プロ野球選手名鑑 紹介

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前回のケイブンシャ大百科シリーズより『プロ野球大百科』をご紹介いたしましたが、一緒に『プロ野球選手名鑑』等もお譲りいただいていましたので今回はこちらのご紹介です。

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現在も発売されている球場へのお供こと『プロ野球選手名鑑』、自分も現地観戦に行くときはこれを持参して観戦していますが、この頃は今のコンパクトサイズに比べて少々厚みがありますね。

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当時からデータベースとしてしっかりとデータが載っています。現在のものと違って白黒で写真と文字が大きいです。選手の表情も現在に比べると硬いものが多い気がします。前回のケイブンシャに比べると簡素な気がしますが、必要な情報と展望がきっちり載っているので十分でしょう。なんだかコメントが「若きエースにのしあがりました」とか可愛いらしいものが多いですね。

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現在では名選手、名将として名だたるご活躍をされた原辰徳さんも当時は新人。期待は勿論大きかったようですが、プロになるにあたって問題を克服できるかどうか心配されていました。結果はご存知の通りです。引退試合での豪快な一発を始めとした。ピタッとした静謐な構えから、射貫くような鋭いスイングで高い弾道の打球を打ち上げバットを投げ捨てるホームランがとてもかっこよくて大好きでした。豪快なホームランはいつ見てもいいものですよね。

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巻末にはコラムが載っています。こちらは当時のお金事情についてのコラム。「裏金」とか堂々と書いてありますが大丈夫なんでしょうか。球界に大論争を巻き起こした江川さんが当時の契約金最高額だったんですね。後の活躍や当時すでに大学等で残していた結果を考えれば、妥当な評価といえます。8千万円というのは現在でも高額の部類ですが。今年活躍中の清宮選手の契約金は1億円だったそうです。他のドラ1の選手も8千万円を超える契約金なので、プロ野球全体としてどんどん高騰していっているのが分かりますね。ちなみに日本プロ野球の最高年俸はヤクルト、巨人、ソフトバンクに在籍したペタジーニさんの7億2000万円だそうで、メジャーだと大投手カーショウ選手の42億円になります。桁が凄すぎてもはや想像もできない域ですが野球選手は何とも夢のある職業です。

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当時から2年目のジンクスというものは存在したんですね。今でも期待の新人が活躍したと思ったら2年目以降思うような結果を残せず去ってしまうことは少なくありません……研究が盛んな競技ですので、ずっと成績を残すのは難しい生き残りをかけた残酷な世界です。だからこそ試合で選手たちの一挙手一投足を見ていて、心打たれるものがあるのかもしれませんね。

 

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