高橋留美子作品紹介2 -うる星やつら-
前回の高橋留美子作品紹介 -うる星やつら-では、ラムと諸星あたるについて書いたが、今回はその他の登場人物について書いてみたい。特にラムと交友関係があったキャラクターを以下に書いていく。
こちらはたいむましんにて買取しました、うる星やつらのポスターになります。
■ラン
ランはラムの幼馴染で親友である。鬼型宇宙人の星に住んでいるが角がないので、鬼型宇宙人以外の宇宙人である。容姿は地球人と変わらないが、特殊能力で口づけをすることにより相手の若さを奪うことが出来る。
また魔術や科学（化学）にも長けており、重火器や爆薬の使用も得意である。重火器や爆薬は服の下に隠していることが多い。自分に似せたからくり人形を多く従え、小間使いや攻撃に使用する。
ふわふわカールの赤毛で、ラムとは柄も素材も異なるビキニを着用。その上からシフォンのドレスを着ていることが多い。
可愛くブリッコであるが、暴力的な人格に豹変すると河内弁となる。ランに暴力的な人格が芽生えたのは、幼少時のトラウマが原因であり、それはラムの行動によるものである。
ランとラムは幼馴染であり、よく遊んでいた。ラム（弁天やおユキの場合もある）は何か問題を起こしたりするとコッソリとランの仕業に見せかけ、ランは母親に折檻された。そのことがトラウマとなり、感情が高ぶると暴力的な人格に豹変するようになってしまった。
またラムの婚約者であったレイに片思いをしており、ラムがレイを捨て諸星あたるに走ったことに激怒し、繰り返し復讐を企む（が、失敗する）。復讐の相手は諸星あたるになることも多い。
ただラムと破局したおかげでレイとは恋人同然の関係になっている。
こちらはたいむましんにて買取しました、うる星やつらのポスターになります。
■弁天
弁天は福の神族の宇宙人であり、七福神の一人である弁財天。節分の日のたびに、鬼型宇宙人と合戦をするのが習わしである。ラムの幼馴染であり、節分の合戦ではライバルとなる。福の神族は財政難らしく、節分の合戦を地球で行うこともある。
黒いロングヘアーをアップにしており、赤を基調としたビキニアーマーを着用する。肩から鎖をかけており、喧嘩に使用するが、これは自宅UFOの鍵でもある。移動にはUFOよりもエアバイク流星号を使うことが多い。
惑星中学校ではおユキ、ラムと共に「伝説のスケ番」と呼ばれて、恐れられていた。その為現役のスケバングループが度々対決に来ることもあったが、軽くいなしている。
■おユキ
海王星の女王であり、雪女型宇宙人である。雪、氷、吹雪などを自在に操り、その特殊能力は海王星全体を氷漬けに出来るほど強力。ラム、ラン、弁天ともにおユキが最も強く、恐ろしいと口をそろえる。
女王としての責任感は強く、海王レミングが起こした粗相に対して自ら弁済を申し出るほど。
白い着物を愛用し、その下にワンピース型の水着を着ている。長髪は白く氷のようで、ポニーテール。表情を顔に出すことは少なく、感情を高ぶらせることも少ないが、陰湿で突然攻撃的になる。
また商人でもあり、大福帳を所持し人への貸しをまめに記帳している守銭奴であるが、本人は否定している。
海王星では大量の雪を捨てるために異次元トンネルが用いられるが、男衆は星外へ出稼ぎに出ているため、雪かきを出来る者が少ないのが悩みである。
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■クラマ
クラマ星のからす天狗一族の女王。父親は地球人の源頼朝であり、からす天狗一族には人型の男がいないため、コールドスリープを繰り返して異星人の人型の男を結婚相手として探している。そして語り継がれてきた掟のせいで諸星あたるを結婚相手として再教育しようとするが、挫折。その因縁でラムと対立する。
諸星あたるに対しては執着心は全く無く、掟の真相を知った際には掟を自ら無効化した。その後も面堂終太郎や竜之介を相手に選ぶこともあるが、結局相手は決まらないままである。
劇場版第一作『うる星やつら オンリー・ユー』では、ラムを助けるためにからす天狗一族の艦隊を引き連れ、駆けつけた。その際も眠りから目覚めた多くの美男子たちに求婚していた。
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