しができるので、それでヒールというだけでも僕としては高評価できます。11000出るのでアタッカーとしても申し分ありません。
特にAB!のカードとして見た場合、早出しは今までコストの重いチェンジか条件の難しい早出ししか存在しなかったので、レベル2での選択肢としてこのカードの追加はかなり嬉しいかと思います。
「撮りたかった景色 友利奈緒」
門連動でアタック時3ルック、1500上昇。
エミリア連動[2]「銀髪の美少女 エミリア」
CX連動で4ルック。と比べるとルック枚数が1枚減っていますが、パワー上昇値が上がっています。CX込みで7500まで出るので、行きのパワーとしてはなかなか優秀。アタックするだけで手札を増やせる1連動なので使い勝手はもちろん良いです。
このようにそもそもが優秀なカードですが、真価はCharlotteのデッキで発揮されるかと思います。従来の型のCharlotteは山の速度が遅く、1連動も1/1のストブ連動島風ぐらいしかまともな1連動がありませんでした。このカードの登場で山の速度がある程度マシになり、リバースを取る必要性もなくなるため安定感が増します。また、既存のCharlotteの門連動の友利[3]後述の「幸せな日常 乙坂侑宇」参照がかなり強いため、8門という構築をすることができるようになったのも面白いポイントです。
「人気アイドル 西森柚咲」
相手リバース時500パンプの山集中。
単レストアド集中としてはかなり優秀な副効果を持っています。
これもCharlotteの追加としてめちゃくちゃ欲しかったカードで、なんとCharlotteには従来だとメインフェイズ中に手札を増やせる単レスト集中が存在していませんでした。使われていた集中も効果自体は悪くなかったのですがタイミングが遅い上に相手のリバースが必要で、不安定さが気になっていたので、優秀な単レスト集中は待望でした。
色が黄色なので、島風対応のストブを採用する際に起きていた黄色足らない問題もケアできる、ありがたい追加です。
「選んだ道の先 智代」
イベント不可、ヒール、連動バーン。
バーンがトップ次第の可変というのが面白いカード。普通に使うとバーンの数字が荒れて使いにくいですが、プール内にデッキ上を固定するカードが存在するので、組み合わせれば状況に応じてバーン点数を調整できる優秀な詰めに早変わりです。
「オカルト研究会への誘い 朱音」
レベル1相殺+修羅場。
相殺なので確実にリバースを取ることができる、という考え方のほかに、先上がりからこのカードの連動を決めつつ上を取ることで、置き相殺という使い方もできます。
連動CXも扉なのでその点も優秀です。
「秘めた魅力 沙耶」
デメリット3500の中央移動。
シンプルに強い。リトルバスターズはプールに青のホラー互換[4]「ホラーは苦手」
相手のバトル中のキャラにこのターンダメージを与えることができないを付与する。があり、それでいて青発生には悩まされがちだったので、レベル0で青の優秀なアタッカーが出たのは朗報と言えます。
余談ですが、これのSRのイラストが素敵です。
「My Song 岩沢」
ガウル+連動。
新手の連動効果を持っているキャラ。狙ったカードを加えられる効果ではないですが、1枚が手札とストックの両面を見られる点、イベントやCXでも加えられる点は優秀と言えます。ガウルで6000までパワーが出るので、場持ちの良さも良い点です。
「Girls Dead Monster ひさ子」
レベル3応援+連動。
先ほどの岩沢と同じCXで連動でき、控えからのストックブーストができます。2種のカードを組み合わせると最大で5面連動出来る、といえばいかに強いかがわかると思います。
「叶うはずの無かった願い」
音楽が場にいる時のみ使える、相手ソウル上昇+サイド不可でキャンセルを誘発させる防御札。
条件的にAnniversaryでは使いづらいですが、ABは集中が音楽を持っているのでABでは問題なく使えるでしょう。2コストで2面のキャンセルを誘発できるので破格ではありますが、たまに普通に通ってしまうと痛恨なのでこの軽さなのだと思います。
この後の俺が結婚してやんよ!は作中屈指の名シーンですね。
「幸せな日常 乙坂有宇」
このカードが出たことにより、旧弾の友利の値段が爆上がりしました。
テキストとして弱点だったバウンスをアンタッチャブル付与で克服し、さらにサイズも大きくなる優秀なサポートです。
「ラブ・アンド・スパナ」
GGOのムラマサ[5]「ムラマサF9」
自分のキャラを選択し、選択したキャラの与えたダメージがキャンセルされた時にスタンドする効果を付与する。の2体付与バージョン。
コストは重いですが、破壊力はバツグン。
~プール全体を見て~
今回は旧弾の追加になっていることもあり、全く同じ効果のカードが収録されていたり、全くは同じでなくとも似たような役割のカードが複数収録されていたりするのが、Anniversaryで組む上では残念なポイントでしょうか。反面、今までに無いような効果のカードも収録されているので、うまく活かして他のデッキとの差別化を図りたい所です。
追加としては、「Charlotte」「AngelBeats!」は申し分ない追加だと思います。「Rewrite」「リトルバスターズ!」は既存の型というよりは、新たな軸を模索できる追加かと思いました。「CLANNAD」は特徴の都合があるので旧弾との噛み合いは微妙で、ネオスタンダード区分「CLANNAD」でAnniversary特徴で固め、旧弾は一部の優秀なカードでサポート役、という使い方がいいかと思います。
~考えたデッキ~
8チョイスです。
コンセプトは10ストックを貯めてかなで3面+ラブアンドスパナで相手を倒しきるという攻撃型のデッキです。
最終的に必要なストックが多いですが、1連動はバニガゆんゆん互換でCXがチョイス8枚なので、貯めることは可能かと思います。
レベル0と1対応セットを残し、残り全捨て。
中央移動や教官を中心に、ほどよく殴る。
特に特殊な動きはありませんが、レベル1がリバース要求なので、相手の動きを見て先上がりか後上がりか決めてアタック数を調整しましょう。自傷を4枚積んでいるのある程度融通は効きます。
連動を狙います。連動はリバース要求ですが、アタック時のパワーパンプは自分に振ることや集約することも可能なのでパワー不足には陥りにくいです。更にこれをサポートするために、アタック時2500パンプも併せて採用しています。
早出しができるようになります。ストックの使い過ぎに注意。
ストックを温存するために、千鳥ヒールを採用しています。
かなではヒールを持っていないので、レベル3に上がったらすぐに攻めるターンにするのが理想です。かなで+スパナはストックこそかかりますが、かなでが1枚から3枚に分身できる上に連動にコストがかからないので、要求の手札は少なくて済むのが楽です。
分身のサポートのためにCX入れ替えキャラ戻しを確保したとしても、分身+スパナ+CX入れ替え+CXのたった4枚で良いので、ストックのハードルさえなんとかなれば決まりやすいと思います。
連動時のソウルパンプは強制なので、そこを踏まえた上でサイドアタックもうまく使って上手に打点調整し、倒し切りましょう。
8チョイスにしていますが、ドラのあるカードは現状だとそれほど多く積めませんでした。改良の余地はあるかと思いますが、面白いコンセプトだと思うので、気になった方はぜひ組んでみてください。
今回の新弾レビューは以上です。
見てくれてありがとうございました!
脚注