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2023年4月リミットレギュレーション施行!!環境デッキへの影響は!?

公開日:ぽとふ

2023年4月リミットレギュレーション

こんにちは!主に関東圏にて遊戯王OCGをプレイしているぽとふです。

2023年4月のリミットレギュレーションが遂に施行されました。公開がかなり後ろ倒しになり、発表が待ち遠しかった方も多かったのではないでしょうか?

1月の改訂に続き多くのカードが規制を受けることとなりました。2022年の遊戯王が存在しなかったことにされそうな勢いですが、その点については何も言うまい…!

では、前環境で活躍したデッキに対する影響を考察していきましょう!
今回はデッキ名を挙げ、規制内容と具体的な影響に言及するという順番で進めます!

【ティアラメンツ】

《スプライト・エルフ》→ 禁止

《ティアラメンツ・メイルゥ》→ 制限

《ティアラメンツ・ハゥフニス》→ 制限

《剣神官ムドラ》→ 制限

《古尖兵 ケルベク》→ 制限

メインデッキ、エクストラデッキ合わせて5種のカードが何らかの規制を受ける形となりました。正直な話、1月の制限改訂時点で少なくとも環境トップシェアではなくなる予想だったのですが、まさかの大躍進の前期でした。

古尖兵ケルベク

《ティアラメンツ・ハゥフニス》や《古尖兵ケルベク》の存在がランダム要素をはらむとはいえ相手ターン中の行動権を担保し、こちらの展開中なのに相手の場には融合モンスターが複数体。あろうことか先攻1ターン目にサレンダー、そんな経験をされた方もいるはずです。前述のカードはメインギミックのカードでありながら手札誘発のような役割をしていました。これらの総数が減ることで【ティアラメンツ】デッキの後攻のパワーは相当落ちると考えてよいでしょう。

スプライト・スプリンド

またデッキの動かし方としては、《ティアラメンツ・メイルゥ》を素材に《スプライト・スプリンド》をリンク召喚、効果で《ティアラメンツ・メイルゥ》を墓地へ送って融合召喚する流れが取れなくなっており、悪影響は免れない部分です。

スプライト・エルフ

《スプライト・エルフ》の禁止はリソースづくりを難しくします。相手ターン中に蘇生される《ティアラメンツ・メイルゥ》の強いことと言ったら…。

ただ、仮組みして回してみたところ、空いたスペースの埋め方によっては先攻時の出力はどうにでもなり、普通のデッキ並みまで落ちた後攻のパワーに課題を残す良デッキくらいの印象を受けました。

【深淵の獣】系統

《スプライト・エルフ》→ 禁止

《深淵の獣 ルべリオン》→ 制限

《深淵の獣ドルイドヴルム》→ 制限

《深淵の獣 バルドレイク》→ 制限

《スプライト・ブルー》→ 制限

※【P.U.N.K深淵の獣】や【深淵の獣スプライト】含むものとし、規制を受けたカードにまとめて触れていきます。

深淵の獣ドルイドヴルム

躍動する【ティアラメンツ】を抑制するべく生み出された【深淵の獣】でしたが、そのメタ性能を上回る出力で暴れまわる【ティアラメンツ】を抑え込むには至りませんでした。それどころか【深淵の獣】モンスターの存在自体が多くの光・闇属性デッキを制限することとなり、不満を集める構図となっていましたね。

今回で共通効果持ちの4種類のうち3種類までが制限カードとなり、「【深淵の獣】のせいであのデッキが使えない!」という状況からは脱したかと思います。

深淵の獣ルベリオン

【深淵の獣】は【烙印】とも関係の深いテーマカード群であり、デッキとして組むことを考えた時の影響を考えましょう。なんといっても痛いのは《深淵の獣ルベリオン》の制限カード指定です。貴重な初動であった上、《烙印の獣》等の【烙印】永続魔法・永続罠カードはこのカードからアクセスすることを前提にデッキに組み込まれています。《深淵の獣ルベリオン》が減るということはすなわち、前述の【烙印】永続魔法・永続罠カードへのアクセスも難しくなるということです。意図しないタイミングで引いてノイズになる場面も増えるでしょう。

スプライト・ブルー

【スプライト】ギミックと合わさることもありましたが、ついに《スプライト・ブルー》も制限カード指定を受け、そのアクセスはほぼ《ギガンティック・スプライト》を前提にするものとなるでしょう。【スプライト】系統のデッキは元々数を減らしてはいましたが、追い打ちをかけられる形でもはやデッキの主軸に据えるのは難しい状況となります。

【神碑】

《神碑の泉》→ 準制限

《スキルドレイン》→ 制限

神碑の泉

【神碑】魔法の妨害に加えて多種多様な永続罠を使って相手のデッキを削り切る戦術を得意とした【神碑】のキーパーツ《神碑の泉》と、妨害カードの筆頭であった強力罠、《スキルドレイン》がそれぞれ枚数を減らされました。《スキルドレイン》は長きに渡り罠カードで戦うデッキに愛用されてきた歴史があり、今になっての規制は意外でもありました。

妨害の質も落ち《強欲で貪欲な壺》の採用が戸惑われ安定感の低下も予想されることから、影響ゼロというわけにはいかないでしょう。しかしまだなんとかなりそうな雰囲気が漂っているのは気のせいではないはず。大会に出られる方は引き続きガードを緩めずに。

次期環境予想

緩和カードも多数ありますが今回は割愛し、4月以降の環境を支配していくのはどのデッキなのか予想を立てて締めたいと思います。

①【ピュアリィ】

エクスピュアリィ・ノアール

「サイバーストーム・アクセス」で大きく強化を受けて環境入りしたデッキビルドパック産テーマです。その強みはやはり《エクスピュアリィ・ノアール》の存在でしょう。新規カード《ピュアリィ・リリィ》の登場で登場のハードルがグッと下がりました。

明確なメタカードが存在し、環境トップに躍り出るとなるとその煽りを受けやすいデッキのため、長くトップにいることはなく沈んでいき、メタが緩んだところで再浮上という鼬ごっこの予感がします。

②【クシャトリラ】

クシャトリラ・アライズハート

前期途中から突如として数を増やし、「実はやれる」ことが証明されてしまったデッキ。今回の改訂では特に影響を受けておらず、3月までと同じだけのパワーが出ます。

デッキをどう安定させていくかが肝で、《強欲で金満な壺》や《スモール・ワールド》を採用した構築も散見されます。

③【勇者シンクロン】系統

ジャンク・スピーダー

《ジャンク・スピーダー》の効果を皮切りに超展開が始まります。《PSYフレームロード・Ω》によるハンデスを《深淵の獣ディスパテル》で複数回行い、手札の枚数が減ったところに更に《盗人の煙玉》でピーピングハンデスという流れで勝利を目指します。

恐ろしいのは4月のレギュラーパックで強化の余地を残していること。緩和組みの《グローアップ・バルブ》も間違いなく構築に絡んでくるでしょう。正直とても相手にしたくないです。

これらに前述の【ティアラメンツ】を加えた4つのデッキを、4月以降の環境デッキとして予想します!構築を考える際の参考にしていただければ幸いです。それではまた!

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