あの頃の思い出をもう一度!~バックトゥ・ザ・80’s~ 1985年

公開日:たいむましんスタッフ

バック・トゥ・ザ80s_1985

さあ、またやってまいりました。「バックトゥ・ザ・80’s」のお時間です!
「バックトゥ・ザ・80’s」第6回目は、1985年の世界へタイムトリップ!今回もその時代に起きた出来事やカルチャーなどを振り返っていきます。

前回は発売から40年以上経った今でも高い人気を誇る作品や、今までにはなかった斬新なアイテムである『キャベツ畑人形』や『Macintosh(マッキントッシュ)』が登場した1984年を振り返りました。

1985年にも、当時を体験した人たちが「懐かしい!」と思い返せるような出来事が待っています。
前回のあとがきで予告した「森で暮らす可愛い動物たち」と「誰もが1度はプレイしたことがあるゲーム」も登場しますので、ぜひ最後までお楽しみください!

1985年の出来事

1985年の出来事

1985年は昭和で言えば60年、干支は丑(うし)でした。
1985年には『シャウエッセン』『サクレレモン』『エブリバーガー』が発売された年です。どの商品も当時は見た目も味も斬新でしたが、今では定番化してスーパーに並んでいることが多い商品へと変化しました。どの商品も1度は見た・食べたことがある人が多いはずです。

シャウエッセンといえば・・・
シャウエッセンは、1985年2月に日本ハムから発売されたウインナーです。当時はお弁当向けの赤いウインナーが主流だったので、肉のうまみを味わえるシャウエッセンがとても衝撃的でした。
その後一般家庭へと普及し、現在はスーパーでセット販売がされるほどの人気商品となりました。大人になった今では、たまの贅沢として家族みんなでシャウエッセンを食べています。

衝撃的といえば・・・
1985年には、80年代を代表するトップアイドルの松田聖子が、俳優の神田正輝との結婚を発表。
2人は1985年4月に交際を発表し、6月に予算約2億円、招待客500人以上とさすがトップスターと言わんばかりの超豪華な結婚式を挙げました。この出来事は2人の名前をとって「聖輝の結婚式」と呼ばれています。
デビュー当時はふんわりした可愛い衣装が多かった松田聖子ですが、結婚式ではそれとは真逆のタイトなウエディングドレスを着ていました。
テレビでの中継も行われましたが、祝福したい気持ちと同時に、大好きなアイドルが結婚することに対しての寂しさを感じていたのを今でも覚えています。

祝福といえば・・
プロ野球球団・阪神タイガースがセ・リーグで優勝したのは1985年10月でした。点を取られたり引き分けになっても諦めない姿を見せ、1964年以来21年ぶりの優勝、日本シリーズで初の日本一を達成するという快挙を成し遂げます。
この快進撃は当時大きな話題を呼び、社会現象にもなるほどの「阪神フィーバー」が起こりました。
2023年には当時の阪神タイガースの監督であった岡田彰布の「アレ」が流行語大賞にノミネートされました。当時の選手たちが優勝を意識すぎないように言ったという「アレ」は、現在は阪神タイガースのスローガンとして掲げられています。

1985年のカルチャー

1985年のカルチャー

1985年の音楽分野では、中森明菜の『ミ・アモーレ[Meu amor e…]』や『飾りじゃないのよ涙は』。アニメの主題歌としても有名な岩崎良美の『タッチ』、チェッカーズの代表曲『ジュリアに傷心』などがリリースされました。

アニメでは大人気アニメの劇場版3作目となる『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』と、劇場版第6作の『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』が公開。『のび太の宇宙小戦争』は2022年にも最映画化されましたね。
毎年恒例の東映まんがまつりは昨年に続き『キン肉マン』『Dr.スランプ アラレちゃん』。そして、サッカーブームを巻き起こした『キャプテン翼』の劇場版第1作目となる『キャプテン翼 ヨーロッパ大決戦』が公開されました。
この年のラインナップは、現在まで高い人気を誇るまさに「昭和の名作アニメ」が揃い踏みでした。ちなみに85年は久しぶりに東映まんがまつりが春・夏・年末と3回公開されました。

洋画では本記事の元ネタでもある『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の第1作目が公開され、日本での興行収入36億円と爆発的なヒットを記録。以降も続編が制作され、第1作の公開から40年以上経った今でも「SF映画の最高傑作」として多くのファンから愛され続けています。
この他にもアーノルド・シュワルツェネッガーの出世作で、テーマ曲のダダンダンダダン♪もおなじみの『ターミネーター』。シュワちゃんと並ぶアクションスター、シルベスター・スタローンの代表作『ランボー/怒りの脱出』も公開。両作品とも続編が作られる人気シリーズの第1作目になります。
今でも主題歌が名曲として語られる子供たちの大冒険を描いた『グーニーズ』や、ファンタジー映画の『ネバーエンディング・ストーリー』なども1985年に公開されています。

邦画では80年代の不良漫画ブームを巻き起こした『ビー・バップ・ハイスクール』が公開。「ツッパリ漫画の金字塔」として高い人気を誇る本作は、仲村トオル、清水宏次朗とともに、悲しいお別れとなってしまった中山美穂さんも出演されていました。
さらに、シリーズ第16作目となる『ゴジラ』も1985年に公開されました。ゴジラ生誕30周年記念作として前作から9年振りに公開された本作は、平成ゴジラシリーズの1作目にあたる作品になります。
他にも国民栄誉賞も贈られた巨匠黒澤明監督の最高傑作の一つとして世界的にも高い評価を得る『乱』、名監督市川崑により2度目の映画化がされた感動作『ビルマの竪琴』などの名作も公開されていました。

1985年のヒット商品

1985年のヒット商品

1985年は子供たちの間で大流行し、社会現象にもなったあのお菓子や、誰もが1度はプレイしたとも言えるあのゲームが発売された年でした。

当時の思い出を振り返りながら、1985年に流行ったアイテムの魅力について語っていきたいと思います!

ビックリマンシール

ビックリマンシール

『ビックリマンシール』は、1977年にロッテから発売されたチョコレート菓子『ビックリマンチョコ』に同梱されているおまけのシールで、1985年に登場した『悪魔VS天使シール』シリーズになります。

これをのべつまくなしに家中のいろんなところに貼って、母親にめちゃくちゃ怒られて、ベニヤ板をたてかけた家のひと区画に連れていかれて、「ここでならどれだけ貼ってもよいが、ほかのところには一切貼るな!」と怒られた覚えがあります。あれから35年以上経った今でも、実家にはその壁が残っています。

あと、ちょっと年下の子が、「単にお菓子が好き(サクサクして美味しかったんですよね)で買っていたら、キラキラシールが出てしまってどうしよう」と困惑していたのも覚えています。羨ましかった。

いっち~

「スーパーゼウス」や「聖フェニックス」など当時の子供たちの心を鷲掴みにした「ビックリマンシール」ですが、2000年代のリバイバルブームも手伝って現在でもコラボ商品として新商品が発売されています。そんな「ビックリマンシール」のもう一つの主役であるウエハースチョコですが、当初はアーモンドを砕いたものが含まれていましたが、1979年にピーナッツに変更。2001年には再びアーモンドに戻り、2010年にはクッキーを砕いたものに変更されました。

シルバニアファミリー

シルバニアファミリー

『シルバニアファミリー』は、1985年にエポック社から発売された、森で暮らすうさぎや猫などの動物たちをモチーフとした人形やドールハウスのシリーズです。当時日本では馴染みの薄かったドールハウスと小さな動物の人形がヒットして、女の子を中心に人気を集めました。

子供の頃クリスマスに、姉(5つ上)と私のために母がシルバニアを買ってきてくれたんですが、姉いわく「欲しかったものと微妙に違っていた」そうです。欲しいものをわざわざ指定していたというのに。

泣いて怒ったら、次のときに森の教会をいきなり買ってこられたけど、人形がないのに増えてもな……と思った」と言っていました。私は幼かったので「好き!」だけだったんですけどね。
当時のシルバニアは家具が緑色だったし、洗濯機もドラム式とかまったくありませんでした。

あれから30年以上経ちますが、私は娘ができてからシルバニア熱がぶりかえし、今でも毎月1個は新しいものを買ってしまっています。子ども時代以上に増えてしまいました。

いっち~

当時海外では子供のおもちゃとしてドールハウスの人気がありましたが、日本の住宅事情を考えるとサイズ的に日本ではあまり人気がありませんでした。シルバニアファミリーはそんなドールハウスを日本向けにサイズを小さくし、人形も小さな動物にすることで女の子向けの玩具として発売して大ヒットしました。

ガン消し

ガン消し

『ガン消し』は、1985年にガシャポン(ガチャガチャ)で販売が開始されたカプセルトイで、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツ(MS)たちの姿をしたゴム製の人形です。私の時代は、1つのカプセルの中に2つ入って100円だった気がします。

当時大はやりで、もちろんお小遣いをこれにつっこんで回しまくったんですが、これがまあまあ場所をとりますし、親にもすぐばれるので、「またそんなもの買って!」と怒られたものです。

友達と宇宙ガンダムごっこなどをしていて遊んだんですが、一度はこれを普通の消しゴムとして使って、紙も消しゴムも汚くなるのはお約束。
どうしてもかぶってしまうので、それを友達複数人と集まったときに、「これ欲しいやついる?」「俺これほしい」と交換しあったものです。

今はSNSで交換先・譲渡先を探しますが、当時はもっと身近で狭い範囲で交換をしていたなと懐かしく思います。

いっち~

当初はアニメに登場するモビルスーツをリアル等身で再現したものでしたが、「SDガンダム」のブームによりディフォルメしたガン消しが登場して一気にブームになりました。途中から登場した三国志や戦国時代、中世の騎士をモチーフにしたシリーズも人気に拍車をかけることになります。

スーパーマリオブラザーズ

スーパーマリオブラザーズ

『スーパーマリオブラザーズ』は、1985年9月13日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用のアクションゲームです。 国内で681万本、全世界で4024万本という大ヒットを記録し、「ファミコンブームの火付け役」となりました。

男の子も女の子もお父さんもお母さんも、本当に「全員がやっていた」ゲームですね!今でもファミコン版のカセットが家にある。あれから10回以上引っ越したのに。

友達の家に持って行って遊んでいたんですけど、「1回ゲームオーバーになったら代わる」と決めていても、なかなか交代できなくてもめていた覚えがあります。
あと小学校低学年だったから、結局終盤の面がクリアできないし、夕方の17時には家に帰らなきゃだしで、結局友達同士での遊びでは最後までクリアはできなかったんじゃないかな。

それと、本当に「だれの家にでもある」ものだったのに、「Aちゃんの家のマリオはクリアしやすい」などという何の根拠もないうわさが経ち、Aちゃんがほかの人の家に自分のソフト持ち込むなどもしていました。

いっち~

発売当初から凄い人気で、当時はファミコンのある家ならどこにでもあるような感じでした。1-2のワープゾーンや、3-1の無限増殖など裏技も豊富にあり、その反面として嘘の裏技も錯綜してゲーム雑誌を欠かさずチェックしていたのを思い出します。

科学万博

科学万博

科学万博(国際科学技術博覧会)は1985年に茨城県の筑波郡(現つくば市)で開催された博覧会で、開催地にちなんでつくば万博とも呼ばれています。

当時小学生だった自分は家族に連れられて3回、地域の集まりで1回の計4回ほど行きましたが、広い敷地内に建つ特徴的なデザインの巨大なパビリオンという非現実的な空間にとてもワクワクしていたのを覚えています。

いろいろなパビリオンがあったと思うのですが、何故か一番覚えているのはソニーの巨大なモニターなんですが、よくよく考えると開催期間中にTVで放映されていた番組で頻繁に映っていたので、そのせいかもしれないですね。

今でも霞ヶ浦に行くときに科学万博跡地の近くを通るのですが、通るたびに思い出す映像は立ち並ぶ露天や、パビリオンに並んでいる時の様子だったりします。

いっち~

85年のつくば博から数年後、1988年に熊谷市でさいたま博覧会も開催されて、なんか万博ブームな感じでした。さいたま博には結構な頻度で行った思い出がありますが、規模感的にはつくば博よりも小さかったですが、つくば博よりも楽しかった記憶があります。

あとがき

現在も名作として語り継がれる作品がたくさん登場した1985年。
今でも歌番組でカバーされている『飾りじゃないのよ涙は』『タッチ』や、映画・音楽ともに世界的な大ヒットを記録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ターミネーター』などの劇場公開。
こうして振り返ると、1985年はアニメ、洋画、邦画のすべてに「80年代の傑作」と言っても過言ではない名作が勢ぞろいしていますね。今思うと昭和の名作達をまとめて楽しめる贅沢な年だったと思います。

そして、1985年は社会現象にもなるほど大流行した『ビックリマンシール』や、家族や友達と皆で遊んでいた『スーパーマリオブラザーズ』などのアイテムも登場しました。
初代マリオが発売されてからファミコンに触れる時間が増え、時間を忘れてつい夢中でプレイしていました。
友達同士でプレイした時は「1回ミスしたら終わりにする」といった目標があっても終わりが見えず、気づいたら家に帰る時間になってしまったのが、今となっては懐かしい思い出です。
時間を忘れて好きなことに没頭してしまうのは、当時からずっと変わっていないんだな…と改めて思いました。

そんな感じで今回は1985年について振り返ってみました。
本当ならまだまだ語りたいことがたくさんあるのですが、それはまた別の機会に語り合えればと思います。

さて、次回の「バックトゥ・ザ・80’s」は1986年を振り返ってみたいと思います。
1986年には「ファミコン初のRPGゲーム」や「小さくて可愛い使い捨てカメラ」が登場しますので、ぜひお楽しみに!

では、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もタイムトリップして、懐かしい思い出を一緒に辿りましょう!

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