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【デッキ解説】ミソの記事のミソ vol.6 『銀河蛮嬢』

公開日:ドリルフィールド

銀河蛮嬢

みなさんご無沙汰してます、ドリルフィールドです!徐々に暑くなる最近ですが、調子はどうでしょうか?デュエルしてますか?

私はというと、毎週の様にデュエルは楽しみながらも、新デッキ作りに中々苦戦しております!夏にはオフ会等のイベントもたくさん開かれるので、しっかりデッキを作って備えたいところですね。

今回ご紹介させていただくデッキは、そんな新デッキが出来ない中でも私の日々のデュエルライフを支えてくれている、長期間愛用しているデッキになります。

安定した展開力による捲り性能と、選べる複数のフィニッシャーが楽しいデッキです。デッキコンセプトは「イゾルデをコンボに使わない!」。

デッキレシピ

銀河蛮嬢

デッキのコンセプト(または誕生秘話とか?)

書き出してから気づいたのですが、今回のデッキも前回同様エクシーズデッキになります、申し訳ない。でもエクシーズ召喚が好きなんだから仕方ないですよね。皆さんも好きなカードを使った方がいいですよ、その方が健康に良いので。

しかも前回と同じく《ゼアル・フィールド》が入っていますね。このカードにしかできない事が多すぎるので、これも仕方ない事とします。

しかし一口に「エクシーズデッキ」と言えど、出したいランクが違えば構築も必然違ってくるもの、今回のデッキは「ランク5」がメインの構築になります。

蛮族の狂宴LV5

今回、安定したランク5の展開のために目を付けたカードが《蛮族の狂宴LV5》。

手札・墓地からレベル5の戦士族を2体まで特殊召喚できるこのカードですが、一年半前(一年半前!?)に登場した《バーバリアン0号》の効果によってサーチする事が出来るようになりました。

《バーバリアン0号》は《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果で非常に簡単にデッキから特殊召喚できるので、つまり、これらに特化したデッキを組むことによって得られるアドバンテージは、『戦士族を二体並べれば、レベル1戦士族が一体と、二体のレベル5の戦士族が並び、オマケで戦士族のサーチが付いてくる』という状況そのものです。

であれば、《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚する程に盤面は広がっていく事になります。これを容易に達成するために、毎ターン墓地からの回収と手札からの特殊召喚が可能な《ジョーカーズ・ナイト》と、安定した戦士族の供給ができる《アマゾネス王女》《アマゾネスの戦士長》を主軸にデッキを組み立てました。

《聖騎士の追想 イゾルデ》はコンボデッキや、初動ぶん回しデッキでよく使われがちですが、デュエルの流れで普通に使ってもやはりめちゃ強い!という部分を説明していきます。

デッキの動き

今回のデッキに採用されているカードは主に3種類になります。今回のデッキでは特定のルートを用意しておらず、溢れるアドバンテージでゴリ押しで動いていく感じになるので、動きというより各項目に当てはまるカードの解説をしていきます。

①:《聖騎士の追想 イゾルデ》の素材にしやすいカード

②:ランク5の素材にしやすいカード

③:フィニッシュのためのコンボに用いるカード

④:その他を繋いだり、守りに用いるカード

①と②は一部のカードが兼任しているので、状況によって寄せたい方に合わせて動きます。

①:《聖騎士の追想 イゾルデ》の素材にしやすいカード

聖騎士の追想 イゾルデ

まずは「アマゾネス」関連です。《アマゾネス王女》と《アマゾネスの戦士長》は共に《アマゾネスの叫声》を経由する事で相互サーチの関係にあります。更に《アマゾネスの戦士長》は特定条件下で自身を手札から特殊召喚できる効果を持っているので、この2枚、もしくは《アマゾネスの戦士長》と通常召喚した戦士族で《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚していきます。

そうやって《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚したら、まず初めに①の効果で《ジョーカーズ・ナイト》をサーチします。《ジョーカーズ・ナイト》は次ターン以降、《聖騎士の追想 イゾルデ》になったり、ランク5の要員になったり、墓地の《聖騎士の追想 イゾルデ》をデッキに戻したり、と万能な存在なので、一番初めに取りにいきましょう。

バーバリアン0号

《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果は勿論《バーバリアン0号》の特殊召喚に使います。《蛮族の狂宴LV5》を強く使うためには墓地にレベル5の戦士族が二体欲しい所ですが、《ジョーカーズ・ナイト》1枚でその条件は達成されています。何だこのカード?

アマゾネスの意地

2種のアマゾネスはどちらも場に出た時にアドバンテージを発生させるため、一度回ったらすぐに余剰のサーチが可能になります。その際に《アマゾネスの意地》を場に伏せておけば、次の相手のエンド時に《アマゾネスの戦士長》を蘇生する⇒《アマゾネスの叫声》をセット⇒自分のターンに《アマゾネス王女》をサーチ、と2体目の《聖騎士の追想 イゾルデ》の召喚まで繋げる事が可能です。

 融合

その際に他に引き込んでいるカードや、一番初めにサーチした《蛮族の狂宴LV5》《ジョーカーズ・ナイト》、《アマゾネスの戦士長》からサーチできる《融合》等と相手の盤面を照らし合わせる事で出したいフィニッシャーを決め、どのカードをどこにあてるのが効率的か考えていきます。

②:ランク5の素材にしやすいカード

銀河蛮嬢

デッキを回すのは《聖騎士の追想 イゾルデ》や「アマゾネス」の仕事ですが、相手を打ち倒すのはランク5の役目です。ランク5を出しやすくするためのカードについて説明します。

まずは《真源の帝王》。墓地の「帝王」魔法罠を除外する事で墓地からレベル5のモンスターとして特殊召喚できるトラップモンスターです。このカードは《おろかな副葬》で《汎神の帝王》を墓地へ送る事でデッキからのサーチも可能です。

《聖騎士の追想 イゾルデ》の②の効果発動のためのコストは、何度でもデッキに戻る《執念の剣》が便利なのですが、「帝王」装備魔法である《再臨の帝王》も使えるので、一回目は《真源の帝王》のために落としておくと良いでしょう。

またその際に、既に《汎神の帝王》が除外されているならば、特殊召喚するカードを《天帝従騎イデア》にする事で、《汎神の帝王》を回収してドローターボしてもいいですね。

地葬星カイザ

《アマゾネスの戦士長》や《真源の帝王》は勿論使い勝手の良いレベル5のモンスターなのですが、《地葬星カイザ》も中々の物です。

《地葬星カイザ》は光・地属性の戦士族をリリースする事で特殊召喚が可能なレベル5のモンスターで、起動効果でデッキから光・地属性の戦士族を墓地へ送る事が可能です。

並び立つ《アマゾネス王女》や《バーバリアン0号》をこのカードでレベル5に変換しつつ、ついでにその効果で《新鋭の女戦士》を墓地に送っておけば、状況に合わせた戦士族の回収も可能。勿論先程の《天帝従騎イデア》を直接落としてもいいですね。

③:フィニッシュのためのコンボに用いるカード

銀河蛮嬢

と、言うと少々大袈裟ですが、ただ盤面を広げるだけでなく、一応デッキの目指すところとして、ランク5から繋がる大型のフィニッシャーを2種用意しています。

どちらも下準備として《ZW-弩級兵装竜王戟》から《ゼアル・フィールド》をサーチしておきます。

永遠なる銀河

まずは《永遠なる銀河》。
なんかごちゃごちゃ書いてあるカードですが、要はランク5のモンスターをランク9の「ギャラクシー」Xモンスターにランクアップさせる効果です。

《CNo.107 超銀河眼の時空龍》の打点と起動効果で制圧したり、《超銀河眼の光波龍》を特殊召喚して《ゼアル・フィールド》の効果で《銀河眼の極光波竜》を素材として仕込むことにより、強力なコントロール奪取効果が使用できるようになります。

注意点としては《永遠なる銀河》には発動条件として場に「ギャラクシー」か「フォトン」モンスターが必要なので、リンクモンスターである《銀河眼の煌星竜》を上手く活用しましょう。

《永遠なる銀河》自体は《聖騎士の追想 イゾルデ》や《地葬星カイザ》から《フォトン・ジャンパー》を経由する事でサーチ可能です。

No.67 パラダイスマッシャー

次に《No.67 パラダイスマッシャー》です。このカードの効果について軽く説明すると

「お互いにサイコロを振って、出た目が大きかった方は次のターン終了時までモンスターの使用に対して大きな制限が掛かる効果。もしその効果の発動時にX素材が残っていれば、ダイスの目を操作できる」

という効果です。奇しくもまたダイスですね。《真竜皇V.F.D.》を彷彿とさせる強力な封殺効果を持ちますが、ギャンブルしたくなければ3体以上のモンスターの使用が必要になるわけです。

真竜皇V.F.D.

事前に《ゼアル・フィールド》を準備して、このカードに素材を補充する事で、楽してギャンブルに勝つ事が出来ます。デッキ的にはレベル5を3体並べる事自体も容易なので、更にそこに素材を足して素材4とし、一回は勝ち確のギャンブル、真の運を試す二回目のダイスロールも可能。

上記の2枚が切札となっていくわけですが、勿論、《アマゾネスの戦士長》の効果でサーチできる《融合》から《覇勝星イダテン》や《ガーディアン・キマイラ》を出す事で、手札補充しながら相手の場を対処したり、リンク召喚の択として用意した《天威の龍拳聖》は《ジャックス・ナイト》や《真源の帝王》により破壊効果を強く使えますし、ランク5を組んで《No.61 ヴォルカザウルス》や《セイクリッド・プレアデス》なんかで普通にビートダウンを仕掛ける。豊富な選択肢が用意されています。

④:その他を繋いだり、守りに用いるカード

残りのカードは守りの動きをするために採用されているのですが、一応軽く説明しておきます。このデッキはデッキ枚数が多くて、サーチできないカードには触りづらいので、主に前衛のモンスターで守っていく形になります。

まずは《U.A.パーフェクトエース》ですね。意外にも汎用的で強力なカウンター効果を持っているカードです。「U.A.」から共に採用されている《U.A.マイティスラッガー》の2枚の内、片方を手札、もう一方を手札か墓地に揃える事で、《蛮族の狂宴LV5》で場を経由して効果を使う事が出来る状態になります。

《聖騎士の追想 イゾルデ》《地葬星カイザ》《新鋭の女戦士》、《おろかな副葬》の効果で《U.A.ペナルティ》の墓地効果経由の《U.A.ハイパー・スタジアム》等、デッキ内のあらゆるカードから触れるので余剰展開として強力。

《銀河眼の煌星竜》は《永遠なる銀河》の発動条件としても使いますが、②の効果で相手ターン中の妨害もこなします。①の効果と合わせて強く使うために、《聖騎士の追想 イゾルデ》や《地葬星カイザ》で、早めに《フォトン・ジャンパー》や《フォトン・バニッシャー》に触れておきたいですね。

天獄の王

《天獄の王》は明確な仕事がありませんが、使用に際して、デッキの中で簡単にサーチ可能な《アマゾネスの叫声》がフリーチェーンなのが都合がよく、その効果でコンボパーツや《刺し違GUY》といったシンプルな罠カードを状況によってサーチし分けます。しかも3000打点、強い!!

デッキを回すときの注意点

特定のルートを作っていない事から非常に手数が多く、弱点という弱点が少ない印象のデッキです。ただ、EXデッキのリソース回復手段がないので、EXモンスターを勿体ない使い方をしたり、最適なモンスターの選択に失敗し続けると、守りが硬い相手には詰む可能性があります(10敗)

また《蛮族の狂宴LV5》が使用できるのは3回まで(必殺技みたいでカッコいい)なので、《ジョーカーズ・ナイト》というアキレス腱が切られた上で使い切ると出力が大幅に低下します。除外には気をつけましょう。エンド時の回収を忘れるとすぐ除外されちゃいますよ(100敗)

《蛮族の狂宴LV5》は時代には珍しく、所謂「名称ターン1」の縛りが儲けられていないカードです。ここぞという場面で打ち込んで、圧倒的物量で押し込みましょう!

改善案と余談

《聖騎士の追想 イゾルデ》をいつも棒立ちで放置するんですけど、《羅天神将》等のお茶濁し系リンク3モンスターを入れた方が良さそうではある。

CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア

このデッキは元々《CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》の特殊勝利を達成するために作ったデッキをアレンジしたもので、過剰ともいえるアドバンテージが発生します。

その後改造し、余ったアドバンテージの消化やデッキを楽しく使うために《ゼアル・フィールド》周りのコンボが搭載されましたが、安定性にかまけて大きく枠を使っているので、その辺を抜いて、好きな戦士族やランク5のモンスターを入れる事で、自由にアレンジ出来るようになっています。なので是非皆さんの手で改造して使ってみて下さい。楽しいよ!!

それではまた次回、夏真っただ中で会いましょう!

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