WS新弾レビュー「Key all-star」
こんにちは、クロワです。
本日はKeyの新弾発売日。先日のSAO Anniversaryに引き続き、追加が無いと思っていたタイプのデッキに追加が来る形で、発表当時は驚きと喜びの声が多かったのを覚えています。また既存タイトルの追加にもなれるタイプのブースターですので、そちらの面でも期待が高まります。
Keyのカードとして追加の評価と、各々タイトルへの追加の評価は変わると思いますので、それぞれの観点でレビューしていこうと思います。
「危険な二人 ゆり＆沙耶」 区分…AngelBeats!・リトルバスターズ！
pigの4ルックでレベル1以上を加えられるカード。イベントを加えられるのいいですね。この手の効果としては行き3000出るのも珍しく、破格の性能と言えます。
AngelBeats!・リトルバスターズ！のカードとしては、どちらも1週目の山が遅い傾向があったので、そこを早くできる点や、イベントを絡ませることが多いデッキなのでそこを握りやすくなるのが偉いかと思います。
「千年の想い 神奈」
リバース時だけど思い出に飛ぶ神琳。記憶で自分を戻すと控え回収もあり。
効果はハチャメチャに強いですね。その分かなりパワーは低くなってしまっていますが、その弱点を補ってなお強いパワカだと言えるでしょう。
「違うだんご 渚」 区分…CLANNAD
カード名をCXと同じものとして扱う、という一見意味不明な効果をしていますが、これはKey旧弾の「始まりの季節 渚」のサポートカードです。
もともとは高レベル帯の回収はしづらい連動でしたが、これのおかげで結構使いやすくなると思います。疑似チェンジ先も単レスト集中で使えるカードですし、自身を控え室に送るコストが控え室で名称を得る効果と相性が良いです。
全てCLANNADのカードかつKeyのカードなので、どちらのネオスタンダード区分でも同じ使い方が可能ですね。
余談なんですが…「渚」を控え室に送って「汐」を出す効果って…あっ（察し）
「星の語り手 ゆめみ」
CXを置いたとき2000パンプと、CXをトリガーしたときにCX切って1ドローという、優秀な後列です。が、特筆すべきはもうひとつの効果。メインフェイズ開始時なので出した次のターンからですが、自分のストックを確認することができます。覚えとけば関係ないじゃんって話ではあるのですが、ウッカリ忘れてしまうことや、そもそも覚えることが苦手な人もいますし、何より宝の吸い込みや山上ストブの吸い込みを確認できるのが偉いと思います。今までありそうでなかった効果で、面白いカードだと思います。
「星の未来 小鳥＆篝」 区分…Rewrite
連動で5ルックできる単レスト控え集中。1週目の山の高速化が狙えるカードです。単レスト集中なので常駐しても無駄にならないのは偉いポイント。性質上1面連動しかできないので、出力はそれほど高くはありませんが、対応が門なので相方のCX対応う次第で採用を検討できるカードだと思います。
区分…Rewriteで考えた際は、「”結解の主”小鳥」や「終わる世界」のように青色を参照するカードが存在し、そんな中初の青い単レスト集中なので、それだけで価値のあるカードだと思います。
「移り行く季節 鈴」 区分…リトルバスターズ！
正面がリバースor居ないと控え回収の宝連動。
Keyのカードとしては普通の1連動で色次第で採用もありかなー程度。
区分…リトルバスターズ！で考えた際は、強力な防御札である「さらば諭吉ぃっ！」を能動的に回収できるのが貴重な存在になり、1連動の中で筆頭レベルに出てくると思います。
「太陽に誘われて 紬」 区分…Summer Pockets
ヘンタイ香澄効果に自ターン1000がついており、レベル1の後列とはいえかなり強い効果だと言えます。登場時にクロック操作のオマケ付き。
しかし真価は区分…Summer Pocketsの「蔵で見つけた写真」との噛み合わせの良さでしょう。「蔵で見つけた写真」のサポートとして欲しいカードをこのカードが1枚で全て持っていて驚きました。久しぶりに使いたくなりましたね。
「都合の良い世界 ゆり」 区分…AngelBeats!
常時ツインドライブ、連動即時スタンドから同名を召喚。連動時に2コスト必要ですが、自身のツインドライブ+同名のツインドライブで普段より２コスト増やせるので、実質的なコストは0。さらに生存すればストックをどんどん増やせます。パワーも10500と悪くないので、生半可なデッキでは踏むのも難しく、かなり強いカードだと思います。今弾で「夜空に舞う食券」という重いけど火力の高いイベントも刷られているので、貯めたストックを放出して使ってあげましょう。
区分…AngelBeats!で考えた際も「夜空に舞う食券」に繋げることができますし、AngelBeats!を使う理由とも言える代表カード「理不尽な運命への抵抗 ゆり」という、コストのかかる強いカードが存在します。革命的な1枚になると思います。
「最後の夏やすみ 観鈴」
強烈なバーン効果。バーンのみで脅威の28ダメージで、理論上0-0からでも殺しきれる数字です。前列が自身のみでないといけないので、実質的にはアタック数が減っている分火力が落ちるのですが、それでも一般的な3連動3面よりよっぽど火力が出ます。コストで考えた場合、5コストは大丈夫かと思いますが、青のカード3枚という指定がやや厳しそうに見えます。面白い効果なので、専用構築で一度試してみたいですね。
「春の光の中で 渚」 区分…CLANNAD
貼り付け効果の連動を持つカード。見えた時にかなり話題になったのが記憶に新しいです。貼り付けができないときは、CXを落とせるのでキャンセルを一つ消せます。そうなると費用対比効果はよくないですが、完全に無駄になることはないでしょう。
区分…CLANNADでは強い詰めがあまりないので、良い選択肢が出たと思います。
「思い出とたい焼き あゆ」
かなり使える3つの効果から選択して使えます。こういったカードは状況に応じて使い分けできることでデッキスロットの圧縮にもなるので、その側面でも強く、採用価値は高いと言えるでしょう。
「ひげ猫団 鴎」 区分…Summer Pockets
CX回収と逆圧縮がセットになったカード。CX回収をする＝そのまま詰めにいく。逆圧縮する＝そのまま詰めに行く。というシーンが多いことを考えると、1枚のカードで両方の仕事ができることはめちゃくちゃ偉いです。
また、前述の「思い出とたい焼き あゆ」や「宝物になった日」と光景効果を持つカードを組み合わせて光景→逆圧縮ができることになります。光景や逆圧縮は最近だとどのタイトルにもどちらかはあることが多いのですが、このコンボができるタイトルはかなり少ないです。確実な強みと言えるので活かしたいですね。
区分…Summer Pocketsにおいては、今までCX交換が登場1コストのものしかなく使いにくかったため、CX回収の登場はかなり大きいかと思います。
…まあ今弾で登場0コストのCX入れ替え出たんですけどね笑
「ひと夏の思い出 友利」 区分…Charlotte
※対象が区分CharlotteのカードなのでKeyとしては使い道無し。
Charlotteというタイトルを語る上で欠かせない「”大切な何か”友利奈緒」のサポートカード。「”大切な何か”友利奈緒」は生存することの重要性が高いため、助太刀圏内で殴ることが怖いのですが、これさえあれば一生サイドアタックできます。
Charlotteというタイトルの使いやすさがかなり上がったと思います…が、本音を言うと時間切れを助長するので勘弁してほしいです笑
最後に、新弾を活かしたKeyとしてのデッキを一つ紹介します。
やはり「最後の夏休み 観鈴」が気になったので、まずはそれを使った構築から。
観鈴の効果のコストは青のカードしか切れないですが、キャラ指定は無いので青ならイベントやCXでも大丈夫ということで、青のカードをかなり多めに、デザイナーズ寄りの構成にしました。
1連動枠は「旅路の終着点 往人」を採用。条件達成で常時6000のパワーを評価し、同じく条件達成6000の「幾星霜の果てに ちはや&咲夜」を併せて採用。並のデッキでは3面踏むのは難しいと思います。また、イベント回収連動なので、イベント交換で光景にもアクセスしやすいのがポイントになっています。
今回は以上です。
各タイトルごとの考察は良いデッキができればまたしようかと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました！
（画像出典：ヴァイスシュヴァルツ公式サイト）
