【買取実績】『ゴジラ』(昭和~ミレニアムシリーズ期まで)関連ムックお譲りいただきました
間もなく公開される最新作『ゴジラ-1.0』(2023年11月3日公開:記事執筆時2023年10月)。今回は同作公開を記念して(?)お客様から多数お譲り頂きました特撮ムックの中から、歴代ゴジラ関連アイテムを3点ほどご紹介させていただきます。
第1作『ゴジラ』が公開されたのは1954年11月3日。太平洋戦争の傷跡もまだ深い時に、水爆実験から生まれた首都を再び蹂躙する巨大生命体--この初代ゴジラに込められた様々なメッセージは、今あえて解説する必要はないでしょう。
その後多くの怪獣と戦いつつ、いつしかゴジラは人類の味方となり、やがて自らの姿を写したメカゴジラと戦う2部作を持って、昭和第1期ゴジラシリーズは一旦幕を閉じます。
ゴジラ 特撮メイキング大寫眞館(大写真館)
2018年に講談社から発行された第1作『ゴジラ』の製作スナップ集です。東宝に保管されていたスナップから厳選した100点以上を、可能な限りの大サイズとノートリミングで収録しています。解説等も排除し、ただ大判で掲載された写真のみから読み取るというシンプルで潔い構成は憧れますね。
撮影中スナップだけでなく、イメージスナップ、制作中の模型写真などのメイキング風景や、出演者と着ぐるみ原形のゴジラなど、本編では見ることのできない貴重な写真が多数ピックアップされています。
1984年、ゴジラ誕生30周年を記念して、9年間の空白を経て再度ゴジラが復活します。劇中では30年ぶりのゴジラ出現という設定で、第2作『ゴジラの逆襲』から第15作『メカゴジラの逆襲』との関係をリセット。初代と同様に人類の敵として登場します。
そのコンセプトに当時の様々な年齢のファンの期待も高まりました。同時にこの作品以降、いわば『ゴジラ』を観て育った世代が、成長して作り手となっていきます。
日本特撮映画師列伝 ゴジラ狂時代 新装版
1999年に発行された西川伸司:著の単行本を、2016年に復刊ドットコムが新装版として復刻しました。1999年の「月刊少年マガジン増刊GREAT」に連載された作品で、89年の『ゴジラvsビオランテ』以降のデザインワークに参加している作者の目を通して、第2期のゴジラシリーズの製作現場の風景をコミックで表現しています。
バトル・オブ・キングギドラ
2020年に双葉社が発行した写真集。ゴジラの最大にして最強のライバル怪獣・キングギドラにスポットを当て、各作品のメイキングを含むスチール写真を多数収録しています。
1964年公開の『三大怪獣 地球最大の決戦』から、2019年公開のアメリカ映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』版までをフォローしています。初登場となる『三大怪獣~』では、そのあまりの強さにゴジラがラドンやモスラと連合して立ち向かわざるを得なくなります。
つまり昭和ゴジラが人類の味方になるきっかけを作った怪獣でもあります。宇宙怪獣という出自と三つ首、黄金に輝く姿は、やはり怪獣王の敵にふさわしいデザインでですよね。特別な思い入れのあるファンも多く、こうしたムックが製作されるのもの納得です。
第1作公開から実に69年を経た『ゴジラ』シリーズ。今回紹介した以外にも、様々なムックが多数発売されています。時に一つのテーマを掘り下げたり、時に全体を俯瞰したり、時にスタッフやキャストの視点から追いかけたり……。
そして最新作『ゴジラ-1.0』ではまた、我々の観たことのないゴジラが登場し、新たな視点のムックがリリースされていくのでしょう。楽しみですね。
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