昭和のアニメ紹介 -あしたのジョー-vol.1
前回はちばてつやについて書いたが、今回はそのちばてつやの代表作、あしたのジョーについて書きたいと思う。
■原作者、高森朝雄(梶原一騎)
ちばてつやの不世出の傑作といえば、やはり高森朝雄(梶原一騎)原作の「あしたのジョー」であろう。
あしたのジョーは週刊少年マガジンの代表作というだけではなく、ボクシング漫画の金字塔となり、社会現象となった日本を代表する漫画作品である。
梶原一騎は元祖スポ根マンガである「巨人の星」の原作者であり、あしたのジョーの作画担当には自らちばてつやを指名したという。
ちばてつやは前作、ハリスの旋風の制作過程でボクシングの取材をしており、それを漫画にしたいと考えていたところ、週刊少年マガジンの編集者から梶原一騎を紹介された。
ちばてつやは梶原一騎との面識はなかったが、梶原一騎はちばてつやを一流の漫画家として認めており、梶原一騎の意向で、ボクシング漫画が連載されることは決定事項となっていた。
巨人の星に続いて週刊少年マガジンを代表するスポーツ漫画となる「あしたのジョー」の制作は、ちばてつやの思惑とは関係なくこのように始まっていった。
タイトル選びは難航したが、ちばてつやの証言によると梶原一騎が「あしたのジョーではどうだろうか」と進言し、その美しい響きに皆が納得し、決まったという。
■矢吹丈
あしたのジョーは、泪橋のドヤ街に現れたジョーこと矢吹丈が、ボクシングを通して多くの人々と心を通わせ成長していくスポーツ漫画である。
ボクシングの師匠であり、所属ジム「丹下拳闘クラブ」(後に丹下ジム)の会長となる丹下段平。白木ジムの会長、白木葉子。
そして特等少年院で出会い、白木ジムに所属し生涯のライバルとなる力石徹。
矢吹丈は孤児である以外は過去の経歴は不明である。ドヤ街に突然現れ、その喧嘩スタイルに丹下段平が惚れ込むが、矢吹丈は詐欺行為を行い少年院へと送られる。少年院へと送られた矢吹丈へ、丹下段平は「明日のためのその○」という手紙を度々送り、通信教育を続けた。
■力石徹
少年院に収監された矢吹丈は更に問題を起こし、後にマンモス西というリングネームでプロボクサーとなる西寛一とともに特等少年院へと送られる。
そこで矢吹丈は生涯のライバルとなる力石徹と出会った。
力石徹はすでにウェルター級で活躍する現役プロボクサーであったが、傷害事件を起こし特等少年院へと送られる。
特等少年院で一目置かれていた力石徹に反目する矢吹丈。力石徹を倒すためにボクシングに本気で取り組み、少年院内で行われたボクシング大会で力石徹と戦った矢吹丈は、決着がつかずに引き分けで終わった。
その直後、力石徹は矢吹丈を残し特等少年院を退院し、白木ジム所属のプロボクサーとして現役に復帰する。
遅れて特等少年院を退院した矢吹丈は、トラブルに巻き込まれながらも丹下ジム所属のバンタム級プロボクサーとなり、将来のバンタム級世界チャンピオンと期待されていた全日本新人王のウルフ金串との対戦を取り付け、勝利。この勝利により、矢吹丈はバンタム級の新人プロボクサーの中で台頭し、力石徹との決着に向けて大きな前進を果たした。
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