茨城県古河市の懐かしい本・紙モノ買取実績|『スターログ・日本版』No.3~No.6を店頭買取させて頂きました。

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『スターログ・日本版』No.3~No.6 トップ画像

1978年に創刊された『スターログ・日本版』の第3号から6号までの4冊をお譲りいただきました。ありがとうございます!

同誌はその副題通り、アメリカで1976年に創刊されたSF映画雑誌『スターログ』の日本語版となります。当時のSF作品のビッグタイトルといえば『スタートレック』。

そして創刊の翌年に『スター・ウォーズ』第一作が公開。同作のヒットの影響で『スタートレック』劇場版の製作、多くのフォロワー作品など、その後のSFムービーブームが多数誕生し、『スターログ』はそうしたブームに乗って人気雑誌となります。

日本版が創刊された1978年は国内で『スター・ウォーズ』が公開された年でもあります。『スターログ・日本版』はグラフィック・デザイナーの鶴本正三が主宰する「ツルモトルーム」によって編集・刊行されました。

創刊当初は隔月刊、No.5より月刊化されます。本家のローカライズにとどまらず、日本版独自の視点の記事や企画も多くありました。

『スターログ・日本版』No.3表紙

ワールドワイドなSF作品全般を総合的に取り上げる『スターログ・日本版』の姿勢は、80年代以降の日本のSF界に大きな影響を与えています。

特に1980年に朝日ソノラマより創刊し、現在は出版社をホビージャパンに変えて刊行され続けている『宇宙船』は、初期の号などは『スターログ』の影響が見え隠れしていました。現在ではかなり国内特撮作品に特化し、むしろ特撮雑誌の代表格ともいえるポジションになっていますね。

話をスターログに戻しまして、各号の気になったポイントや記事をピックアップしてみましょう。

『スターログ・日本版』No.3目次

No.3の目次ページです。やはり海外作品が圧倒的ですが、いくつ日本独自の企画や記事が混ざっているという印象です。

『スターログ・日本版』No4目次

No.4目次ページ。ITC大特集でわくわくしつつ、中島梓+橋本治、大林宜彦、草下英明、安田均の4大新連載や、長岡秀星ギャラリー、『復活の日』記事などの日本版企画がにぎわっています。以後の号でも日本独自企画などの比率が増えていく傾向があります。

『スターログ・日本版』No.5ウルトラ特集

No.5のウルトラシリーズ特集。コメンターとして江口寿史をもってくるのは目の付けどころがタダものじゃない感がありますね。『すすめ!パイレーツ』などでは特撮やアニメのパロディをかなり積極的にやっていました。

『スターログ・日本版』No.6 怪奇特集

No.6の怪奇大特集は露骨なモンスター系ではなく日常と紙一重の怖さに焦点を当てています。楳図かずおや山岸涼子などに加え、シニカルな短編作品が多い藤子不二雄も取り上げられていました。

『スターログ・日本版』No.4 フラゼッタCM
『スターログ・日本版』No.6 遠藤賢司
『スターログ・日本版』No.6 A SPACE GODZILLA

『スターログ・日本版』は1987年に100号をもって一旦休刊。後に竹書房から季刊で1999年から2006年にかけて復活しています。日本における『SF』という概念の普及と多くの影響を与えた雑誌といえるでしょう。

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商品カテゴリー 特撮懐かしい本・紙モノ
買取方法 持込買取

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。


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