100円ボドゲレビューPart.4 100円ショップ「ダイソー」ボードゲーム 第4弾追加3作品+蟲神器 レビュー
毎度!Zxionです。
「ぜっくん」って呼んでね☆
そろそろ定番となってきた「100円で買えるボドゲ」でおなじみ『ダイソーボードゲームシリーズ』のご紹介です。
今回は第5弾と思いきや、2022年夏頃に発売されたダイソーボードゲーム第4弾に追加される形での発売となった3作品のレビューです。
『100均でボドゲ!? 100円ショップ『ダイソー』で買えるボードゲーム おすすめ10選』
『100均でボドゲ パート2!! 100円ショップ『ダイソー』ボードゲーム第3弾+α 全レビュー』
『100均ボドゲ パート3!! 100円ショップ『ダイソー』ボードゲーム第4弾+α レビュー』
記事としては4記事目。
前回ずれていたのが発覚したのでこれでちょうどになりますね!
…でも今回みたいに「追加」っていうことがあるなら、ずれていきそうっすね。
目次
1.みんなで協力!ジェスチャーゲーム 『ミブリンテブリン』
『ミブリンテブリン』
プレイ人数:2~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:10~20分
難易度:★
デザイナー:いせごん
■どんなゲーム?
身振り手振りのジェスチャーでお題を伝える協力ゲーム。
しかしお題はどれもそっくり!
ジェスチャーをよく観察して、正解を見つけよう!
■ここがポイント!
ギター・三味線・ベース・ウクレレのように、紛らわしいお題をうまく伝えるためのジェスチャーが重要。
ゴールにたどり着くためにはゴール前にいるお邪魔キャラクターを動かす必要あり。
どの順番で動かすのか、ジェスチャーが正しく伝わりその通りに動かせるか、この2つがポイント!
協力プレイなので、みんなで同じ目標に向かってプレイできるのが良い。
そのため、勝利時は全員が勝ち、敗北時は全員が負けなので、競い合うのが苦手な人にもおすすめできる。
8人までプレイできるが、最速クリアした場合7手番で終わる。
お題に「かな」でルビが振られていないので、漢字が読めない場合アシストが必要。
対象年齢くらいの子だと「作務衣」や「甚兵衛」などは、おそらく読めないのでは?
ルールブックの裏面がゲームボードなので、途中でルールの確認ができない。
パーティーゲームだが、ノリや勢いで遊ぶものではなく、のんびり楽しむ系なイメージ。
ゲームテンポはゆっくり目。
プレイ人数が少ないと難易度が上がり、プレイ人数が増えれば難易度は下がる。(回答権が1人1回のため)
お題カードの枚数が20枚で、問題A・Bがあり、計40問なので、記憶力が良い人は何回か遊んでいるとわかるようになっちゃうかも。
元のゲームは「1UP」より発売。
初出はゲームマーケット2021春で当時の価格は1000円でした。
ぜっくん的おすすめ度:★★
2.くっ!ガッツが足りない?『カードストライカー』
『カードストライカー』
プレイ人数:2人
対象年齢:6歳~
プレイ時間:15分
難易度:★★
デザイナー:野村紹夫
■どんなゲーム?
オフェンス(攻撃側)とディフェンス(防御側)にわかれ、ゲームをプレイ。
オフェンスは、相手のゴールにボールをシュートすることを目指し、ディフェンスはそれを阻止する。
規定回数+αのカードプレイが終了した時、ゴールした数が多い方が勝利!
■ここがポイント!
ゲーム中はオフェンスとディフェンスが目まぐるしく入れ替わる!
オフェンスは相手の裏をかき、ディフェンスはオフェンスの思考を読み取ろう。
「アディショナルタイム」や「PK」など、サッカー要素もしっかりと取り入れられている。
ゲームが停滞しても規定回数で終了し、PKで勝敗を決定させるため、収束性自体は悪くない。
相手との読み合いが面白い。
停滞することもままあるが、相手の裏をかいたとき・相手の考えを読み切った時は、盛り上がる。
古き良き80年代頃の日本製ゲームといった雰囲気。
ルール量がこれまでのダイソーボドゲの中では、比較的多い方でやや複雑。
コンポーネントのサイズがとても小さくて無くしそう・取り回しが不便。
デザイナーさんの名前で検索したら、僕が感じたイメージの答え合わせをするような結果(野村紹夫、有限会社ルートイレブン)になったので僕の感性まだ捨てたもんじゃないなと思いました。
バンダイのパーティージョイなんて最たるものじゃないスか。
ゲームとしてはルール量が多く、ちょっと面倒くさい。
手番というか、ラウンドというか、毎回やること自体はカード1枚をお互いが同時に出すだけ。
出した結果によって、ボールが動くか、オフェンス・ディフェンスが入れ替わるかの判定を行う、変則じゃんけんみたいな感じ。
個人的には、スポーツ自体が苦手・わからんということで、あまりヒットしなかった。
元のゲームは無く、ダイソーボードゲームのために作られたようです。
ぜっくん的おすすめ度:★
3.まさかのドラフト!?『七つの秘宝』
『七つの秘宝』
プレイ人数:3~4人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:10~15分
難易度:★★
デザイナー:山崎すはま
■どんなゲーム?
カードドラフト(※)をして手札を7枚選び、選んだ手札を使ってカードを得点化したりカードの効果を使うゲーム。
全員の手札が無くなった時点で、最も多く得点を獲得していたプレイヤー(またはチーム)が勝利します。
※カードドラフト:単にドラフトとも呼ぶ。TCGをやってる人は「ブースタードラフト」とかで知ってる人が多いと思う。「複数枚のカードを確認して自分の欲しいカードを選び、選ばなかった残りのカードを他のプレイヤーに渡す」という仕組み。
■ここがポイント!
個人戦とチーム戦で遊べる。
全7種類の特殊効果をもつカードから、ゲーム毎に自由な組み合わせで遊べる。(内1種類はチーム戦専用の特殊効果)
一部の秘宝カードの強さがエグい。
効果の強さを感覚的にわかってしまう人とピンとこない人、または初見とそうでない人が同時に遊ぶと、理解した側の人が無双しがち。
3人プレイだと、実質選べる秘宝カードが1種類減るのは残念。
多分3人でも4人でもゲームの特性上、秘宝カード「知識」がかなり強め。
プレイ前に、この効果は強めであることをしっかり伝えましょう。
全員が理解したうえで始めれば、手札はドラフト制なので一人に「知識」が偏ることはなくなるはずです。
それでも微妙に偏ったり、「知識」「復活」コンボをされると結構キツイ展開にはなり得ます。
ゲーマー諸氏は「初回ゲームのオススメ」そのままではなく、初回オススメから「知識OUT呪詛IN」の組み合わせで遊んだほうが良いかも。
元のゲームは無く、ダイソーボードゲームのために作られたようです。
ぜっくん的おすすめ度:★★★
4.今回のおまけ枠 デュエマ風味の新定番TCG『蟲神器』
『蟲神器』
プレイ人数:2人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:10分
■どんなゲーム?
3つの勝利条件いずれかを先に満たしたプレイヤーが勝利する、ダイソー初のオリジナル対戦型TCG!
コストを支払い、虫を召喚したり呪文を使うなどして対戦する、正統派トレーディングカードゲーム。
比較的簡単なルールでTCGの醍醐味を楽しめ、TCG入門に最適。
■ここがポイント!
1デッキ20枚で構築される、かなりテンポの良いカードゲーム。
スターターセットには2デッキ入っているので、スターターを1つ購入すればすぐに対戦可能。
別売りのブースターパックを購入すればオリジナルのデッキも作れる。
以前紹介した『生物学カードゲームCELL ジェネリック版』よりも簡潔で、プレイしやすくなっている。
かなりスピーディーなゲーム展開で、ストレスなく何度も繰り返しプレイできる。
カードに描かれている虫のイラストが若干リアル。
虫が苦手な人にはあまりおすすめできない。
執筆現在(2022/11/23)ブースターパックがほとんど売ってない。
スターターには2デッキ分入っているので、1回遊んだら2回目はドラフトなんかしてみても良いかも知れない。
デュエマ(デュエルマスターズ)ライクなシステム。
デュエマをご存じの方は、縄張り=シールド、エサ=マナで読み替えれば早い。
そしてすべての虫にSA(スピードアタッカー・召喚酔いに影響されない)が付与されています。
先行1ターン目でも殴れるのはバランスがどうかと思ったけど、さほど問題なかった(スターター環境)。
ちなみに、『蟲神器』のイラストレーターさんに「Xion」さんという方がいらっしゃいます。
僕のHNにとってもそっくりですが、残念ながら無関係です。
ぜっくん的おすすめ度:★★★★
5.蟲神器ブースターパック開封
全然さっぱり一切ブースターパックが見つからず、あっちこっちのダイソーを行脚した結果、なんとか15パック見つけることができました。
そんなわけなので、開封していきましょう☆
最高レアリティのLR(レジェンドレア)が、基本的には箱1以上って噂なので、出たら嬉しいっすね。
中には箱0があるとか、箱10の当たり箱もあるとかないとか。
さあさあ、記念すべき1パック目。
SRは緑5コスの「ジャイアントウェタ」。
スターターにも緑5コス「トノサマバッタ」がいますが、こちらは体力1200の攻撃700でレアリティがR。
つまりSRの「ジャイアントウェタ」の方が強い。
これはつまり…、データカードダス的な「高レアただただ強いゲー」なのでは…??
それはあまり好みじゃないなぁ…。
2パック目、剥いてみましょうか。
またしてもSRは緑5コス。
被らなくて良かった「シロスジカミキリ」。
3・4パック目。
SRはどちらも青の5コス。
ちょっとステータスに揺れがあるだけで大差ないなぁ。
5パック目。
キタコレ!
5パック目は早い!!
よーしよ―しいいぞぉ。
初のLRは緑6コス「オオキバウスバカミキリ」でした。
5コスと比べてみる、いや流石に6コスは強いな…。
やっぱ「高レア=強い」系かな?
遊ぶときはレギュレーション決めて遊ぶと良さそうですねぇ。
…しかしLR、ダイソーのくせに(暴言)、若干レリってて※※いい感じですね。
※※レリってる:「レリーフ加工されてる」の意。レリーフというのは「浮彫り、浮彫り細工、浮彫り効果」の事で、ほとんどのTCGにおいてレア度が高いカードにはこの加工が施されている。触るとザラザラしてて、なんか高級感がある(ようにTCGプレイヤーは感じる)。
残り10パックダラダラ剥くのも良いのですが、残念ながらLRは1枚しかなかったのでここまでにします。
残りパックのSRはこちら。
こうして見ても、普通のTCGと遜色ない出来ですね。
今回引いたカードの中から、エアプで強いなと思ったカードを紹介します。
「TCGプレイヤー1人に聞いた《初手で手札にいて欲しいカード》」No1のエサブースト効果を持つ「ミツツボアリ」さん。
盤面に虫を出しつつエサ加速ができるのは優秀。
術と違ってテンポロスしにくいのは偉い。
初手じゃなくとも序盤にあればかなり有利に動けそうな1枚です。
ああ、そうそう。
蟲神器のカードサイズは63×88mm。
このサイズが入るスリーブはレギュラーサイズのやつ。
ポケモンカードとかと同じサイズです。
「スリーブなんて持ってないよ!」という人に朗報です。
なんとダイソーにはトレカカードスリーブも売っているんです!
蟲神器を買う際は、スリーブも一緒に買っておきましょう。
6.あとがき
最後、案件みたいになったな…。
いや、そしたらもっと全体的に褒めちぎってるか。
今回の分と前回の分を合わせた、ダイソー第4弾ボードゲーム全6種+αの、僕的おすすめ度一覧は以下の通りです。
★★:ミブリンテブリン
★★★:GIRIGIRI・七つの秘宝
★★★★:トポロメモリー・蟲神器
★★★★★:グースカパースカ
ボードを使うゲームはどれも紙製ボードなので、プレイ中簡単にズレてしまうため遊びにくさが目立ちます。
コマ・トークンが軽いのもひとつの原因でしょう。
マックのハッピーセット(ブロックスとリバーシ)を見た後だと、「紙製ボードゆえの遊びにくさ」を強く感じますね。
…まぁ、マックの方はボードが良くてもその分コマとかがペラッペラでしたけども。
この辺は良し悪しですが、こういうのを出すための企業努力、すごい大変なんだろうなぁ。
それはそれ、これはこれということで言うと、今回の3作品はちょっと個人的に気になる点が多かった感じがします。
まあでも蟲神器でチャラですね。
これ面白いわ。
対戦よろしくお願いします。
はぁい!
今回はここまでッスー。
次の記事も、最後まで読んでくれよな!
よろしくおねがいしまぁす☆
ゼクシオンと読みます。(@Boardgameguild)某ねずみの王様が登場するゲームのキャラクターからとりました。ぜっくんって呼んでね!
群馬県館林近辺で仲間とともに「館林たぬきゲーム会」というボドゲ会の主催しています。最近は「たぬきつね工務店」というサークル名でゲムマとかにも出展し始めました。どちらも良きライバルであり協力者である「みこめくん(@mi_comments)」、後方支援の「BEEさん(@MaskedriderBee)」。その他大勢の協力により成り立っています。
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