【買取実績】朝日ソノラマ発行 月刊「マンガ少年」と別冊多数

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「マンガ少年」は76年から81年にかけて発行された月刊マンガ雑誌です。雑誌名は昭和20年代に発行されていた学童社の「漫画少年」をリスペクトしたものとのこと。


創刊号の作家陣筆頭の手塚治虫は、「COM」(虫プロ発行、19873年休刊)で連載していた『火の鳥』(望郷篇)をひっさげての参戦。誌名も氏の提案だったとのことです。他にも「COM」に執筆していたトキワ荘出身者や、ジョージ秋山、松本零士など中堅どころをずらりと揃えての船出でした。ラインナップはSF系作品が多く、おそらくは『宇宙戦艦ヤマト』ブームの影響が強かった時期と思われます。現在も『アタゴオル物語』や宮沢賢治作品のコミカライズで活躍するますむらひろしも、本誌創刊の大型新人枠としてファンタジー作品の読み切りを連載しています。

 


そして創刊まもない1977年1月号からは竹宮恵子の『地球へ…』も連載スタート。竹宮恵子も「COM」への投稿が漫画家へのきっかけとなっていますね。竹宮初の少年マンガでもある『地球へ…』は『火の鳥』『サイボーグ009(海底ピラミッド編)』と同様に本誌の主軸の1本となっていき、その最終回と同時にアニメーション映画も公開されます。『地球へ…』は00年代にもテレビアニメシリーズ化されており、本誌の代表作の一つといえるでしょう。

 


また、特集記事における専門誌とは少し異なる視点での、業界傾向を俯瞰したような切り口にも注目です。例えば77年1月号のSFアニメに夢中になる女性ファンについての特集などは、現在でもたまに論争が起こる、「当時女の子はロボットアニメなんか観てなかった!(男子視点)」「いやむしろ女性ファン層の人気が作品傾向にも反映されている(女性視点)」という議論に対するちょっと貴重な証言集になっていますね。


まあ実際には先の記述はロボットアニメなどの対象年齢である男子児童の、狭い世界における記憶で、後者はそれよりは高い年齢、中高生程度の女子学生の視点であり、性別よりは年齢差による視点の違いが乖離を生み出しているだけだと思うのですが(両者とも40年経った現在ではいい歳のおじさん・おばさんですから、当時の年齢差を前提にすることを忘れているんですよね)。


▲実際こうしたマンガ以外の特集は、臨時増刊のかたちで昇華されたようです。

当時すでに週刊・月刊の少年誌が隆盛を極めていたわけですが、「マンガ少年」はそうした流れとは少し別の枠にあったように思えます。わずか5年間という短めの展開時期となってしまいましたが、投稿者や本誌デビューとなった作家の中には今なお活躍し続けている者も多くいます。SF/ファンタジー系の比率が多いという点では、「少年キャプテン」や「コミックコンプ」など、オルタネイト(傍流:サブカルチャーなどの言葉はあまり好きではないので)系ともいえる雑誌群に引き継がれていると考えています。


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商品カテゴリー少年青年漫画・劇画懐かしい本・紙モノ
ご依頼地域茨城県日立市
買取方法宅配買取

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