遂に判明、10月リミットレギュレーション!!次の覇権はどのデッキ!?
こんにちは!主に関東圏にて遊戯王OCGをプレイしているぽとふです。
記事を読んでくださっている皆さん、いつもありがとうございます!
待ちに待ったリミットレギュレーションが判明しました!
リスト一覧を一通りさらって強化されたデッキ等を適宜見ていった後、現在環境デッキとして活躍しているデッキへの影響を考察していく流れになります。
早速、どうぞ!
目次
10月リミットレギュレーション判明
9月24日に次期リミットレギュレーションがYU-GI-OH.jp(https://yu-gi-oh.jp/news_detail.php?page=details&&id=1747)にて発表されました。施行まで残り1週間のタイミングで発表されるスケジュール感にも少しずつ慣れてきましたね。
まずは実際のリストを見ていきましょう!
禁止カード
《古衛兵アギド》
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札・デッキからカードが相手の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分の墓地から「古衛兵アギド」以外の天使族・地属性・レベル4モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
②:このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合に発動できる。お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。その後、自分の墓地に「現世と冥界の逆転」が存在する場合、自分または相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る事ができる。
《古尖兵ケルベク》
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札・デッキからカードが相手の墓地へ送られた場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。
②:このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合に発動できる。お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。その後、自分の墓地に「現世と冥界の逆転」が存在する場合、自分の墓地から罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットできる。
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中から光・闇属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは墓地へ送る。
②:このカード以外の光・闇属性モンスターを1体ずつ、自分の手札・墓地から除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
《No.86 H-C ロンゴミアント》
戦士族レベル4モンスター×2体以上(最大5体まで)
①:相手エンドフェイズに発動する。このカードのX素材を1つ取り除く。②:このカードのX素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。
●3つ以上:このカードは他のカードの効果を受けない。
●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
●5つ以上:1ターンに1度、発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。
【ティアラメンツ】デッキをはじめ、特定のデッキのパワーを極端に高めてきたカードたちや、決まってしまえば先攻ワンキルに近い効力を持つ展開の終着点となるカードが、一挙に禁止カード指定を受けました。4枚の禁止カード化は大改訂といえるでしょう。
制限カード
《ティアラメンツ・クシャトリラ》
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手エンドフェイズに発動する。このカードのX素材を1つ取り除く。②:このカードのX素材の数によって、このカードは以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2つ以上:このカードの攻撃力・守備力は1500アップする。
●3つ以上:このカードは他のカードの効果を受けない。
●4つ以上:相手はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
●5つ以上:1ターンに1度、発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。
《ブロックドラゴン》
このカードは通常召喚できない。自分の手札・墓地の地属性モンスター3体を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。レベルの合計が8になるように、デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。
禁止カードとほぼ同じ方向性で数を減らされた《ティアラメンツ・クシャトリラ》と《ブロックドラゴン》が制限カードとなりました。後者はデッキを回す中で1枚に意図して触れれば良く、前回の準制限カード化に引き続き意味はあるのか?と思わざるを得ません。
準制限カード(規制カード)
《R-ACEエアホイスター》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「R-ACE」魔法カード1枚を手札に加える。
②:相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。手札から「R-ACEエアホイスター」以外の「R-ACE」モンスター1体を特殊召喚する。
《ピュアリィ・デリシャスメモリー》
●自分の手札を1枚選んで捨て、デッキからレベル1の「ピュアリィ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードを素材として持っている「ピュアリィ」Xモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。
《群雄割拠》
現在環境デッキとして活躍している【R-ACE】【ピュアリィ】の安定感を削ぐ意図の《R-ACEエアホイスター》《ピュアリィ・デリシャスメモリー》、【神碑】で相手の行動を阻害する使い方をされている《群雄割拠》が準制限カードまで数を減らしました。致命的寄りなのは《ピュアリィ・デリシャスメモリー》で、あとの2種は代用が効いてしまう印象です。
準制限カード(緩和カード)
《宵星の騎士ギルス》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「オルフェゴール」カードまたは「星遺物」カード1枚を墓地へ送る。このカードと同じ縦列に他のカードが2枚以上存在する場合、さらにこのターン、このカードをチューナーとして扱う。
②:自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に発動できる。お互いのフィールドに「星遺物トークン」(機械族・闇・星1・攻/守0)を1体ずつ守備表示で特殊召喚する。
《覇王眷竜ダークヴルム》
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「覇王門」Pモンスター1体を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
《ドラゴニックD》
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、アドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。
《ふわんだりぃずと謎の地図》
①:自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル1の「ふわんだりぃず」モンスター1体を相手に見せ、見せたモンスターとはカード名が異なる「ふわんだりぃず」カード1枚をデッキから除外する。その後、見せたモンスターを召喚する。
②:相手がモンスターの召喚に成功した場合に発動できる。自分は「ふわんだりぃず」モンスター1体を召喚する。
【オルフェゴール】【魔術師】【真竜】【ふわんだりぃず】のキーパーツがそれぞれ緩和されました。エイジ・オブ・オーバーロードで得た新規を存分に生かして現在その他の環境デッキと立派に渡り合っている【魔術師】、手札の《ベビケラサウルス》や《プチラノドン》を破壊する手段が増え安定感を増した【恐竜】等はこの緩和を追い風とすることができるのでしょうか?注目です。
- 《終末の騎士》
- 《超重武者バイ-Q》
- 《プランキッズ・ミュー》
- 《トリックスター・ライトステージ》
4枚とも共通して準制限カードからの緩和となります。
《マシンナーズ・メタルクランチ》
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
②:このカードの①の方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1800になる。
③:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから機械族・地属性モンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りのモンスターはデッキに戻す。
前回準制限カード指定を受けた《超重武者バイ-Q》については早すぎる帰還という印象です。3枚入れられるようになったことで《マシンナーズ・メタルクランチ》で確定サーチできるようになり、【超重武者】は見た目以上に安定感を取り戻しました。
《王の棺》
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ホルス」モンスターは、自身を対象としないカードの効果では破壊されない。
②:手札を1枚墓地へ送って発動できる。デッキから「ホルス」モンスター1体を墓地へ送る。
③:1ターンに1度、自分の「ホルス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを墓地へ送る。
先の《宵星の騎士ギルス》と合わせて初動カードが多く復帰した【オルフェゴール】は【ホルス】と掛け合わさることで活躍を期待されています。《王の棺》で墓地効果を持つ《オルフェゴール・ディヴェル》等を墓地に送れるシナジーがありますね。
また【プランキッズ】は展開の最後にランク4のエクシーズモンスターを作ることで《ヘルフレイムバンシー》→《ネメシス・フラッグ》→《アーク・ネメシス・プロートス》と繋ぐルートを得ています。
このようにキーパーツの規制で環境から姿を消したデッキがその間に増えたカードで強化を受けている例は多くあります。ここからの活躍に期待したいですね。
環境デッキへの影響
今シーズン環境上位で活躍してきたデッキへの影響度合いを見ていきましょう。全てのデッキに触れることはできないため、規制のあったテーマのみとなります。
【ティアラメンツ】
間違いなく今回の制限改訂で一番被害を受けたデッキで、現行のデッキ構築はもはや不可能となります。
このデッキに関してはリペア不可とは言いません。手を変え品を変え戦う道はあるはずです。「墓地に落ちたら融合する」という「ゼロからイチを生み出す」コンセプトが元から非常に強力であり、そこにテーマ内に存在する罠カードで妨害を添える能力もあり、未だに強テーマの条件を有していると感じます。
他の強力デッキを差し置いて使う意味を探すのは難しくなりましたが、このデッキの使用歴が長いヘビーユーザーであれば、代替案を見つけてくるはずです。
【ピュアリィ】
《エクスピュアリィ・ノアール》という絶対的な終着点を持ち、自由枠の数も相当数ある強デッキの最たる例が【ピュアリィ】です。反面先攻時の若干の弱さ、そもそものプレイの難しさから最近は少しずつ使用者を減らしていたデッキでもあります。
今回《ピュアリィ・デリシャスメモリー》が準制限カードになったことで、「初動のメモリー魔法の減少」「《ピュアリィ・マイフレンド》から確定サーチが不可能に」「《強欲で貪欲な壺》を発動した際全て除外されるリスクの増加」「《ピュアリィ》の効果のヒット率の低下」と多くの影響が出ることになります。
今回の改訂によって、新たな【ピュアリィ】ユーザーが増えるとは考えづらく、【ティアラメンツ】と同じく元からの愛好家が使用しつづけるという予想をしています。
【神碑】
【神碑】ギミック本体、《命削りの宝札》等のドローソース、各種永続罠等かけるべきカードはいくらでもあったように思います(永続罠は《群雄割拠》が1枚だけ減りましたが…)。ほぼ同じ構成で使えてしまうため、来期も元気にデッキを削ってくるのでしょう。少し憂鬱です。
【魔救】
【春化精】ギミックを搭載した構築が引き続き強く使えます。展開力の高さに加え、《タックルセイダー》の存在から【神碑】への相性的有利が魅力のデッキですが、《ブロックドラゴン》の制限カード化により早い段階で《ブロックドラゴン》が除外されてしまい敗着、なんてことは増えそうです。
【神碑】に限らず今や全デッキから飛んでくる超汎用カード《S:Pリトルナイト》で除外されてしまうのも痛手となります。意図してアクセスすることは変わらず容易ですが、気を配らなければならないことが増えた印象です。
まとめ
全体を通して「大きく変化なし」という印象です。【ティアラメンツ】の半ばパチンコのような性質の展開から《古衛兵アギド》や《古尖兵ケルベク》が捲れて自分のデッキからキーパーツが落ちるという不快な事象からは解放されましたが、【ピュアリィ】がトップに座り圧倒的ヒール役の【神碑】が存在する構図の環境も半年を超えてきており、「飽きてきた」という声もチラホラと。
デッキビルドパックで登場して早速活躍している【センチュリオン】や、10月の新弾で超絶強化が確約されている【ホルス】等がこの環境に一石を投じられるのか、注目していきましょう!
ぽとふ(@urami_yugi)と申します!
2014年頃から本格的に遊戯王のCSに出始め、今も関東地方で活動中です。
セレーネをリンク召喚した回数とチキンレースでドローした回数では誰にも負けません。ドロールが苦手なデッキをよく使います。
よろしくお願いします。
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