【買取実績】これが昭和のiPod? シャープ ビッグラジカセ GF-999をお譲りいただきました

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シャープ GF-999 The Searcher-W 正面

昭和56年(1981年)に発売された、シャープの超大型Wラジカセ「GF-999The Searcher-W」をお譲りいただきました、ありがとうございます! 


「999」という型番が「これ以上大きいものはない」という気概を感じますね(※翌年にGF-1000がリリースされますが)。幅約74センチ×高さ約38センチ×奥行約17センチと、事実国内最大クラスのWラジカセです。

そのサイズの理由はボディ下半分以上を占める16cmのウーハーとホーン型ツイーター、そしてスーパーウーファーを装備していることにあります。実際この時期は大径スピーカーこそが正義! といった風潮があったと思います。

もちろん室内向けの据え置き型スピーカーはこの本体の数倍のサイズですが、GF-999の利点は可搬性にあります。単一電池12本で屋外でも駆動可能、それこそ原宿の竹の子族あたりの御用達だったんじゃないでしょうか。もちろん実際に見たわけではないのですが、音量についてはさらに据え置き型のスピーカーを増設する運用方法もあったようです。

このサイズは今見るとむしろ呆れるくらいですが、一方でラジオメーター下の無数のスイッチ類には懐かしさを感じます。現在はタッチパネル1枚でGF-999の何十~何百倍もの機能が制御できるわけですが、御覧の通り当時は一つの機能ごとに対応したスイッチやダイヤルが設けられていました。

一つ一つの機能のために設置され、各ボリュームやモードが記されている様子は、昭和生まれには懐かしく愛おしいものがあります。高級品であるほどスイッチやダイヤルの質感が上がったりする傾向もありました。もちろんそのために必要なパネルサイズも御覧の通り巨大化したわけですが。

現在はそのこだわりも全てタッチパネル表示になっているわけで、やはり寂しさを感じます。

シャープ GF-999 The Searcher-W 全身

可搬性を重視し、一台に全ての機能を盛り込んだデバイスという意味では、現在のipodなどに通じるものもあるのではないでしょうか。体積は数百倍ほどにも違いますが、当時はサイズが大きいことさえもステータスの一つになり得る時代性もありました。

シャープ GF-999 The Searcher-W 背面コネクタ1

放っておいたらGF-2000、GF-9999と畳みたいなサイズのラジカセができても不思議ではなかったのですが、82年頃から一般家庭にビデオデッキが普及しはじめ、国内オーディオメーカーの主流商品は一気にビデオに移行します。

家庭用ビデオデッキじたいは70年代後半からありましたが非常に高価で、上流家庭に限られたものでした。それがこの頃急速に売れ行きを伸ばし、大量生産によるコスト減と廉価版の発売に繋がり、爆発的に普及したのです。

その理由としてはGF-999がリリースされた1981年に、日本最初のアダルトビデオが発売されたことも大きいと言われています。動画でそうした映像を観たいがために、全国のお父さんがビデオデッキを購入していったわけですね(諸説あります)。

それまで印刷物やカセットテープ、すなわち静止画や音声でしか楽しめなかったものが動画になるというのは革新的なことでした。このへんは近年でも動画がストレスなく一定の解像度で観れるようになってインターネットやPCが普及したことに通じるかもしれませんね。

シャープ GF-999 The Searcher-W エンブレム

話を80年代に戻して、これ以降もちろんしばらくはカセットデッキも娯楽に欠かせないデバイスとなりますが。カセットデッキもスピーカーを平面に配置したボックス型から、スピーカーの向きや位置を立体的に配した奥行のあるスタイルになっていきます。

CDの登場や女性アイドルを使ったCM効果もあり、80年代中盤以降のラジカセは曲線主体のコンパクトなものが主流になっていきました。逆にGFシリーズのような直線的なものは70年代ぽさを感じますね。

シャープ GF-999 The Searcher-W エンブレム

たいむましんでは懐かしい昭和時代のオーディオ機器なども買取しております! 実家の押し入れに眠っているラジカセなど、ぜひとも掘り出してみてください。

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商品カテゴリー アンティーク家電・AV機器DATデッキ・テープ、ポータブルウォークマン・デンスケ・カセットテープ
ご依頼地域 栃木県佐野市
買取方法 持込買取

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。


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