埼玉県皆野町のマンガ雑誌買取実績|朝日ソノラマ『マンガ少年』『DUO』などを宅配買取させて頂きました。
埼玉県皆野町のお客様より、1976年から85年にかけて発行された朝日ソノラマの『マンガ少年』およびその後継誌『DUO』をお譲りいただきました。たいむましんの買取をご利用いただきありがとうございます!
マンガ少年
『マンガ少年』は1976年創刊で、もともと73年に休刊となった『COM』で連載していた手塚治虫の『火の鳥』の受け入れ先としてスタートしています。そのため初期メンバーは手塚治虫やトキワ荘メンバーほか、『COM』出身の漫画家が多く執筆していました。
やがて新たな作家も加わっていきますが、おりしも時代は『宇宙戦艦ヤマト』の再放送を受けてのアニメブームが盛り上がりを見せていた時期です。
その時代の流れの中で『マンガ少年』はSFや幻想的な作品や実験的な作品を中心とする独自のコンセプトの雑誌へと成長。『ジャンプ』『マガジン』などとは一線を画す存在となりました。
本誌をきっかけにデビューした作家としては細野不二彦や高橋葉介など、新人賞では石坂敬や木村直巳、神谷みのるなどが名を連ねました。
中でも人気だったのは77年にスタートした竹宮恵子の『地球へ…』で、連載終盤にアニメ映画化が決定。最終回掲載号の発売とアニメ映画の公開を同じ80年4月に合わせるなどメディア間の連動が図られていました。
この最終回連動は依然ご紹介した『キャンディ♡キャンディ』でも行われていますね。
今回『マンガ少年』は1979年11月号から、最終号である81年5月号までと、新人作家特集号の別冊をお譲りいただいております。
DUO
『地球へ…』終了後の『マンガ少年』はヒット作に恵まれず81年5月号で休刊。その体制は『月刊マンガデュオ』へと引き継がれ、『アンドロメダストーリーズ』など一部の連載作品も同誌へと移行しました。
雑誌名は少年誌でも少女誌でもなく双方を包摂するというコンセプトからですが、マンガ「少年」からDUOへと移行したことからもわかる通り、号数を重ねるごとに少女マンガ色が強くなっていくのが表紙写真でも窺えますね。
『月刊マンガデュオ』として7号発行したのち、隔月刊誌『デュオ』となって18号をリリース、85年3月号をもって休刊します。
ちなみに『DUO』の創刊号には、先日亡くなった(記事執筆時2024年12月)楳図かずおの読み切り『男神(オジン)』が掲載されています。
55歳になった「まことちゃん」がバイクで暴走するというエピソード。まことちゃんが老けすぎに見えますが、この頃の55歳は定年退職する年齢でもあり(80年代にまだ55歳定年から60歳定年に引き上げられました)そのイメージからと思われます。実は私70年生まれなので今がほぼ同い年ですね……。
昭和の時代を映す鏡にもなっているマンガ雑誌。たいむましんでは昭和や平成初期の懐かしマンガ雑誌の買取をお待ちしております。もちろん全巻揃いでなくても構いません、実家の物置などに眠ってはいませんか?
雑誌は数が多いと荷造りも大変ですが、たいむましんではご連絡いただければ荷造り用段ボールをお送りします。そのほか大量買取や高額買取の場合はご自宅までうかがう出張買取にも対応しております。まずはご連絡ください!